橈骨神経麻痺で2度目の休演期間中だった村治佳織の3ヶ月ぶりの復帰のニュースが伝えられている。
【以下は引用】
ソロリサイタル:右手指まひで3カ月休演 ギタリスト・村治さん、復帰リサイタル--27日、名古屋 /愛知
◇6年前にも発症、再び乗り越え 感謝込めて演奏したい
ギタリストの村治佳織さん(33)が27日、名古屋市東区の県芸術劇場コンサートホールでソロリサイタルを開く。11年11月に右手の指が動かなくなる「橈骨(とうこつ)神経まひ」を再発したため演奏を3カ月間休止しており、復帰のステージとなる。村治さんは「ギターは数カ月弾けなくても、ずっと待っていてくれる家族のようなもの。感謝の気持ちを込めて新譜を演奏したい」と張り切っている。【山田泰生】
村治さんは11年10月に新譜「プレリュード」を発売。作曲した坂本龍一さんと東日本大震災発生日にレコーディングした「スモール・ハピネス」をはじめ、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」、マーラーの交響曲第5番第4楽章「アダージェット」など10曲を収録した。名古屋でのソロリサイタルは2年連続で、ポップスからクラシックまでの多彩な全収録曲を、ギター1本で華麗に妖艶に弾き分ける。
村治さんは27歳の時、橈骨神経まひに襲われた。昨年11月11日、富山へ向かう飛行機内で再発。「また起きた」という驚きよりも、「前回ちゃんと治ったことが自信になっていた。冷静に受け入れられた」と語る。年明けから徐々に練習を始めた。
映画「ベニスに死す」で知られる「アダージェット」は、ギターで編曲されても哀しくて妖艶な旋律を響かせてくれる。村治さんは「生命力の輝きを伝えられたら。名曲を弾く機会は少ないので、今後もレパートリーを増やしたい」と話す。
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