「想定外」という言葉は、あえて想定をしたくなかったからそう言うのであって、一種の判断停止を意味している。「予測不能」も同様で、実は、予測するのが嫌だ(ないし恐ろしい)からであって、これも判断停止と同義である。すなわち、考えたくないことは考えないという怠慢さがその底流にあるのだろう。
ニーチェはそうではなかった。👉ニーチェ 👉哲学?ー7 神は死んだ!
彼は世間の人が、考えたくないことを徹底して考えようとした。彼は、時代がワーグナーを礼賛するのに対して、はじめは同調したが後に完全に離脱して批判の急先鋒になる。
そして書いたのが『ツァラトゥストラはかく語りき Also sprach Zarathustra』であった。ここでは時代をこえた超人 Übermensch の定立が語られる。それは、近代という時代の危機と神を失った人心の荒廃から、どう抜け出すかの覚悟の書、警鐘の書であった。
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