水曜日, 4月 10, 2019

BOXセット 最近の売れ筋 5点

Bach: Sacred Works (11CD+4DVD+BLU-RAY)
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2817KPEBSHUXZ/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B0748782HS

カール・リヒター/ミュンヘン・バッハ管弦楽団&合唱団によるバッハ・宗教音楽集。同団は、バイエルン放送響、ミュンヘン・フィル、バイエルン国立管の団員などの精鋭から編成され、なによりも当代のバッハの使徒とでもいうべきリヒターに対する尊敬の念と忠誠心をもっていたといわれる。
リヒターは当時にあって、バッハについて深い学識ある研究者であるとともに、最高のチェンバロ奏者、オルガニストであり指揮者であった。チェンバロ、オルガンなどの独奏の高次性も並外れており、しかもすぐれた即興性も聴衆を魅了した。こうした実力ゆえのミュンヘン・バッハ管弦楽団&合唱団の結成であった。
多くのバッハ作品中、その精華が本集である。1969年、日本でのこのメンバーによる公演があった。マタイもヨハネもロ短調ミサも集中的に演奏された一大ページェントだった。この公演自体がいまだに語り草になっているが、リヒターの厳しくも神々しいバッハ解釈を日本に知らしめた衝撃は大きかった。
一致団結しストイックとしか言いようのない敬虔、厳格な音楽づくりは、その後同様な演奏を聴くことを至難としている。その演奏の均一性、精神的な統一感はいま聴いても非常な驚きがあるだろう。本集は、その直後に収録されたDVD、最近のBlu-ray Audio (CDと同一演奏)を含む充実の内容となっている。

<収録情報>(カッコ内録音年)

◆マタイ受難曲

【CD】(1958年)
イルムガルト・ゼーフリート、アントニー・ファーベルク(ソプラノ)
ヘルタ・テッパー(コントラルト)
エルンスト・ヘフリガー(テノール/福音史家)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
キート・エンゲン(バス/イエス)
マックス・プレープストル(バス)
➡ Bach: Matthauspassion

【DVD】(1971年)
ヘレン・ドナート(ソプラノ)
ユリア・ハマリ(コントラルト)
ペーター・シュライアー(テノール/福音史家)
ホルスト・R・ラウベンタール(テノール)
エルンスト・ゲロルト・シュラム(バス/イエス)
ジークムント・ニムスゲルン(バス/ユダ、ペテロ、大祭司、ピラト)
ヴァルター・ベリー(バス)
(監督:フーゴー・ケッヒ、ミュンヘン、バヴァリア・スタジオ〉

◆ヨハネ受難曲

【CD】(1964年)
イヴリン・リアー(ソプラノ)
エルンスト・ヘフリガー(テノール/福音史家)
ヘルマン・プライ(バリトン/イエス)
キート・エンゲン(バス)

【DVD】(1970年)
ヘレン・ドナート(ソプラノ)
ユリア・ハマリ(コントラルト)
ペーター・シュライアー(テノール/福音史家)
ホルスト・R・ラウベンタール(テノール)
エルンスト・ゲロルト・シュラム(バス/イエス)
キート・エンゲン(バス)
ジークムント・ニムスゲルン(バス・バリトン)
(監督:アルネ・アルンボム、9月、クロスター教会)

◆ミサ曲ロ短調

【CD】(1961年)
マリア・シュターダー(ソプラノ)
ヘルタ・テッパー(アルト)
エルンスト・ヘフリガー(テノール)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
キート・エンゲン(バス)

【DVD】(1969年)
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)
ヘルタ・テッパー(コントラルト)
ホルスト・ラウベンタール(テノール)
ヘルマン・プライ(バス)
(監督:アルネ・アルンボム、クロスター教会)

◆クリスマス・オラトリオ

【CD】(1965年)
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ/天使)
クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール/福音史家)
フランツ・クラス(バス)
(リハーサル音源付き)

◆マニフィカト ニ長調 BWV.243

【CD】(1961年)
マリア・シュターダー(ソプラノ)
ヘルタ・テッパー(コントラルト)
エルンスト・ヘフリガー(テノール)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)


KARAJAN EDITION -COMPLETE
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R5L1W9TS9DARB/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B01FTALI9M

カラヤンのboxsetはあまりにも多い。本集は、ワーナーレーベルから発売された13の既往boxを1つに集めた廉価盤集(101枚)である。

多様なカラヤン・ファンがいるので好み如何ながら、主要な録音はドイツ・グラモフォンレーベルに残されているので、まずは  Karajan Symphony Edition  が系統的にカラヤンの交響曲を聴くうえでは最もお買い得だろう。
一方で初期カラヤンも魅力に満ちており、補助的にワーナーレーベルを含む2つの廉価box  Maestro Vol. 1: Herbert von Karajan 、Karajan もお薦めである。これでシベリウスも一部入手でき、ほぼカラヤンのメインロードのかなりの部分を抑えることができるだろう(以上3セットで58枚。価格的には本日現在7,600円程度。但し毎日変動するのでご注意を!)。

本日の本集の価格(17,988円)を基準とすれば、これでもまだ、1万円以上の余裕があるので、そのうえで、協奏曲などは上記ワーナーレーベルの分売を聴くもよし、またデッカレーベルの素晴らしい選集 Legendary Decca Recordings を手に取っても十分におつりがくる。なお、とりあえずカラヤンのエッセンスを…という向きにはサンプラー的な Monumental Karajan! もお奨めである。
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(参考)
カラヤンのbox音源がユニークなのは年代別にもシリーズ化されているところである。
◆Herbert von Karajan: Recordings 1938-60 Collection【デビューから1960年までの昇竜期の記録】
Herbert von Karajan: Recordings 1938-60 Collection
◆Karajan 1960's: the Complete DG Recordings
Karajan 1960's: the Complete DG Recordings
◆Karajan 1970's: The Complete DG Recordings
Karajan 1970's: The Complete DG Recordings
◆Karajan 1980s: Complete Deutsche Grammophon Recordings 1979-1990
Karajan 1980s: Complete Deutsche Grammophon Recordings 1979-1990

さらにオペラ音源だけをピックアップしたものもある。
◆Various: the Opera Recordings【1960年代前後 イタリアオペラにおける歴史的名演】
Various: the Opera Recordings
            


Deutsche Grammophon: The Originals - Legendary Recordings 2014
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/RTVSDF5U6MPSZ/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B00LNRJMCQ

全50枚のDBの曲集をざっくりと3つに分類してみた。第1は、<指揮者群像>であり主力の演目はカラヤン、べーム、クライバー他8名が振っている。第2は、<ピアニストの競演>でケンプ、リヒテル、ギレリスからアルゲリッチ、ポリーニなどが得意演目で覇を競う。第3は、それ以外の<当代きっての名演奏家の肖像>で、オイストラフ、ロストロポーヴィッチの比較的多くの演目が取り上げられているほか、室内楽、声楽も一部収録されている。
 いかに多く、このレーベルの秀演にお世話になってきたか、厳選10点に若干のコメントを→で示した。購入検討へのあくまでもご参考まで。

<収録情報>
―指揮者群像―
【カラヤン&ベルリン・フィル】
・ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱』、『コリオラン』序曲(1962、1965年)
・メンデルスゾーン:交響曲第3番、第4番、『フィンガルの洞窟』(1971年)
・ドビュッシー:『海』、ムソルグスキー:『展覧会の絵』、ラヴェル:『ボレロ』(以上1964、1966年)
・マーラー:交響曲第5番(1973年)
・R.シュトラウス:『ツァラトゥストラはかく語りき』『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』『ドン・ファン』『サロメ』より7つのヴェールの踊り、『死と変容』『メタモルフォーゼン』『4つの最後の歌』/ヤノヴィッツ(Sp) (1969〜1973年)

【ベーム】
・モーツァルト:交響曲 第35番『ハフナー』、第36番『リンツ』、第38番『プラハ』、第39番、第40番、第41番『ジュピター』/ベルリン・フィル(1959-66年)
1→ モーツァルト:後期交響曲集

・モーツァルト:『魔笛』全曲
 ピータース(Sp) ヴンダーリヒ(T) リアー(Sp) F=ディースカウ(Br) オットー(Sp) ホッター(Br) :ベルリン・フィル(1964年)
・モーツァルト:クラリネット協奏曲、フルート協奏曲第1番、ファゴット協奏曲/ アルフレート・プリンツ(Cl) ヴェルナー・トリップ(Fl) ディートマール・ゼーマン(Fg) ウィーン・フィル(1973年)
2→ モーツァルト:クラリネット協奏曲、フルート協奏曲

・ベートーヴェン:交響曲第6番『田園』
・シューベルト:交響曲第5番/ウィーン・フィル(1971、1979年)
・ワーグナー:歌劇『トリスタンとイゾルデ』全曲
 ビルギット・ニルソン(Sp) ヴォルフガング・ヴィントガッセン(T):バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団(1966年)

【クライバー&ウィーン・フィル】
・ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』、第7番(1974、1976年)
3→ ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》&7番

・シューベルト:交響曲第3番、第8番(1978年)
・ブラームス:交響曲第4番(1980年)

【クーベリック】
・ドヴォルザーク:交響曲第8番、第9番『新世界より』/ベルリン・フィル(1966、1972年)
・同:スラヴ舞曲集
・マーラー:交響曲第1番、『さすらう若人の歌』/フィッシャー=ディースカウ(Br)、バイエルン放送交響楽団(1967〜74年)

【アバド】
・プロコフィエフ:アレクサンドル・ネフスキー/ロンドン響&合唱団(1979年)
・同:『スキタイ組曲』『キージェ中尉組曲』/シカゴ交響楽団(1977年)

【ヨッフム】
・オルフ:カルミナ・ブラーナ/ベルリン・ドイツ・オペラ管(1967年)

【ムラヴィンスキー】
・チャイコフスキー:交響曲第4番、第5番、第6番/レニングラード・フィル(1960年)
4→ チャイコフスキー:交響曲第4-6番

【フリッチャイ】
・ヴェルディ:『レクィエム』/ベルリンRIAS交響楽団(1953年)

―ピアニストの競演―
【ヴィルヘルム・ケンプ(P)】
・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番、第5番『皇帝』/ライトナー&ベルリン・フィル(1961年)
・同ピアノ・ソナタ:『月光』『悲愴』『ワルトシュタイン』『熱情』、第8番、第14番、第21番、第23番1964、1965年)
5→ Wilhelm Kempff Complete Solo Repertoire

【リヒテル(P)】
・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番/ヴィスロツキ&ワルシャワ・フィル(1959年)
・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番/カラヤン&ウィーン交響楽団(1962年)
6→ チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番

【エミール・ギレリス(P)】
・ブラームス:ピアノ協奏曲第1番、第2番/ヨッフム&ベルリン・フィル(1972年)
7→ ブラームス:ピアノ協奏曲第1&2番、他

・同:幻想曲集Op.116(1975年)
・グリーグ:叙情小品集(1974年)

【ゲザ・アンダ(P&指揮)】
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番、第21番、第26番
 ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ(1961、1962年)

【マルタ・アルゲリッチ(P)】
・ショパン:ピアノ協奏曲第1番
・リスト:ピアノ協奏曲第1番/アバド&ロンドン交響楽団(1968年)
・プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番
・ラヴェル:ピアノ協奏曲/アバド&ベルリン・フィル(1967年)
・ラヴェル:『夜のガスパール』(1974年)
・ショパン:スケルツォ第3番、ブラームス:『2つのラプソディー』、プロコフィエフ:トッカータ ハ長調、ラヴェル:『水の戯れ』、ショパン:『舟歌』、リスト:『ハンガリー狂詩曲』第6番、リスト:ピアノ・ソナタロ短調(1960、1971年)
8→ Martha Argerich: The Collection 1: The Solo Recordings

【ポリーニ(P)】
・ショパン:12の練習曲 op.10、12の練習曲 op.25(1972年)
・同:ポロネーズ第1番〜第7番(1975年)
9→ Pollini Edition (Bonus CD)

―当代きっての名演奏家の肖像―
【ダヴィド・オイストラフ(Vn&指揮)】
・バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番、2つのヴァイオリンのための協奏曲
・ベートーヴェン:ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第1番、第2番
・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
グーセンス&ロイヤル・フィル(1954、1961、1962年)  
コンヴィチュニー&ドレスデン国立(1954年)

【アンネ=ゾフィー・ムター(Vn)】
・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番、第5番(1978年)
・メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番(1980年)
 カラヤン&ベルリン・フィル
10→ Sublime Mutter!

【ピエール・フルニエ(Vc)】
・バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番〜第6番(1960、1961年)

【ロストロポーヴィチ(Vc)】
・ブラームス:チェロ・ソナタ第1&2番/ルドルフ・ゼルキン(P)(1982年)
・ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
・チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲
 カラヤン&ベルリン・フィル(1968年)
・チャイコフスキー:3大バレエ・ハイライト/指揮+ベルリン・フィル(1978年)

【アマデウス弦楽四重奏団】
・シューベルト:ピアノ五重奏曲『ます』/ギレリス(P)(1975年)
・同:弦楽四重奏曲『死と乙女』(1959年)

【フリッツ・ヴンダーリヒ(T)】
・シューベルト:『美しき水車小屋の娘』『ます』『春の想い』『野ばら』/ギーゼン(P)(1966年)

【フィッシャー=ディースカウ(Br)】
・シューベルト:冬の旅/デムス(P)(1965年)
     


   Martha Argerich: Complete Recordings On Deutsche Gramophon    
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R157YJ3EY42GF9/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B011WEVWYA

マルタ・アルゲリッチという同時代最高のピアニストの演奏記録として得難いBOXである。興味深いのはデビュー当時のショパン、ラヴェル、リストといった演目での鮮烈な印象とは別に、その後時代をへるにつれ、下記の作曲家別<収録情報>で見ても芸域を系統的に広げていった軌跡がわかることである。

協奏曲では一部再録(※で表示)もあるが、ソナタ、室内楽では一意入魂の録音で一回性を重視している演奏家である。しかも1960年から今日までそれが全て秀逸なる記録であることは驚異的と言っていいだろう。
作品への取り組み姿勢は、ときに慎重で、盟友クレーメルとのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集では10年を要し丹念に作品番号順に録音している。一方で全集づくりといった観点からは距離をおき、自分の納得した演目のみに専心している点も個性的である。ベートーヴェンのコンチェルトでは、1,2番には親しんでいるが4,5番はいまだ収録外である。

1980年代からは室内楽に傾倒し、特定の演奏家との共演に力を入れるが、これが芸域の拡大と深まりに寄与しているように思う。シューベルト、バルトーク、ショスタコーヴィチなどはその典型であろう。
なお、曲種によって好みがあるリスナーにとっては、以下の別売のBOXもあり、購入にあたって比較考量されたい。

Martha Argerich: The Collection 1: The Solo Recordings
Martha Argerich Collection 2: The Concerto Recordings
Martha Argerich The Collection 3
Martha Argerich Collection 4: Complete Philips
5 Classic Albums

<収録情報>カッコ内は録音年。(略号)Pf.:ピアノ、Vn.:ヴァイオリン、Vc.:チェロ

【ショパン】
バラード第1番(1959年)
スケルツォ第3番、舟歌 嬰ヘ長調(1960年)
練習曲第4番、ポロネーズ第6番『英雄』、第7番『幻想』、マズルカ第26,27,15,40,23,36※,37※,38番※、夜想曲第4,16番、ピアノ・ソナタ第3番※(1967年)
ピアノ・ソナタ第2番『葬送行進曲付き』、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ、スケルツォ第2番(1974年)
24の前奏曲、前奏曲嬰ハ短調、同変イ長調(遺作)(1977年)
チェロ・ソナタ ト短調※:ロストロポーヴィチ(Vc.)(1980年)、ミッシャ・マイスキー(Vc.)(2000年)
序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調※:ロストロポーヴィチ(Vc.)(1980年)、マイスキー(Vc.)(2000年)
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ピアノ協奏曲第1番:アバド/ロンドン響(1968年)
ピアノ協奏曲第2番:ロストロポーヴィチ/ワシントン・ナショナル響(1978年)

【プロコフィエフ】
トッカータ ハ長調(1960年)
ヴァイオリン・ソナタ第1番、5つのメロディ Op.35、ヴァイオリン・ソナタ第2番:クレーメル(Vn.)(1991年)
チェロ・ソナタ Op.109、ワルツ(『石の花』から):マイスキー(Vc.)(2003年)
プロコフィエフ/プレトニョフ編:組曲『シンデレラ』プレトニョフ(Pf.)(2003年)
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ピアノ協奏曲第3番※:アバド/ベルリン・フィル(1967年)、デュトワ/スイス・イタリア語放送管(2008年)
ピアノ協奏曲第1番:アレクサンドル・ラビノヴィチ/スイス・イタリア語放送管(2004年)

【ラヴェル】
水の戯れ(1960年)
夜のガスパール、ソナチネ、高雅にして感傷的なワルツ(1974年)
白と黒で:コワセヴィチ(Pf.)(1977年)
ラ・ヴァルス※:ネルソン・フレイレ(Pf.)(1982年)(2009年)
ラヴェル/ザードロ編:スペイン狂詩曲、マ・メール・ロワ:フレイレ(Pf.)、ペーター・ザードロ(パーカッション)、エトガー・グッガイス(パーカッション)(1993年)
マ・メール・ロワ:プレトニョフ(Pf.)(2003年)
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ピアノ協奏曲ト長調※:アバド/ベルリン・フィル(1967年)、アバド/ロンドン響(1984年)

【リスト】
ハンガリー狂詩曲第6番(1960年)
ピアノ・ソナタ ロ短調(1971年)
ピアノ協奏曲第1番:アバド/ロンドン響(1968年)、イオン・マリン/スイス・イタリア語放送管(2004年)

【チャイコフスキー】
ピアノ三重奏曲『ある偉大な芸術家の想い出のために』:クレーメル(Vn.)、マイスキー(Vc.)(1998年)
エコノム編:『くるみ割り人形』組曲 Op.71a:ニコラス・エコノム(Pf.)(1983年)
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ピアノ協奏曲第1番※:デュトワ/ロイヤル・フィル(1970年)、コンドラシン/バイエルン放送響(1980年)、アバド/ベルリン・フィル(1994年)

【シューマン】
ピアノ・ソナタ第2番(1971年)
アダージョとアレグロOp.70:ロストロポーヴィチ(Vc.)(1980年)
子供の情景、クライスレリアーナ(1983年)
幻想小曲集Op.73※:マイスキー(Vc.)(1984年、1999年)、
幻想小曲集 Op.88:クレーメル(Vn.)、ユーリ・バシュメット(ヴィオラ)、マイスキー(Vc.)(2002年)
5つの民謡風の小品集 Op.102:マイスキー(Vc.)(1984年)
ヴァイオリン・ソナタ第1,2番:クレーメル(Vn.)(1985年)
アダージョとアレグロOp.70、ナイチンゲール Op.94-1、民謡風の5つの小品 Op.102、おとぎの絵本 Op.113より第1曲:マイスキー(Vc.)(1999年)
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ピアノ協奏曲イ短調※:ロストロポーヴィチ/ワシントン・ナショナル響(1978年)、アレクサンドル・ヴェデルニコフ/スイス・イタリア語放送管(2010年)

【ブラームス】
2つのラプソディ~第1番、第2番(1960年)
ピアノ四重奏曲第1番:クレーメル(Vn.)、ユーリ・バシュメット(ヴィオラ)、マイスキー(Vc.)(2002年)
愛のワルツ Op.52、ガブリエラ・モンテーロ(Pf.)、ディエゴ・ファゾリス/スイス・イタリア語放送合唱団(2007年)
ハイドンの主題による変奏曲 Op.56b:ネルソン・フレイレ(Pf.)(2009年)

【ベートーヴェン】
ヴァイオリン・ソナタ第1~3番(1984年)、第4~5番『春』(1987年)、第6~8番(1993年)、第9『クロイツェル』~10番(1994年):クレーメル(Vn.)、同第9番『クロイツェル』:ヴァディム・レーピン(Vn.)(2007年)
チェロ・ソナタ第1~2番(1990年)、第3~5番(1992年):マイスキー(Vc.)
『魔笛』の主題による7つの変奏曲 WoO46、同12の変奏曲 Op.66:マイスキー(Vc.)(1990年)
『マカベウスのユダ』の主題による12の変奏曲 WoO45:マイスキー(Vc.)(1992年)
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ピアノ協奏曲第1番Op.15※:シノーポリ/フィルハーモニア管(1985年)、ラビノヴィチ/スイス・イタリア語放送管(2005年)
ピアノ協奏曲第2番Op.19※:シノーポリ/フィルハーモニア管(1985年)、アバド/マーラー・チェンバー・オーケストラ(2000年)、ガブリエル・フムラ/スイス・イタリア語放送管(2009年)
ピアノ協奏曲第3番Op.37:アバド/マーラー・チェンバー・オーケストラ(2004年)

【ストラヴィンスキー】
結婚※:クリスティアン・ツィマーマン(Pf.)、バーンスタイン/イギリス・バッハ祝祭合唱団、イギリス・バッハ祝祭打楽器アンサンブル(1977年):ディエゴ・ファゾリス/スイス・イタリア語放送合唱団、ルガーノ・パーカッション・グループ(2004年)
イタリア組曲(『プルチネッラ』から)マイスキー(Vc.)(2003年)
『春の祭典』(2台ピアノ版)バレンボイム(Pf.)(2014年)

【バルトーク】
ヴァイオリン・ソナタ第1番:クレーメル(Vn.)(1985年)
2台のピアノと打楽器のためのソナタ Sz.110※:スティーヴン・コワセヴィチ(Pf.)、ウィリー・ハウドスワールト(パーカッション)、ミカエル・デ・ルー(パーカッション)(1977年):フレイレ(Pf.)、ペーター・ザードロ(パーカッション)、エトガー・グッガイス(パーカッション)(1993年)
2台のピアノ、打楽器と管弦楽のための協奏曲 Sz.118:フレイレ(Pf.)、ヤン・ラボルダス(パーカッション)、ヤン・パストヤンス(パーカッション)、ジンマン/ロイヤル・コンセルトへボウ管(1985年)
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ピアノ協奏曲第3番:アレクサンドル・ヴェデルニコフ/スイス・イタリア語放送管(2007年)

【モーツァルト】
アンダンテと5つの変奏曲ト長調 K.501※:コワセヴィチ(Pf.)(1977年)、酒井 茜(Pf.)(2006年)
2台のピアノのためのソナタK.448:バレンボイム(Pf.)(2014年)
3台のピアのための協奏曲 K.242:パウル・グルダ(Pf.)、リコ・グルダ(Pf.)、ラビノヴィチ/スイス・イタリア語放送管(2006年)
――――――
ピアノ協奏曲第20番、第25番:アバド/モーツァルト管(2013年)

【J.S.バッハ】
トッカータ BWV.911、パルティータ第2番 BWV.826、イギリス組曲第2番 BWV.807(1979年)
チェロ・ソナタ第1~3番:マイスキー(Vc.)(1985年)

【ラフマニノフ】
2台のピアノのための組曲第2番:フレイレ(Pf.)(1982年)
交響的舞曲 Op.45※:ニコラス・エコノム(Pf.)(1983年)、フレイレ(Pf.)(2009年)
―――――――
ピアノ協奏曲第3番:シャイー/ベルリン放送響(1982年)

【ルトスワフスキ】
2台のピアノのためのパガニーニの主題による変奏曲:フレイレ(Pf.)(1982年)

【シューベルト】
アルペジオーネ・ソナタD.821:マイスキー(Vc.)(1984年)
ロンド D.951『大ロンド』:フレイレ(Pf.)(2009年)
ハンガリー風ディヴェルティメント D.818:アレクサンドル・モギレフスキー(Pf.)(2006年)
創作主題による8つの変奏曲変イ長調 D.813:バレンボイム(Pf.)(2014年)

【サン=サーンス】
動物の謝肉祭:フレイレ(Pf.)、クレーメル(Vn.)、イザベル・ヴァン・クーレン(Vn.)、タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ)、マイスキー(Vc.)他(1985年)
<リドー:フェルディナンド、メシュヴィツ:動物の祈りを併録>
エレーナ・バシュキーロワ(Pf.語り)、クレーメル(Vn.語り)(1981年)

【メンデルスゾーン】
ヴァイオリンとピアノのための協奏曲ニ短調:クレーメル(Vn.)オルフェウス室内管弦楽団(1988年)

【ヤナーチェク】
ヴァイオリン・ソナタ:クレーメル(Vn.)(1985年)

【メシアン】
主題と変奏:クレーメル(Vn.)(1985年)

【ショスタコーヴィチ】
ピアノ三重奏曲第2番Op.67:クレーメル(Vn.)、マイスキー(Vc.)(1998年)
チェロ・ソナタOp.40:マイスキー(Vc.)(2003年)
――――――
ピアノ協奏曲第1番:ギィ・トゥーヴロン(トランペット)、イェルク・フェルバー/ヴュルテンベルク室内管(1993年)

【ハイドン】
ピアノ協奏曲ニ長調 Hob.XVIII-11:ギィ・トゥーヴロン(トランペット)、イェルク・フェルバー/ヴュルテンベルク室内管(1993年)

【キーゼヴェッター】
タンゴ・パセティック:クレーメル(Vn.)、マイスキー(Vc.)(1998年)

【フランク】
チェロ・ソナタ(原曲:ヴァイオリン・ソナタ):マイスキー(Vc.)(2000年)

【ドビュッシー】
チェロ・ソナタ ニ短調:マイスキー(Vc.)(2000年)

【プーランク】
2台のピアノのための協奏曲:アレクサンドル・グルニング(Pf.)、エラスモ・キャピラ/スイス・イタリア語放送管(2007年)

【ミヨー】
スカラムーシュ Op.165b:カリン・メルレ(Pf.)(2008年)
  


  The Complete Columbia Album Collection        
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セルの集大成(クリーヴランド管創立100年を記念した106枚のボックス・セット)。セルは欧州にも来演しており、コンセルトヘボウ管との共演やザルツブルク音楽祭ライヴなどの他音源もあるが、本セットが中心であることに変わりはない。
「快速、冷静、明燦」のセルの演奏に駄演なし、は定評のあるところだが、以下の収録情報をチェックしても、録音は極めて周到になされており、同一演目の再演が少ないことがなによりの特色である。
全体を4つに分けると、ドイツ音楽のメインロード(ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、メンデルスゾーン、ブラームス、ワーグナー)が第1グループ。次は、ハンガリー生まれのセルが共感をもって振った民族派音楽系(ドヴォルザーク、スメタナ、バルトーク、ヤナーチェク、コダーイ)。第3は特定の共演者とじっくりと仕上げた協奏曲系、第4はその他の幅広いレパートリー群である。
演奏の均質性は、セルのセルフ・コントロールはトスカニーニばりであり折り紙付き。

(収録情報)
【ハイドン】
<交響曲>
・第88番 1954年4月9日
・第92番『オックスフォード』①1949年4月27日、②1961年10月20日
・第93番 1968年4月19日
・第94番『驚愕』1967年5月5日
・第95番 1969年1月17-18日
・第96番『奇蹟』1969年10月11-12日
・第97番 ①1957年10月25-26日、②1969年10月3,6日 
・第98番 1969年10月10日
・第99番 1957年10月25-26日
・第104番『ロンドン』1954年4月9日
➡ 第89番、第90番、第91番、第100~103番がない。第98番は1969年10月10日の録音。セルが存命していれば、こうした番数を収録したのではないかと思われる。

【モーツァルト】
<交響曲>
・第28番 1965年10月5日
・第33番 1962年10月26日
・第35番『ハフナー』1960年1月8-10日
・第39番 ①1947年4月22日、②1960年3月11-12日
・第40番 ①1955年11月18日、②1967年8月25日
・第41番『ジュピター』①1955年11月18日、②1963年10月11,25日
・『フィガロの結婚』序曲 1957年10月25日
・『劇場支配人』序曲 1966年1月28-29日
・ディヴェルティメント第2番 1963年4月20日
・セレナード第13番『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』1968年10月7日
・セレナード第9番『ポストホルン』1969年1月10日
<ピアノ協奏曲>
・第10番(2台のピアノのための)K.365、カサドシュ&ギャビー・カサドシュ(P)C 1955年12月19、21日(以下、Cはコロンビア響)
・第12番、カサドシュ(P)C 1955年12月20日
・第15番、カサドシュ(P)1968年10月18日
・第17番、①ゼルキン(P)C 1955年11月20-21日、②1964年10月18,19,21日
・第18番、カサドシュ(P)1957年10月10-11日
・第19番、ゼルキン(P)C 1961年4月26-28日
・第20番、①カサドシュ(P)1957年10月10-11日、②ゼルキン(P)C 1961年4月26-28日
・第21番、カサドシュ(P)1961年11月3-5日
・第22番、カサドシュ(P)1959年11月13日
・第23番、カサドシュ(P)1958年11月14-15日
・第24番、①カサドシュ(P)C 1954年1月12-13日、②1961年11月3-5日
・第25番、①ゼルキン(P)C 1955年11月20-21日、1953年4月16日、②レオン・フライシャー(P)1959年1月10日
・第26番『戴冠式』、①カサドシュ(P)C 1954年1月15-16日、②カサドシュ(P)C 1962年11月2-4日
・第27番、カサドシュ(P)C 1962年11月2-4日
<ヴァイオリン協奏曲>
・第1番、スターン(Vn.)C 1961年1月22-23日
・第3番、スターン(Vn.)1961年1月21-22日
・第5番『トルコ風』スターン(Vn.)C 1963年4月19日
・クラリネット協奏曲K.622、ロバート・マーセラス(Cl.)1961年10月21日
・協奏交響曲 K.364、ラファエル・ドルイアン(Vn.)、エイブラハム・スカーニック(Vla.)1963年12月28日
・モテット『エクスルターテ・ユビラーテ』K.165、ジュディス・ラスキン(ソプラノ)1964年5月11日
・ピアノ四重奏曲第1番、第2番、セル(P)ブダペスト弦楽四重奏団 1946年8月19-20日
・ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 K.376、ト長調 K.301、ホ短調 K.304、ハ長調 K.296、ラファエル・ドルイアン(Vn.)、セル(P)1967年8月1-3日
➡ 交響曲は最後期の3曲は再録している。ピアノ協奏曲ではカサドシュとの、ヴァイオリン協奏曲ではスターンとの相性が良かったことがわかる。

【ベートーヴェン】
<交響曲全集>
・第1番 1964年10月2日
・第2番 1964年10月23日
・第3番『英雄』1957年2月22-23日
・第4番 ①1947年4月22日、②1963年4月5-6日
・第5番『運命』①1955年11月26日、②1963年10月11,25日
・第6番『田園』①ニューヨーク・フィル1955年12月5日、②1962年1月20-21日
・第7番 1959年10月30-31日
・第8番 1961年4月15日
・第9番『合唱』、アデーレ・アディソン(ソプラノ)、ジェーン・ホブソン(メゾ・ソプラノ)、リチャード・ルイス(テノール)、ドナルド・ベル(バリトン)、クリーヴランド管&合唱団 1961年4月15,21,22日
・『レオノーレ』序曲第1番 1967年8月25日
・『レオノーレ』序曲第2番 1966年10月8日
・『レオノーレ』序曲第3番 1963年4月5-6日
・『エグモント』序曲 1966年10月8日
・『コリオラン』序曲 1966年10月29日
・『シュテファン王』序曲 1966年10月29日
・『フィデリオ』序曲 1967年8月25日
<ピアノ協奏曲全集>
・第1番、レオン・フライシャー(P)1961年2月25日
・第2番、レオン・フライシャー(P)1961年4月16日
・第3番、レオン・フライシャー(P)1961年4月16日
・第4番、レオン・フライシャー(P)1959年1月10日
・第5番、レオン・フライシャー(P)1961年3月3-4日
➡ 交響曲全集(新盤)は第3番(1957年)から第1番、第2番(1964年)まで7年をかけて慎重に行われている。ピアノ協奏曲は全てレオン・フライシャーとの共演。

【シューベルト】
・交響曲第8番『未完成』①1955年11月26日、②1960年3月12日
・交響曲第9番『グレート』1957年11月1日
・劇音楽『ロザムンデ』 D.797より(序曲/間奏曲第3番/バレエ音楽第2番)1967年1月7日

【シューマン】
<交響曲全集>
・第1番『春』1959年1月21日
・第2番 ①1952年11月28日、②1960年10月21,24日
・第3番『ライン』1960年10月21日
・第4番 ①1947年11月26日、②1960年3月12,22日
・『マンフレッド』序曲 1959年1月21日
・ピアノ協奏曲 Op.54、レオン・フライシャー(P)1960年1月8日

【メンデルスゾーン】
・交響曲第4番『イタリア』①1947年11月26日、1951年11月17日、②1962年10月26日
・序曲『フィンガルの洞窟』1962年10月26日
・劇音楽『真夏の夜の夢』 Op.61より(序曲/スケルツォ/夜想曲/間奏曲/結婚行進曲)①ニューヨーク・フィル1951年1月8,17日、②1967年1月13日
・ヴァイオリン協奏曲Op.64、フランチェスカッティ(Vn.)C 1961年12月1日
 
【ブラームス】
<交響曲全集>
・第1番 ①1957年3月1-2日、②1966年10月7日
・第2番 1967年1月6日
・第3番 1964年10月16日
・第4番 1966年4月8日
・ハイドンの主題による変奏曲 1964年10月24日
・大学祝典序曲 1966年10月28日
・悲劇的序曲 1966年10月28日
・ピアノ協奏曲第1番、①ゼルキン(P)1952年11月30日、②レオン・フライシャー(P)1958年2月21-22日、③ゼルキン(P)1968年4月19-20日
・ピアノ協奏曲第2番、①レオン・フライシャー(P)1962年10月19日、②ゼルキン(P)1966年1月21-22日
➡ ブラームスの交響曲全集も晩年に近い時期に収録。一方、ピアノ協奏曲第1番は3種(但しゼルキンが2回)の音源。

【ワーグナー】
・『ラインの黄金』より「ワルハラ城への神々の入場」1968年10月7,11-12日
・『ワルキューレ』より「ワルキューレの騎行」①1956年11月2日、②1968年10月7,11-12日
・同上より「魔の炎の音楽」①1956年11月2日、②1968年10月7,11-12日)
・『ジークフリート』より「森のささやき」①1956年11月2日、②1968年10月7,11-12日
・『神々の黄昏』より「夜明けとジークフリートのラインへの旅」①1956年11月2日、②1968年10月7,11-12日
・同上より「ジークフリートの葬送行進曲」①1956年11月2日、②1968年10月7,11-12日
・『トリスタンとイゾルデ』より前奏曲と「愛の死」1962年1月26日
・『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より第1幕への前奏曲、①ニューヨーク・フィル1951年1月8日、②1962年1月26日
・『タンホイザー』序曲 ①ニューヨーク・フィル1951年1月4日、②1962年1月26日
・『さまよえるオランダ人』序曲 ①ニューヨーク・フィル1951年1月4日、②1965年12月10日
・『ファウスト』序曲 1965年12月10日
・『ローエングリン』第1幕への前奏曲 1965年12月10日
・『リエンツィ』序曲 ①ニューヨーク・フィル1951年1月4日、②1965年12月10日

★ ★ ★ ★ ★

【ドヴォルザーク】
・交響曲第7番 1960年3月18日
・交響曲第8番 1958年10月25,31日、11月1日
・交響曲第9番『新世界より』①1952年1月18日、②1959年3月20-21日
・スラヴ舞曲集 Op.46(全8曲)、同 Op.72(全8曲)、①1962年7月19日、1962年8月2日、1963年1月4-5日、②1963年1月~1965年1月
・同上Op.46より第1番、第3番、Op.72より第2番、第7番 1962年7月19日、1962年8月2日、1963年1月4-5日
・同上(Op.46より第1番、第3番、第8番、Op.72より第2番、第7番)1947年4月21日
・ピアノ協奏曲 Op.33、ルドルフ・フィルクシュニー(P)1954年4月9,11日
・序曲『謝肉祭』1962年7月19日、1963年1月4-5日
➡ セルはスラヴ舞曲集をこよなく愛しており、全16曲を2回、なかでも通番で、第1番、第3番、第10番、第15番は4回も収録している。

【スメタナ】
・弦楽四重奏曲第1番『わが生涯より』(オーケストラ用編曲:セル)1947年4月26日
・『売られた花嫁』序曲 1958年3月15日
・『売られた花嫁』より3つの舞曲 1962年8月2日、1963年1月4-5日
・『わが祖国』より『モルダウ』①1951年1月7-8日、②1963年1月4-5日
・『わが祖国』より『ボヘミアの森と草原から』1951年1月8日

【バルトーク】
・管弦楽のための協奏曲 1965年1月15-16日
・ピアノ協奏曲第1番 Sz.83 ゼルキン(P)C 1962年4月20-21日

【ヤナーチェク】
・シンフォニエッタ Op.60 1965年10月15日
・ヒンデミットの主題による変奏曲 1964年10月9日

【コダーイ】
・『ハーリ・ヤーノシュ』組曲 1969年1月10-11日

★ ★ ★ ★ ★
【J.S.バッハ】
・ヴァイオリン協奏曲 BWV.1053 フランチェスカッティ(Vn.)C 1953年1月6日
・ヴァイオリン協奏曲 BWV.1056(シゲティ編)シゲティ(Vn.)C 1954年1月13日

【ヘンデル】
・ヴァイオリン・ソナタHWV.371、シゲティ(Vn.)1954年2月23日

【タルティーニ】
・ヴァイオリン協奏曲D.45、シゲティ(Vn.)C 1954年1月15日
・ヴァイオリン・ソナタB.G.19、シゲティ(Vn.)1954年2月22日

【ブルッフ】
・ヴァイオリン協奏曲第1番、フランチェスカッティ(Vn.)シッパース/ニューヨーク・フィル 1962年1月23日

【ウィリアム・シューマン】
・オルフェウスの歌 レナード・ローズ(Vc.)1964年1月11日

【リスト】
・ピアノ協奏曲第2番、カサドシュ(P)1952年1月20日

【ラフマニノフ】
・パガニーニの主題による狂詩曲、レオン・フライシャー(P) 1956年10月26日

【フランク】
・交響的変奏曲 M.46 レオン・フライシャー(P)1956年12月28日

【グリーグ】
・ピアノ協奏曲Op.16、レオン・フライシャー(P)1960年1月8日

【バーバー】
・ピアノ協奏曲 Op.38 ジョン・ブラウニング(P)1964年1月3日

★ ★ ★ ★ ★

【ヒンデミット】
・ウェーバーの主題による交響的変容 1947年11月25日

【ウェーバー】
・『オベロン』序曲 ①ニューヨーク・フィル1951年1月8日、②1963年1月4日
・『魔弾の射手』序曲 ニューヨーク・フィル1951年1月8日
・コンツェルトシュテュックOp.79、カサドシュ(P)1952年1月20日

【ディーリアス】
・『イルメリン』前奏曲 1956年10月28日

【オーベール】
・『フラ・ディアヴォロ』序曲 1957年11月2日

【ボロディン】
・だったん人の踊り 1958年2月28日、3月1日

【リムスキー=コルサコフ】
・スペイン奇想曲 1958年2月28日、3月1日

【ベルリオーズ】
・序曲『ローマの謝肉祭』 1958年3月15日

【ウォルトン】
・管弦楽のためのパルティータ 1959年1月21日
・交響曲第2番 1961年2月24日

【ストラヴィンスキー】
・組曲『火の鳥』(1919年版)1961年2月24日、3月3,4日

【J.シュトラウス&J.シュトラウス2世、ヨゼフ・シュトラウス】
・『こうもり』序曲 1958年3月1日
・『美しく青きドナウ』、ピチカート・ポルカ、『うわごと』、『春の声』 、『オーストリアの村つばめ』、常動曲 1962年1月5日

【ドビュッシー】
・交響詩『海』1963年1月11-12日

【ラヴェル】
・『ダフニスとクロエ』第2組曲 1963年1月11-12日
・亡き王女のためのパヴァーヌ 1963年1月11-12日

【ムソルグスキー】
・『ホヴァンシチナ』より前奏曲『モスクワ河の夜明け』1958年2月28日、3月1日
・組曲『展覧会の絵』(ラヴェル編)1963年10月30日

【リャードフ】
・魔法にかけられた湖  1963年10月30日

【R.シュトラウス】
・交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』① 1949年4月15日、②1957年3月29日
・交響詩『ドン・ファン』1957年3月29日
・交響詩『死と浄化(変容)』1957年3月29日
・交響詩『ドン・キホーテ』フルニエ(Vc.)1960年10月28-29日
・ホルン協奏曲第1番Op.11、マイロン・ブルーム(Hr.)1961年10月27日
・家庭交響曲 1964年1月10日

【ビゼー】
・『アルルの女』第1組曲(全曲)、第2組曲より『ファランドール』1965年3月25日

【ヒンデミット】
・ウェーバーの主題による交響的変容 1964年10月10日

【グリーグ】
・『ペールギュント』第1組曲(全曲)、第2組曲より『ソルヴェイグの歌』1965年2月16日

【プロコフィエフ】
・交響曲第5番 1959年10月24,31日
・組曲『キージェ中尉』1969年1月17-18日
・ピアノ協奏曲第1番、グラフマン(P)1966年3月26日
・ピアノ協奏曲第3番、グラフマン(P)1966年3月26日
・ピアノ協奏曲第4番、ゼルキン(P)オーマンディ/フィラデルフィア管 1958年3月30
・ピアノ・ソナタ第3番『古い手帳から』グラフマン(P)1962年12月26日

【ロッシーニ】
・『ランスへの旅』序曲 1967年1月14日
・『イタリアのトルコ人』序曲 1967年1月14日
・『アルジェのイタリア女』序曲 1967年5月5日
・『どろぼうかささぎ』序曲 ①1958年3月15日、②1967年5月5日
・『絹のはしご』序曲 1967年5月27日

【チャイコフスキー】
・交響曲第5番 1959年10月23-24日
・ロココの主題による変奏曲 Op.33、レナード・ローズ(Vc.)1952年1月8日
・イタリア奇想曲 1958年2月28日、3月1日
・ピアノ協奏曲第1番 ①ホロヴィッツ(P)ニューヨーク・フィル1953年1月12日(ライヴ)、②グラフマン(P)1969年1月24-25日、3月20日

【ブルックナー】
・交響曲第3番ニ短調(1889年第3稿 ノーヴァク版)1966年1月28-29日
・交響曲第8番ハ短調(1890年第2稿 ノーヴァク版)1969年10月3,6,10,13日

【マーラー】
・交響曲第10番嬰ヘ短調よりアダージョ(クルシェネク版)1958年11月1日
・交響曲第10番嬰ヘ短調よりプルガトリオ(クルシェネク版)1958年11月1日
・交響曲第4番、ジュディス・ラスキン(ソプラノ)1965年10月1-2日
・交響曲第6番『悲劇的』、1967年10月(ライヴ)

<その他>
ボーナストラック:セルのインタビューなど

➡ ジョージ・セル・エディション 49枚組 も参照
            

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