金曜日, 5月 06, 2022

夢のあとで 注目5点  Apres un reve, Op. 7/1


 








◇スザンナ・フィリップス

スザンナ・フィリップス/Paysages - Debussy, Faure, Messiaen (tower.jp)

◇エレナ・モシュク

エレナ・モシュク/Elena Mosuc - A Portrait (tower.jp)

◇ヴェロニク・ジャンス

ヴェロニク・ジャンス/『夜』ベル・エポック歌曲集 (tower.jp)

◇フレデリカ・フォン・シュターデ

フレデリカ・フォン・シュターデ/Faure: Melodies (tower.jp)

◇レジーヌ・クレスパン

レジーヌ・クレスパン/REGINE CRESPIN:80TH ANNIVERSARY ALBUM (tower.jp)


〔参考〕

森麻季/至福の時~歌の翼に (tower.jp)


👉現代プリマ・ドンナ 50名  The Art of the Prima Donna


👉 織工Ⅲ: 名盤5点 シリーズ (shokkou3.blogspot.com)


ヴィリアの歌 注目5点  Vilja Song - Merry Widow


 









◇スミ・ジョー

スミ・ジョー/リベラ (tower.jp)

◇ケイト・ロイヤル

エドワード・ガードナー/Kate Royal - Midsummer Night: W.Alwyn, Stravinsky, Dvorak, Britten, etc / Edward Gardner, English National Opera Orchestra, etc (tower.jp)

◇バーバラ・ボニー

バーバラ・ボニー/ヴィリアの歌~オペレッタ名曲集 (tower.jp)

◇バーバラ・ヘンドリックス

バーバラ・ヘンドリックス/ヴィリアの歌[オペレッタの花束] (tower.jp)

◇ヒルデ・ギューデン

ヒルデ・ギューデン/Hilde Gueden Sings Operetta (tower.jp)


〔参考〕

幸田浩子/幸田浩子 マイ・ベスト・セレクション (tower.jp)


👉現代プリマ・ドンナ 50名  The Art of the Prima Donna


👉 織工Ⅲ: 名盤5点 シリーズ (shokkou3.blogspot.com)


月に寄せる歌 注目5点  Měsíčku na nebi hlubokém


 










◇ヴァレンティナ・ナフォルニツァ

ヴァレンティナ・ナフォルニツァ/ロマンス (tower.jp)

◇マリア・ヴィドヴィチ

マリア・ヴィドヴィチ/Anmut - My Favourite Arias (tower.jp)

◇プメザ・マトキシザ

プメザ・マトキシザ/Arias (tower.jp)

◇ルネ・フレミング

ルネ・フレミング/The Art of Renee Fleming (tower.jp)

◇リタ・シュトライヒ

Rita Streich - Waltzes and Arias (tower.jp)


〔参考〕

安藤赴美子/"APPRESSO" (ソプラノ名曲集) (tower.jp)


👉現代プリマ・ドンナ 50名  The Art of the Prima Donna


👉 織工Ⅲ: 名盤5点 シリーズ (shokkou3.blogspot.com)


鐘の歌 注目5点  Où va le jeune Indoue


 










◇エディタ・グルベローヴァ

エディタ・グルベローヴァ/鐘の歌/狂乱の場~フランス&イタリア・オペラ・アリア集 (tower.jp)

◇エリザベート・ヴィダル

エリザベト・ヴィダル/Elizabeth Vidal - Live in Paris / Paul Kuentz, Orchestre Paul Kuentz (tower.jp)

◇マディ・メスプレ

マディ・メスプレ/Mady Mesple - A Portrait (tower.jp)

◇アラ・ソレンコワ

アラ・ソレンコワ/Alla Solenkova in Japan (tower.jp)

◇ナタリー・デセイ

ナタリー・デセイ/鐘の歌/ナタリー・デッセー/フランス・オペラ・アリア集 (tower.jp)


〔参考〕

田中彩子/華麗なるコロラトゥーラ (tower.jp)


👉現代プリマ・ドンナ 50名  The Art of the Prima Donna


👉 織工Ⅲ: 名盤5点 シリーズ (shokkou3.blogspot.com)


ハバネラ 注目5点  L'amour est un oiseau rebelle


 








◇マリー=ジョゼ・ロード

ジュゼッペ・ピエトラロイア/Marie-Josee Lord - Opera Arias (tower.jp)

◇マリアンヌ・クレバッサ

マリアンヌ・クレバッサ/セギディーリャ (tower.jp)

◇カリーヌ・デエ

カリーヌ・デエ/炎の恋人~フランス・オペラ・アリア集 (tower.jp)

◇エリーナ・ガランチャ

エリーナ・ガランチャ/エリーナ・ガランチャ ベスト (tower.jp)

◇アグネス・バルツァ

アグネス・バルツァ/ドイツ・グラモフォン名歌手名盤 5: オペラ・アリア集 (tower.jp)


〔参考〕

高野百合絵/Opus One CANTARES (tower.jp)


👉現代プリマ・ドンナ 50名  The Art of the Prima Donna


👉 織工Ⅲ: 名盤5点 シリーズ (shokkou3.blogspot.com)


宝石の歌 注目5点   Les grands seigneurs... Ah! Je ris de me voirsi belle



◇マリナ・レベカ

◇カテリーナ・シウリーナ

◇ユリアーネ・バンゼ

◇アンジェラ・ゲオルギュー

◇アンナ・ネトレプコ



水曜日, 5月 04, 2022

クラシック音楽 聴きはじめ シリーズ


 







織工Ⅲ: クラシック音楽 聴きはじめ  1 メンゲルベルク (shokkou3.blogspot.com)


織工Ⅲ: クラシック音楽 聴きはじめ 2 ミュンシュ (shokkou3.blogspot.com)


織工Ⅲ: クラシック音楽 聴きはじめ 3 マルケヴィッチ (shokkou3.blogspot.com)


織工Ⅲ: クラシック音楽 聴きはじめ 4 ヨッフム (shokkou3.blogspot.com)


織工Ⅲ: クラシック音楽 聴きはじめ 5 ショルティ (shokkou3.blogspot.com)


織工Ⅲ: クラシック音楽 聴きはじめ 6 アルゲリッチ (shokkou3.blogspot.com)


織工Ⅲ: クラシック音楽 聴きはじめ 7 シュワルツコップ (shokkou3.blogspot.com)


織工Ⅲ: クラシック音楽 聴きはじめ 8 カラヤン (shokkou3.blogspot.com)


織工Ⅲ: クラシック音楽 聴きはじめ 9 バーンスタイン (shokkou3.blogspot.com)


織工Ⅲ: クラシック音楽 聴きはじめ 10 セル (shokkou3.blogspot.com)


織工Ⅲ: クラシック音楽 聴きはじめ 11 リヒター (shokkou3.blogspot.com)


織工Ⅲ: クラシック音楽 聴きはじめ 12 ムラヴィンスキー (shokkou3.blogspot.com)

織工Ⅲ: クラシック音楽 聴きはじめ 13 ローテンベルガー (shokkou3.blogspot.com)

織工Ⅲ: クラシック音楽 聴きはじめ 14 イ・ムジチ合奏団 (shokkou3.blogspot.com)

織工Ⅲ: クラシック音楽 聴きはじめ 15 リヒテル (shokkou3.blogspot.com)


織工Ⅲ 拾遺集 クラシック音楽聴きはじめ1:クルト・ヴェス (fc2.com)

織工Ⅲ 拾遺集 クラシック音楽聴きはじめ2:岩城宏之 (fc2.com)

コンセルトヘボウ 5人の名指揮者  Koninklijk Concertgebouworkest


 










◇メンゲルベルク

晩年まで現代音楽に強い関心、オランダの大指揮者の軌跡 (amazon.co.jp)


オランダの巨匠、コンセルトヘボウの実質ビルダーにして、マーラー、R.シュトラウスと親しかった大指揮者の集大成。小生がクラシック音楽を聴きはじめた1967年頃、NHK-FMで「メンゲルベルクの芸術」というシリーズがあり、毎日、その演奏に耳を傾けたことを思い出す。当時において、大家の足跡という観点からの特集であったと思う。

但し、3つの留意点がある。第1に録音は当然にして古くそこはまず覚悟が必要。第2にその後、コンセルトヘボウはベイヌムの名演があるので、この楽団の特有の響きを好む向きには、曲目によっては持ち味こそ違うがベイヌム盤との比較考量がいる(小生は個人的にはベイヌムを好む)。第3に収録枚数は多いが、主力のベートーヴェンなどでは同一演目の重複も多い。

膨大なレパートリーのうち以下若干、収録情報をハイライトしたが、晩年でも多くの現代音楽を取り上げるなど旺盛な意欲を持ち続けていたことがわかる。そこに関心がある向きには興味深い曲集だろう。〔以下略、👉晩年まで現代音楽に強い関心、オランダの大指揮者の軌跡 (amazon.co.jp)へ〕


◇ベイヌム

ベイヌムの魅力 (amazon.co.jp)


オランダのアルンヘムに生まれたベイヌム (Eduard van Beinum, 1901〜59年)は、地元アムステルダム音楽院を卒業し1931年、弱冠30歳で名門(現ロイヤル)コンセルトヘボウの第二指揮者に任命された。メンゲンベルクの後をつぎ首席指揮者就任したのは45歳。これからという57歳で心臓病のため急逝した。ベイヌムは、ビオラ奏者から指揮者に転進したゆえか、ふくよかな弦の響かせ方が実に巧みで、それを基調に、木管は弦楽に溶け込ませるように用い、その一方、金管はクライマックスを除き、やや抑制気味に被せていく。全体に共通し端正な演奏スタイルが持ち味である。
本集では、バッハからドビュッシーまで、晩年の幅広い成果を聴くことができるが、以下、主力のブルックナー、ブラームスについてコメントしておきたい。

<ブルックナー>
ベイヌムはそのデビューでブルックナー第8番を取り上げた。コンセルトヘボウをスターダムに乗せた名匠メンゲンベルクはブルックナーを好まなかったが、後任ベイヌムは1945年首席指揮者就任以来、ブルックナーを得意とし、4、5、7、8、9番(本集では5、8、9番を所収)とその遺産を後生に残してくれた。
ベイヌムのあと、ヨッフム、ハイティンク、シャイーとコンセルトヘボウはブルックナーを積極的に取り上げ、それを確固たる「ブランド」化していくが、ベイヌムはその路線をはじめに拓いた功労者である。

<ブラームス>
全体として、「力押し」の部分のない自然体の構え。コンセルトヘボウの音色は、そのブラームス像に柔らかさとほの明るさを点じており、聴きやすく落ち着きのある心地よき響きである。
感情移入の奥深さこそベイヌムの魅力であり、統制の緩さは、独特のほのぼの感を滲ませ、力押しはなくともコンセルトヘボウの内燃度は高く、各番ともに、ここぞという場面でのダイナミズムに不足はない。4曲を通じ、格調あるブラームスの世界に浸れるという意味では、ケンペとともに佳き全集であり、ベイヌム・ファンにははずせないアイテムだろう。

<収録情報>
【ブルックナー】
交響曲第5番(1959年)、第8番(1955年)、第9番(1956年)
➡  
Bruckner;Symphonies 5,7,8,9
【ブラームス】
交響曲第1番(1958年)、第2番(1954年)、第3番(1956年)、第4番(1958年)
➡  
ブラームス:交響曲全集

〔以下略、👉ベイヌムの魅力 (amazon.co.jp)へ〕


ベイヌムのエッセンス (amazon.co.jp)


ベイヌムの選集は、この第1集(CD9枚)と別の第2集(CD13枚)があるが、そのエッセンスを味わうのであれば、本集だけでも相当カヴァーされていると思う。録音は古くモノラル収録だが音の品質は悪くない。
特に重要な演目は、幻想交響曲、ブルックナーの第7番、シベリウスの2曲の交響詩およびベイヌムが初演したブリテンの「春の交響曲」(1949年7月9日のライヴ)だろう。
この時代のコンセルトヘボウの各楽器パートの“名技”も魅力の源泉。ベイヌムは、ミュンシュ同様、楽員とのコミュニケーションを重視し、その能力を最大限、プレイアップしている。青少年のための管弦楽入門はその典型。
ハイドン、シューベルトも地味だが好演。“作為、けれんみ、屈託”のない演奏スタイルは、なんど聴いても曲の良さが滲み出るようで飽きさせない。〔以下略、👉ベイヌムのエッセンス (amazon.co.jp)へ〕


◇ヨッフム

 ヨッフムの思い出 


ヨッフムは、小生のライヴでのクラシック音楽開眼の最良の導き手であった。小生がはじめて海外オーケストラのライヴに接したのは、1968年9月10日東京文化会館にて、ヨッフム/アムステルダム・コンセルトヘボウによるベートーヴェン、『エグモント』序曲、交響曲第6番、第5番である。演奏会が終わったあと、出口で待ってヨッフムのサインを貰った。気恥ずかしい思い出である。
次は、EXPO′70の来日時に、日生劇場でべルリンドイツオペラの公演にて『魔弾の射手』を観賞した。オペラのライヴははじめてではなかったが、その楽しさに目覚めたのはこの時、1970年4月28日であった。本曲をヨッフムは得意としており、カルロス・クライバー盤が登場するまではトップの評価があった。
また、その前4月22日には、東京文化会館でフィシャー・ディスカウを迎えての特別演奏会があり、バッハのカンタータ「我喜びて十字架を担わん」を聴いた。この演奏会では、本曲の前後にモーツァルト、交響曲第39番、第41番が演奏された。モーツァルトの交響曲を海外オケで聴くのはこれが初体験であり、「本場」の演奏を堪能した。
ヨッフムがブルックナーの泰斗であることは、その後知ることになるが、当時はブルックナーのライヴなどはまだまだ膾炙しておらず、レコードで聴くのも、フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュ、カール・シューリヒトなどのわずかな番数、大家の演奏が中心であった。しかし、ブルックナーに本格的に親しむようになって、系統的に聴くうえでの基準盤はヨッフムのお世話になった。

◇ハイティンク

ハイティンク 若き日からの奮闘 (amazon.co.jp)


ハイティンクの交響曲を中心とする集大成である。以下の6人の作曲家の交響曲全集がすべて収録されている(全36CD)。
マーラー(大地の歌は含まず)、ブルックナー(第0番、クルト・ヴェス版を含む)、チャイコフスキー(主要な演目は70年代の録音)、ブラームス(序曲集を含む)、シューマンそしてベートーヴェン(80年代デジタル録音)でいずれもコンセルトヘボウとの演奏。
以前、ブラームス、ブルックナー、マーラーの全集(23CD)があったが、ほぼ同価格でチャイコフスキー以下が「増補」されたセットともいえる。

ハイティンクは若き日から録音に恵まれており、たとえばマーラーではシカゴ響とも主要演目を再録しており、また、コンセルトヘボウは、その後俊英シャイーの斬新な成果もあるゆえに「旧盤」扱いで安くなっているともいえる。
しかし、小生は70年代先駆的な取り組みであったマーラー、ブルックナーのやや前のめりの熱き演奏にいまは魅力を感じる。コンセルトヘボウでは、メンゲルベルクが普及に努めたマーラー、ベイヌム、ヨッフムといった前任者が得意としたブルックナー。先人の重い伝統、響きの優れたホールに集う耳のよい目の肥えた聴衆。そこでのハイティンクの若き日の奮闘は貴重な記録である。生真面目でオーソドックスな解釈ゆえに派手さには欠けるが、その分、誠実さを感じさせ均質な内容では定評がある。コンセルトヘボウの滋味ある音が好きでじっくりと浸りたいなら有力な選択肢のひとつ。〔以下略、👉ハイティンク 若き日からの奮闘 (amazon.co.jp)へ〕


◇シャイー

独自の<波動>が心に浸潤 (amazon.co.jp)


シャイーのブルックナー全集。しかし、これは一気呵成にではない。7番の1984年から8番の1999年まで、なんと15年をかけてのじっくりと構えた仕事であり、ベルリン放送交響楽団(7、3、1、0番)に続けて、コンセルトヘボウ管弦楽団(4、5、2、9,6,8番)にバトンタッチして完成した。版もノヴァークを基軸としつつも、曲によっては、原典、ハース、ウィーンを採用するなど独自の解釈を覗かせている。

以下は9番について。<波動>が伝わってくる。大きな波動、小さな波動、強い波動、ゆるい波動、そして見事な合成ーそのうねりがひたひたと迫ってくる。その目には見えない<波動>が心に浸潤してくるような演奏。第1楽章冒頭から「巧いなあ」と思う。いわゆる音楽への「没入型」ではなく、指揮者はあくまでも、どこか醒めた感覚は維持しながら、その見事な<波動>をつくっていく技倆は抜群である。

次にこうなってほしい、こういう音を聞きたいとリスナーに期待させる実に巧みな誘導ののちに、それを凌駕するテクスチャーを次々に繰り出していくような感じ。意図的に嵌めていく、と言えば「えぐい」だろうが、<波動>がとても美しく、力強く連続していく快感のほうが先にきて、技法の妙は隠して意識させない。こんな演奏をできる指揮者はそうざらにいない。ブルックナーの聴かせどころ、ツボを研究し尽くしているからこそできる技だろうが、だからといってけっしてリスナーには安易に迎合はしていない。たいしたものです。


👉 織工Ⅲ: 名盤5点 シリーズ (shokkou3.blogspot.com)



火曜日, 5月 03, 2022

ショスタコーヴィチ 交響曲〔全〕集 名盤5点


 









◇ヤンソンス

ヤンソンスの美学ー響きの深みと美しさ (amazon.co.jp)


◇コンドラシンほか

お家芸を誇る一流の指揮者の競演 (amazon.co.jp)


◇ゲルギエフ

ワレリー・ゲルギエフ/ショスタコーヴィチ: 交響曲全集+協奏曲全集 (tower.jp)

織工Ⅲ: ゲルギエフⅢ  ショスタコーヴィチ交響曲 (shokkou3.blogspot.com)


◇ネルソンス

ショスタコーヴィチ: 交響曲第1番、第15番&第14番、室内交響曲

ショスタコーヴィチ:交響曲第4番&第11番「1905年」

ショスタコーヴィチ: 交響曲第5番、第8番、第9番、劇付随音楽《ハムレット》

ショスタコーヴィチ: 交響曲第6番・第7番、他

ショスタコーヴィチ: 交響曲第10番、他


◇オーマンディ

オーマンディ ショスタコーヴィッチ演奏の先駆 (amazon.co.jp)


オーマンディは米国にあって、実はショスタコーヴィッチ演奏の先駆者である。残念ながら、その音源はあまり有名ではないが、本集(交響曲第1番、第4番、第5番、第10番、チェロ協奏曲第1番、組曲「黄金時代」作品22a‾第3曲:ポルカ)に加えて、第13番~第15番ほか以下の分売が出ている。

◆交響曲第1番&チェロ協奏曲第1番 
➡  
Shostakovich: Symphony No.1, Cello Concerto No. 1 (このジャケット写真の両雄の表情は実によい)
◆交響曲第4番、第10番
➡  
Symphonies 4 & 10  
◆交響曲第13番 「バービイ・ヤール」
➡  
ショスタコーヴィチ:交響曲第13番「バービイ・ヤール」 
◆交響曲第14番 「死者の歌」 
➡  
ショスタコーヴィチ:交響曲第14番「死者の歌」 / ブリテン:「ピーター・グライムズ」〜4つの海の間奏曲、パッサカリア
◆交響曲第15番 
➡  
Symphony 15 in a Major / Piano Sonata 2

以下は代表的な第5番について。本曲はバーンスタイン盤とかぶるので、レコード会社の方針もあってか、バーンスタインの5番+オーマンディのチェロ協奏曲第1番(ヨー・ヨー・マ)のカップリングが主力で、オーマンディの5番の存在の影はうすい。しかし、これはこれで素晴らしいものである。フィラデルフィア・サウンドを強調するあまり、各楽器を際立たせた録音になっており、その分全体の構成力が見えにくいが、よく耳を研ぎ澄ませば、全体のバランスもよく、熱情型とは異なるテンポの安定した冷静で分析的な演奏であることがわかる。曖昧さのない明解で、かつクリアなサウンドは、作曲家自身が高く評価したとおりショスタコーヴィッチの優れたオーケストレーションをよく描ききっていると思う。

➡  
Eugene Ormandy Conducts 20th Century Classics  も参照


〔参考〕

織工Ⅲ: 革命 ~バーンスタイン 名盤5点  Shostakovich: Symphony No.5 (shokkou3.blogspot.com)


👉 織工Ⅲ: 名盤5点 シリーズ (shokkou3.blogspot.com)


リートの女王 ~シュヴァルツコップ 名盤5点 Elisabeth Schwarzkopf












◇リート集

シュワルツコップ 女声歌曲のベスト規準盤 (amazon.co.jp)


考えぬかれた17の選曲と全体を通して音楽史も意識した連続性を特色とする歌曲集。シュワルツコップ女史がその順番をふくめ慎重に1曲毎に選択している姿が思い浮かぶ。
 たとえば「春へのあこがれ」ではボニー・バーバラのモーツァルト集、「糸を紡ぐグレートヒェン」ではアーメリングのシューベルト集、「献呈」ではグルベローヴァのR.シュトラウス集、「わが歌に翼ありせば」ではスーザン・グラハムのアーン集など各作曲家別には得意とする歌い手の名曲集があるが、シュワルツコップの圧倒的な実力は、 
モーツァルト:歌曲集 、 シューベルト:歌曲集 、 シューマン:歌曲集 、 R.シュトラウス:四つの最後の歌 他 など主要作曲家別の曲集をすべてリリースし今日にいたるまで規準盤になっていることである。本集は、シュワルツコップの至芸、ヴォルフこそ入っていないが文字通り女声歌曲のエッセンスであり、並ぶものなき往時の歌曲の女王の記録である。
 一つ一つの歌詞を慈しむような丁寧な詠法、また、「 わが母の教え給いし歌」(ドヴォルザーク)、「ただ憧れを知るもののみ」(チャイコフスキー)などその落ち着いた歌唱は作曲家の内奥に寄り添うように情感豊かである。ラスト・ソングは誰でも知っている「ダニー・ボーイ」、1968年10月、歌手としては最後期(ほかは1952〜65年)の録音。本当に心に染み透る歌である。なお、 
Icon: Elizabeth Schwarzkopf-Radiant Soprano も素晴らしい記録である。












◇R.シュトラウス

シュヴァルツコップ女史、先駆者として顕彰されるべき存在 (amazon.co.jp)


最近、シュヴァルツコップとグールドとの異色の組み合わせのR.シュトラウスの歌曲「オフェーリアの3つの歌」 Ophelia Lieder / Piano Sonata / Enoch Arden  を聴いた。1966年1月14日ニューヨークのスタジオでの収録だが、この前後、1965年9月1~3日にベルリンのグリューネヴァルト教会と1968年9月10~18日にロンドンのキングズウェイ・ホールで収録されたのが本盤である。前者は曲目1~9でオケはベルリン放送響、後者の10~16はロンドン響でいずれも名匠セルの指揮である。

以上でもわかるとおり、この時期、シュヴァルツコップは集中的にR.シュトラウスの歌曲を取り上げており、それがいまに至るまで天下の名盤として評価されている。小生はこの録音ののち1970年に彼女のリサイタルではじめてR.シュトラウスの歌曲にふれ、同年リーザ・デラ・カーサでも同じくR.シュトラウスを聴いた。これ以上ないニ大ディーヴァの競演だと思った。しかし、その後グルベロ―ヴァやジェシー・ノーマンなどにも接して、R.シュトラウス歌曲は歌手の持ち味の多様性を生かす懐の深さがあるといまは感じている。

しかし、R.シュトラウスやヴェルフの歌曲の魅力を、自分自身の高度な芸域をもって伝導した功績においてシュヴァルツコップは、その先駆者として顕彰されるべき存在であることは間違いない。歌詞の意味を噛んで含めるように丁寧に伝えていると感じるのは、事前の徹底した歌い込みがあるからなのだろう。いまも座右の1枚である。




















◇
ヴォルフ
ヴォルフを聴きはじめたのは15、16歳の頃でした。きっかけは、ドイツリートの名花、エリザベート・シュワルツコップ(Elisabeth Schwarzkopf)のリサイタルです。事前の勉強で上野の東京文化会館の視聴室に通いました。そこでヴォルフ他のリートを集中してレコードで聴きました。訳もわからず聴いていただけで、当時はワグナーやブルックナーとヴォルフの関係など知る由もありませんでした。

 しかし、シュワルツコップの2回のコンサートには打たれるような感動がありました。彼女はヴォルフ歌手の第一人者との世評で、聴衆の関心も高く緊張感をもって耳を傾けました。
 1回目は、前半はシューベルト、ブラームス、シューマンを歌い、後半は全てヴォルフ。2回目は、前半はハイドン、グルック、モーツアルト、シューマンで、後半にヴォルフ、R.シュトラウスのプログラム・ビルディングでした。ちなみに私は聴いていませんが、東京でのもう一夜の演目(2月10日)は、前半はシューベルト、ワグナー、リスト、レーヴェ、メンデルスゾーンで、後半は2回目と同じく ヴォルフ(<スペイン歌曲集>から※)とR.シュトラウスでした。シュワルツコップの3回の東京公演の特色は、①3夜で一度も同じ歌を取り上げないこと、②必ずヴォルフが入っていること、③全体ではヴォルフの曲が最も多いことでした。












◇オペレッタ

織工Ⅲ: シュワルツコップ3   (shokkou3.blogspot.com)











◇総括

シュヴァルツコップ 30年の堂々たる軌跡 (amazon.co.jp)


20世紀を代表する一人の偉大な女性歌手の集大成。その録音時期は30年におよびレパートリーの広さは前人未到。下記は全体のごく一部を記載したにすぎない。現役最後の頃、東京でヴォルフの深いライヴも聴いたが、「シュヴァルツコップ女史」とでも呼ぶべき風格がある一方、ときに可憐な表情に思わず引き込まれるような表現力豊かな魅力も湛えていた。バッハのカンタータ、モーツァルトからR.シュトラウスまでの歌曲、オペラの主要アリア、軽く艶やかなオペレッタなど内容の質量はこの価格では文句なし。ただし、輸入盤なので仕方はないけれど、32ページ・ブックレットは簡易、あまりに素っ気なく、はじめてのリスナーにはいささか不親切。

<主要内容>
【CD1】バッハ:カンタータ『もろびとよ、歓呼して神を迎えよ』 BWV51(全曲)他/録音:1950年10月、ロンドン(モノラル)他
【CD2】モーツァルト:歌曲集/pギーゼキング、ブレンデル/録音:1955年5月、ロンドン他
【CD3】モーツァルト:オペラアリア集/録音:1946年11月、ウィーン(モノラル)他
➡  
Le Nozze Di Figaro
【CD4】シューベルト:歌曲集/pムーア/録音:1954年1月他
【CD5】メンデルスゾーン:「歌の翼に」他/pムーア/録音:1956年4月、ロンドン他
➡  
歌の翼に/珠玉の名歌集
【CD6】ヴォルフ:歌曲集/pフルトヴェングラー/録音:1953年8月12日 ザルツブルク(ライヴ、モノラル)他
【CD7】リヒャルト・シュトラウス:歌曲集&オペラ/フィルハーモニア管弦楽団、マタチッチ指揮/録音:1954年10月、ロンドン(モノラル)他
➡  
R.シュトラウス:歌曲集≪クラシック・マスターズ≫  も参照
【CD8】リヒャルト・シュトラウス:『ばらの騎士』〜第1幕、3幕/フィルハーモニア管弦楽団、カラヤン指揮/録音:1956年12月、ロンドン他
➡  
R.Strauss;Der Rosenkavalier
【CD9】ヨハン・シュトラウス2世:『こうもり』他/フィルハーモニア管弦楽団、カラヤン指揮/録音:1955年4月、ロンドン(モノラル)他
【CD10】リヒャルト・シュトラウス:『ばらの騎士』第2幕/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、カラヤン指揮/録音:1947年12月、ウィーン(モノラル)他

➡  
Various: Stille Nacht   COMPLETE 78 RPM RECORDING   Wagner: Die Meistersinger   マーラー:交響曲第4番  も参照

(参考)

<グールド VS シュヴァルツコップ> オフェーリアの3つの歌 (amazon.co.jp)

〔上記ジャケット写真関連など)

エリーザベト・シュヴァルツコップ/クラシック・アーカイヴ・シリーズ~エリーザベト・シュヴァルツコップ (tower.jp)

エリーザベト・シュヴァルツコップ/Stille Nacht (Christmas Album) (tower.jp)

エリーザベト・シュヴァルツコップ/H.Wolf: Lieder (tower.jp)

エリーザベト・シュヴァルツコップ/Elisabeth Schwarzkopf in Strasbourg - 1960 (tower.jp)

エリーザベト・シュヴァルツコップ/恋とはどんなものかしら[モーツァルト:オペラ・アリア集] (tower.jp)

Recordings for German Radio - Elisabeth Schwarzkopf (tower.jp)

ジョン・プリッチャード/MOZART:OPERA ARIAS:ELISABETH SCHWARZKOPF(S)/HERBERT VON KARAJAN(cond)/JOSEF KRIPS(cond)/VPO/JOHN PRITCHARD(cond)/WARWICK BRAITHWAITE(cond)/PHILHARMONIA ORCHESTRA (tower.jp)

エリーザベト・シュヴァルツコップ/Elisabeth Schwarzkopf -Rare Recordings 1946-1954: Mozart, Beethoven, Verdi, etc / Josef Krips(cond), Herbert von Karajan(cond), VPO, Philharmonia Orchestra, etc (tower.jp)


👉 織工Ⅲ: 名盤5点 シリーズ (shokkou3.blogspot.com)


月曜日, 5月 02, 2022

悲歌のシンフォニー 注目5点  Gorecki : Symphony No.3 "Symphony of Sorrowful Songs"


 









◇ジンマン

純粋なヒーリング音楽としても魅力的 (amazon.co.jp)

1976年に作曲された、まぎれもない現代音楽にもかかわらず、その響きは中世の宗教音楽に接しているような形式的荘厳さをもっている。26分を越える第1楽章。ラヴェルのボレロ同様、執拗な反復、繰り返しをつうじて、徐々にエネルギーが蓄えられていく過程には、リスナーに一種じっくりと聴くべき気構えと安定感をあたえる。日本でいえば御詠歌を連想させるような第2楽章。ソプラノの歌詞は、ナチスドイツの秘密警察(ゲシュタポ)の本部があったザコバネの「パレス」(収容所)の第3独房第3壁に書かれた18歳の少女の言葉が引用されている。終楽章。ふたたび執拗な反復、繰り返しがはじまり、ソプラノは息子を喪った母の嘆きを語るがこれはポーランドの古謡から採られているとのことである(ライナーノートより)。

全体として弦楽器によるパイプオルガンのような重層的で低い音階が支配し、これに暗闇に明かりが点じられるように、音量を絞った木管、金管、打楽器による高音部を強調した美しい和音が加わる。
作曲の経緯や歌詞の内容に立ち入らなくとも、純粋にヒーリング音楽として耳を傾けても充足感のある良き音楽である。


◇コルト

カジミェシュ・コルト/Gorecki: Symphony No.3 "Symphony of Sorrowful Songs" (tower.jp)

◇ヴィット

アントニー・ヴィット/Antoni Wit Conducts Henryk Gorecki (tower.jp)

◇湯浅卓雄

湯浅卓雄/Gorecki: Symphony No 3 (tower.jp)

◇グレツキ

へンリク・ミコワイ・グレツキ/Gorecki : Symphony No.3 "Symphony of Sorrowful Songs" (tower.jp)


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