まず、30名の名指揮者を集めたBOXに注目。これはいまでもコスパ抜群であると思う。
本集で取り上げている30名は以下のとおりである。
①~⑩
● エルネスト・アンセルメ
【ストラヴィンスキー】
アンセルメの芸術 もの狂い一歩手前の危ない平衡感覚 (amazon.co.jp)
●ジョン・バルビローリ
【エルガー】
バルビローリ 初演オケによる見事な交響曲第1番 (amazon.co.jp)
バルビローリのシベリウス 歴史的秀演 (amazon.co.jp)
●トーマス・ビーチャム
【ハイドン】
ビーチャム閣下、春風駘蕩たるハイドン (amazon.co.jp)
ビーチャム翁、最晩年のハイドン 大家の悟りの境地 (amazon.co.jp)
●レナード・バーンスタイン
【ドヴォルザーク】
新世界から ~若きバーンスタインの教則本的アルバム (amazon.co.jp)
今日は バーンスタイン! (shokkou3.blogspot.com)
●カール・ベーム
【モーツァルト】
ベーム絶頂期の緊張感途切れぬ名演 (amazon.co.jp)
天与の感性がモーツァルトに共感 (amazon.co.jp)
●アンドレ・クリュイタンス
【ビゼー】
大御所クリュイタンスの名タクト (amazon.co.jp)
クリュイタンス 気高く調和のとれた演奏スタイル (amazon.co.jp)
●アンタル・ドラティ
ハンガリアン・ファミリー 再考 (shokkou3.blogspot.com)
●フェレンツ・フリッチャイ
【デュカス】
魔法使いの弟子 ~フリッチャイの天賦の芸術的な魅力 (amazon.co.jp)
フリッチャイの初期モーツァルト、5時間付き合いました! (amazon.co.jp)
●ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
【参考】主要レパートリーが聴ける廉価盤選集 (amazon.co.jp)
●ヘルベルト・フォン・カラヤン
【参考】 カラヤン/フィルハーモニア管の魅力 (amazon.co.jp)
⑪~⑳
●ルドルフ・ケンペ
【参考】円熟の境地をもっと示して欲しかった名指揮者 (amazon.co.jp)
●エーリヒ・クライバー
【ベートーヴェン】
エーリッヒ・クライバーの「第九」、明るい基調と鷹揚さに魅力 (amazon.co.jp)
●オットー・クレンペラー
【ブルックナー】
クレンペラー 「戦闘」のごとき激しき4番 (amazon.co.jp)
クレンペラー流、シャープ&クリアな解釈 (amazon.co.jp)
●クレメンス・クラウス
【R.シュトラウス】
ドン・ファン、大胆なドライブ感 (amazon.co.jp)
●ラファエル・クーベリック
【参考】若きクーベリックを聴こう (amazon.co.jp)
●エーリヒ・ラインスドルフ
【参考】ワーグナー 管弦楽曲集3 ラインスドルフ、サバリッシュ、シューリヒト (livedoor.jp)
●ロリン・マゼール
【参考】マゼール Lorin Maazel (shokkou3.blogspot.com)
●イーゴリ・マルケヴィチ
【ベルリオーズ】
●ディミトリ・ミトロプーロス
【プロコフィエフ】
1960年に64歳で急逝したギリシアの鬼才、69枚セット (amazon.co.jp)
●ピエール・モントゥー
【ストラヴィンスキー】
「ペトルーシュカ」の真髄にふれる (amazon.co.jp)
㉑~㉚
● エフゲニー・ムラヴィンスキー
● シャルル・ミュンシュ
【参考】ミュンシュ 豪放なれど見事なバランス感覚 (amazon.co.jp)
●ユージン・オーマンディ
【参考】「異能」の名匠、優れた足跡 (amazon.co.jp)
●フリッツ・ライナー
R.シュトラウスの第一人者、ライナーの傑作 (amazon.co.jp)
ライナー 「両シュトラウス」 最高クラスの名演 (amazon.co.jp)
●ヴォルフガング・サヴァリッシュ
ワーグナー指揮者、サヴァリッシュの名曲集 (amazon.co.jp)
サヴァリッシュ&バイエルン放送響&合唱団 3大曲ほかのライヴ (amazon.co.jp)
●ゲオルグ・ショルティ
【参考】ショルティ/シカゴ響 驚異的録音記録 (amazon.co.jp)
●レオポルド・ストコフスキー
【参考】「異端」の巨匠、秀でた業績を聴く (amazon.co.jp)
●ジョージ・セル
【参考】「快速、冷静、明燦」のセルの演奏に駄演なし (amazon.co.jp)
●アルトゥーロ・トスカニーニ
【ムソルグスキー】
トスカニーニの展覧会の絵、ライヴ盤(1951年) (amazon.co.jp)
●ブルーノ・ワルター
【マーラー】
ワルターのマーラー第1番、1950年ミュンヘン・ライヴ (amazon.co.jp)
このBOXに関連して、たとえばベートーヴェンとブラームスの交響曲全集では、クレンペラーとケンペとのカップリングなどもなかなか楽しめる。
覇気あるベートーヴェンと枯淡のブラームス (amazon.co.jp)
この拡張系ともいえる各2枚組の Great Conductors of the 20th Century というのもあり、上記を補完するうえでも幾組かはもっている。
Amazon.co.jp: Great Conductors of the 20th Century: ミュージックストア
次にライヴ盤について。下記はmembranからでている10枚組のBOXで、当時千円台であったから、1枚当り100円台というダンピング価格である。
実に楽しめるライブ盤集(ルガーノ、アスコーナ) (amazon.co.jp)
本集で取り上げている指揮者は以下のとおりである。
◇ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(上記参照)
◇ハンス・クナッパーツブッシュ
クナッパーツブッシュ ブラームス第2番(1956年ライヴ) (amazon.co.jp)
クナッパーツブッシュ、大家の風貌 (amazon.co.jp)
◇ジョージ・セル
◇トーマス・ビーチャム
ビーチャム 指揮者冥利の天衣無縫さ (amazon.co.jp)
◇カレル・アンチェル
【参考】チェコ・フィルの「新世界から」 (shokkou3.blogspot.com)
◇ジョン・バルビローリ
バルビローリ・ライヴ オーケストラ音楽の愉悦! (amazon.co.jp)
◇セルジウ・チェリビダッケ
チェリビダッケ、厳しいプロフェッショナリズム (amazon.co.jp)
◇ヴォルフガング・サヴァリッシュ
サヴァリッシュ 充実のルガーノ・ライヴ (amazon.co.jp)
◇ヘルマン・シェルヘン
シェルヘン 独特のスタイルの第5番 (amazon.co.jp)
◇ヴラディーミル・デルマン
いまでもたまに聴く。相当、音域の狭いライヴ録音であることは覚悟のうえだが、鑑賞にたえないといったレベルではない。1枚目のフルトヴェングラーなど、最近もコテコテのリマスターで、1枚5千円ちかくとるものも出回っているが、リマスター技術がよくてもこれはいかにも暴利だなあと思う。なお、協奏曲集については、以下も参照。
豪華な陣容 ルガーノ、アスコーナ他のライヴ集 (amazon.co.jp)
別の切り口からアプローチしてみよう。
忘れられない名指揮者 (shokkou3.blogspot.com)
といった小生の勝手なセレクションだが、上記30名のラインナップ以外では、㉛オッテルロー、㉜フルネ、㉝マルティノン(→マルティノン Jean Martinon)、㉞カイルベルト(→カイルベルトのオペラほか )、㉟シュミット=イッセルシュテット(→イッセルシュテット Hans Schmidt-Isserstedt)、㊱コンヴィチュニー(→コンヴィチュニー ブルックナー 5番、7番、8番 )、㊲ライトナー、㊳ケルテス、㊴クリップス、㊵ロジンスキー、㊶スタインバーグ、㊷ボールト、㊸アンチェルを取り上げた。さらに、
早世 惜しまれた7名の指揮者 (shokkou3.blogspot.com)
といった観点からまとめてみたこともある。㊹カンテッリ、㊺シノーポリ、㊻ベイヌムにふれた。しかし、まだまだ奥は深い。㊼テンシュテット、㊽カルロス・クライバー、㊾ロスバウト、㊿ホルスト・シュタインなど枚挙にいとまがない。最近では、古き良きウィーンを追体験すべく、以下についても注目した。
【参考】 ウィーンの巨星 クレメンス・クラウス (shokkou3.blogspot.com)
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