火曜日, 12月 13, 2016

ルービンシュタイン  Arthur Rubinstein  ふたたび登場!

ザ・ベスト・オブ・ショパン(日本独自企画盤)
ザ・ベスト・オブ・ショパン(日本独自企画盤)

最高のショパン弾きの異名をとったルービンシュタインながら、実は苦手な演目もあったようだ。「24の前奏曲」は、初回録音時の手ひどい批判が尾をひいてステレオ再録音はされなかったという。かつて読んだインタビュー記事でも、「もう一度生まれかわってもピアニストになりたいが、今度はショパンの『難曲』も弾けるピアニストがいい・・・」といった下りがあり、これは彼一流の洒脱なジョークだろうと思っていたが、実際、手中の曲とそうでない曲は厳格に区別していたようだ(ラフマニノフの協奏曲でも2番は数次の録音があるがそれ以外は慎重)。

ライヴでもいくども取り上げた「十八番」の曲が本集に集約されている。小生はかねてから、故国の誇りを胸に秘め凛としたポロネーズこそ、他の追随を許さぬルービンシュタインの独壇場と思うが、第7番(「幻想ポロネーズ」)が所収されていないのがちょっと残念。

なお、廉価BOX盤 Chopin Collection や Chopin: Rubinstein Plays Chopinなどもある。

ショパン:バラード&スケルツォ(全曲)
ショパン:バラード&スケルツォ(全曲)

ルービンシュタインのショパン集。小生は CHOPIN COLLECTION がお奨めだが、いまは廉価盤も多く出ておりリスナーの選択如何。
さて、スケルツォ(諧謔曲)とバラード(譚詩曲)では、ルービンシュタインの特有の落着きある演奏も得難いが、白刃をくぐるような緊張感があるフランソワ Samson Francois: L'edition Integrale の天才的な閃光も、複雑な心理の襞を感じさせるこのジャンルでは素晴らしいものと感じる。

ショパン:ワルツ集(全14曲)
ショパン:ワルツ集(全14曲)

ルービンシュタインのショパン集。小生は CHOPIN COLLECTION がお奨めだが、いまは廉価盤も多く出ておりリスナーの選択如何。そうしたなかでも、ワルツ(円舞曲)は、品位、軽やかなタッチ、馥郁たる雰囲気において、いまだルービンシュタイン盤は最右翼だろう。名曲の名盤の名に恥じない成果。

➡ Classique-La Discotheque Ideale も参照

ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番(日本独自企画盤)
ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番(日本独自企画盤)

◆ショパンの1番:リスナーの胸のなかにショパンの心象風景が鮮明に焼きつくような、文字通り心の通った名演である。柔な感傷とは別の、いわば「硬質な抒情性」がルービンシュタインの均質な音づくりによって意識され、過度にならない感情表出によって、かえって抑制的な感動が次第にふくらんでいくような演奏。ショパンの静かなメロディのうちに熱きパッションが内在されていることを見事に表現している(録音:1961年7月8、9日)。

◆ショパンの2番:ルービンシュタインの経歴をみているとポーランド出身で神童といわれ、ベルリンに留学、そしてパリで多くの文化人と接触して見聞をひろめるといった10代の凝縮された歩みは、ショパンの生涯そのものの遍歴と重なる。2番は1番よりも早く書か れながら知名度は及ばないが、ショパンの複雑な心象や天才ゆえの重たい憂鬱がより濃厚にでている作品。ルービンシュタインはショパンの使徒とでもいうべき心情の寄り添いをみせる。第3楽章の透明で明るい響きは、若きショパンの高なる感興を代弁しているように爽やかなエンディングで後味がよい(録音:1959年1月20日)

→ Arthur Rubinstein Plays Great Piano Concertos (Sony Classical Masters) にて聴取。

CHOPIN COLLECTION
CHOPIN COLLECTION

 中学生だった40数年前にはじめて買ったLPが、ルービンシュタイン奏でるショパンのポロネーズ集、とても高価な、そして贅沢な演奏の1枚だった。また、ホロビッツが演奏を再開、大津波のような衝撃が日本にも走ったり、ミケランジェリの稀少なライヴがFMで流れて好事家のあいだで演奏評が沸騰したりと、その時代、いわゆる大家(ヴィルトオーソ)の演奏には、いまでは考えられないくらいの話題性があった。
 しかし、ポリーニ、アルゲリッチはじめ、その後の輝かしい若手の台頭によって、また、日進月歩の録音技術の向上もあって、こうした大家の演奏はしばしお蔵入りとなった。

 近年、ショパンに関しても、ルービンシュタインに限らずフランソワなど、リヴァイバル盤がふたたび注目されている。その理由は、本全集を聴き直してみて、改めてその薫りたつような品位にあると感じる。真似のできないこの時代特有の演奏家の品位と作曲家に対する熱情が、本全集の底流にも溢れている。演奏技術の高度化では「後世恐るべし」だが、落ち着いて、演奏家の深い解釈にじっくりと耳を傾けるなら、本全集の価値はいまも決して減じてはいない。なにより、これが「全身全霊の1枚」といった極度の集中力が演奏家にも録音技師にも、強くあった時代だからかも知れない。ショパン演奏には特に好みがわかれ「煩型」も多いからそこは割り引いても、この価格なら★4以上の値打ちは十分あるだろう。

Arthur Rubinstein Plays Great Piano Concertos (Sony Classical Masters)
Arthur Rubinstein Plays Great Piano Concertos (Sony Classical Masters)

  ルービンシュタインのピアノ協奏曲集。以下の13名の作曲家による主要作品を幅広くカヴァーしており、この価格でいわば「ピアノ協奏曲大全」といった集約度。ルービンシュタインのオールマイティぶりを示している。

   バックの陣容は、往時、非常な人気を誇った大家だけに、指揮者、管弦楽団の質も第一級で、相性がよかったといわれるウォーレンスタインのほかオーマンディ、ライナー、ラインスドルフらが投入されている。

   いまとなっては古い音源(ただしルービンシュタインにおいては複数録音のうち新録)だが、ベートーヴェンの協奏曲全集はバレンボイム指揮で話題となったもの。バレンボイムは自身、クレンペラーの指揮でピアニストとして全集を録音しているが、処をかえて、老練な大家と気鋭の指揮者としての再録となった。

   演奏は、いまも聴き継がれる得意のショパン(【参考】Chopin Collection)、チャイコフスキー、ラフマニノフはもちろんだが、シューマン、ブラームスなどドイツものも堂々たる構えで、かつ大らかにして、独特の気品と情感がある。

(収録情報)
◆モーツァルト
・ピアノ協奏曲 第17番、第20番、21番、第23番、*第24番
(演奏)ウォーレンスタイン/RCAビクター交響楽団(1961年)
*クリップス/RCAビクター交響楽団(1958年)

◆ベートーヴェン
・ピアノ協奏曲全集(第1番〜第5番)
(演奏)バレンボイム/ロンドン・フィル(1975年)

◆シューマン
・ピアノ協奏曲
(演奏)ジュリーニ/シカゴ交響楽団(1967年)

◆ブラームス
・ピアノ協奏曲第1番
(演奏)ラインスドルフ/ボストン交響楽団(1964年)
→ ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15
・同第2番
(演奏)オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1971年)

◆ショパン
・ピアノ協奏曲第1番
(演奏)スクロヴァチェフスキ/ロンドン新交響楽団(1961年)
・同第2番
(演奏)ウォーレンスタイン/シンフォニー・オブ・ジ・エア(1958年)
→ ショパン:ピアノ協奏曲第1番&第2番 [Blu-spec CD2]

・ポーランド民謡による大幻想曲
(演奏)オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1968年)
・アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
(演奏)ウォーレンスタイン/シンフォニー・オブ・ジ・エア(1958年)

◆リスト
・ピアノ協奏曲第1番
(演奏)ウォーレンスタイン/RCAビクター交響楽団(1956年) 

◆グリーグ
・ピアノ協奏曲
(演奏)ウォーレンスタイン/RCAビクター交響楽団(1961年) 

◆チャイコフスキー
・ピアノ協奏曲第1番
(演奏)ラインスドルフ/ボストン交響楽団(1963年)
→ ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番

◆ラフマニノフ
・ピアノ協奏曲第2番
(演奏)オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1971年)
→ ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
・パガニーニの主題による狂詩曲
(演奏)ライナー/シカゴ交響楽団(1956年)

◆サン=サーンス
・ピアノ協奏曲第2番
(演奏)オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1969年)
→ サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番、ファリャ:スペインの庭の夜
 
◆フランク
・交響的変奏曲
(演奏)ウォーレンスタイン/シンフォニー・オブ・ジ・エア(1958年)

◆ファリャ
・スペインの庭の夜
(演奏)オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1969年) 
→ サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番、ファリャ:スペインの庭の夜

◆シマノフスキ
・協奏交響曲
(演奏)ウォーレンスタイン/ロサンジェルス・フィル(1952年)

土曜日, 12月 10, 2016

ピアノの魅力


平均律クラヴィーア曲集全曲 ディーナ・ウゴルスカヤ(ピアノ)(5CD)

【以下は引用】

バッハ:平均律クラヴィーア曲集全曲(5CD)
ディーナ・ウゴルスカヤ(ピアノ)
奇才アナトール・ウゴルスキの愛娘にして才気溢れるピアニストとして注目されているディーナ・ウゴルスカヤ。ピアニストにとっての旧約聖書と呼ばれるバッハ鍵盤作品の最高峰、平均律クラヴィーア曲集を全曲録音しました。
 24すべての調性を用いて、宇宙、そして神の秩序を表しているとも言われる作品に挑むにあたってウゴルスカヤは次のように述べています。「様々なとらえ方をされる偉大な作品ですが、昔からずっと弾いてきた親しみのある作品でもあります。最初に全曲録音のプロジェクトを聞いてから録音するまでにしたことは、最初の出会いを思い出すことです。これまでの固定概念から解き放たれて、新しい自分になり作品と向き合うことが必要でした。すると毎回新しい発見があり、無限のアイデアが浮かんできます。」
 ウゴルスカヤの美しい音色と自然な響き、そして音楽の構造を立体的に捉えた見通しの良さ、さらに高い集中力は、数多くの名盤と並ぶ見事な演奏と言えるでしょう。(輸入元情報)

【収録情報】
J.S.バッハ:
● 平均律クラヴィーア曲集第1巻(前奏曲とフーガ第1番 BWV.846~第24番 BWV.869)
● 平均律クラヴィーア曲集第2巻(前奏曲とフーガ第1番 BWV.870~第24番 BWV.893)

 ディーナ・ウゴルスカヤ(ピアノ)

 録音時期:2015年4月、5月、10月、11月
 録音場所:ミュンヘン、バイエルン放送第2スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

ピアノ・ソナタ第2番、第6番、第8番 アレクサンドル・メルニコフ

【以下は引用】

プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番、第6番、第8番
アレクサンドル・メルニコフ
ショスタコーヴィチの「24の前奏曲とフーガ」や協奏曲で神業を聴かせたメルニコフがプロコフィエフのソナタに挑戦しました。ロシア・ピアノ音楽史上の名作だけに、メルニコフがどう解釈するのか興味が募ります。
 もともとメルニコフの敬愛するリヒテルの十八番として、いくつか残る録音は今日も決定盤とされている作品ばかり。メルニコフの解釈は、リヒテルゆずりの辛口な解釈ながら、リヒテルのような骨太さよりは繊細で、プロコフィエフのうつろいやすい気分を絶妙に表現しています。まさに21世紀風プロコフィエフ演奏と申せましょう。
 プロコフィエフが通称『戦争ソナタ』(ピアノ・ソナタ第6番~第8番)を作曲したのは第2次世界大戦中の1939-44年での厳しい状況下で、主に疎開先で書かれましたが、中央でない干渉のなさゆえか、プロコフィエフ本来の才気と天才性が輝きをみせています。プロコフィエフの作曲当時、メルニコフの祖父母の作曲家ニコライ・チェンベルジとザーラ・レーヴィナはすぐ近くにおり、まさに誕生に立ち会っていました。そうした遺伝子上のつながりも、演奏に思い入れを増しているように思える凄さです。(輸入元情報)

【収録情報】
プロコフィエフ:
● ピアノ・ソナタ第2番ニ短調 Op.14
● ピアノ・ソナタ第6番イ長調 Op.82
● ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調 Op.84

 アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)

 録音時期:2014年7月8-10日、2015年8月3-5日
 録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

即興曲集、楽興の時、6つのドイツ舞曲 ラルス・フォークト

【以下は引用】

ラルス・フォークト/シューベルト:ピアノ作品集
ドイツ、デューレン生まれのピアニスト、ラルス・フォークトのシューベルト。1998年からは「シュパヌンゲン音楽祭(発電所の音楽祭)」を主宰、また2003-2004年のシーズンにはベルリン・フィルの「イン・レジデンス・ピアニスト」に任命され、数多くの室内楽や独奏曲を演奏しているピアニストです。これまでにONDINEレーベルからは、ブラームス、モーツァルトの室内楽と、バッハのゴルトベルク変奏曲をリリースし、その磨き抜かれた演奏は多くのファンを魅了しています。
 幅広いレパートリーを持つフォークト、シューベルトも大得意としており、もう一つの即興曲集(D.946)は2007年に録音し他のレーベルからリリースするなど、強い愛着を抱いています。このアルバムは『即興曲』と『楽興の時』の組み合わせに、6つのドイツ舞曲を併せたユニークなもので、シューベルトの溢れ出るような美しいメロディが、フォークトらしい独特の叙情性を持って演奏されています。(輸入元情報)

【収録情報】
シューベルト:
● 即興曲集 Op.90, D.899(ハ短調 Allegro moderato/変ホ長調 Allegro/変ト長調Andante/変イ長調 Allegretto)
● 6つのドイツ舞曲 D.820(変イ長調/変イ長調/変イ長調/変ロ長調/変イ長調/変イ長調)
● 楽興の時 Op.94, D.780(第1番ハ長調/第2番変イ長調/第3番ヘ短調/第4番嬰ハ短調/第5番ヘ短調/第6番変イ長調)

 ラルス・フォークト(ピアノ)

 録音時期:2016年3月29-31日
 録音場所:ケルン、ドイツ放送室内楽ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 Recording Producer: Stephan Schmidt
 Editing: Stephan Schmidt
 Recording Engineer: Michael Morawietz

シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番、シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 アダム・ラルーム

【以下は引用】

アダム・ラルームの美音と
鋭敏な感性によるシューマン、シューベルト
2009年クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールの優勝者、アダム・ラルーム。繊細で美しい音色が魅力のラルームの新録音はシューマンとシューベルト。シューマンが考え出した架空の芸術同盟「ダヴィッド同盟」は、保守的な考えにしがみついた古い芸術に対して新しいものを創作するために戦っていく人達とされています。激しく情熱的な人物のフロレスタン(F)と、物静かで瞑想的なオイゼビウス(E)という人物設定された二人の名義で作品は発表され、シューマンらしい18の小品には、それぞれの性格を示す「F」と「E」のサインが与えられています。シューマンは「ピアノを弾いていて幸せだったときと言えば、これを作曲したときです」と後に語っているほど、この作品に愛着があったといいます。ラルームの繊細な感性と作品がぴったりとあっており、時に夢見るように、瞑想的に、そして気難しくと個々の曲の表情の変化を巧みに弾き分けています。
 そしてシューベルト最後のピアノ・ソナタ第21番。ラルームは美しい弱音でシューベルト深遠な音の世界へ聴き手を導き、この曲のもつ崇高な美しさを静謐に描き出しています。(輸入元情報)

【収録情報】
● シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6
● シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960

 アダム・ラルーム(ピアノ)

 録音時期:2015年7月21-23日
 録音場所:パリ、サル・ガヴォー
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

短調のピアノ・ソナタ集 ベルント・グレムザー

【以下は引用】

ベルント・グレムザー/ハイドン:ピアノ・ソナタ集
NAXOSレーベルにも、シューマン、ラフマニノフ、ショスタコーヴィチなど数多くの録音があるドイツのピアニスト、ベルント・グレムザーの新録音。ドイツ国内では「ピアノの魔術師」と称えられているグレムザー、OEHMSレーベルには更に多彩なレパートリーを録音しています。前作のメンデルスゾーンは、彼自身において最善の出来映えとのことでしたが、今回のハイドンはそれ以上に力が入っています。バッハの時のように、ショスタコーヴィチを組み込んだ『前奏曲とフーガ』や『バッハ作品のトランスクリプション』といった企画物ではなく、真っ向からハイドンに取り組んだ作品集となっています。選ばれたソナタは全て「短調」で書かれていると言うグレムザーのこだわりもお楽しみください。(輸入元情報)

【収録情報】
ハイドン:
● ピアノ・ソナタ ハ短調 Hob.XVI:20
● ピアノ・ソナタ ロ短調 Hob.XVI:32
● ピアノ・ソナタ ホ短調 Hob.XVI:34
● ピアノ・ソナタ 嬰ハ短調 Hob.XVI:36
● ピアノ・ソナタ ト短調 Hob.XVI:44

 ベルント・グレムザー(ピアノ)

 録音時期:2015年12月1-3日
 録音場所:ミュンヘン、バイエルン放送第2スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 Recording Producer & Editing: Eckhard Glauche
 Recording Engineer: Gerhard Gruber

『リスト・アルバム~ピアノ・ソナタ、『愛の夢』第3番、メフィスト・ワルツ第1番、他』 カティア・ブニアティシヴィリ

【以下は引用】

リスト・アルバム
カティア・ブニアティシヴィリ
「アルゲリッチの再来」と絶賛されている才能の華麗なるソロ・デビュー盤。数多くのすぐれた音楽家を輩出してきた国グルジアから登場した新たな「ライジング・スター」、カティア・ブニアティシヴィリ。まだ20代の若さながら、マルタ・アルゲリッチやギドン・クレーメル、パーヴォ・ヤルヴィといった偉大なアーティストから惜しみない賞賛を贈られ、共演を嘱望されています。カティアのソニー・クラシカル専属契約第1弾となったデビュー作に選ばれたのは、フランツ・リストの作品集。超絶技巧とロマンティックな抒情が同居したリストの作品集は、まさにこのライジング・スターにふさわしいアルバムと言えるでしょう。
 シリーズ初登場アーティスト/シリーズ初登場タイトルです。(メーカー資料より)

【収録情報】
リスト:
● 『愛の夢』第3番変イ長調 S.541-3
● ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
● メフィスト・ワルツ第1番『村の居酒屋での踊り』 S.514
● 悲しみのゴンドラ(第2稿) S.200/2
● 前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543(J.S.バッハ/リスト編 S.462/1)

 カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)

 録音時期:2010年10月10-14日
 録音場所:ベルリン、マイスターザール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

『アーリー・トランスクリプションズ~バッハ=ブゾーニ:シャコンヌ、ヘンデル=リスト:サラバンドとシャコンヌ、他』 マリアム・バツァシュヴィリ

【以下は引用】

マリアム・バツァシュヴィリ/アーリー・トランスクリプションズ
2014年の第10回フランツ・リスト国際ピアノ・コンクールで第1位(女性としては史上初!)を獲得したジョージア(グルジア)出身のピアニスト、マリアム・バツァシュヴィリがCobra Recordsからデビュー!
 バッハ=ブゾーニの『シャコンヌ』を始めとした、マルチェッロ、ヘンデル、バッハ、モーツァルトの作品からのピアノ・トランスクリプション集。1993年生まれの若き才能ほとばしる、流麗なるトランスクリプションです。ピアノ・アレンジ・ファンには特にオススメ!(輸入元情報)

【収録情報】
● マルチェッロ=バッハ:協奏曲ニ短調 BWV.974
● ヘンデル=リスト:サラバンドとシャコンヌ(歌劇『アルミーラ』より)
● バッハ=ブゾーニ:シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番より)
● モーツァルト=リスト=ハワード:『フィガロの結婚』と『ドン・ジョヴァンニ』の主題による幻想曲

 マリアム・バツァシュヴィリ(ピアノ)

 録音時期:2016年4月11-13日
 録音場所:オランダ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

オリジナル・ピアノ作品集、ワーグナー作品のピアノ用編曲集 グレゴリオ・ナルディ

【以下は引用】

ピアノで奏でるワーグナー。
世界初録音を含む、多数の編曲者による好企画!
さまざまな編曲者による「ピアノ版ワーグナー」が聴けます。リスト、ゴドフスキ、タウジヒなど名ピアニストの編曲が並び聴き応えあり。10本の指で奏でられるフル・オーケストラの壮大な響きに打ちのめされます。そしてワーグナーのオリジナル・ピアノ作品も収録。こちらもあまり触れる機会のない音楽なので、併せて楽しめるのが魅力です。
 500セット限定生産、シリアルナンバー付。DVD(NTSC)にはCD収録曲すべての演奏映像に加え、ナルディ自身がワーグナーとピアノについてイタリア語で語る映像(英語字幕あり)も収録。(輸入元情報)

【収録情報】
ワーグナー:
1. エルザの大聖堂への行列(ローエングリン) リスト編
2. 温室にて(ヴェーゼンドンク歌曲集) ストラーダル編
3. 巡礼の合唱(タンホイザー) ゴドフスキ編
4. ライントホターの歌(神々の黄昏) クリンドワース編
5. ジークムントの愛の歌(ワルキューレ) タウジヒ編
6. 悩み(ヴェーゼンドンク歌曲集) ストラーダル編
7. 愛の二重唱(トリスタンとイゾルデ) ジャエル編
8. 第3幕への前奏曲(パルジファル) ブオナミーチ編
9. エリザベートの祈り(タンホイザー) ゴドフスキ編
10. ベティ・ショット夫人のためのアルバムの一葉
11. 黒鳥館に到着して
12. M.W.夫人のアルバムのためのソナタ
13. エレジー
14. エルザの夢(ローエングリン) リスト編

 グレゴリオ・ナルディ(ピアノ)

 録音時期:2014年
 録音場所:リメン音楽スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 世界初録音:4,8

Piano Sonata, 29, 30, : Rubinova

Piano Sonata, 29, 30, : Rubinova


『ニューヨーク・ラプソディ~2台のピアノと管弦楽によるラプソディ・イン・ブルー、他』 ラン・ラン、アクセルロッド&ロンドン響、ハービー・ハンコック、他(2LP)

【以下は引用】

ラン・ラン/ニューヨーク・ラプソディLP 完全生産限定

ポップスに挑む今作は、ラン・ランからNYへの熱いラブレター
1982年、中国・瀋陽生まれの天才ピアニスト、ラン・ランの最新作は、音楽が無限の広がりに満ちた街、音楽という音楽が交じり合うるつぼであるニューヨークへと綴られたラン・ランからのラブレター。
この街で時を越えて受け継がれる名曲の数々がインスパイアされ、そのジャンルを越えた表現はラン・ランの得意技。ラン・ランはあらゆる人が楽しめるクラシック音楽があることを教えてくれます。ジャズ界のもはや伝説とも言えるハービー・ハンコックと共演する、2台のピアノとオーケストラのためのガーシュウィン『ラプソディ・イン・ブルー』をはじめ、話題の新星キャンディス・スプリングスやアンドラ・デイからマデリン・ペルー、リサ・フィッシャー、リンジー・スターリングなどのビッグ・ネームまで多彩なゲストが参加。
アルバムをプロデュースするのはジョニ・ミッチェル、ハービー・ハンコック、マデリン・ペルー、メロディ・ガルドー、トレイシー・チャップマンなどを手掛け、グラミー賞を数多く受賞している名プロデューサー、ラリー・クライン。ラン・ランのジャンルを超越した活躍はとどまるところを知りません。(輸入元情報)

【収録情報】
1. The Story Of Our Town (Aaron Copland)
2. New York Morning (Elbow) with Jason Isbell, vocal
3. Empire State Of Mind (Alicia Keys) with Andra Day, vocal
4. New York Minute (Don Henley) with Kandace Springs, vocal & keyboard
5. Tonight (from West Side Story - Leonard Bernstein) with Sean Jones, trumpet
6. Theme from Spiderman (Danny Elfman) with Lindsey Stirling, violin
7. Somewhere / Dirty Blvd. (Leonard Bernstein - Lou Reed) with Lisa Fischer
8. Moon River (from Breakfast at Tiffany's - Henry Mancini) with Madeleine Peyroux
9. Rhapsody in Blue (2 piano version) (Gershwin) with Herbie Hancock, piano
10. In Evening Air (Aaron Copland)

ラン・ラン(ピアノ)
ペーター・イレイニ指揮、ハンガリー・スタジオ・オーケストラ(2-8)
ジョン・アクセルロッド指揮、ロンドン交響楽団(9)

録音方式:ステレオ(デジタル)

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番『テンペスト』、グリーグ:ピアノ・ソナタ、アルベニス:トゥリアーナ、クルス=ゲバラ:マグダラのマリアの夢 アナスタシア・リジコフ

【以下は引用】

期待の新進演奏家シリーズ
アナスタシア・リジコフ、ピアノ・リサイタル
2015年、スペインで開催された「第57回ハエン国際ピアノコンクール」で優勝したのは、カナダのピアニスト、アナスタシア・リジコフでした。ウクライナ生まれの彼女は7歳の時にウクライナ国立交響楽団と共演しデビュー。ウラディミール・ホロヴィッツ国際ピアノコンクールで第1位を獲得、その後も数多くの国際コンクールで入賞。現在では20曲を超える協奏曲のレパートリーを持ち、30以上のオーケストラと共演、世界中から注目を集めています。
 このハエン国際ピアノコンクールの優勝記念として録音されたアルバムでは、ベートーヴェン、グリーグのソナタをメインに、スペインを代表するアルベニスを1曲、このコンクールで必須とされるスペイン現代作曲家の新作を1曲演奏しています。力強いベートーヴェン、叙情的なグリーグはもちろんのこと、初めて耳にするホアン・クルス=ゲバラ[1972-]の作品に漂う神秘的な響きも余すところなく伝えています。(輸入元情報)

【収録情報】
1. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2『テンペスト』
2. アルベニス:『イベリア』第2巻~第3番『トゥリアーナ』
3. クルス=ゲバラ:マグダラのマリアの夢
4. グリーグ:ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.7

 アナスタシア・リジコフ(ピアノ)

 録音時期:2015年4月20-21日
 録音場所:スペイン、Infanta Leonor Theatre, Conservatory of Music, Jaen
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

ピアノ・ソナタ集 マルクス・ベッカー

【以下は引用】

品格漂うマルクス・ベッカーによるハイドンのピアノ・ソナタ集
マルクス・ベッカーによるハイドンのピアノ・ソナタ集。爽快なテンポと粒が揃った美しい旋律、磨き抜かれた音色で奏でられます。心地よく速いパッセージを弾き、高音部と低音部の陰影を付けた推進力のある演奏。特に名曲ソナタ第34番では、右手と左手の対比が見事で、馴染みの旋律を新鮮に刻んでいきます。ハイドンの真髄に迫るアプローチはハイドンの高い品格が感じられます。
 マルクス・ベッカーは1963年生まれ。名教師カール=ハインツ・ケマーリング、およびアルフレート・ブレンデルに師事。1987年、ブラームス国際コンクール(ハンブルク)で第1位を獲得。世界各地の音楽祭に招待される。1993年、ハノーファー音楽大学の教授に就任。CDはハイペリオン、CPOなどから数十枚リリースしています。(輸入元情報)

【収録情報】
ハイドン:ピアノ・ソナタ集
● ソナタ第33番ハ短調 Hob.XVI:20
● ソナタ第34番ホ短調 Hob.XVI:34
● ソナタ第43番変ホ長調 Hob.XVI:28
● ソナタ第31番変イ長調 Hob.XVI:46
● ソナタ第23番ヘ長調 Hob.XVI:23

 マルクス・ベッカー(ピアノ)

 録音時期:2015年10月
 録音場所:ハノーファー、NDRゼンテザール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

ピアノ・ソナタ第8番『悲愴』、創作主題による32の変奏曲、ピアノ・ソナタ第30番 長富 彩

【以下は引用】

「Aya Nagatomi plays Beethoven」
ソロ、室内楽の分野で現在国内を中心に活動を続ける気鋭のピアニスト長富 彩の4枚目となるアルバム。
これまでのリスト、ショパン、ラフマニノフ、スクリャービンなどロマン派から近現代作品を中心とする演奏活動を経て、今回キャリア初となるベートーヴェンの作品集をリリース。「作曲家の声」を再現することに時間を費やした今作、3つの作品を通して初期~中期~後期とベートーヴェンのその生涯を辿る。(販売元情報)

【収録情報】
ベートーヴェン:
● ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 op.13『悲愴』
● 創作主題による32の変奏曲ハ短調 WoO.80
● ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 op.109

 長富 彩(ピアノ)

 録音時期:2016年7月7,8日
 録音場所:神奈川県、横浜市栄区民文化センター リリス
 録音方式:ステレオ(デジタル)

【長富 彩(ながとみ・あや)】
1986年生まれ。2002年、東京音楽大学付属高校ピアノ演奏家コースに特待生奨学金を得て入学。2005年よりハンガリー国立リスト音楽院にてジョルジュ・ナードルに師事。2008年より米国に拠点を移して演奏活動を開始。同年、ニュージャージー州プリンストン大学でのシンポジウムに奨学生として参加し、エドナ・ゴランスキーにターブマン奏法を学ぶ。2009年、 NYのスタインウェイホールにてリサイタルを行い満席となった。これまでに上海クァルテット、ウェールズ弦楽四重奏団ほか、数々のソリストとも室内楽で共演。神奈川フィルハーモニー管弦楽団、兵庫県立芸術文化センター管弦楽団、大阪交響楽団とピアノ協奏曲を演奏、好評を博した。
近年は作曲家の生涯を題材にした講座形式のコンサートを行うほかラジオのパーソナリティも務めるなど、演奏活動と並行してクラシックをより多くの人に届けるための活動も行う。(販売元情報)

山口友由実: Carnaval-音列の風景たち
山口友由実: Carnaval-音列の風景たち

ピアノ・ソナタ第30番、第31番、第32番 田部京子(ダイレクト・カットSACD)

【以下は引用】

田部京子のベートーヴェン、待望の高音質盤でついに登場!
田部京子のトリトンレーベルへの第1弾は、ベートーヴェン最後のピアノ・ソナタ3作品。このアルバムは、演奏は基より、オーディオ・ファイルとしても好評を博し、高音質盤化への期待が多く寄せられました。そこで、最高音質盤である「ダイレクト・カットSACD」としてリリース。田部京子のピアニズムを余すことなく再現されるピュアなサウンドをお楽しみください。(メーカー資料より)

【収録情報】
ベートーヴェン:
● ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 op.109
● ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 op.110
● ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 op.111

 田部京子(ピアノ)

 録音時期:2015年8月12-14日
 録音場所:東京、稲城iプラザ
 録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
 SACD Hybrid
 2ch HQ (CD STEREO/ SACD STEREO)

【通常CDとダイレクト・カットSACD その違い】
通常のCDプレスは、大量生産に耐えうるため3種類のスタンパーを経てプレスの工程に入ります。
マスターテープ⇒マスタースタンパー⇒マザースタンパー⇒スタンパー
この為、マスターテープに較べると、僅かではありますが音の変化が生じてしまうのですが、そういった環境の中でも最高のものを商品としてお送りしてきました。
しかし、さらにこのマスターテープの音とほぼ同一のものをお届けできないかと考えた結果、マスターテープから最初にスタンパー制作されたヴァージンスタンパーからおこしたディスク≪ダイレクト・カットSACD≫をごく少数ですが制作することになりました。
マスターテープのもつ瑞々しく生々しい音が閉じ込められた≪ダイレクト・カットSACD≫。初回盤のものでも音の純度が最高級のプレス限定商品となります。このヴァージンスタンパーからの貴重なディスク。贅沢な音の純度をお聞き下さい。(メーカー資料より)

ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ、グリーグ:バラード、メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 グニラ・シュッスマン

【以下は引用】

スウェーデン出身のピアニスト、
グニラ・シュッスマン
難易度の高い変奏曲を力強く、
そして表情豊かに弾く
スウェーデン出身のピアニスト、グニラ・シュッスマンによる変奏曲集。ここに収録されている楽曲はどれも大変な技巧を要する大曲。ノルウェーの民謡「北国の農民」の旋律を基にして書かれたグリーグの『バラード』は、ドラマティックな展開、ロマンティシズム溢れる旋律が魅力。集中力と構成力を必要とする規模の大きな作品ですが、シュッスマンの多彩なタッチにより全体の見通しに優れた演奏が展開されています。メンデルスゾーンの『厳格な変奏曲』は、ボンのベートーヴェン記念像の建立資金のためウイーンの出版社メケッティが企画したピアノ曲集「ベートーヴェン・アルバム」のために作曲され、主題と17の変奏とコーダからなります。様々なテクニックが用いられ弾き手にも高度な技術を要します。シュッスマンの演奏は、テクニックはもちろんのこと豊かな表現力、熟考された音色は見事。ブラームスの『ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ』は若き日の代表作。ヘンデルのクラヴィーア組曲第2巻(HWV.434)の第1曲「エア」からとられた旋律を用いた主題、そして25の変奏を経てフーガへたどり着く構成。シュッスマンのブラームスの心情を映し出す充実した音楽性、力強く勢いがある演奏を聴かせてくれます。(輸入元情報)

【収録情報】
● グリーグ:ノルウェー民謡による変奏曲形式のバラード Op.24
● メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 Op.54
● ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.24

 グニラ・シュッスマン(ピアノ)

 録音時期:2012年1月
 録音場所:ブレーメン、ゼンテザール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

パルティータ第2番、第3番、第4番 コルネリア・ヘルマン(ピアノ)

【以下は引用】

バッハ録音プロジェクト第4弾
ヘルマンが導く偉大なる作品への旅路
若きバッハ弾き・ヘルマンが、2012年よりカメラータでスタートしたピアノによるバッハ録音プロジェクトの第4弾。パルティータ全6曲のうち、今回は第2番から第4番までの3曲を収録しました。
バッハの豊かな音楽、偉大な芸術に喜びをもって挑むヘルマンの清新で知的な情熱に満ちた演奏は、現代のバッハ録音史に確かな足跡を残しています。
豊かな響きを誇るイタリアの録音会場で、銘器ファツィオーリを用いて2016年に行われた録音です。(メーカー資料より)

【収録情報】
J.S.バッハ:
● パルティータ第2番ハ短調 BWV.826
● パルティータ第3番イ短調 BWV.827
● パルティータ第4番ニ長調 BWV.828

コルネリア・ヘルマン(ピアノ)

録音:2016年6月/イタリア

【コルネリア・ヘルマン(ピアノ)】
1985年よりザルツブルク・モーツァルテウム音楽院でピアノを学ぶ。1996年、ドイツのライプツィヒで開催されたJ.S.バッハ国際コンクールで最年少19歳で最高位を獲得。また1999年ザルツブルクで開催されたモーツァルト国際コンクールでは特別賞を受賞。
これまでにボッフム交響楽団、中央ドイツ放送室内フィルハーモニー、イスラエル室内オーケストラ、カメラータ・ザルツブルク、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、リンツ・ブルックナー管弦楽団、ウィーン室内管弦楽団、日本国内ではNHK交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、読売日本交響楽団、九州交響楽団、大阪センチュリー交響楽団、山形交響楽団、オーケストラアンサンブル金沢等と共演。
これまでにG.ボッセ、M.ホーネック、U.ムント、R.ノリントン、Y.スダーン、C.アルミンク、N.マリナー、J.ジャッド等の指揮で演奏している。
オーストリアをはじめ世界各国でソロ、室内楽そしてオーケストラとの共演と活躍、ラジオ(ORF、NDR、MDR)録音も多数行っている。2006年には「N響アワー」にも出演。近年の活躍には目を見張るものがあり、ソロ活動の他、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーとの室内楽、クリストフ・ゲンツ(テノール)とのコンサートなど、若手ピアニストのホープとして注目を浴びている。
2012年7月には札幌で毎年開催されているPMFに招待され、ファビオ・ルイジ指揮のオーケストラと「ペトルーシュカ」の演奏の他、リサイタル、室内楽公演に出演、絶賛を博した。(メーカー資料より)

プーランク:メランコリー、ナゼールの夜会、サティ:3つのジムノペディ、ミヨー、オネゲル、他 青木美樹

【以下は引用】

1920年代パリの夜の華やかさ、
輝くネオンや香水の匂いまで伝わってくるアルバム
クラシック音楽と他ジャンルのギャップを狭めようとする試みが、今日いろいろ行われていますが、100年前の流行発信地パリではすでに行われ、ジャズやシャンソンをクラシックに採り入れたり、文学、舞踊、美術家との交流で新しい文化が生まれていました。その産物の一端が当アルバムに収められています。それまでの後期ロマン派的な重苦しさや濃厚な感情を捨て、簡素かつ思い入れをしない作風に新しい息吹を感じます。
 青木美樹は東京生まれ。9歳で渡英、その後インディアナ大学、イェール大学大学院、ハンブルク音大にてシェベック、ボリス・ベルマン、コロリオフらに師事。2004年イタリア、イブラ国際コンクールを皮切りに、さまざまなコンクールに優勝および入賞。スイスを本拠として国際的に活躍する実力派。数年来プーランクの音楽にはまっているというだけに、共感と説得力あふれる演奏を繰り広げています。オシャレな音色も魅力です。(輸入元情報)

【収録情報】
● プーランク:メランコリー
● プーランク:3つのノヴェレッテ
● プーランク:ナゼールの夜会
● サティ:3つのジムノペディ
● 6人組のアルバム(オーリック:前奏曲/デュレ:無言歌/オネゲル:サラバンド/ミヨー:マズルカ/プーランク:ヴァルス/タイユフェール:パストラール)
● ミヨー:キャラメル・ムー
● オネゲル:ショパンの思い出

 青木美樹(ピアノ)

 録音時期:2015年1月6-8日
 録音場所:ベルリン・ブランデンブルク放送小ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

ヴィオラとピアノによるプロコフィエフ:ロメオとジュリエットより、ショスタコーヴィチ:24の前奏曲より ヴァイト・ヘルテンシュタイン、ワン・ペイヤオ

【以下は引用】

プロコフィエフ:ロメオとジュリエット(ヴィオラとピアノ版)
ヴァイト・ヘルテンシュタイン


ドイツの若きヴィオラ奏者ヘルテンシュタインが、こよなく愛するというプロコフィエフの『ロメオとジュリエット』。彼は7歳の時にバレエを見てこの曲に魅了されたと言います。自らもダンサーである彼、最初は華麗なる踊りにひきつけられるも、20代になってからは、精緻なオーケストレーションに一層関心が向き、この多彩な音色をヴィオラで可能な限り引き出すことに挑戦を始め、舞踏と音楽の密接な関係を見事に表現することに成功したのです。ただこの作品だけではアルバムにするにはヴォリュームが足りなかったのです。そこで彼が目をつけたのはショスタコーヴィチのピアノのための前奏曲でした。もともとツィガーノフによるヴァイオリンとピアノ版があったところを、更にヴィオラとピアノ用に編曲することで、原曲の持つ暗い色調が際立つ音楽として成立させたという彼の自負も含め、このエキサイティングな演奏をお楽しみください。(輸入元情報)

【収録情報】
● プロコフィエフ:ロメオとジュリエット Op.64(V.ボリソフスキによるヴィオラとピアノ編)

前奏曲
街の目覚め
朝のセレナード*
少女ジュリエット
客人たちの到着
騎士たちの踊り
謝肉祭
バルコニーの情景
マーキュシオ
マンドリンを手にした踊り*
マーキュシオの死
ロメオとジュリエット、ローレンス僧との邂逅
ジュリエットの死

● ショスタコーヴィチ:24の前奏曲より(ツィガーノフによるヴァイオリンとピアノ編/ヘルテンシュタインによるヴィオラとピアノ編)
4つの前奏曲
第10番:Moderato non troppo
第15番:Allegretto
第16番:Andantino
第24番:Allegretto
10の練習曲
第2番:Allegretto
第6番:Allegretto
第12番:Allegretto non troppo
第13番:Moderato
第17番:Largo
第18番:Allegretto
第19番:Andantino
第21番:Allegretto poco moderato
第22番:Adagio
第20番:Allegretto furioso

ヴァイト・ヘルテンシュタイン(ヴィオラ)
シュイ・ペキン(第2ヴィオラ)*
ワン・ペイヤオ(ピアノ)

録音時期:2013年10月2-4日
録音場所:オランダ、Schiermonnikoog, Ontmoetingscentrum
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

ショスタコーヴィチ:24の前奏曲(ヴィオラとピアノ版)、アウエルバッハ:アルカナム キム・カシュカシアン、レーラ・アウエルバッハ
【以下は引用】

ショスタコーヴィチ:24の前奏曲(ヴィオラとピアノ版)、アウエルバッハ:アルカナム
キム・カシュカシアン、レーラ・アウエルバッハ
2002年、ギドン・クレーメルとクレメラータ・バルティカのために作曲した『ヴァイオリンとピアノ、管弦楽のための組曲』の自演でカーネギー・ホールでのセンセーショナルなデビューを果たしたロシアの女性作曲家、ピアニスト、レーラ・アウエルバッハと、世界的なヴィオラ奏者キム・カシュカシアンによる初のコラボレーション・アルバムです。
 アウエルバッハは、2010年のヴァルビエ音楽祭でカシュカシアンと出会う以前から彼女の録音を知っており、その素晴らしいパフォーマンスに注目していたといい、このアルバムに収録された『Arcanum~秘薬、神秘』と題された瞑想的なソナタもカシュカシアンのために書かれた作品です。アウエルバッハはこのソナタについて「我々は必ずしも言語化や合理化されない可能性があります。私たちは真実を見るために答えを模索することができます。」と語っています。
 ショスタコーヴィチの『24の前奏曲』も、カシュカシアンが演奏することを前提にヴィオラへと移し替えられたものです。この作品は、もともとはピアノ独奏曲ですが、ドミトリー・ツィガノフによるヴァイオリンとピアノのための編曲も広く人気を博しています(ただしツィガノフが編曲したのは19曲のみ。残りの5曲は2000年にアウエルバッハが編曲しました)。様々な性格の小品が集められたユニークな曲集の2人の会心のこの演奏は、2016年3月に来日公演にて行われましたが、この録音は2013年にチューリッヒでスタジオ録音されたものです。(輸入元情報)

【収録情報】
● ショスタコーヴィチ/アウエルバッハ編:24の前奏曲(全曲)
● アウエルバッハ:ヴィオラとピアノのためのソナタ『Arcanum~秘薬、神秘』

 キム・カシュカシアン(ヴィオラ)
 レーラ・アウエルバッハ(ピアノ)

 録音時期:2013年10月
 録音場所:チューリッヒ放送スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

ピアノ協奏曲第2番、幻想的小品集、ヴォカリーズ、6手のための小品 アレクサンドル・タロー、ヴェデルニコフ&リヴァプール・フィル、ドゥヴィエル、メルニコフ、他

【以下は引用】

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、幻想的小品集、ヴォカリーズ、6手のための小品
アレクサンドル・タロー、ヴェデルニコフ&リヴァプール・フィル、ドゥヴィエル、メルニコフ、他
世界中で、毎日数多のピアニストが演奏会を行い、また録音も続けています。しかし、リリースするアルバムの全てが「一切はずれなし!」と賞賛されるピアニストが現在どのくらいいるのでしょう? そんな稀有の存在の一人が、この1968年生まれのアレクサンドル・タローです。フランス出身の彼、最初はプーランクやラヴェルなどお国物で力を発揮していましたが、いつの頃からから独自の音楽を聞かせるようになったのはご承知の通りです。ショパンの前奏曲にそっと「モンポウ」を忍ばせてみたり、さらっとラモーやクープランを弾きこなしてみたり。最近はバッハにも力を入れているし、2年前のハイドン、モーツァルトも素晴らしかったし・・・
そんなタロー。ついに名曲中の名曲である『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番』を手掛けたのです。これが濃密で詩的。まさに理想の「第2番」です。冒頭の鐘の音を思わせる和音の連打、美し過ぎる第2楽章、そして多くの人がこれでもかとばかりに技巧を見せつける最終楽章。彼はそのどれもを「想像の斜め上を行く」表現で易々と駆け抜けて行きます。もちろん奇をてらうのではなく、あくまでもエレガントであり、スコアを変えることはありません。この変幻自在なタローの演奏にぴったり寄り添うヴェデルニコフがドライヴするオーケストラ(ロイヤル・リヴァプール・フィル)の豊穣な響きが美しいピアノの音を引き立てていることも付け加えましょう。
『幻想的小品集』もまた見事で、曲ごとに溢れるファンタジーが素晴らしく、『ヴォカリーズ』で共演しているサビーヌ・ドゥヴィエルの可憐な歌唱も絶品。そして最後に置かれた6手のソナタがとびきり贅沢。アレクサンダル・マジャール、アレクサンドル・メルニコフの2人を迎えたアンサンブルは息を呑む他ありません。「ラフマニノフの2番なんて聞き飽きた」という人も、このタロー盤ならご満足いただけるはずです。(輸入元情報)

【収録情報】
ラフマニノフ:
1. ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18
2. 幻想的小品集 Op.3(エレジー/前奏曲/メロディ/道化師/セレナード)
3. ヴォカリーズ Op.34-14
4. 6手のためのピアノ小品『ロマンス』イ長調
5. 6手のためのピアノ小品『ワルツ』イ長調

アレクサンドル・タロー(ピアノ)
サビーヌ・ドゥヴィエル(ソプラノ:3)
アレクサンダル・マジャール(ピアノ:4,5)
アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ:,4,5)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団(1)
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(指揮:1)

録音時期:2016年1月5,6日(1)、2月13-16日(2-5)
録音場所:リヴァプール・フィルハーモニー・ホール(1) パリ、サル・コロンヌ(2)
録音方式:ステレオ(デジタル)

世界の名交響曲集~ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナー、ドヴォルザーク、メンデルスゾーン、シューマン、ベルリオーズ、チャイコフスキー、モーツァルト、他(10CD) membran

世界の名交響曲集~ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナー、ドヴォルザーク、メンデルスゾーン、シューマン、ベルリオーズ、チャイコフスキー、モーツァルト、他(10CD)
THE WORLD GREATEST SYMPHONIES

すでにMEMBRAN、DOCUMENTSレーベルからでている古い音源のリパッケージ集。ハイドンからヒンデミットまでの交響曲を幅広く収録しているが、音源は著作権切れの古いものが多く留意。

ヒンデミット『画家マティス』の自作自演(ベルリン・フィル、1958年)や異色なところでは、フィッシャー=ディースカウ指揮の『ライン』(バンベルク響、1975年)などもあるが、同種の30枚入りの The Great Conductors
と相当程度ラップしている。うち、小生が聴いたものでお薦めは以下のとおり。ご参考まで

・ワルターの「巨人」(1950年ライヴ)
➡ Symphony B Minor D / Symphony 1 in D Major

Symphony B Minor D / Symphony 1 in D Major

ワルターがバイエルン国立歌劇場管弦楽団を振った1950年10月のミュンヘンンでのライヴ盤。音が籠っており、かつ会場の雑音を多く拾っていて録音は良くない。一般には後年のコロンビア響(1961年)の音源を手にとるべきであろう。

しかし、ワルターが心臓発作で倒れる前の元気な頃の演奏であり、ワルターファン、マーラー好きであれば演奏は面白く聴くことができるだろう。なによりも、ワルターの構えず、気負わず、得意のマーラーを存分に聴いてもらおうという意欲が強く伝わってくる。

第1楽章はオケがついていけず、やや空振り気味ながら、第2楽章に入ると歯車の回転が噛み合ってきて明るく夢見心地の曲想に徐々に乗っていく。第3楽章は一転音を絞り込み、テンポを一定に静かなる行進にかわる。ここは、はっきりとアクセントをつけた道行きであり「さすらう若人の歌」引用部ではいっそう減速して妙なる響きを奏でる。終楽章、溜めたエネルギーを一気に放出する苛烈な演奏に変貌する。歯切れ良く、ライヴならではの迫力で、思うさまオケを鳴らしていく一方、甘美な部分はこれでもかといわんばかりに訴え、感情の抑制を解除する。管楽器などは息切れしそうな場面もあるが、ワルターに従うオーケストラの全力対応エンディングこそ胸を熱くする要素だろう。

→ The Great Conductors にて聴取


・トスカニーニの「古典交響曲」(1951年)
➡ THE 20TH CENTURY/ STRAVINSKY,GROFE

THE 20TH CENTURY/ STRAVINSKY,GROFE

 本集は下記のラインナップによる20世紀作品集だが、別のスーパー廉価盤集 Arturo Toscanini Conducts Various Composer からプロコフィエフ:交響曲第1番『古典』とグローフェ:組曲『グランド・キャニオン』を聴く。
 トスカニーニは、旺盛に(この時代の)現代音楽も取り上げており、かつどの演奏も明快な音づくりに特色がある。『グランド・キャニオン』は自由度の高いファンタジックな雰囲気をたたえた演奏。一方、プロコフィエフだが、トスカニーニよりも24才年下、1917年作曲の『古典交響曲』はまさに同時代音楽。この19世紀に逆戻りしたような古典的出だしから次第に現代的な装いを帯びていくウイットに富む作品の特質を見事にとらえ、トスカニーニは音楽史をなぞるが如く、あたかも名人の彫技をもって完璧に表現している。小生がいままで聴いた本曲ベスト演奏である。

◆トスカニーニ/20世紀作品集(2CD)

【収録情報】

・グローフェ:組曲『グランド・キャニオン』(1945年9月10日)
・コダーイ:組曲『ハーリ・ヤーノシュ』
・シベリウス:交響詩『ポヒョラの娘』
・シベリウス:トゥオネラの白鳥
・プロコフィエフ:交響曲第1番『古典』(1951年11月10日)
・ストラヴィンスキー:『ペトルーシュカ』より第1場、第4場
・R.シュトラウス:交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』
・R.シュトラウス:『サロメ』より「7枚のヴェールの踊り」
・ラヴェル:『ダフニスとクロエ』第2組曲
 NBC交響楽団
 アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)

 録音時期:1940〜1951年
 録音方式:モノラル
 音源:RCA

・クレンペラーの「ロマンティック」(1954年ライヴ)
➡ オットー・クレンペラー

オットー・クレンペラー

 只ならぬ異様な空気漂うライヴである。冒頭からいつ破裂するかもしれない爆弾をかかえながら時間がビリビリと軋んで経過していく感じ。弛緩しない緊張感のままやっと第1楽章が終わる。しかし第2楽章に入っても「戦闘状況」は解除されずに、静かな行軍は粛々と進む。途中で管楽器が進軍ラッパのように激しく咆哮し、木管もあたかもまわりの様子を窺う斥候兵のような神経質な展開である。さらに、第3楽章冒頭は勝利を予告するファンファーレのように奏され、リズムが厳しく刻まれ、管楽器の雄叫びは連射砲のように撃たれる。木管楽器の田舎風のレントラーですら行軍の小休止にすぎない。終楽章、やおら行軍のスピードが上がり、全軍は総攻撃の準備に入る。明るく曙光が差して勝利の予感ののち、その緩急の過程が幾度も繰り返され、その都度一層激しいブレスが響きわたり強奏をもって終結するーー下手な比喩で恐縮だがそんな演奏。これぞクレンペラーの真骨頂とでもいうべき雄雄しき「ロマンティック」である。

<収録情報>
◆ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』(ノヴァーク第2稿)
 ケルン放送交響楽団
 オットー・クレンペラー(指揮)

 録音時期:1954年4月5日(モノラル)
 録音場所:ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(ライヴ)

・クリュイタンスの「オルガン付き」(1955年)
➡ "André Cluytens / A Collection of His Best Recordings

"André Cluytens / A Collection of His Best Recordings

アンドレ・クリュイタンス(1905〜67年)の1950年代の音源。60年代の録音もあるので旧録・廉価盤(グノー以外はモノラル)にあたるが、その内容は充実している。フランスものでは、この時代の第一人者であり、主要演目を本集でもカヴァーしている。
一方、ドイツものでも定評があり、稀有なバイロイト指揮者、かつ、ベートーヴェン交響曲全集 Beethoven: Les 9 Symphonies にはいまも根強いファンがいる。
フランスの主力オケはもとより、ベルリン・フィル(『田園』)、ウィーン・フィル(R.シュトラウス)を振った佳演も収録。クリュイタンスの気高く調和のとれた演奏スタイルが好きな向きには揃えて損のない選集。

(収録情報)
◆グノー:歌劇『ファウスト』より、ニコライ・ゲッダ(テノール)、ボリス・クリストフ(バス)、ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)、他 パリ・オペラ座管弦楽団(1958年)

◆ベルリオーズ:幻想交響曲 フランス国立放送管弦楽団(1955年)、劇的交響曲『ロメオとジュリエット』 Op.17より(ロメオひとり/悲しみ/遠くに聞こえる音楽会と舞踏会の音/キャピュレット家の宴会/愛の情景) パリ・オペラ座管弦楽団(1956年)
→別盤だが、ベルリオーズ:幻想交響曲、他 も参照

◆サン=サーンス:交響曲第3番『オルガン付き』、アンリエット・ピュイグ=ロジェ(オルガン) パリ音楽院管弦楽団(1955年)

◆ビゼー:『アルルの女』第1組曲、第2組曲 フランス国立放送管弦楽団(1953年)

◆フランク:交響的変奏曲、アルド・チッコリーニ(ピアノ)パリ音楽院管弦楽団(1953年)
→別盤だが、Beethoven: Piano Concerto No.4 / Franck: Symphony も参照

◆ラヴェル:高雅にして感傷的なワルツ、古風なメヌエット、海原の小舟 フランス国立放送管弦楽団(1954年、1957年)

◆ドビュッシー/カプレ編曲:おもちゃ箱 フランス国立放送管弦楽団(1954年)
――――――――
◆モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番、クララ・ハスキル(ピアノ)フランス国立放送管弦楽団(1955年)

◆ベートーヴェン:交響曲第6番『田園』 ベルリン・フィル(1955年)

◆ワーグナー:ジークフリート牧歌、『ジークフリート』〜森のささやき、『神々の黄昏』〜ジークフリートのラインの旅、『神々の黄昏』〜ジークフリートの葬送行進曲 パリ・オペラ座管弦楽団(1958年)

◆R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』、『火の危機』〜愛の場面 ウィーン・フィル(1958年)

◆ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番、第2番 ドミトリー・ショスタコーヴィチ(ピアノ)、フランス国立放送管弦楽団(1958年)

◆ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番、エミール・ギレリス(ピアノ)パリ音楽院管弦楽団(1955年)
→Icon: Emil Gilels, 25th Anniversary of Death も参照

・エーリッヒ・クライバーの第九(1956年)
➡ The Great Conductors: Erich Kleiber – Beethoven Symphony No. 9, Op. 125 (2015 Digital Remaster)

The Great Conductors: Erich Kleiber – Beethoven Symphony No. 9, Op. 125 (2015 Digital Remaster)

カルロス・クライバーもすでに鬼籍の人。その父がエーリッヒ・クライバーである。本音源は1952年のもの。第9といえば、たとえばフルトヴェングラーのバイロイトでの演奏が伝説になっているが、ほぼ同時期のセッション録音盤。しかし、クライバー父子は実はベートーヴェンを得意としていた。

これがなんとも良い。あたりまえだが、当時にあっても皆が眦(まなじり)をけっして第九を演奏し、それを押しいただいて聴いていたわけではない。「歓喜の歌」をもつ交響曲である以上、その受容スタイルもさまざまであることが当然。クライバーの演奏は明るい基調で鷹揚に構えつつ、過度な熱情をぶつけることなく、しかし入念に、慎重にこの大曲の素晴らしさを再現せんとしている。フルトヴェングラーなどとの比較では地味な印象はぬぐえないが、その実、手堅さと音楽的な気高さが同居しており、聴きすすむうちに引き込まれていく。中間2楽章の充実ぶり(第2楽章のあふれる生命感、第3楽章のウィーン・フィルの馥郁たる美しき響き)にとくに刮目。これも得難き名演のひとつと感じた。

<収録情報>
・交響曲第9番『合唱』

 ヒルデ・ギューデン(S)
 ジークリンデ・ワーグナー(A)
 アントン・デルモータ(T)
 ルートヴィヒ・ウェーバー(Bs)
 ウィーン楽友協会合唱団
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 録音時期:1952年6月
 録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
 録音方式:モノラル(セッション)
→ The Great Conductors にて聴取

<参考>エーリッヒ・クライバーのその他のベートーヴェン交響曲音源
・第3番『英雄』コンセルトヘボウ(1950年5月)
・第3番『英雄』ウィーン・フィル(1953年4月)
・第5番『運命』コンセルトヘボウ(1953年9月)
・第6番『田園』コンセルトヘボウ(1953年9月)

・ビーチャムの「太鼓連打」(1959年)
➡ Sym.99, 100, 101, 102, 103, 104: Beecham / Rpo

Sym.99, 100, 101, 102, 103, 104: Beecham / Rpo

交響曲第100番『軍隊』、第101番『時計』、第103番『太鼓連打』を続けて聴く。1958、1959年の収録の古い音源だが、ビーチャム閣下(1879~ 1961年)とロイヤル・フィルは、英国と所縁の演目として、愛情とプライドをもってハイドンの後期の精華を取り上げている。

ハイドンの交響曲というのは難物である。一定以上の演奏はできても、これぞ本領といった高みに達することのハードルは高い。ビーチャム翁、最晩年のハイドンは、大家の悟りの境地とでもいうべきか、珠玉のものであると感じた。

屈託や余分な作為が一切なく、音楽がほんとうにこよなく<音を楽しむ>営為になっているようだ。それが、ハイドンの一見大らかで、しかし、的をはずさない深い魅力を湛えた曲想に<ふわり>と重なっている。演奏スタイルは、ぎちぎちとしたところが全くない自由度の高いもので、明るくおっとりとしたハイドンのイメージが純化されており、春風駘蕩といった雰囲気がリスナーを包み込んでくる。得難い名演である。

→ The Great Conductors にて聴取

・マルケヴィッチの「幻想交響曲」(1961年)
➡ ベルリオーズ:幻想交響曲

ベルリオーズ:幻想交響曲

  半世紀近くも前だが上野の東京文化会館のブースで、本演奏をリクエストし一人聴きいり、はじめて「幻想」という曲の凄さを知った気がした。1953年11月、残響豊かなベルリン・イエスキリスト教会でのモノラル録音。当時としては音の解析がクリアで、いま聴いても変わらぬ名演としての一種の<威容>がある。マルケヴィッチは作曲家としても、オーケストラ・ビルダーとしても高い能力をもっていたようだが、鬼才ベルリオーズの斬新な作風、特異の感受性をベルリン・フィルから見事に引き出しここに横溢させているように思う。

 激しいパッショネイトな後半の「断頭台への行進」や「サバトの夜の夢」は誰が振っても相応な感動があるはずだが、マルケヴィッチの鋭い解析力がはっと実感できるのは、むしろ前半の「夢、情熱」や「野の風景」の緩やかな微音部分かも知れない。1度だけ実演に接したこともあるが、痩躯な横顔と長い指揮棒がマッチし指揮棒の先の震えるような動きが印象に残っている。録音のよい「幻想」のディスクはあまたあるが、鋭き解釈において後世の指揮者にこのマルケヴィッチ盤(ラムルー響の新盤とも)のあたえた影響は蓋し大きかったろう。誉れ高き、先駆的な名盤である。
 なお、同コンビによる代表的な成果としてハイドン:オラトリオ「天地創造」も推奨。

・ベームの「ジュピター」(1962年)
➡ モーツァルト:後期交響曲集

モーツァルト:後期交響曲集

  べーム/ベルリン・フィルは、1959年から1968年にかけて、モーツァルトの交響曲全集を録音した。本集はこのうち後期6曲を所収したものだが、同時期、カラヤン/ウィーン・フィルは40番 (1960年)、41番 (1963年)を録音Legendary Decca Recordings。さらに大御所ワルターも手兵コロンビア響と同6曲を1959〜60年にかけて収録Bruno Walter Conducts Mozart。いずれも<黄金の60年代>を象徴する覇を競うような名演である。
 晩年、ベーム/ウィーン・フィルの新録音もあり、これも実に見事なものだが、小生はベーム絶頂期の緊張感途切れぬ本集を好む。ベームは、50年代のワルター/ウィーン・フィル、ニューヨーク・フィルの快刀乱麻、縦横無尽ともいえる先行録音はもちろん意識していただろうが、それに対して、あくまでも<ベーム流>の重心が低く重厚無比、テンポ安定、一部の隙もない迫力あるモーツァルト像を自信をもって提起している。録音の古さは否めないが、この確固たる解釈と凝縮感はやはり大きな魅力である。

◆交響曲第35番 K.385『ハフナー』(1959年10月)
◆交響曲第36番 K.425『リンツ』(1966年2月)
◆交響曲第38番 K.504『プラハ』(1959年10月)
◆交響曲第39番 K.543(1966年2月)
◆交響曲第40番 K.550(1961年12月)
◆交響曲第41番 K.551『ジュピター』(1962年3月)

世界の名交響曲集(10CD)

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【収録情報】
Disc1
● ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 op.55『英雄』
ニューヨーク・スタジアム交響楽団(ニューヨーク・フィル)
レナード・バーンスタイン(指揮)
1953年録音

● メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調 op.90『イタリア』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)
1953年録音

Disc2
● ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 op.95『新世界より』
シカゴ交響楽団
ラファエル・クーベリック(指揮)
1951年録音

● ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 op.68『田園』
フィルハーモニア管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
1953年録音

Disc3
● ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14
ラムルー管弦楽団
イーゴリ・マルケヴィチ(指揮)
1961年録音

● プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調 op.25『古典』
NBC交響楽団
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
1951年録音

Disc4
● チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 op.74『悲愴』
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
1956年録音

● ハイドン:交響曲第103番変ホ長調 Hob.I:103『太鼓連打』
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
サー・トマス・ビーチャム(指揮)
1959年録音

Disc5
● モーツァルト:交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
カール・ベーム(指揮)
1962年録音

● モーツァルト:交響曲第38番ニ長調 K.504『プラハ』
ロンドン交響楽団
サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)
1951年録音

● シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D.759『未完成』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
1952年ライヴ録音

Disc6
● シューマン:交響曲第1番変ロ長調 op.38『春』
クリーヴランド管弦楽団
ジョージ・セル(指揮)
1958年録音

● サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調 op.78『オルガン付き』
アンリエット・ピュイグ=ロジェ(オルガン)
パリ音楽院管弦楽団
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
1955年録音

Disc7
● マーラー:交響曲第1番ニ長調『巨人』
バイエルン国立管弦楽団
ブルーノ・ワルター(指揮)
1950年ライヴ録音

● ヒンデミット:交響曲『画家マティス』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
パウル・ヒンデミット(指揮)
1958年録音

Disc8
● ブラームス:交響曲第1番ハ短調 op.68
北ドイツ放送交響楽団
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)
1967年ライヴ録音

● シューマン:交響曲第3番変ホ長調 op.97『ライン』
バンベルク交響楽団
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(指揮)
1975年録音

Disc9
● ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調 WAB104『ロマンティック』
ケルン放送交響楽団
オットー・クレンペラー(指揮)
1954年ライヴ録音

Disc10
● ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 op.125『合唱』
ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)
ジークリンデ・ヴァーグナー(アルト)
アントン・デルモータ(テノール)
ルートヴィヒ・ウェーバー(バス)
ウィーン楽友協会合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
エーリヒ・クライバー(指揮)
1956年録音