シャルル・ミュンシュ/RCAアルバム・コレクション全集(86CD)
THE COMPLETE RCA ALBUM COLLECTION
ミュンシュについては、すでに様々なBOXが出ている。以下は私的チェック。
<第1グループ>
主力のベルリオーズほかフランスものでは、以下の2セットで相当がカヴァーできる。
【ベルリオーズ】
クラシック音楽 聴きはじめ 2
・劇的交響曲『ロメオとジュリエット』(1953年2月22-23日)(1961年4月23-24日☆)
~「キャピュレット家の大宴会」「愛の場面」「愛の情景」(1953年2月22-23日)
・宗教的三部作『キリストの幼時』(1956年12月23-24日)★
・交響曲『イタリアのハロルド』(1958年3月31日)★
・劇的物語『ファウストの劫罰』(1954年2月21-22日)
~「鬼火のメヌエット」「妖精の踊り」「ラコッツィ行進曲」(1963年3月14日)
・『レクイエム』(1959年4月26-27日)
・歌劇『ベアトリスとベネディクト』序曲(1949-1950年)(1958年12月1日)(1959年4月6日)
・序曲『ローマの謝肉祭』(1958年12月1日)
・序曲『海賊』Op.21(1958年12月1日)
・歌劇『トロイ人』より「王の狩りと嵐」(1959年4月6日)
・歌曲集『夏の夜』(1955年4月12-13日)★
【サン=サーンス】
・交響曲第3番「オルガン付」(1947年11月10日)(1959年4月5-6日)☆
・交響詩『オンファールの糸車』(1957年11月4日)☆
・序奏とロンド・カプリチオーソ(1953年2月22-23日)
・歌劇『黄色の王女』序曲(1949-1950年)
・ピアノ協奏曲第4番(1954年11月24,29日)
【イベール】
・交響組曲『寄港地』(1956年12月9-10日)☆
【オネゲル】
・交響曲第2番(1953年3月29日)☆
・交響曲第5番「3つのレ」(1952年10月27日)☆
【ルーセル】
・バレエ組曲『バッカスとアリアーヌ』(1952年10月27日)☆
【ダンディ】
・フランス山人の歌による交響曲(1948年12月20日※)(1957年11月25日☆)
【デュカス】
・交響詩『魔法使いの弟子』(1957年11月4日)☆
【プーランク】
・オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲(1960年10月9日)☆
【ミヨー】
・プロヴァンス組曲 Op.152b(1960年11月21日)☆
・バレエ音楽『世界の
創造』(1961年3月13日)☆
<第2グループ>
これもミュンシュの主力分野、後期ロマン派の主要曲集は以下の2セットでカヴァーできる。
【シューベルト】
・交響曲第2番(1949年12月20日※)(1960年3月7日)○
・交響曲第8番「未完成」(1955年5月2日)○
・交響曲第9番「ザ・グレイト」(1958年11月19日)○
【シューマン】
・交響曲第1番「春」(1951年4月25日※)(1959年10月5日○)
・歌劇『ゲノフェーファ』序曲(1951年1月18日)○
・マンフレッド序曲(1959年10月5日)○
【メンデルスゾーン】
・交響曲第3番「スコットランド」(1959年12月7日)○
・交響曲第4番「イタリア」(1958年2月18日)○
・交響曲第5番「宗教改革」(1957年10月28日)○
・華麗なカプリッチョ(1960年3月14日)○
・ヴァイオリン協奏曲(1959年2月23-25日○)(1960年12月24,26日※)
➡こちらも参照
ハイフェッツ Heifetz ハイフェッツ 協奏曲集
・八重奏曲p.20より「スケルツォ」○
【ブラームス】
・交響曲第1番(1956年11月19日)○
・交響曲第2番(1955年12月5日)○
・交響曲第4番(1950年4月10-11日)(1958年10月27日)○
・悲劇的序曲(1955年12月5日)○
・ピアノ協奏曲第1番(1958年4月9日)○
・ピアノ協奏曲第2番(1952年8月11日)○
➡こちらも参照
リヴィング・ステレオ60CDコレクション VOL.2 Living Stereo 60 CD Collection
【ワーグナー】
・歌劇『タンホイザー』より「序曲とヴェーヌスベルクの音楽」●
・楽劇『ワルキューレ』より「魔の炎の音楽」●
・楽劇『神々の黄昏』より「ジークフリートのラインへの旅」(1957年4月1日)●
・楽劇『神々の黄昏』より「ブリュンヒルデの自己犠牲」●
・楽劇『トリスタンとイゾルデ』より「前奏曲と愛の死」(1957年11月25日)●
【チャイコフスキー】
・交響曲第4番(1955年11月7日)●
・交響曲第6番「悲愴」(1962年3月12日)●
・ヴァイオリン協奏曲(1953年3月29日)(1959年2月9日)●
・幻想序曲『ロメオとジュリエット』(1956年3月12日)(1961年4月3,20日)●
・フラン チェスカ・ダ・リミニ(1956年4月23日)●
・弦楽セレナード(1957年3月13日)●
【ドヴォルザーク】
・交響曲第8番(1961年3月13日)●
➡こちらも参照
リヴィング・ステレオ60CDコレクション VOL.2 Living Stereo 60 CD Collection
・チェロ協奏曲(1960年2月22日)●
【マーラー】
・さすらう若人の歌、亡き子をしのぶ歌(1958年12月28-29日)●
➡こちらも参照
リヴィング・ステレオ60CDコレクション VOL.2 Living Stereo 60 CD Collection
【R.シュトラウス】
・交響詩『ドン・キホーテ』(1953年8月17日)●
・交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』(1961年4月3,20日)●
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その他の以下のとおりだが、ここも結構手元にある。
【ラヴェル】
・スペイン狂詩曲(1949-1950年※)(1956年1月23日)
・ラ・ヴァルス(1949-1950年※)(1955年12月5日)(1962年3月26日)
・ダフニスとクロエ(全曲)(1955年1月23-24日)(1961年2月26-27日)
・ボレロ(1956年1月23日)(1962年3月26日)
・ピアノ協奏曲ト長調(1957年11月25日)
・組曲『マ・メール・ロワ』(1958年2月19日)
・亡き王女のためのパヴァーヌ(1962年3月26日)
・高雅で感傷的なワルツ(1963年3月14日)
【ドビュッシー】
・カンタータ『選ばれた乙女』(1955年4月11日)
・亡き王女のためのパヴァーヌ(1956年1月23日)
・神秘劇『聖セバスティアンの殉教』(1956年1月29日)
・交響詩『海』(1956年12月9-10日)
・管弦楽のための映像(1957年12月16日)
・牧神の午後への前奏曲(1962年3月13日)
・『夜想曲』より「雲」「祭」
Classique-La Discotheque Ideale
【J.S.バッハ】
・ブランデンブルク協奏曲(全6曲)(1957年7月8-9日)
・ヴァイオリン協奏曲第1番(1960年12月24,26日)
【ヘンデル】
・水上の音楽(ハーティー版)(1950年12月26-27日)
【ハイドン】
・交響曲第103番「太鼓連打」(1950年12月27日)
・交響曲第104番「ロンドン」(1950年4月10-11日)
【モーツァルト】
・ピアノ協奏曲第21番K.467(1948年12月20日)※
・歌劇『フィガロの結婚』序曲(1951年4月25日)
・クラリネット協奏曲K.622(1956年7月9日)
・クラリネット五重奏曲K.581(1956年7月12日)
【ベートーヴェン】
・交響曲第1番(1950年12月27日)
・交響曲第3番「英雄」(1957年12月2日)
・交響曲第5番「運命」(1955年5月2日)
・交響曲第6番「田園」(1955年8月16日)
・交響曲第7番(1949年12月19日)
・交響曲第8番(1958年11月30日)
・交響曲第9番「合唱」(1958年12月21-22日)
・レオノーレ序曲第1番~第3番(1956年2月26-27日)
・フィデリオ序曲(1955年11月9日)
・コリオラン序曲(1955年2月26-27日)
・『プロメテウスの創造物』より「序曲」「第5曲:アダージョ」「第16曲:フィ ナーレ」(1960年3月7日)
・祝賀メヌエット
変ホ長調(1949年12月20日)※
・ヴァイオリン協奏曲(1955年11月月27-28日)
➡こちらも参照
ハイフェッツ Heifetz ハイフェッツ 協奏曲集
・ピアノ協奏曲第1番(1960年11月2-3日)
・ピアノ・ソナタ第22番(1960年11月29-30日)
【ショパン】
・ピアノ協奏曲第1番(1960年3月14日)
・ピアノ協奏曲第2番(1954年11月24,29日)
【プロコフィエフ】
・バレエ音楽「ロメオとジュリエット」組曲Op.64bis/Op.64ter/Op.101』より(1957年2月11,13日)
・ピアノ協奏曲第2番(1957年2月13日)
・ヴァイオリン協奏曲第2番(1959年2月23-25日)
➡こちらも参照
ハイフェッツ Heifetz ハイフェッツ 協奏曲集
【ラフマニノフ】
・交響曲第3番(1957年12月29日)
【ストラヴィンスキー】
・カルタ遊び (1960年11月7日)
【ショーソン】
・詩曲(1955年12月14日)
・交響曲変ロ長調(1962年2月26日)
【フォーレ】
・組曲『ペレアスとメリザンド』(1963年3月14日)
【フランク】
・交響的変奏曲(1949年10月21日)
・交響曲ニ短調(1957年3月11日)
・交響詩『呪われた狩人』(1962年2月26日)
【ラロ】
・歌劇『イスの女王』序曲(1949-1950年)
【メノッティ】
・ヴァイオリン協奏曲イ短調(1954年11月8日)
【ピストン】
・交響曲第6番(1956年3月12,14日)
【マルティヌー】
・交響的幻想曲(1956年4月23日)
【バーバー】
・弦楽のためのアダージョ(1957年4月3日)
・メデアの瞑想と復讐の踊り(1957年4月10日)
【エルガー】
・序奏とアレグロ Op.47(1957年4月3日)
【スミス】
・星条旗(1957年10月28日)
【ブルッフ】
・ヴァイオリン協奏曲第1番(1951年1月18日)
【ウォルトン】
・チェロ協奏曲(1957年1月28,30日)
➡こちらも参照
https://www.amazon.co.jp/review/R30CEUH0YUF7CH
【ブロッホ】
・シェロモ(1957年1月28,30日)※
【イーズリー・ブラックウッド】
・交響曲第1番(1958年11月9,30日)※
【アレクセイ・ハイエフ】
・交響曲第2番(1958年11月9,30日)※
● ラヴェル:ラ・ヴァルス
● チャイコフスキー:弦楽セレナード
● バーバー:弦楽のためのアダージョ
● エルガー:序奏とアレグロ
ボストン交響楽団
シャルル・ミュンシュ(指揮)
1955、1957年録音
フランスの指揮者、シャルル・ミュンシュ[1891-1968]のRCA録音(ステレオ)。ミュンシュは、当時まだドイツ領だったストラスブール(シュトラスブルク)に、アルベルト・シュヴァイツァーの遠縁というドイツ系の家系に生まれ、生地のストラスブール音楽院でヴァイオリン演奏や作曲を学びます。その後、ゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスターとなり、フルトヴェングラーやワルターのもとで演奏するうちにその資質を認められ、指揮の勉強をするようになったというという経歴の持ち主。
その長い指揮棒をダイナミックに振りまわす独特の指揮スタイルは、楽員を鼓舞する力に長けており、情熱的な演奏を実現することに成功していました。
ここでは、バーバーのアダージョが生命力豊かに歌われ、チャイコフスキーの弦セレも、エルガーの序奏とアレグロも心地よい推進力で弦の魅力を楽しませてくれますし、『ラ・ヴァルス』での盛り上がりっぷりにも凄いものがあります。
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