土曜日, 7月 18, 2009

ブルックナー  ラルキブデッリ

◆ブルックナー:弦楽五重奏曲ほか  ラルキブデッリ ( ビルスマ・アンナーほかの演奏)
収録曲:1. 弦楽五重奏曲ヘ長調
     2. インテルメッツォ ニ短調
     3. ロンド ハ短調
     4. 弦楽四重奏曲ハ短調

 ブルックナーの主要な室内楽を集めた1枚。ブルックナーは、他の作曲家にくらべて、室内楽、ピアノやヴァイオリンの器楽曲などが極端に少なく、コンチェルトの類もない。交響曲と宗教曲の作曲に集中し、それ以外のジャンルには手を染めようとしなかった。
 しかし、収録されている弦楽五重奏曲は大曲であり、またその豊かなメロディは魅力的であり、多くのファンがいる。一方で、2~4の各曲が取り上げられることは稀であり、音源も多くない。このCDは、1994年にアムステルダムで録音されているが、主要な作品を同一の団体で連続して聴けるだけでも貴重なものである。
 古楽器を使用した演奏も、各作品に適応しており、しなやかでクリアーな音色は明るくて、しかも作曲家に寄り添うような親近感を醸している。

(参考)『ウィキペディア(Wikipedia)』からの抜粋
 アンナー・ビルスマ(Anner Bylsma, 1934年2月17日 - )はオランダチェロ奏者。バロック・チェロの先駆者かつ世界的な名手として知られる。ガット弦を使用した弦楽アンサンブル『ラルキブデッリ(L'Archbudelli)』を主宰、夫人のヴェラ・ベスヴァイオリン)、ユルゲン・クスマウルヴィオラ)らとともに、バロック時代からロマン派までの室内楽作品を幅広く取り上げて演奏している。

0 件のコメント: