◇ランパル/イ・ソリスティ・ヴェネティ
ヴィヴァルディのフルート協奏曲集 Op.10（全6曲）と同協奏曲ニ長調 RV.427、ト長調 RV.414を収録。一部はヴァイオリンやリュートの協奏曲でも奏され、折々で馴染みのメロディも顔をだす。1966年の録音でバックはクラウディオ・シモーネ指揮、イ・ソリスティ・ヴェネティ。
カデンツァなど聴かせどころでは「黄金のフルート」と異名をとったジャン＝ピエール・ランパルの技が冴える。音楽史上初のフルートのための協奏曲ともいわれる本作だが、ヴィヴァルディらしく色調が明るく、優しく、柔らかでまろやかなサウンドが緊張を弛緩する。
本曲の面白さは、標題が付されていることで、海の嵐、夜（幽霊や眠り）、鳥などが描かれるが、ランパルは表情豊かに生き生きとイマジネーションを膨らませてくれる。シチリアーナなどを典型に、喜怒哀楽のうち、「怒」はなく「哀」は微かに、よって「喜」と「楽」が前面にでて、いかにも明燦たるランパルの響きにあっている。
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ジャン=ピエール・ランパル/Vivaldi: Flute Concertos (tower.jp)
織工Ⅲ: 器楽の愉悦 Chamber Music (shokkou3.blogspot.com
◇ニコレ/イ・ジムチ合奏団
アントニオ・ヴィヴァルディ/ヴィヴァルディ:フル-ト協奏曲集 作品1 (tower.jp)
織工Ⅲ: ■音の＜魔術師＞たち■ (shokkou3.blogspot.com)
◇ブリュッヘン
フランス・ブリュッヘン/Concertos, Sonatas & Trio Sonatas for Wind Instruments (tower.jp)
◇ムーティ
リッカルド・ムーティ/ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集(四季) (tower.jp)
◇トレヴァー・ピノック
トレヴァー・ピノック/Vivaldi: Wind & String Concertos (tower.jp)
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