木曜日, 11月 05, 2026

Bruckner, a.9 Symphonies Karajan

 9 Symphonies -CD+Blry-



全集決定盤の最右翼

第1,2,3,5,6番の正規録音は本集所収のみ(分売あり)。晩年、ウィーン・フィルとの第7,8番が出る。特に第7番は、死の3ヶ月前の最後の録音として話題を呼んだが、本集盤の迫力を小生は好む。カラヤンにとって、故国の大作曲家ブルックナーは、特別な存在であったのかも知れない。全番に一貫するカラヤンらしい明晰な解釈、流麗な音の奔流、その抜群の安定感からみて、ヨッフムとともに全集決定盤の最右翼である。

👉カラヤンの実力

Anne Sofi Von Otter Lieder Edvard Grieg & Bach

 Lieder



アンネ・ゾフィー・フォン・オッターの魅力を聴く。

オッターは若き日からリート集をコツコツと録音する営為を積み重ねてきている。このほかにも

◆オッフェンバック 黄昏の中に オッフェンバック・アリア&シーンズ

◆モーツァルト&ハイドン モーツァルト&ハイドン:歌曲集

◆シューベルト Lieder、Schubert Lieder With Orchestra

◆シューマン シューマン:女の愛と生涯

◆ブラームス Brahms:Lieder

◆マーラー&ヴォルフ Mahler/Wolf: Lieder、Mahler;Lieder、Wolf;Spanish Songbook

◆ラヴェル ラヴェル:歌曲集〈シェエラザード〉 やベルクほか多数がある。

【収録情報】

オッター / グリーグ:歌曲集

・歌い(誘い):ハウグトゥーサ - Song Cycle, Op.67 [03:52]

・ヴェスレモイ:Haugtussa - Song Cycle, Op.67 [02:30]

・ブローベル(青い実)の斜面:Haugtussa - Song Cycle, Op.67 [02:44]

・逢い引き:Haugtussa - Song Cycle, Op.67 [03:54]

・愛:Haugtussa - Song Cycle, Op.67 [02:16]

・山羊の踊り:Haugtussa - Song Cycle, Op.67 [01:41]

・不吉な日:Haugtussa - Song Cycle, Op.67 [02:30]

・小川で:Haugtussa - Song Cycle, Op.67 [06:17]

・挨拶:Sechs Lieder, Op.48-1 [01:09]

・いつの日か、わが思いは:Sechs Lieder, Op.48-2 [03:38]

・この世のなりゆき:Sechs Lieder, Op.48-3 [01:37]

・沈黙した夜鳴きうぐいす:Sechs Lieder, Op.48-4 [03:22]

・ばらの季節に:Sechs Lieder, Op.48-5 [02:36]

・ある夢:Sechs Lieder, Op.48-6 [02:08]

・白鳥 作品25-2 [02:41]

・水蓮を手に 作品25-4 [02:03]

・希望 作品26 [01:54]

・春 作品33-2 [05:21]

・小舟で待ちながら 作品60-3 [02:08]

・Lok - Call (Farmyard Song): Children's Songs, Op.61 [00:46]

・流れに沿って [02:05]

・モンテ・ピンチョから 作品39-1 [04:52]

・2つの茶色の眼 作品5-1 [01:05]

・君を愛す 作品5-3 [01:39]

・春のにわか雨 作品49-6 [02:44]

 アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)

 ベンクト・フォシュベリ(ピアノ)


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 アンネ・ゾフィー・フォン・オッター を含む記事

Bach by Anne Sofi Von Otter

アンネ・ゾフィー・フォン・オッターの魅力を聴く。オッターは若き日から宗教曲でもきちんとした歌唱で高い評価をえてきた。その意味では一時代前のエディット・マティスを連想させるが、このジャンルでもオッターの芸域は実に広い。本盤はその中心に位置するバッハの作品集でオッターの代表作。

【収録情報】
J.S.バッハ:カンタータからのアリア集
・カンタータ第54番 BWV.54より~「罪に手むかうべし」 [6:17]
・カンタータ第197番 BWV.197~アリア「満ち足れる愉悦、健やかなる繁栄」 [7:54]
・カンタータ第99番 BWV.99~アリア・デュエット「十字架の苦しみと」[2:50]
・マタイ受難曲 BWV.244 第2部~アリア第47番「主よ、憐れみたまえ」[6:17]
・カンタータ第30番 BWV.30~第5曲アリア「来たれ アダムの末なる民」 [4:12]
・カンタータ第35番 BWV.35~シンフォニア[5:17]
・カンタータ第74番 BWV.74より~アリア「何ひとつ私を救うことのできるものはありません」[5:30]
・カンタータ第12番 BWV.12~シンフォニア[2:19]
・ミサ曲ロ短調 BWV.232~アニュス・デイ[5:33]
・マニフィカト BWV.243~アリア(デュエット)「その憐れみは」[3:28]
・カンタータ第60番 BWV.60~デュエット「おお永遠、そは雷のことば…われ汝を待ち望む」[4:05]
・カンタータ第117番 BWV117~「讃美と栄光 至高の善なる者にあれ」[3:20]
・カンタータ第61番BWV.61~アリア「開け、わが心よ」

 アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)
 コンチェルト・コペンハーゲン(ピリオド楽器使用)
 ラース・ウルリク・モルテンセン(指揮)、他

 録音時期:2008年6月28~30日(デジタル)
 録音場所:コペンハーゲン、ガーニソン教会(セッション)


水曜日, 11月 04, 2026

Johanna Martzy Milestones of a Legend

 Milestones of a Legend




shokkouのブログ : ヨハンナ・マルツィ パルティータ

ヨハンナ・マルツィ、清浄にして端正なヴァイオリン作品集

ヨハンナ・マルツィを聴いたのはバッハの無伴奏であった。美しく清浄な響きに感心し、誰が弾いているかが気になり調べて、はじめて彼女の名前を知った。

本集で聴くことのできる無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ、パルティータの6曲の録音は、ソナタ第3番(1954年5月1日、6月1-3日)、第1番(1955年3月26,27日)、第2番(1955年3月27日-4月2日)、パルティータ第2番(1954年7月24-26日)、第1番(1955年4月27-30日)、第3番(1955年5月15-18日)の順に、ロンドンのアビー・ロード・スタジオにて、以上記したとおり1年がかりで慎重に行われた。調性では、ソナタ第3番「ハ長調」から始まり、パルティータ第3番「ホ長調」で終えている。あたかも一気に録音したような一貫性があるのに、その実、時間をかけて記録を残したのには、いかなる決意と思いがあったのか、考えるのも楽しい。

協奏曲も名指揮者が名を連ねる。モーツァルトの第4番ではヨッフム、メンデルスゾーンとブラームスではクレツキ、ドヴァルザークではフリッチャイ、加えてハンス・ミュラー=クライとの共演も多い。

天才肌の技巧派ながら、一切それを感じさせず、清浄にして端正、彼女のヴァイオリンは、どの曲を聴いても曲想に自然に入っていける雰囲気がある。優れた感性をもって深く作品に親しんでいたことの表れだろう。

<収録情報>

【J.S.バッハ】

無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ全曲(1954、1955年)

【モーツァルト】

ヴァイオリンソナタK.376(1952年)※

ヴァイオリン協奏曲第3番:ハンス・ミュラー=クライ/シュトゥットガルト放送響(1962年)

ヴァイオリン協奏曲第4番

(1)ヨッフム/バイエルン放送室内管(1955年4月4日)

(2)ハンス・ミュラー=クライ/シュトゥットガルト放送響(1956年)

【ベートーヴェン】

ヴァイオリンソナタ第8番Op.30(1952年7月7-10日)

ロマンス第1番、第2番:クレツキ/フィルハーモニー管(1955年12月22,23日)

【シューベルト】

ヴァイオリンとピアノのためのロンドD.895※

ヴァイオリンとピアノのための幻想曲D.934※

ヴァイオリンソナタ、イ長調D.574※

ヴァイオリンソナタ第1番D.384、第2番D.385、第3番D.408(1955年11月7-13日)※

【メンデルスゾーン】

ヴァイオリン協奏曲Op.64 

(1)クレツキ/フィルハーモニー管(1955年12月20,21日)

(2)ハンス・ミュラー=クライ/シュトゥットガルト放送響(1959年)

【ブラームス】

ヴァイオリン協奏曲:クレツキ/フィルハーモニア管(1954年2月15-17日)

【ドヴァルザーク】

ヴァイオリン協奏曲:フリッチャイ/ベルリン・ドイツ響(1953年6月3-5日)

【シマノフスキ】

夜想曲とタランテラOp.28(1951年8月27-30日)※

【ラヴェル】

フォーレの名による子守歌、ハバネラ形式の小品(1951年8月27-30日)※

【ファリャ】

スペイン舞曲「はかなき人生」(1951年8月27-30日)※

【ミヨー】

ブラジルの郷愁「イパネマ」(1951年8月27-30日)※

※伴奏はジャン・アントニエッティ(pf)である。

Aldo Ciccolini Satie: Piano Works / Songs

 Satie: Piano Works / Songs





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チッコリーニによるサティ、網羅的に近いCD6枚組

1969~1986年の収録されたサティのCD6枚組ピアノ曲集。第一人者によるほぼ全曲に近いカヴァー集をこの価格で入集できるのは幸い。以下は便宜的な収録情報を参考まで。

<収録情報(作曲年)>

『アレグロ』

『ワルツ=バレエ』 - 1885年

『幻想曲=ワルツ』 - 1885年

『オジーヴ』(尖弓形)- 1886年

『1886年の3つの歌曲』

『3つのサラバンド』 - 1887年

『3つのジムノペディ』 - 1888年

『6つのグノシェンヌ』- 1890年

『薔薇十字教団最初の思想』 - 1891年

『星の息子への前奏曲』 - 1891年

『薔薇十字会』『薔薇十字会の鐘』 - 1892年

『ナザレ人の前奏曲I&II』 - 1892年

『エジナールの前奏曲』 - 1892年?

『祈り』 - 1893年から1895年(断片)

『ヴェクサシオン(嫌がらせ)部分演奏』- 1893年から1895年

『ゴシック舞曲』(副題「我が魂の大いなる静けさと堅固な平安のための9日間の祈祷崇拝と聖歌隊的協賛」)- 1893年

『天国の英雄的な門への前奏曲』 - 1894年

『冷たい小品集』 - 1897年

『舞踊への小序曲』 - 1900年

『貧しき者の夢想』(Robert Cabyによる校訂)- 1900年

『世俗的で豪華な唱句』 - 1900年

『愛撫』 - 1897年

『あなたが欲しい(ジュ・トゥ・ヴ:女声版)』『あなたが欲しい(ジュ・トゥ・ヴ:男声版)』『あなたが欲しい(ジュ・トゥ・ヴ)』 - 1900年

『エンパイヤ劇場の歌姫(アメリカ風間奏曲)』

『金の粉』

『ピカデリー』

『夢みる魚』

『びっくり箱』 - 1899年

『1906-1913年の6つの小品』

『パッサカリア』 - 1906年

『12の小コラール』 - 1906年

『2つの夜の夢』 - 1911年

『新・冷たい小品集』 - 1906年?

『犬のためのぶよぶよした前奏曲』 - 1912年

『犬のための本当にぶよぶよした前奏曲』 - 1912年

『自動記述法』 - 1913年

『ひからびた胎児』 - 1913年

『あらゆる意味で、でっちあげられた数章』 - 1913年

『でぶっちょ木製人形へのスケッチとからかい』 - 1913年

『古い金貨と古いよろい』 - 1913年

『童話音楽のメニュー』

『絵のような子供らしさ』

『メデューサの罠のための7つの小舞曲』

『操り人形は踊っている』

『世紀ごとの時間と瞬間的な時間』 - 1914年

『嫌らしい気取り屋の3つの高雅なワルツ』 - 1914年

『最後から2番目の思想』 - 1915年

『スポーツと気晴らし』- 1914年

『官僚的なソナチネ』(全3楽章)- 1917年

『3つの夜想曲』『第4と第5の夜想曲』- 1919年

『梨の形をした3つの小品(4手連弾)』- 1903年

『不愉快な概要(4手連弾)』- 1908年から1912年

『馬の装具で(4手連弾)』- 1911年

『3つの組み立てられた小品(4手連弾と小管弦楽団)』

『風変わりな美女(管弦楽曲、または4手連弾)) - 1920年

『若い令嬢のためにノルマンの騎士によって催された祝宴』

『ゆがんだ踊り』

『悲しい道化師の小曲』

『第1のメヌエット』

『スケッチとクロッキーの手帖』

『モンマルトルの素描とスケッチ』

『あやなすプレリュード』

『心にふれる秘密の音楽』

『うるさいいたずら』

『新・3つの童話音楽』

『潜水人形』

『ブロンズの彫像』

『3つの恋愛詩』

『やさしく』

『4つのささやかな歌曲』

『別の3つの歌曲』

『伊達男』

『軍旗敬礼への賛歌』

『言葉の無い3つの歌曲』

『帽子屋』

『乗合バス』

『医者のところで』

『いいとも、ショショット』

【演奏】

アルド・チッコリーニ(ピアノ)、

ガブリエル・タッキーノ(ピアノ:4手作品)、マディ・メスプレ(ソプラノ)、ニコライ・ゲッダ(テノール)、ガブリエル・バキエ(バリトン)

火曜日, 11月 03, 2026

Martha Argerich: The Collection 1: The Solo Recordings

 Martha Argerich: The Collection 1: The Solo Recordings




shokkouのブログ : アルゲリッチ を含む記事

若きアルゲリッチの衝撃

1941年生まれのアルゲリッチ10代から42才頃までのソロ・アルバムの集大成。以下の7人の作曲家の名曲がラインナップされている。1970年の来日公演(バッハ、ベートーヴェン、ショパン、プロコフィエフ)を聴いて以来のファンだが、彼女の名演がこの価格でマーケットに出ること自体に正直、戸惑いと憤りすら感じる。

彼女の凄さは、リリー・クラウス、ハスキルやへブラーなどそれ以前の「女流ピアニスト」という言葉を、文字通り鍵盤の迫力で叩き潰したことにあると思う。リリックな部分の音感も秀抜だが、その一方、ベートーヴェンでもプロコフィエフでも大きな構えと強烈な音量で堂々と聴衆を圧倒する。語弊のある言い方で恐縮だが当時「女リヒテル」の異名すらあった。しかも若く美しい20代前後から、である。

そうした点では、この選集は彼女の個性の全てを網羅はしていないが、これだけの名演をこの価格で入手できることは特質に値する。自分は録音年代順に再トレースするつもりで多くのダブり覚悟で買ったが、これからライヴラリーを揃えたい向きにも最適な選択だろう。

<作曲家別収録曲>

■ショパン:ピアノ・ソナタ第2番、第3番、スケルツォ第2番、第3番、ポロネーズ第6番、第7番、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ、マズルカ第36番、第37番、第38番、24の前奏曲、前奏曲嬰ハ短調、前奏曲変イ長調(遺作)、舟歌 嬰ヘ長調

■リスト:ハンガリー狂詩曲第6番、ピアノ・ソナタ ロ短調

➡ リスト:ピアノ・ソナタ/シューマン:ピアノ・ソナタ第2番

■シューマン:ピアノ・ソナタ第2番、子供の情景、クライスレリアーナ

■ラヴェル:水の戯れ、夜のガスパール、ソナチネ、高雅にして感傷的なワルツ

■ブラームス:2つのラプソディ第1番、第2番

■プロコフィエフ:トッカータ ハ長調

■J.S.バッハ:トッカータ BWV.911、パルティータ第2番、イギリス組曲第2番

➡ バッハ:パルティータ第2番、イギリス組曲第2番、トッカータ

➡ デビュー・リサイタル も参照


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