ハイフェッツの1955年から1963年にかけてのヴィヴァルディからローザまで13名の作曲家の主要なヴァイオリン協奏曲を収録。
演奏は均一かつ特有のストイズムに貫かれた「抜群」のもの。どれひとつとして発売当時、推薦盤から外れたことがない。しかもプロコフィエフ、グズラノフ、ヴュータン、ローザなど同時代の作品についての取り組みも積極的。ハイフェッツについてはいくどもリパッケージものがでているが、本集は現状ではもっともお得な廉価盤であろう。推薦します。
[収録リスト](括弧内は録音時点、場所)
◆ヴィヴァルディ/ヴァイオリンとチェロのための協奏曲(1963年10月10日)ハミルトン&室内管弦楽団
◆バッハ/2台のヴァイオリンのための協奏曲(1961年5月19日&20日)ウォーレンスタイン/RCAビクター響
◆モ―ツァルト第4番(1962年5月14日&16日 ロンドン)サージェント/ロンドン新響
◆同/第5番(1963年10月6日 ロサンジェルス)ハイフェッツ&室内管弦楽団
◆同/協奏交響曲(1956年10月2日)ソロモン/RCAビクター響
◆ベートーヴェン(1955年11月27日&28日 ボストン)ミュンシュ/ボストン響→ベートーヴェン&ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
◆メンデルスゾーン(1959年2月23日&25日 ボストン)ミュンシュ/ボストン響→メンデルスゾーン&チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
◆ブラームス(1955年2月21日&22日)ライナー/シカゴ響→Violin
Concertos (Hybr)
◆同/ヴァイオリンとチェロのための協奏曲(1960年5月19日&20日)ウォーレンスタイン/RCAビクター響
◆チャイコフスキー(1957年4月19日 シカゴ)ライナー/シカゴ響→メンデルスゾーン&チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
◆シベリウス(1959年1月10日&12日 シカゴ)ヘンドル/シカゴ響→シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
◆ブルッフ第1番&スコットランド幻想曲(1961年6月15日&22日、 1962年5月14日&16日 ロンドン)サージェント/ロンドン新響→ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番&スコットランド幻想曲
◆プロコフィエフ第2番(1956年2月24日 ボストン)ミュンシュ/ボストン響
◆グラズノフ(1963年6月3日&4日 サンタ・モニカ)ヘンドル/RCAビクター響
◆ヴュータン第5番(1961年6月15日&22日 ロンドン)サージェント/ロンドン新響
◆ローザ(1956年3月27日)ヘンドル/ダラス響
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