「火の鳥」の録音は、1957年1月とやや古いが「春の祭典」は、1972年4月の収録(いずれもステレオ録音)。古くからのファンにとっては、本盤は、ストラヴィンスキーの代表的演奏だった。バーンスタインの解釈は、自身の作曲家としての感性がストラヴィンスキーに共鳴しているように、リズミックで色彩的な音楽を巧みに浮き彫りにしていると感じる。特に録音の古い「火の鳥」のほうが白熱度が高くいまだに斬新な印象をとどめている。
【以下は引用】
HMV レビュー
バーンスタイン&NYP/『新世界より』
この『新世界より』は、ニューヨーク・フィル時代のバーンスタインの最高傑作との呼び声高い有名な演奏。速い部分での推進力に富む颯爽としたテンポとダイナミックな表現、遅い部分での深い叙情とが織り成すコントラストがとにかく強烈で、まさに激しく躍動する新世界をイメージすることができる一方で、民俗旋律に込められた情の深さからは、美しい自然の情景に魅せられた作曲者の心情を窺うこともできるという稀有な演奏です。
・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調作品95『新世界より』
1962年4月16日、マンハッタン・センター(ステレオ)
・ドヴォルザーク:序曲『謝肉祭』作品92
1965年2月1日、マンハッタン・センター(ステレオ)
・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1番ハ長調 作品46-1
1963年10月7日、マンハッタン・センター(ステレオ)
・ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第3番変イ長調 作品46-3
1963年10月7日、マンハッタン・センター(ステレオ)
ニューヨーク・フィルハーモニック
レナード・バーンスタイン(指揮)
HMV レビュー
【収録情報】
・マーラー:交響曲第7番ホ短調『夜の歌』
ニューヨーク・フィルハーモニック
レナード・バーンスタイン(指揮)
録音時期:1965年12月14、15日
録音場所:フィルハーモニック・ホール
録音方式:ステレオ(セッション)
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