日曜日, 4月 12, 2015

マリア・カラス DVD 

エターナル・マリア・カラス [DVD]


マリア・カラスの映像を見ていて、持って生まれた美貌と途轍もない才能の持ち主であることを改めて実感する。別に伝記を読んで一応の背景は知ったうえで映像を追うと、その表情の陰にある深い喜怒哀楽が 思われて興味深い。

 シュワルツコップもそうだが、マリア・カラスも非常な努力の人である。途轍もない才能をもった芸術家が、若き日から刻苦勉励の努力を積み重ねて、大変な高みに登る。これは世紀のサクセス・ストーリーであり、また、オナシスという稀代の実業家との悲恋がこれを彩る。

 その一方、酷使しすぎた心身、そして声は栄光と反比例して失われていく。そのテンポは、本来の老化以上に急速にすすみ、マリア・カラスの最盛期は短かった。

 シュワルツコップがオペラから年とともに歌曲に転じて、新たな、そして未踏の境地に行きついたことと全く別の人生航路をカラスは歩むが、53才での孤独で不遇な死は、彼女らしい直線的な生き様を貫いたという意味で、それ自身、ドラマツルギー性をもっている。

 多くの映像作品がフランスでつくられているが、パリで死した彼女への関心と憧憬はこの国の人々にいまも鮮烈に焼き付いている証だろう。

http://shokkou3.blogspot.jp/search?q=%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%83%E3%82%BD%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BF+

【収録内容】
■1958年12月19日パリ公演より
1. 歌劇「イル・トロヴァトーレ」第4幕 もういいわ、私のことはかまわないで
2. 歌劇「イル・トロヴァトーレ」第4幕 恋はばら色の翼にのって
3. 歌劇「イル・トロヴァトーレ」第4幕 ミゼレーレ (以上ヴェルディ)
4. 歌劇「セヴィリャの理髪師」第1幕 今の歌声は (ロッシーニ)

■1959年5月15日ハンブルク公演より
5. 歌劇「ドン・カルロ」第4幕 世のむなしさを知る神 (ヴェルディ)
6. 歌劇「海賊」第2幕 ああ、目の前にかかる雲を (ベルリーニ)
7. 歌劇「ル・シッド」第3幕 泣け、泣け、わが目 (マスネ)
8. 歌劇「カルメン」第1幕 恋は野の鳥「ハバネラ」 (ビゼー)
9. 歌劇「カルメン」第1幕 セビリャの城壁近くに「セギディーリャ」 (ビゼー)
10. 歌劇「ドン・カルロ」第3幕 むごい運命よ (プッチーニ)

■1964年より
11. 歌劇「トスカ」第2幕 歌に生き、恋に生き ナレーション、インタビュー (プッチーニ)

■1965年5月31日パリ公演より
12. 歌劇「マノン」第2幕 さようなら私たちの小さなテーブルよ (マスネ)
13. 歌劇「夢遊病の女」 (ベルリーニ)
14. 歌劇「ジャンニ・スキッキ」 お父様にお願い (プッチーニ)

■マリア・カラス-ハー・ライフ
15. Introduction
16. Training the voice:bel canto
17. Tullio Serafin:conductor and mentor
18. From score to stage:embracing a new role
19. Anna Bolena,Medea and Violetta
20. Opera:modernizing an old-fashioned art

■カラス・スピークス
21. Introduction
22. Norma - Violetta - Carmen - Tosca
23. Maria Callas in conversation with Bernard Gavoty
24. Retiring from the Concert Stage
25. Being an Artist

■ギャラリー
<ボーナス映像>
26. カラス・イン・ローマ-歌劇「ノルマ」より第1幕「清らかな女神よ」 (ベルリーニ)

【演奏】
マリア・カラス(ソプラノ)
 
マリア・カラスの真実 [DVD]
 
【以下はタワーレコードからの引用】
力技で盛り上げようとするような派手な演出は一切ない。出生から孤独な少女時代を経て舞台にデビューし名声を築きあげるまで。そして見舞われた数々のスキャンダルと孤独な晩年。まさに波乱万丈の53年の生涯をカラス自身のインタヴュー、プライベート、舞台での貴重な映像の数々を交え、淡々とした語りと共に描くドキュメンタリー。それが逆にこの不世出のディーヴァの真の姿をストレートに見る側に伝えて秀逸。
intoxicate (C)古川陽子
タワーレコード (vol.82(2009年10月10日発行号)掲載)

内容紹介

『マリア・カラスの真実』

オペラ史上最高のディーヴァ マリア・カラスの実像に迫る傑作ドキュメンタリー!
愛と喝采の影でひとり運命に抗った不世出の歌姫

●規格
カラー(一部モノクロ)/16:9 ビスタ/片面1層/本編98分/音声:1.オリジナル仏語 他〈ドルビー・デジタル・ステレオ〉/日本語字幕/封入特典:劇場用パンフレット縮小改訂版

●製作年・国
2007年・フランス


●解説
オペラ史上に燦然と輝く永遠のヒロイン、マリア・カラス。20世紀最高の歌姫が辿った劇的な人生を、本人の肉声や貴重なアーカイブ映像をふんだんに盛り込んで描いた傑作ドキュメンタリーが待望のDVD化!
オペラファンならずとも、誰しも一度は“マリア・カラス”という名を耳にしたことがあるであろう。特徴ある歌声と卓越した歌唱技術、役の内面に深く踏み込んだ圧倒的な表現力で、オペラ界を代表する存在となった彼女は、一方では数々のゴシップで世界をにぎわせもした。彼女は自身の当たり役《トスカ》のアリアそのままに「歌に生き、恋に生き」、53年の生涯を閉じる。その人生は本作にも登場する海運王アリストテレス・オナシス、元アメリカ大統領夫人ジャクリーン・ケネディ、モナコ王妃グレース・ケリー、映画監督ルキーノ・ヴィスコンティなど、綺羅星の如き“脇役”たちに彩られている。
貴重な秘蔵映像や音源を交えながら、マリア・カラス本人の発言をもとに、その足跡を振り返る98分。《トスカ》《ノルマ》《カルメン》など20曲以上で彼女の歌声が堪能出来ることは、ファンにとってこの上ない喜びだろう。オペラ界のディーヴァとして君臨する栄光の時代から一転、ゴシップとスキャンダルにさらされ孤独な晩年へ…。そこで浮き彫りになるのは、ガラスのようにもろく壊れやすい一人の女性としてのマリア・カラスである。本作に触れた誰もが、まるでギリシャ悲劇さながらのドラマティックな人生を歩んだ彼女の、誇張も虚飾もない真実の姿を目にすることになる。そしてこれまでよりも一層、輝きを失うことのない歌声をもったカラスの魅力の虜になることであろう。
本作は今春より日本全国で公開され、各地で音楽ドキュメンタリーとしては異例の大ヒットを記録した。カラスの没後30年目にあたる07年にミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座で上映された際、観客はエンド・クレジットの後もしばらく席を立つことができなかったというエピソードも伝えられている。

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

20世紀を代表するオペラ界のディーヴァ、マリア・カラスが辿った劇的な人生を、本人の肉声や貴重なアーカイブ映像を盛り込み描いたドキュメンタリー。喝采の影でゴシップとスキャンダルにさらされた孤独な晩年までを綴る。20曲もの彼女の歌声も堪能。

内容(「Oricon」データベースより)

貴重な音源と映像で20世紀最高の歌姫マリア・カラスの実像に迫る傑作ドキュメンタリー!
 
 
マリア・カラス~オペラと美食~ [DVD]
http://tower.jp/item/2626073/マリア・カラス-~オペラと美食~
 
【以下は引用】

内容紹介

●20世紀最高のソプラノ歌手と謳われるマリア・カラスのもう一つの真実が明かされる!
「永遠のマリア・カラス」、「マリア・カラス最後の恋」、「マリア・カラスの真実」、常に話題になるマリア・カラス物語。
本作はイタリアの最大手TV局RAI TVが貴重なマリア・カラスの映像とともに
今まで語られることがなかった食とオペラの関係に焦点を当て、マリア・カラスのプライベートに迫るドキュメンタリーとなっている。
●マリア・カラスの美しさと美声に隠された食の世界
カラスが通ったレストランなどを紹介するとともに友人・シェフ・支配人によって当時のマリア・カラスが再現されるとともに、美しさを保った秘訣を公開!

【商品仕様】●ピクチャーレーベル1枚組52分

【ストーリー概要】マリア・カラス。その美声と食の関係は?
ニューヨークでギリシャ系移民の子として生まれ、貧しい幼少期を過ごしていた彼女だが、ギリシャに渡る。
オペラ歌手として駆け出した頃には「食は人生の最高の喜び」と詠い、レストランで気に入る料理があれば、シェフにレシピを聞き、お抱えの料理人に渡し、作らせたとも言う。
だが、ある公演をきっかけに彼女の食に対する姿勢が変わった。美しき女性を演じるため、舞台での立ち振る舞いを華麗に演ずるため、彼女はストイックに外見を磨きあげ18ヶ月に40kgに体重を落とした。
その事により、マリア・カラスの歌声に影響を及ぼしたと云われているが…本人と進行が深かったジュリエッタ・シモナータ, フランチェスコ・カネッサ、パトリシア・アドキンズ・チティ を初め、
マリア・カラスが通ったレストランオーナーアリーゴ・ シプリアーニ, ジョルジ・ジョコ, パオロ・セリ
そしてイタリアン マリア・カラス アソシエーションの代表ブルーノ・トッシから貴重な「マリア・カラスと美食の関係」を収録している。
本作は20世紀最高のプリマドンナへと変化してゆく過程において、マリア・カラスの食への
意識の変化やイタリアでの新婚生活、人柄、オペラ歌手としての野心や意志力に重点を置いている。     

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

20世紀最高のソプラノ歌手と称され、すばらしい歌声とプロポーションで人々を魅了したマリア・カラス。しかし、そんな彼女も肥満に悩まされた時期があり…。食に対するとてつもない執着を持っていた彼女の隠された背景、歴史を紐解いていく。

内容(「Oricon」データベースより)

20世紀最高のソプラノ歌手と謳われるマリア・カラスのもう一つの真実が明かされる!イタリアの最大手TV局RAITVが貴重なマリア・カラスの映像とともに今まで語られることがなかった食とオペラの関係に焦点を当て、彼女のプライベートに迫るドキュメンタリー。
 
 
ハンブルク・コンサート [DVD]
http://tower.jp/item/1038789/ハンブルク・コンサート<期間限定盤>
 
『マリア・カラス/ハンブルク・コンサート』
【曲目】
〔1959年5月18日〕
1. スポンティーニ: 歌劇「ヴェスタの巫女」より
2. ヴェルディ: 歌劇「マクベス」より
3. ロッシーニ: 歌劇「セビリアの理髪師」より
4. ヴェルディ: 歌劇「ドン・カルロ」より
5. ベルリーニ: 歌劇「海賊」より

〔1962年3月16日〕
1. マスネ: 歌劇「ル・シッド」より
2. グノー: 歌劇「ミレイユ」序曲
3. ビゼー: 歌劇「カルメン」より
4. ヴェルディ: 歌劇「運命の力」序曲
5. ヴェルディ: 歌劇「エルナーニ」より
6. ロッシーニ: 歌劇「シンデレラ」より
7. ヴェルディ: 歌劇「ドン・カルロ」より

【演奏】
マリア・カラス(ソプラノ)
ニコラ・レッシーニョ(指揮(1959年))
ジョルジュ・プレートル(指揮(1962年))
北ドイツ放送交響楽団
【仕様】
モノクロ/118分/リニアPCMモノラル
 
http://tower.jp/item/505958/今甦る幻のマリア・カラス
 
●マスネ:(1)歌劇「マノン」~「さようなら私たちの小さなテーブル」
●ベッリーニ:(2)歌劇「夢遊病の女」~「花よこんなに早くしおれるとは」
●プッチーニ:(3)歌劇「ジャンニ・スキッキ」~「お父さまにお願い」
●ベッリーニ:(4)歌劇「ノルマ」第1幕第4場~「剣を抜いて」(5)歌劇「ノルマ」第1幕第4場~「カスタ・ディーヴァ」
●プッチーニ:(6)歌劇「トスカ」~「歌に生き恋に生き」 ※未公開の発掘映像多数
 
 

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