火曜日, 2月 02, 2010

ブルックナー vs ダヴァロス


Bruckner:Symphony No.7 in E [Import] [from UK] ~ Philharmonia Orchestra (アーティスト), Anton Bruckner (作曲), Francesco d' Avalos (指揮)

を聴く。はじめは楽しめて、第3楽章まで、もしかすると、これは掘り出し物かも・・・と期待した。ところが第4楽章に入り、その独特のテンポ・コントロールが実に不自然である。これも「作曲家」たるダヴァロスの拘りなのかも知れないが、可変的なテンポの面白さよりも、音楽の求心力の低下が目立ち、聴き手の感動がセーブされるような処理に映る。いやいや、こここそが新しい解釈ではないかと再度聴くが同じ印象。コーダ近辺の盛り上がりに欠け、楽譜を形式的には正確に処理しているかも知れないが、これでは音楽の躍動感が減殺される。視聴後、その点、どうしても残念な思いが残る。

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