日曜日, 9月 23, 2012

ミレッラ・フレーニ




 ミレッラ・フレーニについては、日本公演の際に「ボエーム」をライヴで聴くことができた。多くの音源があるけれど、以下はそのうちの一部をランダムに掲載してみた。
 

◆ヘンデル:歌劇『セルセ』全曲
 
 ルイジ・アルヴァ(テノール)
 ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)
 ロランド・パネライ(バリトン)
 フィオレンツァ・コッソット(メゾ・ソプラノ)、他

 ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
 ピエロ・ベルージ(指揮)

 録音:1962年、ミラノ(ライヴ)
 

A.スカルラッティ:歌劇『グリゼルダ』全曲

 ミレッラ・フレーニ(グリゼルダ)
 エルンスト・ヘフリガー(ロベルト)
 ハインツ・レーフス(オットーネ)
 エウジェーニア・ラッティ(コスタンツァ)
 ピエール・モレ(グアルティエーロ)
 ペーター・ヴィトシュ(コッラード)

 ハノーファー・ゾリステンフェライン
 北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
 ブルーノ・マデルナ(指揮)

 録音時期:1960927
 録音場所:ハノーファー、ステレオ(放送用セッション録音)


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◆ロッシーニ:歌劇『ウィリアム・テル』全曲

シェリル・ミルンズ(Br
ルチアーノ・パヴァロッティ(T
ミレッラ・フレーニ(S
ニコライ・ギャウロフ(Bs
ジョン・トムリンソン(Bs
デッラ・ジョーンズ(Ms
エリザベス・コネル(Ms)、他

アンブロジアン・オペラ合唱団
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:リッカルド・シャイー

録音:1978-79年[デジタル]


◆モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』全曲1

 ジョゼ・ヴァン・ダム(バス・バリトン)
 ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)
 フレデリカ・フォン・シュターデ(メゾ・ソプラノ)
 エリザベス・ハーウッド(ソプラノ)
 トム・クラウセ(バリトン)
 ゾルタン・ケレメン(バリトン)
 ジャーヌ・ベルビエ(メゾ・ソプラノ)、他

 ウィーン国立歌劇場合唱団
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音:1974年、ザルツブルク(ライヴ)
 

◆モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』全曲2

 ミレッラ・フレーニ(S:スザンナ)
 エディト・マティス(Ms:ケルビーノ)
 ガブリエル・バキエ(Br:伯爵)
 レイラ・ゲンチャー(ゲンジェル)(S:伯爵夫人)
 ユグ・キュエノー(T:ドン・バジーリオ)
 ハインツ・ブランケンブルク(Br:フィガロ)
 カルロ・カーヴァ(Bs:バルトロ)
 ヨハンナ・ペータース(Ms:マルチェッリーナ)、他

 グラインドボーン合唱団
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ(指揮)

 録音:1962年(ライヴ)
 

◆モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全曲

 ドン・ジョヴァンニ:ニコライ・ギャウロフ(バス)
 騎士長:フランツ・クラス(バス)
 ドンナ・アンナ:クレア・ワトソン(ソプラノ)
 ドン・オッターヴィオ:ニコライ・ゲッダ(テノール)
 ドンナ・エルヴィーラ:クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
 レポレロ:ヴァルター・ベリー(バリトン)
 ツェルリーナ:ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)
 マゼット:パオロ・モンタルソロ(バス)
 ヘンリー・スミス(チェンバロ)

 ニュー・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
 オットー・クレンペラー(指揮)

 録音時期:19666月、7
 録音場所:ロンドン、アビー・ロード・スタジオ、ステレオ(アナログ/セッション)


Mirella Freni

 

◆ベッリーニ:歌劇『清教徒』全曲

 アルフレード・クラウス(テノール)
 ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)
 アッティリオ・ドラツィ(バリトン)
 ブルーノ・チオニ(バス)、他

 モデナ・テアトロ・コムナーレ管弦楽団&合唱団
 ニーノ・ヴェーキ(指揮)

 録音:1962年、モデナ(ライヴ)
 

◆グノー:歌劇『ファウスト』全曲

 ジャンニ・ライモンディ(テノール)
 ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)
 ニコライ・ギャウロフ(バス)
 アンナ・ディ・スタジオ(メゾ・ソプラノ)
 ロベール・マサール(バリトン)
 ルイジ・アルヴァ(テノール)、他

 ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
 ジョルジュ・プレートル(指揮)

 録音:1967年、ミラノ(ライヴ)
 

◆グノー:歌劇『ミレイユ』全曲

 ミレッラ・フレー二(ソプラノ)
 アラン・ヴァンゾ(テノール)
 ジョゼ・ヴァン・ダム(バリトン)
 ジェイン・ローズ(メゾ・ソプラノ)
 ガブリエル・バキエ(バリトン)、他

 トゥールーズ・カピトール管弦楽団&合唱団
 ミシェル・プラッソン(指揮)

 録音時期:1979年、ステレオ
 

◆マスカーニ:歌劇『友人フリッツ』全曲

 ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)
 ミレッラ・フレー二(ソプラノ)
 ヴィンチェンツォ・サルディネロ(バリトン)、他

 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
 ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)

 録音時期:1968年、ステレオ(セッション)
 

◆ドニゼッティ:歌劇『連隊の娘』全曲

 ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)
 ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)
 ヴラディミロ・ガンツァロッリ(バリトン)
 アンナ・ディ・スタシオ(メゾ・ソプラノ)、他

 ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
 ニーノ・サンツォーニョ(指揮)

 録音:1969年、ミラノ(ライヴ)


Grandi Voci
 
 

◆ドニゼッティ:歌劇『愛の妙薬』全曲1

 ルイージ・アルヴァ(T ネモリーノ)
 ミレッラ・フレーニ(S アディーナ)
 セスト・ブルスカンティーニ(Br ドゥルカマーラ)
 エンツォ・ソルデッロ(Br ベルコーレ)
 エミリー・メール(S ジャンネッタ)

 グラインドボーン合唱団
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指揮)

 録音時期:1962
 録音場所:グラインドボーン音楽祭、モノラル(ライヴ)
 

◆ドニゼッティ:歌劇『愛の妙薬』全曲2

 ミレッラ・フレー二(アディーナ)
 ニコライ・ゲッダ(ネモリーノ)
 マリオ・セレーニ(ベルコーレ)
 レナート・カペッキ(ドゥルカマーラ)

 ローマ歌劇場管弦楽団&合唱団
 フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指揮)

 録音時期:1966年、ステレオ(セッション)
 

◆ドニゼッティ:歌劇『ドン・パスクァーレ』全曲

 ドン・パスクァーレ:セスト・ブルスカンティーニ
 ノリーナ:ミレッラ・フレー二
 マラテスタ:レオ・ヌッチ
 エルネスト:イェスタ・ヴェンベルイ
 公証人:グィド・ファッブリス、他

 アンブロジアン・オペラ合唱団(合唱指揮:ジョン・マッカーシー)
 フィルハーモニア管弦楽団
 リッカルド・ムーティ(指揮)

 録音時期:1982年、デジタル(セッション)
 

◆プッチーニ:歌劇『ボエーム』全曲1

 ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)
 ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)
 セスト・ブルスカンティーニ(バリトン)
 ニコラ・ギュゼレフ(バス)
 ジャンニ・マッフェオ(バリトン)
 リタ・タラリコ(ソプラノ)、他

 RAIローマ交響楽団&合唱団
 トマス・シッパース(指揮)

 録音:1969717日、ローマ(ライヴ)
 

◆プッチーニ:歌劇『ボエーム』全曲2
 

 ミレッラ・フレーニ(S:ミミ)
 ジャンニ・ライモンディ(T:ロドルフォ)
 ロランド・パネライ(Br:ロドルフォ)
 アドリアーナ・マルティーノ(S:ムゼッタ)
 ジャンニ・マッフィオ(Br:ショナール)
 イーヴォ・ヴィンコ(B:コルリーネ)
 カルロ・バディオリ(B:ブノア、アルチンドロ)
 フランコ・リッチャルディ(T:パルピニョール)
 ジュゼッペ・モレーシ(Br:巡査部長)
 カルフ・フォルティ(Br:税関吏)
 アンジェロ・メルクリアーリ(T:果物売り)

 
 ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン

 演出:フランコ・ゼッフィレッリ
 装置:ポール・ハフラング
 衣裳:マルセル・エスコッフィアー
 映像:ヴェルナー・クリーン
 録音:キュンター・ヘルマンス
 収録:19654,5月 ミラノ・スカラ座
 

◆プッチーニ・歌劇『ボエーム』全曲3

 ミレッラ・フレーニ(ミミ)
 ルチアーノ・パヴァロッティ(ロドルフォ)
 ロランド・パネライ(マルチェッロ)
 ニコライ・ギャウロフ(コルリーネ)
 ジャンニ・マッフィオ(ショナール)
 エリザベス・ハーウッド(ムゼッタ)
 ミシェル・セネシャル(ブノア、アルチンドロ)
 ゲールノート・ピエチュ(パルピニョール)
 ハンス・ディートリヒ・ポール(税関の役人)
 ハンス・ディーター・アッペルト(巡査部長)

 シェーネベルク少年合唱団、ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音時期:197210
 録音場所:ベルリン、ダーレム、イエス・キリスト教会、ステレオ(セッション)


◆プッチーニ:歌劇『トスカ』全曲

 ミレッラ・フレーニ(ソプラノ:トスカ)
 ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール:カヴァラドッシ)
 シェリル・ミルンズ(バリトン:スカルピア)
 イタロ・ターヨ(バス:堂守)
 リチャード・ヴァン・アラン(バス:アンジェロッティ)
 ミシェル・セネシャル(テノール:スポレッタ)
 ワルター・バラッティ(ボーイ・ソプラノ:牧童)、他

 ワンズワース少年合唱団、ロンドン・オペラ・コーラス
 ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
 ニコラ・レッシーニョ(指揮)

 録音時期:19786月、ステレオ(セッション)
 

◆プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』全曲1

 蝶々夫人:ミレッラ・フレーニ()
 ピンカートン:プラシド・ドミンゴ()
 スズキ:クリスタ・ルートヴィヒ()
 シャープレス:ロバート・カーンズ(Br)
 ゴロー:ミシェル・セネシャル()
 僧侶:マリウス・リンツラー(Br)
 ケート・ピンカートン:エリケ・シャリィ()、他

 ウィーン国立歌劇場合唱団
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 演出・装置・シナリオ:ジャン=ピエール・ポネル
 制作:197411-12月 ベルリン、収録時間:146分  
 

◆プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』全曲2

 ミレッラ・フレーニ(ソプラノ:蝶々さん)
 ホセ・カレラス(テノール:ピンカートン)
 テレサ・ベルガンサ(メゾ・ソプラノ:スズキ)
 ホアン・ポンス(バリトン:シャープレス)、他

 アンブロジアン・オペラ・コーラス
 フィルハーモニア管弦楽団
 ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)

 録音時期:198746
 録音場所:ロンドン、ワトフォード・タウン・ホール、デジタル(セッション)


 Puccini: Manon Lescaut
 

◆プッチーニ:歌劇『マノン・レスコー』全曲1

 ミレッラ・フレーニ
 プラシド・ドミンゴ
 レナート・ブルゾン
 クルト・リドル
 ロバート・ギャンビル
 ブリギッテ・ファスベンダー、他

 コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団
 フィルハーモニア管弦楽団
 ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)

 録音:1984年(デジタル
 

◆プッチーニ:歌劇『マノン・レスコー』全曲2

  ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)
 ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)
 ドゥエイン・クロフト(バリトン)
 ジュゼッペ・タッデイ(バリトン)
 ラモン・ヴァルガス(テノール)
 チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ)、他

 メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
 ジェイムズ・レヴァイン(指揮)

 録音時期:19928
 録音場所:ニューヨーク、マンハッタン・センター、デジタル(セッション)
 

(プッチーニ:『三部作』)

◆歌劇『外套』全曲

 ミケーレ:フアン・ポンス(バリトン)
 ジョルジェッタ:ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)
 ルイージ:ジュゼッペ・ジャコミーニ(テノール)、他

 

◆歌劇『修道女アンジェリカ』全曲

 修道女アンジェリカ:ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)
 公爵夫人:エレナ・スリオティス(メゾ・ソプラノ)
 修道院長:グロリア・スカルキ(メゾ・ソプラノ)
 修女長:エヴァ・ポドレス(メゾ・ソプラノ)、他
 

◆歌劇『ジャンニ・スキッキ』全曲

 ジャンニ・スキッキ:レオ・ヌッチ(バリトン)
 ラウレッタ:ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)、他

 フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
 ブルーノ・バルトレッティ(指揮) 

録音:19918月、ヴェルディ劇場、フィレンツェ(デジタル)
 

◆ヴェルディ:歌劇『オテロ』全曲

 オテロ:プラシド・ドミンゴ(T)
 ヤーゴ:ピエロ・カップッチッリ(Br)
 デズテモナ:ミレッラ・フレーニ(S)
 カッシオ:ジュリアーノ・チャンネッラ(T)
 ロデリーゴ:ダーノ・ラッファンティ(T)
 ロドヴィーコ:ルイジ・ローニ(Bs)
 モンターノ:オラツィオ・モーリ(T)
 エミーリア:ジョーネ・ジョーリ(Ms)
 伝令:ジュゼッペ・モレージ(Br)

 合唱:ミラノ・スカラ座合唱団
 合唱指揮:ロマーノ・ガンドルフィ
 管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団
 指揮:カルロス・クライバー

 収録:1976127日、ミラノ・スカラ座でのライヴ録音(モノラル)
 

◆ヴェルディ:歌劇『エルナーニ』全曲

 エルナーニ:プラシド・ドミンゴ(テノール)
 エルヴィーラ:ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)
 ドン・カルロ:レナート・ブルゾン(バリトン)
 ドン・ルイ:ニコライ・ギャウロフ(バス)
 ドン・リッカルド:ジャンフランコ・マンガノッティ(テノール)
 イアーゴ:アルフレード・ジャコモッティ(バス)、他

 ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
 リッカルド・ムーティ(指揮)

 録音時期:19827
 録音場所:ミラノ、スカラ座、ステレオ(デジタル/ライヴ)
 

◆チャイコフスキー:『エウゲニ・オネーギン』全曲

ミレッラ・フレーニ(S タチヤーナ)
ヴォルフガング・ブレンデル(Br オネーギン)
ペテル・ドヴォルスキ(T レンスキー)
ニコライ・ギャウロフ(Bsグレーミン公)
ハインツ・ツェドニク(T トリケ),他

ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
小澤征爾(指揮)

1988520日,ウィーン国立歌劇場におけるライヴ録音(ステレオ)
 

◆チャイコフスキー:歌劇『スペードの女王』全曲

 ミレッラ・フレーニ
 ヴラジーミル・アトラントフ
 ドミトリー・ホロストフスキー
 モーリン・フォレスター
 セルゲイ・レイフェルクス、他

 タングルウッド祝祭合唱団、アメリカ少年合唱団
 ボストン交響楽団
 小澤征爾(指揮) 

 録音時期:19911011
 録音場所:録音場所:ボストン、シンフォニー・ホール&ニューヨーク、カーネギー・ホール
 

◆ボーイト:歌劇『メフィストーフェレ』全曲

 ニコライ・ギャウロフ(Bs)
 ルチアーノ・パヴァロッティ(T)
 ミレッラ・フレーニ(S)
 モンセラート・カバリエ(S)
 ピエロ・デ・パルマ(T)、他

 ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
 指揮:オリヴィエロ・デ・ファブリティース

 録音時期:198082年ステレオ録音

土曜日, 9月 01, 2012

エリック・サティの世界

 


癒しのメロディ エリック・サティの世界」BS朝日(再放送)を見る


<番組内容>

 CMや携帯電話の着メロなどで、誰もが耳にしたことがあるメロディ。エリック・サティの音楽は、多くの日本人に愛され続けています。心を癒す繊細なメロディはどのように生み出されたのでしょうか?

 才能にあふれながら、貧困生活の中で、一生独身を貫いたサティ。“早すぎた天才”と言われたサティの謎を追って、女優・成海璃子がフランスを訪ねました。
 
<紹介>
 
エリック・アルフレッド・レスリ・サティ(1866年~1925年)
フランスの作曲家。
「音楽界の異端児」「音楽界の変わり者」などと称されるが、西洋音楽の伝統に大きなくさびを打ち込んだ革新者とみなされている。印象主義の大作曲家たち、ドビュッシーもラヴェルも、その多くの作曲技法はサティによって学んだと公言している。西洋音楽史上、もっとも重要な人物の一人。

パリ音楽院在学中にピアノ小品「ジムノペディ」「グノシェンヌ」などを発表。芸術酒場「黒猫」に集う芸術家の一人となり、コクトーやピカソらと交流。同じメロディーを840回繰り返す手法を用いた「ヴァクサシオン」、現代の環境音楽の原点ともいうべき「家具の音楽」なども書いた。
また「官僚的なソナチネ」「犬のためぶよぶよとした前奏曲」「冷たい小品」「梨の形をした3つの小品」「干からびた胎児」といったように、作品に奇妙な題名をつけたことでも知られている。

私生活では音楽学校を喧嘩してやめるほど、気難しく人づきあいが苦手だった。
アパートに引きこもり宗教家を目指した時代もあったが、39歳で一念発起、音楽学校に入り作曲法の理論を学び直した。ジャン・コクトーやピカソとコラボレーションをした革新的な舞台「パラード」は、スキャンダルな事件とも言われた。享年60歳。
 
http://www.bs-asahi.co.jp/eriksatie/



購入予定のCD(HMVからの引用)

EMI FRANCE COFFRETS CLASSIQUES

チッコリーニ/サティ:ピアノ作品集(第2回録音)(5CD 期間限定盤)

 

 1983-86年デジタル録音。日本におけるサティ・ブームの火付け役となった第1回全集から十数年を経て、名匠チッコリーニがふたたび手掛けたサティ全集。さらに磨きのかかったピアニズムのみごとさはもちろん、当全集は未出版の作品をも含めることで第1回全集より15曲も増量、優秀な録音も手伝って、圧巻の物量でサティ芸術の真髄を伝える5枚組です。

 イタリア出身ながらロン=ティボー国際コンクールに優勝した1949年以来パリに居をかまえ、フランス音楽はもちろんモーツァルトやリストのスペシャリストとしても知られるチッコリーニ。現在もなお現役最長老ピアニストとして衰えぬ活動を続けているこの名匠の持ち味は、なんといっても明晰かつ美的な音楽造りと洗練された抒情表現。それはまさに、皮肉を好み、大言壮語を断固拒否したサティの反骨精神の奥に隠された、繊細な感受性をすくい上げるにうってつけの美質と思われます。

 両者の相性の良さは有名な『ジムノペディ』でも既に明らかですが、当全集の白眉は神秘主義的な作品が集められたDISC-2。ここで聴くことができる純度の高い響きの美しさ、簡潔な形式に秘められた無垢な清らかさはチッコリーニならではの素晴らしい聴きものです。 

【収録情報】

CD1

・アレグロ(録音:1986516日)

・ワルツ=バレエ(録音:198517日)

・幻想=ワルツ(録音:198517日)

・3つのサラバンド(録音:1983121日)

・3つのジムノペディ(録音:1983117日)

・若い処女のためにノルマンディの騎士によって催された祝宴(録音:1985110日)

・梨の形をした3つの小品(全7曲)(録音:1986127日)

・5つの夜想曲第1曲~第3曲(録音:1983121日)

・5つの夜想曲第4曲、第5曲(録音:1984118日)

・組み合わされた3つの小品(録音:1986127日)

・最初のメヌエット(録音:1984118日)

・最後から2番目の思想(録音:1983117日)

CD2

4つのオジーヴ(録音:198517,9,10日)

・ばら十字団の最初の思想(録音:198517,9,10日)

・ばら十字団のファンファーレ(全3曲)(録音:198517,9,10日)

・星の子供たち(全3曲)(録音:198517,9,10日)

・ナザレ人の第1の前奏曲(録音:198517,9,10日)

・ナザレ人の第2の前奏曲(録音:198517,9,10日)

・エジナールの前奏曲(録音:198517,9,10日)

・ゴシックの舞曲(全9曲)(録音:198517,9,10日)

・天国の英雄的な門の前奏曲(録音:198517,9,10日)

・祈り(録音:198517,9,10日)

・ヴェクサシオン(録音:198517,9,10日)

・貧しい者の夢(録音:1984118

・世俗的な豪華な唱句(録音:1986516日)

CD3

・愛撫(リヴァイズ:ロベール・キャビイ)(録音:1985179日)

・ゆがんだ踊り(リヴァイズ:ロベール・キャビイ)(録音:1986516日)

・悲しい道化師の小曲(リヴァイズ:ロベール・キャビイ)(録音:1985179日)

・夢みる魚(リヴァイズ:ロベール・キャビイ)(録音:1985179日)

・スケッチとクロッキーの手帖(全21曲)(リヴァイズ:ロベール・キャビイ)(録音:1985179日)

190613年の時期の6つの作品(リヴァイズ:ロベール・キャビイ)(録音:1984118日)

・パッサカリア(録音:1984118日)

・壁掛けとしての前奏曲(録音:1985179日)

・心に触れる秘密の音楽(リヴァイズ:ロベール・キャビイ)(全3曲)(録音:1984118日)

・12の短いコラール(リヴァイズ:ロベール・キャビイ)(録音:1985179日)

・2つの夜の夢(リヴァイズ:ロベール・キャビイ)(録音:1985179日)

・不愉快な概要(全3曲)(録音:1986127日)

・馬の装具で(全4曲)(録音:1986127日)
 
CD4

・新しい冷たい小品(全3曲)(録音:198517日)

・犬のためのぶよぶよした前奏曲(全4曲)(録音:198517日)

・犬のためのぶよぶよした本当の前奏曲(全3曲)(録音:198644日)

・自動記述法(全3曲)(録音:1983121日)

・ひからびた胎児(全3曲)(録音:1985110日)

・太った木の人形のスケッチとからかい(全3曲)(録音:1983121日)

・あらゆる意味にでっちあげられた数章(全3曲)(録音:1985110日)

・古い金貨と古い鎧(全3曲)(録音:1983121日)

・官僚的なソナティナ(録音:1984118日)

・子供の曲集(全9曲)(録音:1984118日)

・新子供の曲集(全3曲)(録音:198517日)

・スポーツと気晴らし(全20曲)(録音:1983121日)

・1世紀ごとの時間と瞬間的な時間(全3曲)(録音:1985110日)

・嫌らしい気取り屋の3つの高雅なワルツ(全3曲)(録音:1983121日)

CD5

6つのグノシェンヌ(録音:1983117日)

・冷たい小品(全6曲)(録音:198517910日)

・びっくり箱(録音:198517910日)

・舞踏への小序曲(リヴァイズ:ロベール・キャビイ)(録音:1983121日)

・ジュ・トゥ・ヴ(録音:1983121日)

・金粉(録音:1984118日)

・ピカデリー(録音:198517910日)

・「メドゥーサの罠」のための小舞曲(全7曲)(録音:198517910日)

・操り人形は踊っている(録音:198517910日)

・風変わりな美女(全5曲)(録音:1986127日)

 
 アルド・チッコリーニ(ピアノ)

 ガブリエル・タッキーノ(第2ピアノ)

 
 録音場所:パリ、サル・ワグラム

 録音方式:デジタル(セッション)