イギリスの指揮者といえば、まず思い浮かぶのはサー・トーマス・ビーチャム(Sir Thomas Beecham, 2nd Baronet, CH, 1879年4月27日:セント・ヘレンズ(ランカシャー州) - 1961年3月8日:ロンドン)。大富豪の息子で、資金面、実質的活動ともにイギリス音楽界の総合的なファウンダー。
その後、サー・エイドリアン・セドリック・ボールト(Sir Adrian Cedric Boult, 1889年4月8日 - 1983年2月22日)やサー・ハロルド・マルコム・ワッツ・サージェント(Sir Harold Malcolm Watts Sargent, 1895年4月29日 - 1967年10月3日)など専門的な名指揮者はいたが、第二次世界大戦後、カラヤン、クレンペラーなど大物招聘時代をへて、名匠ジョン・バルビローリ(Sir John Barbirolli, 1899年12月2日 - 1970年7月29日、「サー・ジョン」(Sir John)の愛称で知られる。本名はジョヴァンニ・バッティスタ・バルビロッリ(Giovanni Battista Barbirolli)が代表格であった。
バルビローリはイギリス生まれではないが、同国生まれで世界的に活躍したのはレオポルド・アントニ・スタニスラフ・ボレスラヴォヴィチ・ストコフスキー(Leopold Antoni Stanislaw Boleslawowicz
Stokowski[1], 1882年4月18日 - 1977年9月13日)。ロンドンに生まれ、主にアメリカで活動した。そのほかイギリス生まれで世界を舞台に活動する現役では、サー・サイモン・ラトル(Sir Simon Rattle, CBE, FRSA, 1955年1月19日 - 。2002年9月よりベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者兼芸術監督)やサー・ロジャー・アーサー・カーヴァー・ノリントン CBE(Sir Roger Arthur Carver Norrington CBE,
1934年3月16日 - )などがいる。
しかし、バルビローリ後のオール・ラウンダーの大指揮者といえば、先ごろ他界したサー・コリン・デイヴィス(Sir Colin Rex Davis, 1927年9月25日 - 2013年4月14日)であろう。いま、コリン・デイヴィスを集中して聴いている。ベルリオーズの専門家という以外、いままであまり意識しなかったが、大したものである。
(参考)
http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%8C%87%E6%8F%AE%E8%80%85
(参考)
http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%8C%87%E6%8F%AE%E8%80%85
(最近のボックス・セット)
コリン・デイビス氏が死去 英指揮者 2013/4/15 13:39 javascript:void(0)
ベルリオーズ:イタリアのハロルド/歌劇「トロイ人」 - 行進曲とバレエ音楽(ツィンマーマン/ロンドン響/C. デイヴィス)
ベルリオーズ:歌劇「ベアトリスとベネディクト」(ロンドン響/C. デイヴィス)
ベルリオーズ:歌劇「ベンヴェヌート・チェッリーニ」(ロンドン響/C. デイヴィス)
ベルリオーズ:キリストの幼時(ロンドン響/C. デイヴィス)
ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」 Op. 17 (ロンドン交響合唱団/交響楽団/C. デイヴィス)
ベルリオーズ:死者のための大ミサ曲(レクイエム) Op. 5 (シュターツカペレ・ドレスデン/C.デイヴィス)
ベルリオーズ:テ・デウム/モーツァルト:キリエ K. 341 (シュターツカペレ・ドレスデン/デイヴィス)
ベルリオーズ:ファウストの劫罰(ロンドン響/C. デイヴィス)
ベルリオーズ:レクイエム(バンクス/ロンドン・フィルハーモニー合唱団&交響楽団/デイヴィス)
ベルリオーズ:歌劇「トロイ人」(ロンドン響/C. デイヴィス)
http://ml.naxos.jp/album/LSO0040
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