土曜日, 3月 05, 2022

ドイツ・レクイエム ~ドイツの音色で聴く 名盤5点  Ein deutsches Requiem


 









ブラームスの4曲の交響曲や序曲は、いわば”コスモポリタン”的な演目。でも、ドイツ・レクイエムは、作曲の経緯、ドイツ語で歌われることもあり”プロ・ドイツ”的であると思う。かつてハンブルクの教会でホルスト・シュタインの指揮で本曲を聴いたことがあるが、ドイツ(プロテスタント)的宗教的なバックグランドがなければ本当の理解はできないのでないかと一種の諦観を感じたことがある。

〔参考〕ブラームス:ドイツ・レクイエムの歌詞と音楽 (kanzaki.com)

ここでは、ドイツのオケの演奏に限定してピック・アップしてみた。全曲初演オケは、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団だが、寡聞にしてあまり良い録音を知らない。したがって古いけれど、アーベントロート盤でこれに代替した。ベルリン・フィルには実は多くの選択肢があるが、カラヤンは本曲をもっとも大事なレパートリー群にいれており、アバド、ラトルなどの後の常任の新盤を凌駕している。ライバル、チェリビダッケも本曲には強い執着があったようだ。もしも、ヨッフムやリヒターのライヴ音源などが発掘されて今後出てくれば是非、聴いてみたいとも思う。サヴァリッシュはオーソドックスでもっともバランスのとれた名演である。


アーベントロート/ベルリン放送交響楽団

Brahms : Symphonies nos 1, 3 & 4, Ein Deutsches Requiem / Abendroth, BPO, Leipzig RSO, etc (tower.jp)

ヨッフム/バイエルン放送交響楽団

オイゲン・ヨッフム/モーツァルト: 交響曲第33番、ベートーヴェン: 交響曲第6番「田園」、ブラームス: 「ドイツ・レクイエム」、他 (tower.jp)

チェリビダッケ/ケルン放送交響楽団

セルジュ・チェリビダッケ/Brahms: Ein Deutsches Requiem Op.45 / Sergiu Celibidache, WDR SO & Chorus, Agnes Giebel, Hans Hotter, etc (tower.jp)

カラヤン/ベルリン・フィル

ヘルベルト・フォン・カラヤン/ブラームス:ドイツ・レクイエム [SACD[SHM仕様]]<初回限定生産> (tower.jp)

カラヤンのブラームス解釈、この1曲に凝縮 (amazon.co.jp)

〔参考〕

カラヤン/ウィーン・フィル 1947年盤 (amazon.co.jp)

サヴァリッシュ/バイエルン国立管弦楽団

ヴォルフガング・サヴァリッシュ/ヴォルフガンク・サヴァリッシュBOX: Orfeo名演集 1980-1991年 (tower.jp)

〔参考〕

サヴァリッシュの端整なアプローチが魅力 (amazon.co.jp)

織工Ⅲ: 巨匠 サヴァリッシュ (shokkou3.blogspot.com)


👉 織工Ⅲ: 名盤5点 シリーズ (shokkou3.blogspot.com)

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