土曜日, 3月 14, 2015

エマ・カークビー Carolyn Emma Kirkby の魅力

The Very Best of Emma Kirkby
 
エマ・カークビーの美声に注目したのは、ホグウッド/エンシェント室内管弦楽団(同合唱団+ウェストミンスター大聖堂少年聖歌隊)によるモーツァルトの「モテット集」を聴いて以来である。
どうしてこういう妙なる声が嫋嫋と続くのだろうと驚いた。あえて想像すれば、太極拳や合気道における均一した安定的な呼吸法と関係があるように思った。それは、ノンヴィブラートの透明度の高さとあいまって、モーツァルトのみならず、バッハでもヘンデルでも独自の美意識を表出する。フォークロアの始原とも、クラシック音楽の源流ともいえる古き伝統の声楽を19781997年の約20年にわたって丹念に歌いこんだ、これは貴重な記録である。
 
【収録情報】
CD1:『エリザベス王朝のリュート歌曲集』
~ピルキントン:憩え、やさしきニンフたち 他 
CD2:『田園の対話~1617世紀イギリスとイタリアのデュエットとダイアローグ』
~ジョーンズ:どこへ駆けていくの、恋人よ 他
CD3:『愛の対話』
~フェッラーリ:恋人たちよ、教えて上げましょう 他
CD4:『初期イタリア・バロック二重唱曲集』
~モンテヴェルディ:ああ、何とお前は愛らしい
CD5:『ヘンリー・パーセル歌曲集』~
CD6:『バッハ:コーヒー・カンタータ&農民カンタータ』
CD7:『バッハ:結婚カンタータ』他
CD8:『ヘンデル、アーン:アリア集』
CD9:『ヘンデル:イタリアン・カンタータ集』
CD10:『ヘンデル:イタリアン・カンタータとアリア集』
CD11:『モーツァルト:アリア集』
CD12:『モーツァルト:オペラ・アリア集』
CD6-12:クリストファー・ホグウッド(オルガン、スピネット指揮、チェンバロ)
 
【以下はHMVからの引用】
エマ・カークビー・ボックス(12CD)
オリジナル・ジャケット・デザインの紙ジャケット仕様!
ノンヴィブラートの透き通った声の魅力を古楽界に浸透させた美声の女王、エマ・カークビーが、1978~1997年にかけてオワゾリール・レーベルでレコーディングした音源からのコレクション。カークビー得意のルネッサンス、バロック、モーツァルトの音楽を集めた12枚組ボックスです。
 カークビー録音の代名詞ともなった、モーツァルトの『エクスルターテ・ユビラーテ』に象徴されるどこまでもピュアな美しさは、歌に楽器のような純度の高さと切れの良さが求められる古典派までの音楽には最高の適性を示すものといえ、ここでも随所でその見事な歌唱を楽しむことができます。
 
 
 
エマ・カークビー・ボックス(12CD)
 
ザ・ピュア・ヴォイス・オヴ・エマ・カークビー
 
結婚カンタータ(カンタータ第202番、第210番)、アリア集 カークビー、ホグウッド&エンシェント室内管
 
E・カークビー・コレクション 
 
ヴィヴァルディ:マニフィカト、バッハ:カンタータ第51番、他 カークビー(S)ウォーカー&オーケストラ・オブ・ザ・アンティポデス
 
エマ・カークビー/ア・ポートレイト
 
イタリア語によるカンタータ集 カークビー(S)ホグウッド&エンシェント室内管弦楽団
 
 
The Very Best of Emma Kirkby
 

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