木曜日, 11月 03, 2011

ヴィヴァルディの歌劇『テルモドンテのエルコレ』全曲 




HMV レビュー

ヴィヴァルディの埋もれた傑作、世界初収録!



『テルモドンテのエルコレ』は、1723年にローマで初演されたオペラです。エルコレとはヘラクレスのこと(エにアクセントがあるので、エルコーレの表記は誤り)、テルモドンテは神話のテルモドン川、トルコ北部のテルメ川。物語は、ヘラクレスがアマゾンの女王ヒッポリュテからアレスの帯を奪う神話に基づいています。長いこと楽譜は散逸していると思われていたのですが、近年になって13曲のアリアと2曲の二重唱が発見され、アレッサンドロ・チッコリーニによって復元がなされました。もちろん、これが世界初収録。

 御大アラン・カーティスの指揮する充実した演奏が楽しめます。ジョン・パスコーの演出は、ある意味とても写実的、ある意味非常に過激。エルコレはヌードでブラブラさせながら登場し、舞台上には先を切り落とされた巨大ペニスの像が屹立しています。

 ハイディフィニション収録で、映像も鮮明です。(キングインターナショナル)



・ヴィヴァルディ:歌劇『テルモドンテのエルコレ』全曲

 ザカリー・ステインズ(T:エルコレ)

 マリー=エレン・ネージ(Ms:アンティオペ)

 ラウラ・ケリーチ(S:マルテージャ)

 ルカ・ドルドロ(T:アルチェステ)

 マリーナ・バルトリ(S:イッポリータ)、他

 イル・コンプレッソ・バロッコ

 アラン・カーティス(指揮)

 演出、装置、衣装:ジョン・パスコー

 収録:20067月、スポレート

 収録時間:136

 画面:カラー、16:9

 音声:Linear PCM 2.0/ Dolby Digital 5.1

 字幕:伊,,,,西

 NTSC  Region All

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