「遭遇2番」の初演は、1971年6月23日、東京文化会館にて小沢征爾/宮内庁楽部&日本フィルによって行われた。その前後に収録されたのが本盤である。雅楽のパートは比較的聴きやすいが、不協和音の管弦楽がこれをあたかも阻害するように通奏するのが特徴的である。
「カシオペア」はより前衛音楽的な要素が強いが、無調と不協和音が大胆に用いられて全体に不安定(不安+不定)さを楽器の限界を駆使して表現しようとするような作品。時代の旗手、小澤なくしてこの両作品の録音はなされなかったであろう。
<収録情報>
・石井真木:「遭遇2番」~雅楽とオーケストラのための(1971)
雅楽:多忠麿、鶴川滋、豊英秋、東儀博、芝祐靖、上近正、東儀俊美、東儀信太郎、林廣一、大窪永夫
・武満徹:「カシオペア~独奏楽器とオーケストラのための」
山下勉(Perc)
小澤征爾/日本フィル(1971年6月22、24日;杉並公会堂)

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