マリア・カラスの特色のある名唱・名盤を10、選んでみました。カラスの場合、数の上では20でもそれ以上でも可能でしょうが、ここではタイトル・ロールにかかわるものを中心にしています。また、タイトル・ロールの著名演目(アイーダ、ボエーム、椿姫、リゴレット、蝶々夫人など)でカラス以外の有力盤があるものはあえて、今回は除外しています。
この10選では、カラスの弛まぬ努力により「蘇演」されたものが多いのも特徴でしょう。さらに、ここで全曲盤に拘るのは、カラスの圧倒的な力量と熱意が伝搬して、他の歌手も全力で臨場し、ゆえに自ずと名盤たらしめているからです。カラスは自身の完璧さの追求とともに、共演者の怠慢をけっして許さなかったと言われます。指揮者もまた、セッション、ライヴを問わず“緩い対応”はできなかったことでしょう。こんなプリマドンナは空前絶後です。仲間うちで嫌われるのも覚悟のうえでの真剣勝負であったでしょうが、共演者のなかから素晴らしい後進の歌手が育っていることも見落とすことができません(この点では、各曲の共演者と5選も参考にしてください)。
◇ノルマ
織工Ⅲ: ノルマ 名盤5点 Bellini: Norma (shokkou3.blogspot.com)
◇トスカ
織工Ⅲ: トスカ 名盤5点 Puccini: Tosca (shokkou3.blogspot.com)
◇ルチア
織工Ⅲ: ルチア 名盤5点 Donizetti: Lucia di Lammermoor (shokkou3.blogspot.com)
◇清教徒
織工Ⅲ: 清教徒 名盤5点 Bellini: I Puritani (shokkou3.blogspot.com)
◇ジョコンダ
織工Ⅲ: ジョコンダ 名盤5点 Ponchielli: La Gioconda (shokkou3.blogspot.com)
◇トゥーランドット
織工Ⅲ: トゥーランドット 名盤5点 Puccini: Turandot (shokkou3.blogspot.com)
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