月曜日, 8月 05, 2024

神話と音楽 グルック オペラ作品集 

 オペラ作品集 ガーディナー、ミンコフスキ、マクリーシュ、オッター、コジェナー、他(15CD)


【以下はHMVからの引用】

グルック:オペラ・ボックス(15CD)
オルフェオとエウリディーチェ×2、アルセスト、パリーデとエレーナ、アルミード、オーリードのイフィジェニー、トーリードのイフィジェニー、アリア集
ガーディナー、ミンコフスキ、マクリーシュ、他


グルック生誕300年記念企画。グルック[1714-1787]のキャリア後半、「オペラ改革」以後の作品は、ベルリオーズやワーグナーにも大きな影響を与えていました。
このセットには、バロック・オペラのスタイルでスタートし、伝統的なイタリアのオペラ・セリア様式を経て、「オペラ改革」に辿り着いたグルックの「オペラ改革」後の代表作が収められています。全曲盤演奏はガーディナー、ミンコフスキ、マクリーシュの指揮によるもので、入念な時代考証を経たうえで、グルック本来の響きを手軽に楽しむことができるのは朗報といえます。

【収録概要】
最も有名な『オルフェオとエウリディーチェ』は、1762年に初演され、オペラ改革の旗印ともなった作品ということもあり、Disc1-2にイタリア語のウィーン版をガーディナーの指揮で、Disc3-4にフランス語のパリ版『オルフェとユリディース』をミンコフスキの指揮で収録。
Disc5-6の『アルセスト』は、1767年に『アルチェステ』として初演され、1776年にフランス語版に改作されていますが、ここでは改作された劇的な方をガーディナーの指揮で収録。
Disc7-8の『パリーデとエレーナ』は、1770年に初演されたイタリア語の作品で、マクリーシュの指揮で収録。
Disc9-10の『アルミード』は、1777年に初演されたフランス語作品で、ミンコフスキの指揮で収録。
Disc11-12の『オーリードのイフィジェニー』は、1774年に初演されたフランス語作品で、ガーディナーの指揮で収録。
Disc13-14の『トーリードのイフィジェニー』は、1779年に初演されたフランス語作品で、ガーディナーの指揮で収録。
最後のDisc15は、「レア・オペラ・アリアと歴史的アリア録音集」と謳われたアリア集で、バルトリ、コジェナーらによる珍しいオペラのアリアと、フェリアー、ベルガンサ、ベイカーらによる歴史的録音を収録しています。初回生産限定盤。
参考までにかつてのジャケット画像を表示しておきます。(HMV)

【収録情報】

Disc1-2
・歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』全曲(1762年ウィーン版)


シルヴィア・マクネアー(ソプラノ)
デレク・リー・レイギン(カウンターテノール)
シンディア・シーデン(ソプラノ)
モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
録音:1991年(PHILIPS)

Disc3-4
・歌劇『オルフェとユリディース』全曲(1774年パリ版)


ミレイユ・ドランシュ(ソプラノ)
リチャード・クロフト(テノール)
マリオン・アルショー(ソプラノ)
ルーヴル宮音楽隊&合唱団
マルク・ミンコフスキ(指揮)
録音:2002年(ARCHIV)

Disc5-6
・歌劇『アルセスト』全曲(1776年フランス語版)


アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)
ポール・グローヴス(テノール)
ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)、他
モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
録音:1999年(PHILIPS)

Disc7-8
・歌劇『パリーデとエレーナ』全曲


マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ)
スーザン・グリットン(ソプラノ)
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
ジリアン・ウェブスター(ソプラノ)、他
ガブリエリ・コンソート&プレイヤーズ
ポール・マクリーシュ(指揮)
録音:2003年(ARCHIV)

Disc9-10
・歌劇『アルミード』全曲


ミレイユ・ドランシュ(ソプラノ)
フランソワーズ・マセ(ソプラノ)
ニコール・ヒーストン(ソプラノ)
サンドリーヌ・ロンド(ソプラノ)
エヴァ・ポドレス(メゾ・ソプラノ)
エリック・ヴィニュ(テノール)
ジャン=クリストフ・ウルタード(テノール)
シャルル・ヴォルクマン(テノール)
ロラン・ナウリ(バス)
ルーヴル宮音楽隊&合唱団
マルク・ミンコフスキ(指揮)
録音:1996年(ARCHIV)

Disc11-12
・歌劇『オーリードのイフィジェニー』全曲


ヨセ・ヴァン・ダム(バリトン)
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)
リン・ドーソン(ソプラノ)
ジョン・エイラー(テノール)、他
モンテヴェルディ合唱団
リヨン歌劇場管弦楽団
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
録音:1987年(Erato)

Disc13-14
・歌劇『トーリードのイフィジェニー』全曲


ダイアナ・モンタギュー(ソプラノ)
ジョン・エイラー(テノール)
トーマス・アレン(バリトン)
ルネ・マシス(バリトン)、他
モンテヴェルディ合唱団
リヨン歌劇場管弦楽団
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
録音:1985年(PHILIPS)

Disc15
『レア・オペラ・アリアと歴史的アリア録音集』


・歌劇『冠』より「あの澄んだ流れ」
チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ)

・歌劇『テレマーコ』より「ああ、彼の危機に心をわずらわせてはいけない」
アンドレアス・ショル(カウンターテノール)

・歌劇『アルチェステ』より「Divinites du Styx」
シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ)

・歌劇『思いがけないめぐり会い』より「C'est un torrent impetueux」
ジェラール・スゼー(バリトン)

・歌劇『思いがけないめぐり会い』より「Bel inconnu」「Je cherche a vous faire」
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)

・歌劇『パリーデとエレーナ』より「O del mio dolce ardor」
テレサ・ベルガンサ(メゾ・ソプラノ)

・歌劇『皇帝ティートの慈悲』より「Se mai senti spirarti sul volto」
マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ)

・歌劇『トーリードのイフィジェニー』より「Cette nuit..O toi qui prolongeas mes jours」
レジーヌ・クレスパン(ソプラノ)

・歌劇『エツィオ』より「哀れなこと,わたしはどこに!/ああ!言葉を発しているのはわたしではありません」
チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ)

・歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より「来なさい、夫に従いなさい」
レオポルド・シモノー(テノール)、シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ)

・歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より「われエウリディーチェを失えり」
マリリン・ホーン(メゾ・ソプラノ)

・歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より「私の魂に希望がよみがえる」
ファン・ディエゴ・フローレス(テノール)

・歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より「おいで、君の夫におとなくしついておいで」
マリリン・ホーン(メゾ・ソプラノ)、ピラール・ローレンガー(ソプラノ)

・歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より「何と澄み渡った空、何と明るい太陽」「エウリディーチェを失って」
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)

・歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より「エウリディーチェを失って」
キャスリーン・フェリアー(アルト)

録音:1947-2008年

グルック生誕300年~『アルセスト』『トーリードのイフィジェニー』『オルフェオとエウリディーチェ』(3DVD)
【以下はHMVからの引用】
グルック生誕300年
『アルセスト』『トーリードのイフィジェニー』『オルフェオとエウリディーチェ』(3DVD)


【収録情報】
・グルック:歌劇『アルセスト』全曲(1776年パリ版、フランス語歌唱)
国王アドメートを救うために、自らを犠牲にすることを決意した王妃アルセスト。その決意は固く、約束の時が来て、死の神が彼女を迎えにきた時にも決して揺るぐことはありませんでした。そんなアルセストを見た死の神は、彼女がこの世に留まることを赦すのです。ギリシャ神話の世界を現代に置き換えた見事な舞台。ヘンデルを得意とするナグレシュタットの素晴らしい歌唱。カリディスの溌剌たる指揮。全てが溶け合った素晴らしい演奏です。

カテリーネ・ナグレシュタット
ドナルド・カーシュ
ベルンハルト・シュナイダー
カトリオナ・スミス
ユーハン・リュード、他
シュトゥットガルト州立歌劇場合唱団(合唱指揮:ミヒャエル・アルバー)
シュトゥットガルト州立管弦楽団
コンスタンティノス・カリディス(指揮)

演出:ヨッシ・ヴィーラー&セルジョ・モラビート
収録時期:2006年
収録場所:シュトゥットガルト州立歌劇場(ライヴ)
画面:カラー、16:9
収録時間:165分

・グルック:歌劇『トーリードのイフィジェニー』全曲(1779年)
グルックの創作活動の絶頂期に書かれたこの作品。ギリシャ神話をモティーフにしながらも、複雑な人間模様が描かれています。演出は若干奇異に映るかもしれませんが、非現実的な要素をよりどころにする作品だけに、これはこれでありかも。と思わせてくれます。なんといってもクリスティの指揮が素晴らしいものです。

ジュリエッテ・ガルスティアン
ロドニー・ギルフリー
デオン・ヴァン・デア・ヴァルト
アントン・シャリンガー
マルティナ・ヤンコヴァ
チューリッヒ歌劇場「ラ・シンティッラ」オーケストラ(オリジナル楽器使用)
ウィリアム・クリスティ(指揮)/

演出:クラウス・グート
装置&衣装:クリスティアン・シュミット
収録時期:2001年
収録場所:チューリッヒ歌劇場(ライヴ)
画面:カラー、16:9
収録時間:108分

・グルック:歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』全曲 (1762)
彼が出演すると作品の評価と印象が大きく変化する、とまで言われたカウンターテナー歌手コヴァルスキー。日本でも人気を誇った彼が、カストラートのために書かれたグルックの代表作を歌っています。バイロイトの「指環」での斬新な演出で知られたクプファーのセンスにも注目です。

ヨッヘン・コヴァルスキー
ジリアン・ウェブスター
ジェレミー・バッド
ジャン=ピエール・ブランシャール
ウィリアム・エドワーズ
クリストファー・マクマナス(チェンバロ=通奏低音)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)

演出:ハリー・クプファー
美術:ハンス・シャフェルノッホ
装置:エレオノーレ・クライバー
収録時期:1991年
収録場所:ロンドン、ロイヤル・オペラ・ハウス(ライヴ)
画面:カラー、4:3
収録時間:83分

音声:PCMステレオ
字幕:英、独、仏、西、伊
NTSC
Region All

『ヒーローズ・イン・ラブ~オペラ・アリア集』 ソニア・プリナ、ルーベン・ヤイス&ラバロッカ

【以下はHMVからの引用】
ソニア・プリナ、本格リサイタル・アルバム!
グルックのオペラ・アリア集


人気上昇中のイタリアのオペラティック・コントラルト、ソニア・プリナ。『オルフェオとエウリディーチェ』で有名なグルックの、知られざるオペラ・アリア集!
 カルロ・イパタ&アウセル・ムジチによるヘンデルの歌劇『カトーネ』での好演などによって人気上昇中のイタリアのアルト歌手、ソニア・プリナ、初の本格的なリサイタル・アルバム!
 歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』で有名なドイツのオペラ作家、クリストフ・ヴィリバルト・グルックの、7曲の世界初録音曲を含む知られざるオペラ・アリア集。オペラの改革者としても知られ、英雄的な要素、物語性に富む作品を数多く書いたグルックのアリアは、『オルフェオとエウリディーチェ』だけではないグルックの豊かな魅力を教えてくれます。(輸入元情報)

【収録情報】
『ヒーローズ・イン・ラブ~グルック:オペラ・アリア集』


1. 歌劇『ソフォニスバ』より「Se in campo armato」
2. 歌劇『デモフォーンテ』より「Sperai vicino il lido」
3. 歌劇『デメトリオ』より「Dal suo gentil sembiante」
4. 歌劇『許されたセミラーミデ』よりシンフォニア
5. 歌劇『ソフォニスバ』より「Nobil onda」
6. 歌劇『エツィオ』より「Se fedele mi brama il regnante」
7. 歌劇『イッポリート』より「Se tu vedessi come vegg' io」
8. 歌劇『許されたセミラーミデ』より「Tradita, sprezzata」
9. 歌劇『イペルメストラ』よりシンフォニア
10. 歌劇『ソフォニスバ』より「M' opprime, m' affanna」
11. 歌劇『テレーマコ』より「Ah! non turbi il mio riposo」
12. 歌劇『エツィオ』より「Se il fulmine sospendi」

 世界初録音(1,3,4,5,7,8,10)

 ソニア・プリナ(アルト)
 ラバロッカ
 ルーベン・ヤイス(指揮)

 録音時期:2016年6月
 録音場所:イタリア、オーディトリウム・ディ・ミラノ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)


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