金曜日, 12月 23, 2011

シノーポリⅢ




【以下は引用】

HMV レビュー

シェーンベルク:月に憑かれたピエロ/期待 ジュゼッペ・シノーポリ

 シェーンベルクの中でもひときわ光彩を放つ、現代に通じる底知れぬ狂気を孕んだ二つの声楽作品。シノーポリは不協和音と叫びの底に横たわる官能性を抽出し、光の下に曝け出しています。カステラーニ、マークの歌も見事です。解説対訳付(ワーナーミュージック・ジャパン)

 【収録情報】

シェーンベルク

(詩:アルベール・ジロー/独訳:オットー・エーリヒ・ハルトレーベン)

1.  月に憑かれたピエロ 作品21-各々7つの詩からなる3部構成 第1部 月に酔って

2.同 コロンビーネ

3.同 伊達男

4.同 蒼ざめた洗濯婦

5.同 ショパンのワルツ

6.同 聖母

7.同 病める月

8.同 第2部 夜

9.同 ピエロへの祈り

10.同 掠奪

11.同 赤いミサ

12.同 絞首台の歌

13.同 斬首

14.同 十字架

15.同 第3部 郷愁

16.同 下劣さ

17.同 パロディ

18.同 月の斑点

19.同 セレナーデ

20.同 帰郷

21.同 おお、いにしえの香り


(詞:マリー・パッペンハイム) 

22.期待 作品17 -モノドラマ 第1場 ここを入るのかしら?…道が見えないわ…

23.同 第2場 これはまだ道なのかしら?…ここにあるわ…

24.同 第3場 あそこに光が射してる!ああ!ただの月だわ…

25.同 第4場 あの人はここにもいない…


ルイーザ・カステラーニ(声)/アンドレア・ルケシーニ(ピアノ)/ドレスデン・シュターツカペレ楽団員/アレッサンドラ・マーク(ソプラノ)*22232425

ドレスデン・シュターツカペレ

指揮:ジュゼッペ・シノーポリ

録音時期:1997年&96

録音場所:ドレスデン

録音方式:デジタル(ライヴ=期待)


§『月に憑かれたピエロ』(仏語:Pierrot lunaire 原題どおり『ピエロ・リュネール』と記されることもある)作品21は、アーノルト・シェーンベルクが作曲した室内楽伴奏による連作歌曲。正式な名称は、『アルベール・ジローの「月に憑かれたピエロ」から21の詩(独語:Dreimal sieben Gedichte aus Albert Girauds Pierrot lunaire“)』。すなわち、アルベール・ジローの仏語詩をオットー・エーリヒ・ハルトレーベンが独語訳したものから21点を選び出し、曲付けしたものである。 

ソプラノの独唱者は、詩の雰囲気を補うために、シュプレッヒシュティンメ様式によって詩を「歌う」。調性は無い。だが十二音技法ではない。シェーンベルクが音列技法を試みるのは、後半生になってからである。 

19121016日に、ベルリンのコラリオンザールにおいて、コロンビーナに扮したアルベルティーネ・ツェーメを主演に迎えて初演が行われた。

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