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チェリビダッケのブルックナー交響曲第9番の録音は、少なくとも以下の3つが入手可能である。
1.録音:1969年5月2日 トリノRAI交響楽団
2.録音:1974年4月5日 シュトゥットガルト、リーダーハレ[ステレオ]
3.録音:1995年9月10日 ミュンヘン・フィル(ライヴ)
いま聴いているのは、2であるが、重厚かつ真に厳しい感性が伝わってくる。特に終楽章の充実ぶりには舌を巻く。ここまで高密度で内的な力の籠もった演奏ができるということは、偶然ではありえない。いかに、チェリビダッケがこの曲を自家薬籠中のものとしていたか、「驚異的」という言葉を思いつく。
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