木曜日, 11月 03, 2011

ヴィヴァルディの歌劇『救われたアンドロメダ』全曲




HMV レビュー

ヴィヴァルディ(他?):歌劇『救われたアンドロメダ』全曲(2CD



1726年にヴェネツィアのオットボーニ枢機卿の主催によって初演された(とされる)セレナータ(祝祭的な題材によるオペラ)「救われたアンドロメダ」の世界初の全曲録音。

 2002年の4月にヴェネツィアのベネデット・マルチェッロ音楽院の書庫から発見されたこの作品は、ヴィヴァルディの作曲であることが明らかなアリアが含まれているため、フランスの音楽学者オリヴィエ・フーレによって「ヴィヴァルディの未発見のオペラ」として発表されました。

 一方で、当時流行していた「パスティッチョ」(複数の作曲家の作品を題材に用いたつぎはぎオペラ)である可能性もあり、その真の作曲者については現在も大いに論争を呼んでいます。

 本作がARCHIVデビューとなるヴェニス・バロック・オーケストラは、1997年にオルガニストのアンドレア・マルコンによって結成されたヴェネツィアの古楽オーケストラ。ヴェネツィアの象徴とも言えるヴィヴァルディ作品の演奏、とりわけ失われた作品の発掘・蘇演をライフワークにしています。





シモーネ・ケルメス(S

カテリナ・ベラノヴァー(S

アンナ・ボニタティブス(Ms

マックス・エマニュエル・チェンチッチ(C-T

マーク・タッカー(T

ラ・スタジオーネ・アルモニカ

ヴェニス・バロック・オーケストラ



指揮:アンドレア・マルコン

録音:20041月、トブラッハ

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