デュ・プレ(1945~87年)の16才から28才までの12年間の録音の集大成。すでにいくどか同種のbox setがでているが、今回は17CDでこの価格のスーパー廉価盤。以下は録音年代別一覧(B:夫君だったバレンボイムの略)。本ディスコグラフィからも、デビュー当初のデュ・プレにとって、最晩年の巨匠バルビローリ(Great Emi Recordings)と「神業的」伴奏者ムーアという英国で活躍した2人の大家との邂逅が重要な意味をもっていたであろうことがわかる。
【1961年】
◆ヘンデル(スラッター編):ソナタト短調
◆ファリャ-マレシャル編:スペイン民謡組曲 アーネスト・ラッシュ(ピアノ)
【1962年】
◆バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番、第2番
◆同:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV564よりアダージョ
ロイ・ジェッソン(オルガン)
◆同:ソナタニ長調BWV1028-アダージョーアレグロ
ロナルド・キンロック・アンダーソン(チェンバロ)
◆サン=サーンス:動物の謝肉祭より白鳥 オシアン・エリス(ハープ)
◆ファリャ-マレシャル編:スペイン民謡組曲よりホタ ジョン・ウィリアムズ(ギター)
◆ブラームス:チェロ・ソナタ第2番 アーネスト・ラッシュ(ピアノ)
◆ブルッフ:コル・ニドライ ※
◆パラディス-ドュシュキン編:シチリエンヌ ※
◆シューマン:幻想小曲集Op.73 ※
◆メンデルスゾーン:無言歌ニ長調Op.109 ※
以上※ジェラルド・ムーア(ピアノ)
【1963年】
◆クープラン:コンセール第13番(1724) プリース(チェロ)
◆パラディス-ドュシュキン編:シチリエンヌ
◆シューマン:幻想小曲集Op.73 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
【1965年】
◆エルガー:チェロ協奏曲 バルビローリ/ロンドン交響楽団
◆ディーリアス:チェロ協奏曲 サージェント/ロイヤル・フィル
◆ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番、第5番 コヴァセヴィチ(ピアノ)
◆ブリテン:チェロ・ソナタ ハ長調Op.65よりスケルツォ、マルツィア 同上
【1967年】
◆ハイドン:チェロ協奏曲ニ長調 バルビローリ/ロンドン交響楽団
◆ハイドン:チェロ協奏曲第1番 B/イギリス室内管弦楽団
◆ボッケリーニ:チェロ協奏曲第9番 B/イギリス室内管弦楽団
【1968年】
◆モン:チェロ協奏曲 バルビローリ/ロンドン交響楽団
◆サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番 B/ニュー・フィル
◆シューマン:チェロ協奏曲 同上
◆R.シュトラウス:交響詩『ドン・キホーテ』 ボールト/ニュー・フィル
◆ブラームス:チェロ・ソナタ第1番、第2番 B(ピアノ)
◆ブルッフ:コル・ニドライOp.47 B/イスラエル・フィル
【1969年】
◆ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲変ホ長調Op.1-1
◆同 ピアノ三重奏曲ト長調Op.1-2
◆同 ピアノ三重奏曲ハ短調Op.1-3
◆同 14の変奏曲変ホ長調Op.44
◆同 ピアノ三重奏曲変ロ長調Op.97「大公」
◆同 ピアノ三重奏曲変ホ長調WoO38
◆同 ピアノ三重奏曲変ロ長調WoO39よりアレグレット
◆同 ピアノ三重奏曲変ホ長調(1784)よりアレグレット
◆同 ピアノ三重奏曲ニ長調Op.70-1「幽霊」
◆同 ピアノ三重奏曲変ホ長調Op.70-2
◆同 カカドゥ変奏曲Op.121a
以上 ズーカーマン(ヴァイオリン)、B(ピアノ)
◆フォーレ:エレジーOp.24 ジェラルド・ムーア(ピアノ)
【1970年】
◆ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 B/シカゴ交響楽団
◆ドヴォルザーク:『森の静けさ』 同上
◆ベートーヴェン:・チェロ・ソナタ第1~5番 B(ピアノ)
◆同 「マカベウスのユダ」の主題による12の変奏曲 B(ピアノ)
◆同 「魔笛」の主題による7つの変奏曲 B(ピアノ)
◆同 「魔笛」の主題による12の変奏曲 B(ピアノ)
◆同 クラリネット三重奏曲変ロ長調Op.11 ペイエ(クラリネット)、B(ピアノ)
【1971年】
◆ショパン:チェロ・ソナタ ト短調Op.65 B(ピアノ)
◆フランク(デルサール編):チェロ・ソナタイ長調 B(ピアノ)
【1972年】
◆チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ短調Op.50
ズーカーマン(ヴァイオリン)、B(ピアノ)
【1973年】
◆ラロ:チェロ協奏曲ニ短調 B/クリーヴランド管弦楽団
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