今日はエルネスト・アレクサンドル・アンセルメ(Ernest Alexandre Ansermet, 1883年11月11日 - 1969年2月20日)の命日である。
・ドリーブ:バレエ音楽『コッペリア』(1957年4月ステレオ録音)
・ドリーブ:『シルヴィア』組曲(1959年4月ステレオ録音)
・ラヴェル:『ダフニスとクロエ』第2組曲(1960年11月ステレオ録音)
スイス・ロマンド管弦楽団
エルネスト・アンセルメ(指揮)
録音場所:ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
Recording producer: James Walker
Recording engineers: Roy Wallace, Gil Went (Coppelia); Roy Wallace (Sylvia, Daphnis et Chloe)
・サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調Op.78『オルガン付き』
・サン=サーンス:交響詩『オンファールの糸車』Op.31
・サン=サーンス:交響詩『死の舞踏』Op.40
・シャブリエ:狂詩曲『スペイン』
・シャブリエ:楽しい行進曲
ピエール・スゴン(オルガン)
スイス・ロマンド管弦楽団
指揮:エルネスト・アンセルメ
録音時期:1962年5月(オルガン付き)、1952年10月
録音場所:ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
録音方式:ステレオ(オルガン付き)、モノラル
Recording producers: Michael Bremner (Organ Symphony); Victor Olof
Recording engineers: Roy Wallace (Organ Symphony); Arthur Haddy
・ラロ:『イスの王様』序曲
・オーベール:『黒いドミノ』序曲
・エロール:『ザンパ』序曲
・トマ:『レモン』序曲
・ボイエルデュー:『白衣の婦人』序曲
・トマ:『ミニョン』序曲
・オッフェンバック:『美しきエレーヌ』序曲
・オーベール:『フラ・ディアボロ』序曲
・オッフェンバック:『天国と地獄』序曲
スイス・ロマンド管弦楽団
エルンスト・アンセルメ(指揮)
録音:1960年
ラヴェル:
CD1
・歌劇『子供と魔法』全曲
シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ)
ピエール・モレ(バリトン)
ルシアン・ロヴァノ(バス)、他
ジュネーヴ・モテット合唱団
スイス・ロマンド管弦楽団
エルネスト・アンセルメ(指揮)
録音:1954年10月、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール(ステレオ)
・シェエラザード
・ヘブライの歌
・マラルメの3つの詩
シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ)
スイス・ロマンド管弦楽団
エルネスト・アンセルメ(指揮)
録音:1954年10月、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール(ステレオ)
CD2
・歌劇『スペインの時』全曲
シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ)
ポール・デレーヌ(テノール)、他
スイス・ロマンド管弦楽団
エルネスト・アンセルメ(指揮)
録音:1953年5月、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール(モノラル)
・ボレロ
・ラ・ヴァルス
パリ音楽院管弦楽団
エルネスト・アンセルメ(指揮)
録音時期:ボレロ(1954年9月、ステレオ)、ラ・ヴァルス(1953年6月、モノラル)
録音場所:パリ、メゾン・デ・ラ・ミュテュアリテ
Recording producers: Victor Olof
John Culshaw (La Valse)
Recording engineers: Roy Wallace, Gil Went
Kenneth Wilkinson (Bolero)
プロコフィエフ:
CD1
・『ロメオとジュリエット』組曲(1961年11月ステレオ録音)
・『放蕩息子』組曲 op.46b(1966年11月ステレオ録音)
CD2
・『シンデレラ』組曲(1961年10月ステレオ録音)
・スキタイ組曲 op.20(1966年11月ステレオ録音)
・『3つのオレンジへの恋』組曲 op.33bisより行進曲、スケルツォ(1961年2月ステレオ録音)
スイス・ロマンド管弦楽団
エルネスト・アンセルメ(指揮)
録音場所:ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
Recording producers:
James Walker (Romeo and Juliet, Cinderella, The Love for Three Oranges)
John Mordler (Prodigal Son, Scythian Suite)
Recording engineers:
Roy Wallace (Romeo and Juliet, Cinderella, The Love for Three Oranges)
James Lock (Prodigal Son, Scythian Suite)
チャイコフスキー:
・バレエ音楽『くるみ割り人形』op.71
スイス・ロマンド管弦楽団
エルネスト・アンセルメ(指揮)
録音:1958年11月、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール(ステレオ)
Recording producer: James Walker
Recording engineer: Roy Wallace
・組曲第3番ト長調op.55
・組曲第4番ト長調op.61『モーツァルティアーナ』
ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン)
スイス・ロマンド管弦楽団
エルネスト・アンセルメ(指揮)
録音:1966年12月、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール(ステレオ)
Recording producer: John Mordler
Recording engineer: James Lock
バロック協奏曲集
・ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲イ短調 RV497(録音:1968年3月ステレオ)
・ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲ニ短調 RV481(録音:1952年4月)
・マルチェッロ:オーボエ協奏曲ハ短調(録音:1951年10月)
・ヘンデル:オルガン協奏曲ト短調 Op.4-1, HWV289(録音:1952年10月)
・ヘンデル:オルガン協奏曲変ロ長調 Op.4-2, HWV290(録音:1952年10月)
Jeanne Demessieux(オルガン)
Henri Helaerts(ファゴット)
Roger Reversy(オーボエ)
スイス・ロマンド管弦楽団
エルネスト・アンセルメ(指揮)
録音場所:ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
Recording producers: John Mordler (Vivaldi RV 497), Victor Olof (Vivaldi RV 481, Handel, Marcello)
Recording engineers: Kenneth Wilkinson (Vivaldi RV 497), Gil Went (Vivaldi RV 481, Handel, Marcello)
ウェーバー:序曲集
・『魔弾の射手』Op.77,序曲
・『プレチオーザ』J.279,序曲
・序曲『聖霊の王』Op.27
・『オベロン』J.306,序曲
・『オイリアンテ』J.291,序曲
・『アブ・ハッサン』J.106,序曲
・序曲『歓呼』(祝典序曲)Op.59
・ファゴット協奏曲ヘ長調Op.75
アンリ・エラール(ファゴット)
スイス・ロマンド管弦楽団
エルネスト・アンセルメ(指揮)
録音時期:1959年、1968年(Op.75)
録音方式:ステレオ(セッション)
ストラヴィンスキー:
・交響曲ハ調
・3楽章の交響曲
・管楽器のための交響曲
スイス・ロマンド管弦楽団
エルネスト・アンセルメ(指揮)
録音:1960年4月、1961年5月、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール(ステレオ)
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いにしえのファンにとっては、エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団の演奏といえば、特定のジャンルでは泣く子も黙るくらいの「権威」がありました。久しぶりに、そのサウンドに浸りたくて耳を傾けました。やはり只者ではない。録音は1957ー1964年にかけてばらつきがあり、その古さは否めませんがアンセルメの偉大な足跡をトレースするにはこれで良しとしましょう。
アンセルメのロシア音楽が「権威」なのは、彼がデュアギレフのロシアバレエ団の指揮者として徹底して研鑽を積んできたこととの関係が大きいと思います。また、どちらかと言えば濃密な、また時にエキゾチックという名の異端的なロシア音楽が、アンセンメのタクトにかかると近代的な、普遍的な作品に昇華されるような魔力があります。このカップリングでどの1曲をとっても、名演の最右翼のグループに入る均一性があり、またその根底には各作品へのアンセルメの慈しみがあると感じます。ギリシアの哲学者のような思索的な風貌からは一見想像できないくらい大胆に躍動するリズム感や生彩溢れるメロディの表出は、天賦の才のなせる技でしょう。
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