アスコナ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%8A
10名の著名ピアニストが得意の演目で臨んだ各1枚のライヴ録音集。有名な保養地ルガーノ、アスコーナなどで収録。ゼルキン、バックハウス、ギレリスなどの大家、シフラ、アンダ、グルダ、ベルマンといった特定の曲では他の追随を許さぬ名手、くわえて、マルクジンスキ(ポーランドのピアニスト。ショパンの解釈に定評)、チェルカスキー(ウクライナ出身のユダヤ系アメリカ人ピアニスト)、ブルーノ・カニーノ(イタリアのピアニスト・作曲家)といった個性派が競演。録音時点は1953~1993年の40年におよぶが、録音は思いの聴きやすい。
(収録情報)
【ルドルフ・ゼルキン 1957】
・シューベルト:即興曲ヘ短調 op.142-4
・J.S.バッハ:カプリッチョ変ロ短調『最愛の兄の旅立ちによせて』 BWV.992
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ホ短調 op.57『熱情』
・ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ op.24
・メンデルスゾーン:序奏とロンド・カプリチオーソ ホ長調 op.14
録音時期:1957年5月22日
録音場所:ルガーノ、テアトロ・クルザール
【ヴィルヘルム・バックハウス 1960、1953】
・ハイドン:ピアノ・ソナタ第52番変ホ長調 Hob.XVI-52、アンダンテと変奏曲へ短調 Hob.XVII-6、幻想曲ハ長調 Hob.XVII-4
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2『テンペスト』
録音時期:1960年5月18日
録音場所:ルガーノ、アポロ劇場
・ショパン:練習曲集 op.25~第1,2,3,6,8,9,5番、夜想曲変ニ長調 op.27-2、ワルツ 変ホ長調 op.18
録音時期:1953年6月11日
録音場所:ルガーノ、アポロ劇場
【ヴィトルド・マルクジンスキ 1963】
・ブラームス:間奏曲変ホ長調 Op.118-6、ラプソディ ト短調 op.79-2
・ベートーヴェン:・ピアノ・ソナタ第23番ホ短調 op.57『熱情』
・ショパン:夜想曲第13番ハ短調 op.48-1、バラード第3番変イ長調 op.47、マズルカ第15番ハ長調 op.24-2、マズルカ第17番変ロ短調 op.24-4、スケルツォ第3番嬰ハ短調 op.39、マズルカ第45番イ短調 op.67-4、ワルツ変ト長調 op.70-1、練習曲ハ短調 op.10-12
録音場所:1963年3月13日
録音場所:ロカルノ、聖フランチェスコ教会
【ジェルジ・シフラ 1963】
・ショパン:幻想曲ホ短調 op.49、スケルツォ第2番変ロ短調 op.31、ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 op.35
・リスト:スペイン狂詩曲、『愛の夢』第3番変イ長調、ポロネーズ第2番ホ長調、半音階的大ギャロップ、ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調
録音時期:1963年9月27日
録音場所:アスコーナ、Settemane Musicali
【シューラ・チェルカスキー 1963】
・メンデルスゾーン序奏とロンド・カプリチオーソ ホ長調 op.14
・シューマン:ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ長調 op.11
・ベルク:ピアノ・ソナタ op.1
・ドビュッシー:喜びの島
・ストラヴィンスキー:『ペトルーシュカ』からの3つの楽章
・プーランク:トッカータ
録音時期:1963年12月5日
録音場所:ルガーノ、スイス・イタリア語放送オーディトリアム
【ゲザ・アンダ 1965】
・ショパン:12のエチュード op.25
・シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 op.6
・シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664, Op.120
録音時期:1965年9月16日
録音場所:アスコーナ、Pallesta delle Scuole
【フリードリヒ・グルダ 1968】
・ハイドン:アンダンテと変奏曲へ短調 Hob.XVII-6
・モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K.310
・シューベルト:4つの即興曲 Op.90, D.899
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 op.52『ワルトシュタイン』
録音時期:1968年1月19日
録音場所:ルガーノ、スイス・イタリア語放送オーディトリアム
【エミール・ギレリス 1984】
・D.スカルラッティ/ソナタ集:ソナタ ニ短調 L.422、ソナタ ヘ長調 L.116、ソナタ ニ短調 L.423、ソナタ ホ短調 L.118、ソナタ イ長調 L.395、ソナタ ロ短調 L.449、ソナタ ト長調 L.487
・ドビュッシー:ピアノのために
・シューマン:交響的練習曲 op.13
録音時期:1984年9月25日
録音場所:ロカルノ、聖フランチェスコ教会
【ラザール・ベルマン 1989】
・スクリャービン:幻想曲ロ短調 op.28
・シューベルト / リスト編:アヴェ・マリア、糸をつむぐグレートヒェン、若い尼僧、辻音楽師、魔王
・ラフマニノフ:楽興の時 Op.16
・リスト:詩的で宗教的な調べ~第7曲『葬送曲』
録音時期:1989年11月28日
録音場所:ルガーノ、スイス・イタリア語放送オーディトリアム
【ブルーノ・カニーノ 1993】
・J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
録音時期:1993年1月17日
録音場所:ルガーノ、スイス・イタリア語放送オーディトリアム
http://www.amazon.co.jp/Great-Pianists-10-CD-Set/dp/B000TIY3XI/ref=cm_cr-mr-title
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http://shokkou3.blogspot.jp/2013/10/great-conductors.html
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ハスキルのモーツァルト23番(1953年)、ベートーヴェン4番はグルダ(1965年)、「皇帝」はバックハウス(1961年)、クライバーンのチャイコフスキー1番(1962年)、
ルービンシュタインのショパン(ソロ)。以上、ピアノだけでも名手の十八番が並ぶ。
オイストラフはモーツァルト3番とブラームスの協奏曲(1961年)を引っさげ、バウムガルトナーで聴くヴィヴァルディ、チェロではシュタルケルとフルニエの聴き比べが可能。
さらに、協奏曲ライヴ集のいわば「オマケ」ながら、指揮者に注目すれば、シューリヒトでモーツァルト40番、シェルヘンでブラームス3番、クリュイタンスでフランク「交響曲」、ストコフスキーでチャイコフスキー「ロメオとジュリエット」などが併録されている。
1枚でこの価格でも安いくらい。10倍の魅力といっても過言ではないだろう。
(収録情報)
【ハスキル/モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番他】
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
クララ・ハスキル(p)
オトマール・ヌシオ(指揮) スイス・イタリア語放送管弦楽団
録音:1953年6月25日、ルガーノ
・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30
クララ・ハスキル(p) アルテュール・グリュミオー(vn)
録音:1959年9月1日、アスコーナ
【バックハウス&シューリヒトの『皇帝』】
・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73『皇帝』
・モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
・メンデルスゾーン:序曲『フィンガルの洞窟』
カール・シューリヒト(指揮) スイス・イタリア語放送管弦楽団
ヴィルヘルム・バックハウス(p)
録音:1961年4月27日 ルガーノ、アポロ劇場
【クライバーン/チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番】
・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第番1番 変ロ短調 Op.23
ヴァン・クライバーン(p)
ピエトロ・アルジェント(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団
録音:1962年5月25日、ルガーノ
・幻想序曲『ロメオとジュリエット』
レオポルド・ストコフスキー(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団
録音:1968年8月7日、ルガーノ[ステレオ]
【グルダ&クリュイタンス/ベートーヴェン第4番他】
・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58
・フランク:交響曲
ニ短調
フリードリヒ・グルダ(p)
アンドレ・クリュイタンス(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団
録音:1965年5月14日、ルガーノ[ステレオ]
【ルービンシュタイン/ショパン他】
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
オトマール・ヌシオ(指揮) スイス・イタリア語放送管弦楽団
録音:1961年5月12日、ルガーノ
・ショパン:夜想曲第2番 嬰ヘ長調 Op.15
・ヴィラ=ロボス:『赤ちゃんの家族』~道化人形
録音:1961年5月8日、ボローニャ
・ショパン:幻想曲
へ短調 Op.49、前奏曲第15番 変ニ長調 Op.28『雨だれ』、同第8番 嬰へ短調 Op.28、同第23番 ヘ長調 Op.28、同第24番 ニ短調 Op.28、バラード第3番 変イ長調 Op.47、子守歌 変ニ長調 Op.57、ワルツ第2番 嬰ハ短調 Op.64、練習曲第5番 ホ短調 Op.25
録音:1970年11月7日、ボローニャ[ステレオ]
アルトゥール・ルービンシュタイン(p)
【オイストラフ/ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、他】
・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216
オトマール・ヌシオ(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団
ダヴィド・オイストラフ(vn)
録音:1961年6月11日、ルガーノ
【ウート・ウーギ/ベートーヴェン、チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲】
・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
録音:1970年11月5日、ルガーノ[ステレオ]
・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
録音:1981年9月18日、ルガーノ[ステレオ]
マルク・アンドレーエ(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団
ウート・ウーギ(vn)
【バウムガルトナー/ヴィヴァルディ他】
・ヴィヴァルディ:2本のヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調
Paul Ezergailis, Roger Pyne (vn)
・パーセル:シャコンヌ ト短調
・バッハ:チェンバロ協奏曲 ト短調 BWV.1058
ミエチスラフ・ホルショフスキー(p)
録音:1981年9月4日
・モーツァルト:『5つのフーガ』 K.405~第5番、第8番、第9番
録音:1968年9月2日、ロカルノ
・ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲ホ短調
ピエール・フルニエ(vc)
・メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲第10番ロ短調
ルドルフ・バウムガルトナー(指揮)ルツェルン祝祭弦楽合奏団
録音:1970年9月11日、アスコーナ[ステレオ]
【シュタルケル/ハイドン、ショスタコーヴィチ他】
・ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 Op.107
・バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番 BWV.1008~サラバンド
マルク・アンドレーエ(指揮) スイス・イタリア語放送管弦楽団 ルガーノ
・ハイドン:チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VIIb:1
・クープラン:
演奏会用小品
ルドルフ・バウムガルトナー(指揮)ルツェルン祝祭弦楽合奏団 ロカルノ
ヤーノシュ・シュタルケル(vc)
【フルニエ&シェルヘン/ドヴォルザーク:チェロ協奏曲】
・ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
・ブラームス:交響曲第3番 ホ長調 Op.90
ヘルマン・シェルヘン(指揮) スイス・イタリア語放送管弦楽団
ピエール・フルニエ(vc)
録音:1962年4月25日
有名な保養地ルガーノ、アスコーナでのライヴ録音集。1953~1992年までの約40年間の記録だが、登壇した演奏家が錚々たるもの。ヴァイオリンは、ミルシテイン、グリュミオー、シェリングが、チェロはフルニエ、フルートはランパル、そして四重奏団では、イタリア、ジュリアード、スメタナの3つの有名どころが並ぶ。さらに、一世を風靡したボスコフスキー/ウィーン八重奏団からカルミニョーラまで、なんとも豪華な陣容である。
曲目も多彩(以下を参照されたい)で、この価格であればもったいないほどの内容。
(収録情報)
【ウィーン八重奏団/シューベルト:八重奏曲他 1953、1956】
・シューベルト:八重奏曲ヘ長調 D.803
ウィリー・ボスコフスキー(指揮)ウィーン八重奏団
録音:1953年6月25日 ルガーノ[モノラル]
・シューベルト:グラン・デュオ イ短調 D.574
フランコ・グッリ(vn)、エンリカ・カヴァッロ(p)
録音:1956年7月9日、ルガーノ[モノラル]
【ミルシテイン/リサイタル1957】
・J.S.バッハ:シャコンヌ(無伴奏パルティータ第2番 BWV.1004より)、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 BWV.1005~第4曲
・モーツァルト:アダージョ ホ長調 K.261、ロンド ハ長調 K.373
・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 op.24『春』
・パガニーニ:カプリース第11番ハ長調 op.1-11、カプリース第5番イ短調 op.1-5
・ストラヴィンスキー:ロシアの歌
・リース:常動曲 op.34-5
・パラディス:シシリエンヌ 変ホ長調
ナタン・ミルシテイン(vn)、アルトゥール・バルサム(p)
録音:1957年10月11日、アスコーナ[モノラル]
【グリュミオー&ハスキル/リサイタル1960】
・モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第34番変ロ長調 K.378
・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4番イ長調 op.23、ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 op.96
アルテュール・グリュミオー(vn)、クララ・ハスキル(p)
録音:1960年8月22日、アスコーナ[モノラル]
【フルニエ/ベートーヴェン・リサイタル 1964】
・ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第2番ト短調 op.5-2、第3番イ長調 op.69、『マカベウスのユダ』の主題による12の変奏曲ト長調 WoO.45、『魔笛』の主題による12の変奏曲 op.66、
ピエール・フルニエ(vc)、ジャン・フォンダ(p)
録音:1964年8月21日、アスコーナ[モノラル]
【イタリア四重奏団/モーツァルト、ドヴォルザーク、ラヴェル 1968】
・モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番ニ短調 K.421
・ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番ヘ長調 op.96『アメリカ』
・ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
イタリア四重奏団
録音:1968年9月10日、アスコーナ[ステレオ]
【ジュリアード弦楽四重奏団/ベートーヴェン、ベルク 1970】
・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 op.135
・ベルク:抒情組曲
ジュリアード弦楽四重奏団
録音:1970年8月24日、アスコーナ[ステレオ]
【シェリング/ベートーヴェン、ブラームス、バッハ 1975】
・J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ ニ短調 BWV.1004
・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 op.12-1
・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 op.78
ヘンリク・シェリング(vn)、エウジェニオ・バグノーリ(p)
録音:1975年9月、アスコーナ[ライヴ]
【スメタナ四重奏団/シューベルト:『死と乙女』 1979、1982】
・ハイドン:弦楽四重奏曲団第39番ハ長調 Hob.Ⅲ-39
・シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810『死と乙女』
録音:1982年3月15日、ルガーノ[ステレオ]
・シューベルト:弦楽四重奏曲第1番変ホ長調 D.87
スメタナ四重奏団
録音:1979年3月19日、ルガーノ[ステレオ]
【ランパル、トリオ・パスキエ/モーツァルト:フルート四重奏曲集 1982】
・モーツァルト:フルート四重奏曲第1番ニ長調 K.285、第2番ト長調 K.285a、第3番ハ長調 K.285b、第4番イ長調 K.298、前奏曲とフーガ ニ短調 K.404、オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370~ロンド、アダージョ ロ短調 K.540
ジャン=ピエール・ランパル(fl)、トリオ・パスキエ
録音:1982年9月21日、アスコーナ[ステレオ]
【カルミニョーラ、ザンチェッタ、ポギ、メルリ-ニ、ブルネッロ、ロッシ/ブラームス
1992】
ブラームス:弦楽六重奏曲第1番変ロ長調 op.18、第2番ト長調 op.36
ジュリアーノ・カルミニョーラ(vn)、ステファーノ・ザンチェッタ(vn)、トマーゾ・ポギ(va)、ファブリツィオ・メルリ-ニ(va)、マリオ・ブルネッロ(vc)、フランコ・ロッシ(vc)
録音:1992年4月6日、ボローニャ[ステレオ]
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