金曜日, 2月 24, 2012

モンテヴェルディ Ⅳ



【以下は引用】

HMV レビュー
クリスティ&ピッツィのモンテヴェルディ再び!
圧倒的感動の『ウリッセの帰還』!

クリスティのモンテヴェルディ第2弾! 大好評の『オルフェオ』(DYNDVD33598)に続き、クリスティ&ピッツィの豪華コンビによるモンテヴェルディが登場。今回は『ウリッセの帰還』。トロイ戦争の後、神々の怒りを買って放浪の身となり、苦難の末20年ぶりに妻と再会を果たしたウリッセ(オデュッセウス、ユリシーズ)の物語。モンテヴェルディのオペラの中では最も渋い、けれども深々とした感動のある名作です。それをクリスティとピッツィの大御所二人が手がけると言うのですから、面白くないはずがありません!
 またキャストも秀逸。熱の入ったバロックテノールとして知られるレンスブルグのウリッセを筆頭に、ライス、オヴィディ、サバタと、バロック声楽ファンなら「おお!」と喜ぶような優れた面々。ことに要所でウリッセを導くミネルヴァを歌うマルタ島出身のソプラノ、デボノの透明な声は要注目です。特典映像として、クリスティ、レンスブルグ、ライスへのインタビュー映像付きです。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・モンテヴェルディ:歌劇『ウリッセの帰還』全曲
 コビー・ヴァン・レンスブルグ(T ウリッセ)
 クリスティーン・ライス(Ms ペネーロペ)
 シリル・オヴィディ(T テレーマコ)
 ジョゼフ・コーンウェル(T エウメーテ)
 ウンベルト・キウンモ(Bs アンティノー)
 フアン・サンチョ(T アンフィーノモ)
 シャビエ・サバタ(CT ピサンドロ)
 クレア・デボノ(S ミネルヴァ)
 ルイージ・デ・ドナート(Bs ネットゥーノ)、他
 レザール・フロリサン
 ウィリアム・クリスティ(指揮)

 演出:ピエル・ルイージ・ピッツィ
 振付:ロベルト・マリア・ピッツート
 収録時期:20094
 収録場所:マドリッド(ライヴ)

 収録時間:175
 画面:カラー、16:9
 音声:DD 5.1/LPCM 2.0
 字幕:伊英独仏西
 NTSC


HMV レビュー
モンテヴェルディ
MONTEVERDI
1567-1643

歌劇「ウリッセの帰還」(伊語歌詞)

ヴェッセリーナ・カサロヴァ / ディートリヒ・ヘンシェル / イザベル・レイ / マリン・ハルテリウス / マルティナ・ヤンコヴァー / コルネリア・カリッシュ / ヨナス・カウフマン / ルドルフ・シャシング / ラインハルト・マイアー / マルティン・ツィセット / トーマス・モール / マルティン・オロー / パヴェル・ダニルク / ジュゼッペ・スコルシン / アントン・シャリンガー / ボグスワフ・ビジンスキ / シンティッラ管弦楽団(チューリヒ歌劇場より) / ニコラウス・アーノンクール指揮 / クラウス=ミヒャエル・グリューバー演出

ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」の 第1323巻に基づく、モンテヴェルディ(1567-1643)のオデュッセウス歌劇の存在は、240年の間知られていませんでした。歌劇の発見からまもなく、ルネサンスからバロック時代への発端となる重要な作品として賞賛されることになりました。指揮者のアーノンクールは様々な資料より、時代に忠実な器楽編成についての理論を展開しています。1970年代、チューリヒ歌劇場においてモンテヴェルディ・チクルスで大成功を収めたこの歌劇は、ジャン=ピエール・ポネルによる独創性に富んだ演出を見せました。この上演作品では、ピッコロ・テアトロで演出家ストレーレルに師事し、カラックス監督による映画「ポンヌフの恋人」などで素晴らしい演技を披露しているグリューバーが演出を担当しています。現在を代表する最も優れた歌手カサロヴァとヘンシェルがこの作品を忘れられないものにしています。

2002年、チューリヒ歌劇場で収録 / 英・伊・仏・西・日本語字幕付き / 16: / PCMステレオ/ドルビー・デジタル5.1 / 片面二層ディスク(DVD9 / 155


アーノンクール/モンテヴェルディ:歌劇《ウリッセの帰還》ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』に登場するオデュッセウス(伊名ウリッセ。英名はユリシーズ)に材をとる《ウリッセの帰還》は、モンテヴェルディの残存する数少ない上演可能な作品のひとつ。トロイ戦争の英雄、ウリッセが故郷へ帰還する途中の苦難を克服し、彼の帰りを待ちわびる妻・ペネーロペと再会を果たす物語です。アーノンクールはやはりチューリヒでポネル演出の記念碑的な上演を果たしていますが(1980年映像収録)、今回は演出にクラウス=ミヒャエル・グリューバーを迎えています。わかりやすい象徴的手法を採ったシンプルながらも独特の統一感を持つ装置は、心理劇としての側面にも目を向けるものといえましょう。2002年チューリヒ歌劇場での収録。アーノンクールの音楽づくりは充実の極みで、古楽器の響きが存分に楽しめる上、十全な歌唱陣共々、最上の演奏を聴かせてくれます。ディートリッヒ・ヘンシェルは歌唱・姿形揃う傑出したウリッセ。第1幕大詰めでウリッセが息子・テレーマコと真実の再会を果たす場面は胸に迫るものがあります。また、黒衣に身をやつし、夫の帰還を待つ貞淑な妻を、感情を込めつつも抑制された演技で見事に表現するヴェッセリーナ・カサロヴァの歌唱が素晴らしいのはもちろんですが、対照をなす侍女メラントを演じるマリン・ハルテリウスの開放的で涼やかな好演も印象的。夫の帰還が信じ切れない妻へウリッセが切々と語り聞かせペネーロペの心を開いていく終盤では、モンテヴェルディの哀歓のこもった音楽、カサロヴァやヘンシェルたちの歌唱、表情、つつましい演技が一体となり、幸福な大団円を演出する心に残る幕切れとなっています。日本語字幕付き155分。イタリア語歌詞を字幕で参照することも可能です。

 

HMV レビュー
ネーデルラント・オペラ1998
モンテヴェルディ:『ウリッセの帰還』

近代オペラの道筋を作ったモンテヴェルディの、現存する3つのオペラの一つ『ウリッセの帰還』。ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」に基づいており、ギリシャの英雄オデュッセウス(ウリッセ)が、艱難辛苦を乗り越え20年ぶりに故国イタカに戻ったところから物語が始まります。演出を手がけたオーディは、お得意のシンプルかつ虚飾を排した舞台で、作品の本質をくっきりと浮かび上がらせます。
 指揮台にのぼったのは古楽鍵盤奏者の重鎮グレン・ウィルソン。オリジナル楽器によるアンサンブルと、ロルフ・ジョンソン、ブライアン・アサワ、トビー・スペンスら実力派歌手を率い、息の合った躍動感ある音楽を展開します。

【収録情報】
・モンテヴェルディ:歌劇『ウリッセの帰還』全曲
 ウリッセ:アンソニー・ロルフ・ジョンソン
 ペネーロペ:グラシエラ・アラヤ
 テレーマコ:トビー・スペンス
 人間の弱さ、アンフィノモ:ブライアン・アサワ、他
 ネーデルラント・オペラ・バロック・オーケストラ
 指揮:グレン・ウィルソン
 演出:ピエール・オーディ

 収録時期:199810
 収録場所:アムステルダム音楽劇場(ライヴ)

・特典映像:イントロダクション(約18分):出演者インタビューと舞台裏

 収録時間:全プログラム167分(本編149分)
 画面:カラー、16:9
 音声:リニアPCM48kHz/16bitステレオ、DTS 5.1ch
 字幕:英・仏・独・西・伊・蘭
 NTSC
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