日曜日, 2月 11, 2018

オペラはいいな 2 Verdi: Great Operas

Verdi: Great Operas
Verdi: Great Operas Box set, Original recording remastered, Import                                                
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ヴェルディのオペラの集大成である。収録されていない作品として、二人のフォスカリ(1844年)、ルイザ・ミラー(1849年)、スティッフェリオ(1850年)などもあるが、主要どころはほぼカヴァーしている。

全16アイテムの録音は1955年から2001年まで約半世紀におよび、指揮者別には、ムーティが全体の半分の8アイテムを振り、カラヤンが2、ほかは各1曲ずつ大物6人(セラフィン、サンティーニ、メータ、レヴァイン、パッパーノ、ジュリーニ)が登壇。

オーケストラは、イギリスの楽団で半分の8アイテム。内訳は(ニュー・)フィルハーモニア管弦楽団で、ファルスタッフ(カラヤン)、仮面舞踏会、マクベス、ナブッコ、椿姫(ムーティ)、ロンドン響で、ジョヴァンナ・ダルコ(レヴァイン)、イル・トロヴァトーレ(パッパーノ)、コヴェント・ガーデンで、ドン・カルロ(ジュリーニ)。
その一方で本場イタリアの管弦楽団も7アイテムを占め、内訳はスカラ座で、リゴレット(セラフィン)、☆エルナーニ、運命の力、アッティラ、☆シチリア島の夕べの祈り(ムーティ)、ローマ歌劇場でシモン・ボッカネグラ(サンティーニ)、アイーダ(メータ)。その他として、ベルリン・フィルでオテロ(カラヤン)となっている<☆はライヴ、それ以外の14アイテムはセッション録音>。

歌手陣も多彩で充実しており、この機会に廉価盤でヴェルディを一気に揃えたい向きには最適かつ強力なセット。なお、併録のブックレットは録音データを除き解説は英語版では9ページという簡素なもの。

【収録情報】<録音年代順、カッコ内は初演年>

◆歌劇『リゴレット』(1851年)全曲

 ジルダ:マリア・カラス (S)
 リゴレット:ティト・ゴッビ (Br)
 マントヴァ公爵:ジュゼッペ・ディ・ステーファノ (T)
 スパラフチーレ・ニコラ・ザッカリア (B)
 マッダレーナ:アドリア―ナ・ラッザッリーニ (MS)
 ジョヴァンナ:ジューゼ・ジェルビーノ (MS)
 モンテローネ伯爵プリーニョ・クラバッシ (B)
 マルッロ:ウィリアム・ディッキー (Br)
 ボルサ:レナート・エルコラーニ (T)
 チェプラーノ伯爵・カルロ・フォルティ (Br)
 チェプラーノ伯爵夫人エルヴィーラ・ガラッシ (MS)
 案内人:ヴィットリオ・タトッツィ (B)
 小姓:ルイ―ザ・マンデッリ (MS)
 合唱及び管弦楽:ミラノ・スカラ座合唱団及び管弦楽団
 合唱指揮:ノルベルト・モーラ
 指揮:トゥリオ・セラフィン

 録音時期:1955年9月3日〜16日
 録音場所:ミラノ・スカラ座
 録音方式:モノラル(アナログ/セッション)
→ ナクソス・ヒストリカル・シリーズ ヴェルディ:歌劇「リゴレット」

◆歌劇『ファルスタッフ』(1893年)全曲

 ファルスタッフ:ティート・ゴッビ (Br)
 フェントン:ルイージ・アルヴァ (T)
 フォード:ローランド・パネライ (Br)
 カイウス医師:トマゾ・スパタロ (T)
 バルドルフォ:レナート・エルコラーニ (T)
 ピストラ:二コーラ・ザッカリア (B)
 アリーチェ・フォード:エリーザベト・シュヴァルツコップ (S)
 ナンネッタ:アンナ・モッフォ (S)
 メグ・ペイジ:ナン・メリマン (Ms)
 クリックリー夫人:フェドーラ・バリビエリ (Ms)
 管弦楽及び合唱:フィルハーモニア管弦楽団及び合唱団
 合唱指揮:ロベルト・ベナリオ
 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン

 録音時期:1956年6月21〜23日、25〜29日
 録音場所:キングズウェイ・ホール、ロンドン
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
→ Falstaff

◆歌劇『シモン・ボッカネグラ』(1857年)全曲

 シモン・ボッカネグラ・ティート・ゴッビ (Br)
 ヤーコポ・フィエスコ・ボリス・クリストフ (B)
 パオロ・アルビアーニヴァルテル・モナケージ (Br)
 ピエトロ:パオロ・ダーリ (B)
 マリア・ボッカネグラ・ビクトリア・デ・ロス・アンへレス (S)
 ガブリエーレ・アドルノ・ジュゼッペ・カンポラ (T)
 射手隊長:パオロ・カローリ (T)
 侍女:シルヴィア・ベルトナ (Ms)
 管弦楽及び合唱:ローマ歌劇場合唱団及び管弦楽団
 合唱指揮:ジュゼッペ・コンカ
 指揮:ガブリエーレ・サンティーニ

 録音時期:1957年9月25日〜30日、10月1日
 録音場所:ローマ歌劇場
 録音方式:モノラル(アナログ/セッション)
→ ヴェルディ:シモン・ボッカネグラ

◆歌劇『アイーダ』(1871年)全曲 Aida

 アイーダ:ビルギット・ニルソン (S)
 ラダメス:フランコ・コレッリ (T)
 アムネリス:グレイス・バンブリー (Ms)
 アモナズロ:マリオ・セレーニ (Br)
 ランフィス:ボナルド・ジャイオッティ (B)
 エジプト王:フェルッチョ・マッゾリ (Br)
 伝令:ピエロ・デ・パルマ (T)
 巫女:ミレッラ・フィオレンティーニ (S)
 合唱及び管弦楽:ローマ歌劇場合唱団及び管弦楽団
 合唱指揮:ジャンニ・ラッザリ
 指揮:ズービン・メータ

 録音時期:1967年6月〜8月
 録音場所:ローマ歌劇場
 録音方式::ステレオ(アナログ/セッション)
→ Verdi: Aida

◆歌劇『ドン・カルロ』(1867年)イタリア語版全曲

 ドン・カルロ:プラシド・ドミンゴ (T)
 エリザベッタ:モンセラート・カバリエ (S)
 エボリ公女:シャーリー・ヴァレット (Ms)
 ロドリーゴ:シェリル・ミルンズ (Br)
 フィリッポ2世:ルッジェーロ・ライモンディ (B)
 宗教裁判長:ジョヴァンニ・フォイアニ (B)
 修道士:サイモン・エステス (B)
 テバルド:デラ・ウォリス (Ms)
 レルマ伯爵:ライランド・デイヴィス (T)
 伝令:ジョン・ノーブル (T)
 天の声:マリア=ロサ・デル・カンポ (S)
 合唱:アンブロージアン・オペラ合唱団
 管弦楽:コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
 指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ

 録音時期:1970年8月18日〜31日
 録音場所:ウォルサムストウ・タウン・ホール、ロンドン
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

◆歌劇『ジョヴァンナ・ダルコ』(1845年)全曲

 ジョヴァンナ:モンセラート・カバリエ (S)
 カルロ7世:プラシド・ドミンゴ(T)
 ジャコモ:シェリル・ミルンズ(Br)
 ディリル:キース・アーウィン(T)
 タルボット:ロバート・ロイド (B)
 合唱:アンブロージアン・オペラ合唱団
 合唱指揮:ジョン・マッカーシー
 管弦楽:ロンドン交響楽団
 指揮:ジェイムズ・レヴァイン

 録音時期:1972年8月〜9月
 録音場所:アビー・ロード・スタジオ、ロンドン
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

◆歌劇『オテロ』(1887年)全曲

 オテロ:ジョン・ヴィッカース (T)
 デズデーモナ:ミレッラ・フレーニ (S)
 ヤーゴ:ピーター・グロソップ (Br)
 カッシオ:アルド・ボッティオン (T)
 ロデリーゴ:ミシェル・セネシャル (T)
 ロドヴィーコ:ジョゼ・ヴァン・ダム (B)
 モンターノ:マリオ・マキ (B)
 伝令:ハンス・ヘルム (B)
 エミリア:ステファニア・マラグー (Ms)
 合唱:ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
 合唱指揮:ヴァルター・ハーゲン=グロル
 管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン

 録音時期:1973年5月
 録音場所:ベルリン・フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

◆歌劇『仮面舞踏会』(1859年)全曲

 リッカルド:プラシド・ドミンゴ (T)
 アメリア:マルティナ・アローヨ (S)
 レナート:ピエロ・カップチッリ (B)
 ウルリカ:フィオレンツァ・コッソット (Ms)
 オスカル:レリ・グリスト (S)
 サムエル:グウィン・ハウエル (B)
 トム:リチャード・ヴァン・アラン (B)
 シルヴァーノ:ジョルジョ・ジョルジェッティ (B)
 判事:ケネス・コリンズ (T)
 アメリアの召使:デイヴィッド・バレット (T)
 合唱:コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団
 合唱指揮:ロビン・ステイプルトン
 女声合唱:ハバーダッシャ―ズ・アスクズ女子学校(エルストリー)
 合唱訓練:ジーン・ポーヴィー
 演奏:メディチ弦楽四重奏団
ロドニー・スラットフォード (コントラバス)
 管弦楽:ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 指揮:リッカルド・ムーティ

 録音時期:1975年6月〜7月
 録音場所:ウォトフォード・タウン・ホール
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

◆歌劇『マクベス』(1847年)全曲

 マクベス:シェリル・ミルンズ (Br)
 マクベス夫人:フィオレンツァ・コッソット (MS)
 バンクォー:ルッジェーロ・ライモンディ (Br)
 マクダフ:ホセ・カレーラス (T)
 マルコム:ジュリアーノ・ベルナルディ (T)
 合唱:アンブロージアン・オペラ合唱団
 合唱指揮:ジョン・マカーシー
 管弦楽:ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 指揮:リッカルド・ムーティ

 録音時期:1976年7月
 録音場所:ロンドン
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

◆歌劇『ナブッコ』(1842年)全曲

 ナブッコ:マッテオ・マヌグエッラ (Br)
 アビガイッレ:レナータ・スコット (S)
 イズマエーレ:ヴェリアーノ・ルケッティ (T)
 ザッカリア:ニコライ・ギャウロフ (B)
 フェネーナ:エレーナ・オブラツソヴァ (MS)
 大司祭:ロバート・ロイド (B)
 アバダッロ:ケネス・エドワーズ (T)
 合唱:アンブロージアン・オペラ合唱団
 合唱指揮:ジョン・マッカーシー
 管弦楽:ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 指揮:リッカルド・ムーティ

 録音時期:1977年7月10日〜20日、1978年2月5日〜8日
 録音場所:キングズウェイ・ホール、ロンドン
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

◆歌劇『椿姫』(1853年)全曲

 ヴィオレッタ:レナータ・スコット (S)
 フローラ:セーラ・ウォーカー (Ms)
 アンニーナ:シンシア・ブキャン (Ms)
 アルフレード:アルフレード・クラウス (T)
 ジェルモン:レナート・ブルゾン (Br)
 ガストーネ:スーゾ・マリア・テグウィ (T)
 合唱:アンブロージアン・オペラ合唱団
 合唱指揮:ジョン・マッカーシー
 演奏:王立海軍楽隊 (王立海軍音楽学校)
 管弦楽:ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 指揮:リッカルド・ムーティ

 録音時期:1980年7月5日〜15日
 録音場所:キングズウェイ・ホール、ロンドン
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

◆歌劇『エルナーニ』(1844年)全曲

 エルナーニ:プラシド・ドミンゴ(T)
 エルヴィーラ:ミレッラ・フレーニ (S)
 ドン・カルロ:レナート・ブルゾン (Br)
 ドン・ルイ・ゴメス:ニコライ・ギャウロフ(B)
 ジョヴァンナ:ヨランダ・ミキエーリ (S)
 ドン・リッカルド:ジャンフランコ・マンガノッティ(T)
 ヤーゴ:アルフレード・ジャコモッティ(B)
 合唱:ミラノ・スカラ座合唱団
 合唱指揮:ロマーノ・ガンドルフィ
 管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団
 指揮:リッカルド・ムーティ

 録音時期:1982年12月
 録音場所:ミラノ・スカラ座
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

◆歌劇『運命の力』(1862年)全曲

 レオノーラ:ミレッラ・フレーニ (S)
 ドン・アルヴァーロ:プラシド・ドミンゴ (T)
 ドン・カルロ:ジョルジョ・ザンカナーロ (Br)
 プレツィオシッラ:ドローラ・ザジック (Ms)
 修道院長:ポール・プリシュカ (B)
 修道士メルトーネ:セスト・ブルスカンティーニ (Br)
 トラブーコ:エルネスト・ガヴァッツィ (T)
 女中クッラ:フランチェスカ・ガルビ (Ms)
 カラトラヴァカ伯爵:ジョルジョ・スリアン (B)
 市長:シルヴェストロ・サンマルティーノ (B)
 外科医:フランク・ヘイドリアン (B)
 合唱及び管弦楽:ミラノ・スカラ座合唱団及び管弦楽団
 合唱指揮:ジュリオ・ベルトラ
 指揮:リッカルド・ムーティ

 録音時期:1986年7月6日〜15日
 録音場所:ミラノ・スカラ座
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

◆歌劇『アッティラ』(1846年)全曲

 アッティラ:サミュエル・レイミー (B)
 オダベッラ:シェリル・スチューダー (S)
 フォレスト:ニール・シコフ (T)
 エツィオ:ジョルジョ・ザンカナーロ (Br)
 ウルディーノ:エルネスト・ガヴァッツィ (T)
 レオーネ:ジョルジョ・スーリヤン (B)
 管弦楽及び合唱・ミラノ・スカラ座管弦楽団及び合唱団
 合唱指揮:ジュリオ・ベルトラ
 指揮:リッカルド・ムーティ

 録音時期:1989年6月〜7月
 録音場所:アバネッラ (ミラノ)
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

◆歌劇『シチリア島の夕べの祈り』(1855年)全曲

 エレーナ:シェリル・スチューダー (S)
 アッリーゴ:クリス・メリット (T)
 モンフォルテ:ジョルジョ・ザンカナーロ (B)
 プロシーダ:フェルッチョ・フルラネット (Br)
 ニネッタ:グローリア・バンディテッリ (Ms)
 ダニエーリ:エルネスト・ガヴァッツィ (Br)
 管弦楽及び合唱:ミラノ・スカラ座管弦楽団及び合唱団
 合唱指揮:ジュリオ・ベルトラ
 指揮:リッカルド・ムーティ

 録音時期:1989年12月〜1990年1月
 録音場所:ミラノ・スカラ座
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

◆歌劇『イル・トロヴァトーレ』(1853年)全曲

 マンリーコ:ロベルト・アラーニャ (T)
 レオノーラ:アンジェラ・ゲオルギュー (S)
 ルーナ伯爵:トーマス・ハンプソン (Br)
 アズチェーナ:ラリッサ・ディアドコヴァ (Ms)
 フェッランド:イルデブランド・ダルカンジェロ (B)
 イネス:フェデリカ・プロイエッティ (Ms)
 ルイス:エンリーコ・ファチーニ (T)
 老いたロマ:リッカルド・シモネッティ (B)
 伝令:アンドルー・ブッシャー (T)
 合唱:ロンドン・ヴォイシズ
 合唱指揮:テリー・エドワーズ
 管弦楽:ロンドン交響楽団
 指揮:アントニオ・パッパーノ

 録音時期:2001年8月〜9月
 録音場所:アビー・ロード第1スタジオ、ロンドン
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

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