ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番も大家の歴史的名盤の宝庫。なんといっても、いまだ作曲家自身の自作自演盤も広く聴かれているくらいだから、推して知るべし。ここでは、思い切って若手の演奏のみを並べてみたが、グリモーの初期の録音も忘れがたい。というよりも、ここでの5点が、グリモー同様、ながく聴きつがれるかどうかは不詳。それくらい以下の録音はいまだ現役盤として輝いている。
グリモー 若きラフマニノフの魅力 (amazon.co.jp)
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◇ユジャ・ワン
ユジャ・ワン/ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第2番、パガニーニの主題による狂詩曲 (tower.jp)
<プロフィール>
1987年2月10日生まれ、中国・北京出身のピアニスト。6歳からピアノを始め、7歳で中央音楽学院に入学。その後、米・フィラデルフィアへ移り、カーティス音楽院でゲイリー・グラフマンに師事。2003年にチューリッヒでデイヴィッド・ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管と共演して欧州デビュー。2005年にズーカーマン指揮オタワ・ナショナル・アーツ・センター管との共演でメジャー・デビューを果たすと、翌年以降、シカゴ響、ニューヨーク・フィル、ボストン響ほか一流オーケストラへの客演やリサイタルで活躍。2009年にドイツ・グラモフォンより『ソナタ&エチュード』でCDデビュー。2018年に『ベルリン・リサイタル』を発表。
◇ブニアティシヴィリ
カティア・ブニアティシヴィリ/Rachmaninov: Piano Concertos No.2 & No.3 (tower.jp)
<プロフィール>
1987年、グルジア・トビリシ生まれの女性ピアニスト。6歳からリサイタルやオーケストラと共演。12歳より本格的に演奏活動を開始。トビリシ中央音楽学校を卒業後、トビリシ国立音楽院に入学。ルガーノ、ジュネーヴ、ヴェルビエ、サンクトペテルブルグの音楽祭に招聘され、2003年にはホロヴィッツ国際コンクールで特別賞を受賞するなど高い期待を寄せられている。2008年、21歳でカーネギーホール・デビュー。マルタ・アルゲリッチやギドン・クレーメル、パーヴォ・ヤルヴィらから賞賛される逸材。2011年に『リスト・アルバム』でCDデビュー。2014年、3rdアルバム『マザーランド』を発表。
◇ラン・ラン
ラン・ラン/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 パガニーニの主題による狂詩曲 (tower.jp)
<プロフィール>
1982年、中国・瀋陽生まれのピアニスト。3歳よりピアノを学び、5歳で瀋陽ピアノ・コンクールで優勝。9歳で北京の中央音楽学院に入学。その後、米フィラデルフィアへ移住し、ゲイリー・グラフマンに師事。著名な国際的フェスティバルへの参加、第一線オーケストラや指揮者との共演で名声を築く。99年、シカゴ・ラヴィニア音楽祭でチャイコフスキーのピアノ協奏曲を快演したのを契機にブレイク。2001年にはカーネギー・ホールでのデビューを飾る。以降、世界主要都市でリサイタルを開催。2003年にアルバム・デビューを果たす。北京五輪開会式での演奏や映画『のだめカンタービレ最終楽章前・後編』のサントラ参加も話題に。
◇トリフォノフ
ダニール・トリフォノフ/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番・第4番 他 (tower.jp)
<プロフィール>
1991年3月5日生まれ、旧・ソ連ニジニノヴゴロド出身のピアニスト。2010年にショパン国際ピアノ・コンクール第3位、2011年にアルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールとチャイコフスキー国際コンクールで優勝。2013年にドイツ・グラモフォン(DG)と専属契約し、米・ワシントンポスト紙に“リストの後継者”と評され話題を呼ぶと、『カーネギー・リサイタル』でDGデビュー。また、ピアノや室内楽、管弦楽作品の作曲も行なう。2018年に『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番・第4番 他』をリリース。
◇反田恭平
反田恭平/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 バガニーニの主題による狂詩曲 (tower.jp)
<プロフィール>
1994年9月1日、北海道札幌市生まれ、東京都出身のピアニスト。高校在学中に第81回日本音楽コンクールで優勝。2013年に桐朋学園大学へ進み、ロシアへ留学。翌年にはチャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院に首席で入学。以降、国内外の指揮者やオーケストラと多数共演。ミハイル・ヴォスクレセンスキー、セルゲイ・クドリャコフ、アナスタシア・ガマレイに師事し、露を拠点に意欲的に演奏活動を展開。2015年に第25回チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール優勝し、『リスト』でアルバム・デビュー。『情熱大陸』ほかTV出演も話題に。2015年のラフマニノフ・アルバムが、2017年の第9回CDショップ大賞クラシック賞を獲得。
(注)プロフィールはすべてtower.jp)からの引用。最新更新とはなっていない点ご留意。
織工Ⅲ: ピアノの魅力 (shokkou3.blogspot.com)
織工Ⅲ: ラフマニノフ Rachmaninov (shokkou3.blogspot.com)
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