もう数十分するとクリスマス・イブである。子どもの頃は言いしれぬわくわく感があったが、いまは年の瀬近しの忙しなさが先にたつ。ドイツ滞在中は、フランクフルトやバチカンでその雰囲気を満喫したが、これはやはり本場欧州のもので、日本のクリスマス・イブは良い意味でも、そうでない見方でも「商業的」だなというのは否めない。でも小理屈なく、子ども連れが楽しめれば、それはそれで結構。こちらも笑顔のお裾分けで満足しようか。
それとは別に、この時期、クリスマス音楽が、TVで、また街中に流れるが、思わず耳を傾けるような、実にうっとりするメロディも多い。ひそやかな楽しみである。