土曜日, 1月 11, 2014

 偉大なるピアニストたち Amazon 特集

ヴィルヘルム・バックハウス
ヴィルヘルム・バックハウス

Great Concertos
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アルトゥール・ルービンシュタイン
アルトゥール・ルービンシュタイン

Arthur Rubinstein Plays Great Piano Concertos (Sony Classical Masters)
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ウラジミール・ホロヴィッツ
ウラジミール・ホロヴィッツ

Vladimir Horowitz-Complete Recordings on Deutsche Grammophon
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スビャトスラフ・リヒテル
スビャトスラフ・リヒテル

Icon: Sviatoslav Richter
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アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ

Arturo Benedetti Michelangeli Plays Mozart Chopin, Schumann, Beethoven, etc.
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フリードリッヒ・グルダ
フリードリッヒ・グルダ

Beethoven: Piano Concerto No.4 / Franck: Symphony
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グレン・グールド
グレン・グールド

Glenn Gould Plays Beethoven: Piano Sonat
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ウラジミール・アシュケナージ
ウラジミール・アシュケナージ

Chopin Complete Edition
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マルタ・アルゲリッチ
マルタ・アルゲリッチ

Martha Argerich: The Collection 1: The Solo Recordings
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マウリツィオ・ポリーニ
マウリツィオ・ポリーニ

Art of Maurizio Pollini
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偉大なるピアニストたち
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上記のアマゾンの特集の上位10名は以上のとおりです。鬼籍に入った人が多く現役が少ないことがわかります。いかにヴィルトオーソの時代が凄かったかということでしょうし、技巧を超えた真の解釈とはなにかを考えさせられることでもあります。個人的には、ケンプやフランソワが入っていてもいいと思いますし、ギレリスもいるなあと感じます。

 Wilhelm Kempff Complete Solo Repertoire
 
Samson Francois: L'edition Integrale
 
Icon: Emil Gilels, 25th Anniversary of Death

金曜日, 1月 03, 2014

ルービンシュタイン Arthur Rubinstein Plays Great Piano Concertos (Sony Classical Masters)



 ルービンシュタインのピアノ協奏曲集、今年の正月はこれを取り出して順に聴いていて楽しめた。以下の13名の作曲家による主要作品を幅広くカヴァーしており、この価格でいわば「ピアノ協奏曲大全」といった集約度。ルービンシュタインのオールマイティぶりをいかんなく示している。

 バックの陣容は、往時、非常な人気を誇った大家だけに、指揮者、管弦楽団の質も第一級で、相性がよかったといわれるウォーレンスタインのほかオーマンディ、ライナー、ラインスドルフらが投入されている。ただし、オーマンディ、ライナーと比較すると、ウォーレンスタインの演奏は、とても頑張ってルービンシュタインを盛り立てているが、ときに安普請の風景画を見ているような感なくもない。

  いまとなっては古い音源(ただしルービンシュタインにおいては複数録音のうち新録)だが、ベートーヴェンの協奏曲全集はバレンボイム指揮で話題となったもの。バレンボイムは自身、クレンペラーの指揮でピアニストとして全集を録音しているが、処をかえて、老練な大家と気鋭の指揮者としての再録となった。

  演奏は、いまも聴き継がれる得意のショパン、チャイコフスキー、ラフマニノフはもちろんだが、シューマン、ブラームスなどドイツものも堂々たる構えで、かつ大らかにして、独特の気品と情感がある。以下、下記のブログ(ルービンシュタイン1~5)を参照されたい。
 

(収録情報)

◆モーツァルト

・ピアノ協奏曲 第17番、第20番、21番、第23番、*第24

(演奏)ウォーレンスタイン/RCAビクター交響楽団(1961年)

*クリップス/RCAビクター交響楽団(1958年)

 
◆ベートーヴェン

・ピアノ協奏曲全集(第1番~第5番)

(演奏)バレンボイム/ロンドン・フィル(1975年)
 

◆シューマン

・ピアノ協奏曲

(演奏)ジュリーニ/シカゴ交響楽団(1967年)

 
◆ブラームス

・ピアノ協奏曲第1

(演奏)ラインスドルフ/ボストン交響楽団(1964年)

・同第2

(演奏)オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1971年)
 

◆ショパン

・ピアノ協奏曲第1

(演奏)スクロヴァチェフスキ/ロンドン新交響楽団(1961年)

・同第2

(演奏)ウォーレンスタイン/シンフォニー・オブ・ジ・エア(1958年)

・ポーランド民謡による大幻想曲

(演奏)オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1968年)

・アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ

(演奏)ウォーレンスタイン/シンフォニー・オブ・ジ・エア(1958年)
 

◆リスト

・ピアノ協奏曲第1

(演奏)ウォーレンスタイン/RCAビクター交響楽団(1956年) 
 

◆グリーグ

・ピアノ協奏曲

(演奏)ウォーレンスタイン/RCAビクター交響楽団(1961年) 
 

◆チャイコフスキー

・ピアノ協奏曲第1

(演奏)ラインスドルフ/ボストン交響楽団(1963年)

 
◆ラフマニノフ

・ピアノ協奏曲第2

(演奏)オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1971年)

・パガニーニの主題による狂詩曲

(演奏)ライナー/シカゴ交響楽団(1956年)
 

◆サン=サーンス

・ピアノ協奏曲第2

(演奏)オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1969年)

 

◆フランク

・交響的変奏曲

(演奏)ウォーレンスタイン/シンフォニー・オブ・ジ・エア(1958年)


◆ファリャ

・スペインの庭の夜

(演奏)オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1969年) 

→ サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番、ファリャ:スペインの庭の夜
 

◆シマノフスキ

・協奏交響曲

(演奏)ウォーレンスタイン/ロサンジェルス・フィル(1952年)

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ルービンシュタイン 5 ショパン




ルービンシュタインの協奏曲の名演から、ショパンの2曲を。ルービンシュタインの代表盤であるとともに、現在までこれを比較の対象とする意味でも規準盤的な名演といえよう。
 

◆ショパンの1番:リスナーの胸のなかにショパンの心象風景が鮮明に焼きつくような、文字通り心の通った名演である。柔な感傷とは別の、いわば「硬質な抒情性」がルービンシュタインの均質な音づくりによって意識され、過度にならない感情表出によって、かえって抑制的な感動が次第にふくらんでいくような演奏。ショパンの静かなメロディのうちに熱きパッションが内在されていることを見事に表現している(録音:1961789日)。 

◆ショパンの2番:ルービンシュタインの経歴をみているとポーランド出身で神童といわれ、ベルリンに留学、そしてパリで多くの文化人と接触して見聞をひろめるといった10代の凝縮された歩みは、ショパンの生涯そのものの遍歴と重なる。2番は1番よりも早く書か れながら知名度は及ばないが、ショパンの複雑な心象や天才ゆえの重たい憂鬱がより濃厚にでている作品。ルービンシュタインはショパンの使徒とでもいうべき心情の寄り添いをみせる。第3楽章の透明で明るい響きは、若きショパンの高なる感興を代弁しているように爽やかなエンディングで後味がよい(録音:1959120日)
 
(以下は引用)
ショパン:1.ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
2.ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21

アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮ロンドン新交響楽団(1)
ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団(2)
録音:
1961年6月8&9日 ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール(1)
1968年10月1日 フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック(2)
ステレオ録音

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%91%E3%83%B3-%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8E%E5%8D%94%E5%A5%8F%E6%9B%B2%E7%AC%AC1%E7%95%AA-%E7%AC%AC2%E7%95%AA-Blu-spec-CD2/dp/B0090S48TW/ref=cm_cr-mr-title

http://www.amazon.co.jp/Chopin-Piano-Concertos-1-2/dp/B006TX26UY/ref=cm_cr-mr-title

ルービンシュタイン 4 ブラームス

ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15

ルービンシュタインの協奏曲の名演から、ブラームスを。ルービンシュタインは、ブラームスの2番の協奏曲を世界ではじめて録音したと伝えられている。1、2番ともよく弾いたが、1番がとくに名演と思う。
 

 
◆ブラームスの1番:ラインスドルフは熱きスタートを切るが、ルービンシュタインの夜想曲風の出だしは、むしろ禁欲的に感情を抑えて冷静な合流を行っている。第2楽章でも内省的な響きがあるが、色調は暗くはない。打腱力が強くオクターヴも自在ゆえ、聴かせどころでは胸のすくスケール感があり、第3楽章に入り曲の進行とともに表情も徐々に熱をおび融解していくような運行。しかし、キリリとした緊張感とよくコントロールされたテンポは崩さず、背筋を伸ばし胸をはった堂々たるブラームスである(録音:196442122日)。
 

ルービンシュタイン 3 サンサーンス、ファリャ

 
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番、ファリャ:スペインの庭の夜
 

ルービンシュタインの協奏曲の名演から、フランス、スペインものを。ルービンシュタインは若き日、フランス滞在中にサンサーンスの前で、この2番を弾いてみせたといわれる。また、スペインには終始、愛着をもっていたようで、ファリャもよく取り上げている。
 

◆サンサーンスの2番:淡い悲しみと喜び、そこにときに抑えた激情が交錯するような複雑な心理描写が必要な曲。細部まで目配りした緻密な造形で、難曲をなんなく弾ききっている。ルービンシュタインには、一般に華麗、スケールの大きさといった特質が連想されるが、こうした様々なメロディを積み上げていくような細密な作品(とくに第1楽章)も得意としていたことがわかる(録音:196912日)。
 
◆ファリャ「スペインの庭の夜」:オーマンディ/フィラデルフィア管のベースが素晴らしく、色彩的で情熱的な本曲を見事に描ききっている。ルービンシュタインは、そこに大輪の花を咲かせる役目。明るく、ユーモラスで、ときにファナティック、ときに無類にやさしくと花束の種類が豊富で彩色あふれる豪華なバスケットである(同上)。
 

ルービンシュタイン 2 ラフマニノフ、チャイコフスキー




ルービンシュタインの協奏曲の名演から、いくつかを取り上げてみよう。まず、ラフマニノフの2番とチャイコフスキーの1番。いずれもながらく代表的な名演といわれてきたもの。 

◆ラフマニノフの2番:凛として、豊かな響きに包まれるこよなき快感(最上のフィラデルフィア・サウンド)。ルービンシュタインのテンポを緩めて無理のない運行には、メカニカルな技量を誇る行き方とは別の、汲めども尽きぬ表現力があふれているように感じる。感性は老いずの至芸である(録音:19711124日)。

◆チャイコフスキーの1番:爆発的な音量をもって圧倒するタイプの演奏でない。いかにも落ち着いた、一音一音にニュアンスを丹精にこめた演奏である。しかし、快活さやスリリングさもあますところなく表現しており、聴きすすむうちに、こうした上質なチャイコフスキー像に引き寄せられていくだろう。ただし、録音のせいかも知れないが、オーケストラの精度がいまひとつの印象(録音:196335日)。

(以下は引用)

1.チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23
2.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op,18

アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
エーリヒ・ラインスドルフ指揮ボストン交響楽団(1)
ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団(2)
録音:
1963年3月5日、ボストン、シンフォニーホール(1)
1971年11月24日、フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック(2)
ステレオ録音
 

ルービンシュタイン 1 ショパン「24の前奏曲」




ルービンシュタイン(Arthur Rubinstein 1887128日~19821220日)は、はやくから米国で名声と最高の栄誉をえた。ポーランド出身のユダヤ人であり、激動の第二次大戦前後、欧州で生死の危険にさらされ、あくせくと気をつかってしているよりも、米国移住は肉体的にも精神衛生上もはるかに良かったかも知れない。長寿をまっとうした幸せな人であるように思うが、それでいて芸域は晩年まで高みを維持、より解釈に深みをましていった。

普通、安穏とした生活に甘んじていると、上昇する感性がにぶるものだが、ルービンシュタインは、結婚後数年間のブランク期間をのぞき、終始仕事に没頭し、晩年まで過密なスケジュールを超人的にこなし、むしろこれを楽しんだ。仕事が最良の健康の秘訣であり、日々のクスリであった。もうひとつ、彼のテンションを維持させたのはライヴァルの存在であったろう。米国にはもう一人の巨人ホロヴィッツ(Vladimir Horowitz 1903101日~1989115日)がいた。二人は、たがいの芸術を批判的にとらえ、自らのスーペリオリティ(superiority、優位性)を誇示するために一生涯、切磋琢磨した。リスナーからすれば嬉しいことで、いまも両巨頭のステレオ録音の成果を手にすることができる。

知識よりも認識力の練磨、技巧よりも解釈の深み、他者への意識よりも自己に対する責任感―年をとってからは前者から後者へのシフトが、すなわち人間としての熟成がいるのだろうが、言うはやすく行うは難し。ルービンシュタインは、その偉大なる実践者であったと思う。
 
 ショパン弾きの異名をとったルービンシュタインながら、苦手な演目もあったようだ。以下はNaxosからの引用。
 

ショパン:ピアノ・ソナタ第2番/24の前奏曲/3つの新しいエチュード/子守歌/舟歌(ルービンシュタイン)(1946-1958)

20世紀最大のショパン(1860-1849)弾きとして知られるルービンシュタインですが、「24の前奏曲」については、78回転の時代に1回したこの録音のみで、その後再録音されることはありませんでした。自身が「あまり出来が良くない」と語ったり、また批評家たちも「第3番のテンポが速すぎて杜撰だ」と評したりで、すっかり自信を失くしてしまったのかもしれません。とはいえ、ここで聴く演奏は、音は古いとは言え、躍動感たっぷりで、ルービンシュタインお得意のテンポ・ルバートもたっぷり。とても聴きごたえのあるものです。練習曲集も彼がほとんど演奏しなかった事で有名ですが、この「新練習曲」だけは別だったようで、楽しんで弾いている様子が伝わってきます。
録音 ニューヨーク RCA 第2スタジオ1946年3月11.18.19日…1-4, 1946年6月10.11.20日…5-28/ニューヨークマンハッタン・センター1958年4月21日…29-32/フランス1957年…33 マーク・オーバート=ソーン復刻(2011/08/17 発売)
http://naxos.jp/search/?p=2&keyword=%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3


Chopin Collection

薫りたつ品位
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