トリスタンとイゾルデは、指揮者にとって禁断の果実のような魅力があるのだろう。一流の指揮者はこぞって取り上げ、己が個性を思うさま表現せんとしている。こうした演目は絶対評価にはなじまず、リスナーの嗜好如何とも思うが、あえて5点を選ぶとすると・・・。パルジファルでクナッパーツブッシュを掲げたら、本曲ではフルトヴェングラーは歴史的音源としてはずせない。カラヤンVSクライバーの本曲でのライバル論も興味は尽きない。アメリカのオケで采配をふるった(ドイツ人以外の)指揮者も凄い演奏をする。ライナー、ショルティ、バーンスタインと3つ並べてみて、どれも見事ながらここでは、カラヤンVSクライバーとの比較においてバーンスタインを選択した。しかし、以上をすべて凌駕するのは実はベームではないかとも、ひそかに思う。
◇ベーム
カール・ベーム/ワーグナー: 楽劇《トリスタンとイゾルデ》 (tower.jp)
◇バーンスタイン
レナード・バーンスタイン/ワーグナー: 楽劇「トリスタンとイゾルデ」(全曲) (tower.jp)
◇フルトヴェングラー
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー/Wagner: Tristan & Isolde (Complete) (tower.jp)
◇カラヤン
ヘルベルト・フォン・カラヤン/Wagner: Tristan und Isolde (tower.jp)
◇クライバー
カルロス・クライバー/ワーグナー: 楽劇「トリスタンとイゾルデ」 (tower.jp)
(参考)
トリスタンとイゾルデ
トリスタンとイゾルデ 1 カルロス・クライバー
トリスタンとイゾルデ2 カール・べーム
トリスタンとイゾルデ3 フルトヴェングラー
トリスタンとイゾルデ4 クナッパーツブッシュ
トリスタンとイゾルデ5 ティーレマン
トリスタンとイゾルデ6 ショルティ
トリスタンとイゾルデ7 クリュイタンス
トリスタンとイゾルデ8 カラヤン
トリスタンとイゾルデ9 ライナー
トリスタンとイゾルデ10 アントニオ・パッパーノ
👉 織工Ⅲ: 名盤5点 シリーズ (shokkou3.blogspot.com)
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