https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R21O1VS5QG27GY/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B000066JK3
第3交響曲初演は、悲惨な失敗でブルックナーは奈落の底におとされたような敗北感をあじわうこととなるが、その第3交響曲を絶対の自信をもって繰り返し取り上げたのがクナッパーツブッシュである。
本ORFEO盤はその魅力を見事に引き出してくれている。モノラルながら1954年10月の録音とは思えない鮮度。同年にはウィーン・フィルを振った別音源もあるが、双方ともに気力充実し、「どうだこの曲の素晴らしさは!」と言わんばかりの迫力である。
クナッパーツブッシュの第3番の多くの音源はすべて、1889-90年のSchalk-Loewe edition(日本ではシャルク改竄版と酷評されるのが一般的)だが、その後の峩々たるブルックナー・ワールドへの登攀にあたって、さしたる瑕疵とは思えないくらいの魂魄の演奏である。
➡ Symphony 3 / Siegfried Idyll、ブルックナー:交響曲第3番ニ短調 も参照
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