土曜日, 5月 20, 2023

Chopin: Klavierwerke (Works for Piano) Arturo Benedetti Michelangeli


 










  第二次大戦前に活躍したパハマン、パデレフスキ、ローゼンタールなど「伝説の名手」のめったに聴くことのできない録音ほか、19世紀生まれで戦後に大家の名をほしいままにしたコルトー、ルービンシュタイン。これにつづく20世紀一桁生まれのソロモン、アラウ、ホロヴィッツらの初期の成果。いずれも非常に古い録音でショパンに深い関心をもつ好事家向け。リパッティ晩年のワルツ集は1950年の収録でこれが一種のボーナス盤だろう。 
  ピアノはモノラルの古い収録でも、オーケストラと比して一応鑑賞に耐えうることから、ディープなショパン・ファンにとってはこの価格なら垂涎のセットだろう。

<収録情報>([生年―没年]、(録音年)を示す)
 
■ヴラディーミル・ド・パハマン[1848-1933]
・マズルカ Op.33-3、Op.50-2、Op.67-4、Op.33-4(全て1917)
・プレリュード Op.28(1907)

■イグナチ・ヤン・パデレフスキ[1860-1941]
・ノクターン:Op.15-1(1917)
・ワルツ:Op.64-2(1917)
・エチュード:Op.25-11(1925)、Op.10-12(1928)
・ポロネーズ:Op.53(1937)

■モリッツ・ローゼンタール[1862-1946]
・マズルカ:Op.24-3(1937)、Op.24-4(1929)、Op.33-2(1937)、Op.33-4(1935)、Op.50-2(1935)、 Op.63-1(1937)、Op.63-3(1931)、Op.67-1(1931)

■アルフレッド・コルトー[1877-1962]
・バラード:第1番 Op.23(1926)、第2番 Op.38(1933)
・ワルツ:Op.34-2(1943)、 Op.42(1943)、 Op.64-2(1943)、 Op.69-1(1943)
・ピアノ・ソナタ:第2番 Op.35(1933)、第3番 Op.58(1931)
・ピアノ・ソナタ・即興曲:Op.36-2(1925)
・幻想曲:Op.49(1933)
・ピアノ協奏曲:第2番 Op.21(1935) ジョン・バルビローリ(指揮)管弦楽団

■アルトゥール・ルービンシュタイン[1887-1982]
・スケルツォ:第1番 Op.20(1932)、第2番 Op.31(1932)、第3番 Op.39(1932)
・ノクターン:Op.9-1(1937)、Op.9-2(1936)、Op.9-3(1937)、Op.15-1(1937)、Op.15-2(1936)、Op.15-3(1937)
・子守唄:Op.57(1932)
・舟歌:Op.60(1928)
・ピアノ協奏曲:第1番 Op.11(1937)、第2番 Op.21(1937) ジョン・バルビローリ(指揮)ロンドン交響楽団

■ソロモン(カットナー)[1902-1988]
・ノクターン:Op.9-2(1943)、Op.27-2(1942)
・ポロネーズ:Op.40-1(1933)、Op.53(1932)
・幻想曲:Op.49(1935)
・バラード:第4番 Op.52(1946)
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 Complete Recordings
 
■クラウディオ・アラウ[1903-1991]
・エチュード:Op.10-4、Op.25-1、Op.25-2(全て1929)
・バラード:第3番 Op.47(1939)
・プレリュード:Op.28-23(1934)
・タランテラ:Op.43(1930)

■ヴラディーミル・ホロヴィッツ[1904-1989]
・マズルカ:Op.7-3(1932)、Op.41-1(1933)、Op.50-3(1935)
・ノクターン:ホ短調(1935)
・即興曲:Op.29-1(1936)
・スケルツォ:Op.7-3(1936)
 
■ディヌ・リパッティ[1917-1950]
・ワルツ:Op.18、Op.34-1、Op.34-2、Op.34-3、Op.42、Op.64-1、Op.64-2、Op.64-3、Op.69-1、Op.69-2、Op.70-1、Op.70-2、Op.70-3、ホ短調(全て1950)
・ピアノ・ソナタ:第3番 Op.58(1947)

■アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ[1920-1995]
・マズルカ:Op.30-4(1941)、Op.33-4(1942)、Op.68-2(1941)
・子守唄:Op.57(1942)
・スケルツォ:Op.31(1941)
・ワルツ:Op.69-1(1941)
・ポロネーズ:Op.22(1935)

■その他
・練習曲集:Op.10、Op.25(1927) ヴィルヘルム・バックハウス(p)
・ノクターン:Op.15-2(1931) デイム・マイラ・ヘス(p)
・ピアノ・ソナタ第2番 Op.35(1932) アレクサンダー・ブライロフスキー(p)
・バラード第3番 Op.47(1933) イグナツ・フリードマン(p)
・スケルツォ第3番 Op.39(1935) シモン・バレル(p)
・バラード第1番 Op.23(1939) エミール・ギレリス(p)

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