土曜日, 12月 03, 2011

ストラヴィンスキー 注目5点  Stravinsky

Ballets & Symphonies


このボックス・セットを手にとるリスナーはストラヴィンスキー通だろう。3大バレエはシャイー、デュトワの定評ある名演で固めており文句なし。それ以外は、下記のとおりシャイー、アシュケナージが中心でいずれもストラヴィンスキーは得意の演目。気を衒わず、しかしオーケストラ・コントロール抜群のシャイーとマザー・ランドのロシアもので燃焼度の高いアシュケナージー演奏スタイルは異なるが、どちらも楽しめる。あとの3曲はハイティンク、ビシュコフが振っている(1984-95年にかけてのデジタル録音)。

このセットのもうひとつの楽しみ方はオケの競演。コンセルトへボウ、クリーヴランド、ベルリン・ドイツ、モントリオール、サンクト・ペテルブルク、ベルリン・フィル、パリ管弦楽団の7大オケの聴き比べも一興。この値段で、ストラヴィンスキーのバレエ、管弦楽曲をカヴァーできるのは有難い。

(指揮者別収録内容)

 ◆シャイー:

『ペトルーシュカ』(1947年版),『プルチネッラ』、『ミューズを司るアポロ』/ コンセルトへボウ

『春の祭典』/ クリーヴランド管弦楽団

『うぐいすの歌』、『詩篇交響曲』/ ベルリン放送交響楽団

◆デュトワ:

『火の鳥』全曲 / モントリオール交響楽団

 
◆アシュケナージ:

『結婚』、『ムーヴメンツ』、『カルタ遊び』、『オルフェウス』、『アゴン』、『カプリッチョ』、『交響曲ハ長調』、『3楽章の交響曲』、『管楽器の交響曲』/ ベルリン・ドイツ交響楽団

『花火』、『交響曲変ホ長調』、『幻想的スケルツォ』/ サンクト・ペテルブルク・フィル

◆ハイティンク:

『バレエの情景』、『ロシア風スケルツォ』/ ベルリン・フィル

◆セミヨン・ビシュコフ:

『妖精の口づけ』/ パリ管弦楽団


<本集の注目5点>

春の祭典


ペトルーシュカ


火の鳥


カルタ遊び、オルフェウス、アゴン


交響曲



(参考1)

(参考2)




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