日曜日, 9月 22, 2013

ヨッフム ブルックナー 



以下はすべて引用。ヨッフムの2つの全集以外の録音を中心に。

 

アントン・ブルックナー  (1824-1896)                                  

交響曲第3番 ニ短調 WAB 103 (1890年T. Raettig版) http://ml.naxos.jp/work/778610
Symphony No. 3 in D Minor, WAB 103 (1890 version, ed. T. Raettig)
»  I. Massig bewegt 20:17                        
»  II. Adagio (etwas beweg) quasi Andante 17:24  
»  III. Scherzo: Ziemlich schnell 06:59
»  IV. Finale: Allegro 10:57 
   
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ヨッフム気力体力充実のスウェーデン・ライヴ
ブルックナー『ロマンティック』!

ヨッフム&スウェーデン放送響の初ディスクです。1975年というと、座って指揮するようになった最晩年の枯淡と壮年期の馬力に満ちた動的アプローチの丁度中間期に当たります。しっとりとした味わいに加え、若き日の劇性をも兼ね備えた非の打ちどころのない演奏と申せましょう。ブルックナーの名作の中でも穏当に過ぎるとも見られるこの曲にはピッタリな表現方法とも言えましょう。勿論『ロマンティック』は巨匠の愛奏曲でしたが、ライヴとなるとコンセルトヘボウとの同年のものだけです。澄み切ったスウェーデン放送響の音色は、フランスともロシアともイギリスとも違いますが、どちらかというと機能美を誇るドイツの放送オーケストラに近い、明快さと機敏さに溢れた近代的なものと言えましょう。
 英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。(TOBU)

【収録情報】
・ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調 WAB.104『ロマンティック』
 第1楽章[17:56] 第2楽章[16:08] 第3楽章[10:24] 第4楽章[20:01]

 スウェーデン放送交響楽団
 オイゲン・ヨッフム(指揮)

 録音時期:1975年2月23日
 録音場所:ストックホルム・コンサートホール
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
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ヨッフムの『ロマンティック』大ステレオLive!
油ののりきっているヨッフムの劇的ライヴ演奏! 旧TAH440より。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』
 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
 オイゲン・ヨッフム(指揮)

 録音時期:1975年1月16日
 録音方式:ステレオ(ライヴ)
 
ブルックナー:交響曲第5番

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オイゲン・ヨッフム至高の遺産
ブルックナー:交響曲第5番(コンセルトヘボウ、1986年)

初回限定盤

巨匠ヨッフム生誕110年&没後25年記念企画。
待望の復活、ヨッフム畢生の名演!アムステルダムにおけるラスト・コンサートの記録。
「オットーボイレンの修道院でライヴ録音されたフィリップス盤をもしのぐ感動的な名演」小石忠男
「ヨッフムのブルックナーの集大成と言っても過言ではなかろう」宇野功芳(キングレコード)

【収録情報】
・ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調(ノーヴァク1878年版)

 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
 オイゲン・ヨッフム(指揮)

 録音時期:1986年12月4日
 録音場所:アムステルダム、コンセルトヘボウ
 録音方式:ステレオ(アナログ/ライヴ)
 原盤:Tahra(現在廃盤)
 
 
 ブラームス:交響曲第1番、ブルックナー:交響曲第7番、他 ヨッフム&フランス国立管弦楽団(2CD)

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ヨッフム&フランス国立管ライヴ
ブラームス、ブルックナー、ワーグナー

晩年の演奏会はすべて成功だったと伝えられるヨッフムですが、フランスでのものも例外ではなく、このアルバムでも様々な意味で熟達した指揮ぶりが堪能できる点で、実に素晴らしい内容が示されていて貴重。

 特にブラームスは凄い盛り上がりを見せる熱演となっており、終演後の聴衆の興奮もかなりのもの。ブルックナーではオーケストラの習熟度不足もあってか一部に瑕疵があったりするものの、それでもヨッフムの語り口のうまさは十分に感じられます。

 フランス国立放送によって収録された正規音源を使用しているため、3曲共にたいへんクリアーなステレオ・サウンドとなっているのもありがたいところ。リリースするのはフランス国内の放送音源を一手に引き受けて管理するINAです。

 なお、実際のコンサートでは、「前奏曲と愛の死」はブルックナーの前プロとして演奏されていました。

CD1
・ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 WAB107
 録音:1980年2月8日(ステレオ)
CD2
・ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
 録音:1982年5月14日(ステレオ)
・ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』~「前奏曲と愛の死」
 録音:1980年2月8日(ステレオ)

 フランス国立管弦楽団
 オイゲン・ヨッフム(指揮)
 
ブルックナー:交響曲第7番、モーツァルト:交響曲第33番 (Jochum / Bruckner : Symphony No.7, Mozart : Symphony No.33) [2 SACD]
 
オイゲン・ヨッフム (指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ (ロイヤル・コンセルトヘボウ) 管弦楽団
録音:1986年9月17日/昭和女子音楽大学 人見記念講堂における実況録音


 
 

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ブルックナー:交響曲第8番
オイゲン・ヨッフム指揮バンベルク交響楽団
ブルックナーのスペシャリストとして高名な大指揮者、オイゲン・ヨッフム晩年のライヴ録音のCD化。1982年9月15日、東京での公演を収録したもので、オーケストラは、ヨッフムと関係の深かったバンベルク交響楽団。その滋味豊かな音色は、ブルックナーの音楽にふさわしい性質のものと言え、アダージョなど素晴らしい聴きものとなっています。

 特筆すべきはその音質。マスターテープの状態が良好だったことに加えて、入念過ぎるほどに入念なリマスターを施したおかげで、バンベルク交響楽団の真の実力がいかに優れたものだったかよく伝えてくれるのが嬉しいところです。迫力満点のティンパニや低弦など、当日のコンサートを実際に聴いた人間をも驚かせる仕上がりで、この作品に必須の重厚な感触が実に魅力的に再現されています。
 
 

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ヨッフム/ブルックナー:交響曲第8番、他(2CD)

ブルックナー8番とドヴォルザークのチェロ協奏曲のカップリング。

 ヨッフムはブルックナーの8番を、この演奏の4ヶ月前にハンブルクでドイツ・グラモフォンのためにセッション録音していますが、当時の原典版はハース版しかなかったということで、どちらもハース版を使用しています。

 興味深いのは、この二つの演奏が、ほぼ同じ時期のものであるにも関わらず、トータル・タイムが約4分も違っているという点。実演ならではの感興の盛り上がりがテンポを速めたのか、それとも解釈が変わったのかは定かではありませんが、気になるところではあります。

 ヘッセン
 14:11+13:55+28:50+21:32=78:28
 ハンブルク
 15:06+13:56+30:36+23:01=82:39

ヨッフムの8番にはほかに、1964年ベルリン・フィル(DG)、1976年ドレスデン・シュターツカペレ(EMI)、1982年バンベルク響(ALTUS)、1984年アムステルダム・コンセルトヘボウ(Tahra)がありますが、それらは新原典版刊行後の演奏のため、すべてノヴァーク版を使用しています。

 組み合わせのドヴォルザークは、往年の名チェリスト、エンリコ・マイナルディとの共演。同じころにマイナルディはフリッツ・レーマン指揮ベルリン・フィルと、ドイツ・グラモフォンのためにこの作品をセッション録音していますが、今回登場する音源は、放送用ライヴ録音で、共演者は、ヨッフム指揮バイエルン放送響という顔ぶれ。

 ヨッフムのドヴォルザーク録音は少なく、これまでベルリン・フィルを指揮したクーレンカンプとのヴァイオリン協奏曲(TELDEC)しか知られていなかったので、ヨッフムの意外なレパートリーを楽しめるという点からも今回のリリースは注目されるところです。

・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ハース版)
 ヘッセン放送交響楽団(フランクフルト放送交響楽団)
 オイゲン・ヨッフム(指揮)
 録音:1949年5月30日(ライヴ、モノラル) 

☛ ヨッフム ブルックナー
 http://shokkou3.blogspot.com/2019/01/blog-post.html  も参照

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