☛ いいですよ、コリン・デイヴィス
(過去書いた文章)
【シベリウス】
・交響曲第1番ホ短調 op.39(1976年)ボストン交響楽団
・交響詩『フィンランディア』 op.26(同上)同上
・交響的幻想曲『ポポヨラの娘』 op.49(同上)同上
・交響詩『タピオラ』 op.112(1975年)同上
<今回下記を追加>
・交響曲第2番 op.43
・交響詩『フィンランディア』(上記とダブり)
・『悲しきワルツ』
・『トゥオネラの白鳥』
シベリウスの第2シンフォニーでは、かねてよりセル/クリーヴランド管、カラヤン/フィルハーモニー管、バルビローリ/ハレ管の古い録音3つが気に入っているが、近年、デイヴィスを集中的に聴いてこの人の“こせこせしない”大らかなスタイルもシベリウスに合うと思って手に取る。
ボストン響の音は全般にやや明るすぎるような気もするが、個々のプレイヤーの名人芸ではクリーヴランド管に負けていないし、自然体ながらも、要所要所の盛り上げの巧いデイヴィスのコントロールによって、意外にもスパイスが効いた劇的な演奏となっている。
鋭角的に切り込むようなアプローチではないが、こういう露光が強いゆえに普段と解像度のかわったシベリウスも悪くないとも思う。一方、この時代としては録音の鮮度は良い。
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デイヴィス(サー・コリン), シベリウス他
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