本年もどうぞ宜しくお願いします。下記を新年のご挨拶にかえて。
👉 2025年カレンダー クラシック音楽 女性アーティスト編
https://shokkou3.blogspot.com/2024/12/2025_27.html
2025年 元旦
本年もどうぞ宜しくお願いします。下記を新年のご挨拶にかえて。
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2025年 元旦
2025年1月 マリア・カラス
https://shokkou3.blogspot.com/2022/05/10.html
2025年2月 ヴィクトリア・ムローヴァ
2025年3月 リーザ・デラ・カーザ
2025年4月 ミレッラ・フレー二
2025年5月 ヨハンナ・マルツィ
2025年6月 エディット・マティス
2025年7月 マルタ・アルゲリッチ
2025年8月 クララ・ハスキル
2025年9月 アンネ・ゾフィー・ムタ-
2025年10月 アンネ・ゾフィー・フォン・オッター
オッターの魅力
http://blog.livedoor.jp/shokkou/archives/2149395.html
2025年11月 ジャクリーヌ・デュプレ
デュ・プレ、語り継がれる若き日の線状的記録 (amazon.co.jp)
2025年12月 エリザベート・シュヴァルツコップ
クリスマス・イブ、まちに出ればクリスマス・フェスティバル、ザ・クリスマス・ソングにあふれている。こどもたちにとっては、やはり、どこからかやってくるサンタクロースへの強い憧れと期待!このキャラクター設定とストーリー性は大発明と言っていいだろう。
赤鼻のトナカイ
ジングル・ベル
サンタが町にやってくる
あわてんぼうのサンタクロース
はやくあいたいな サンタさん
ママがサンタにキッスした
クリスマスの日は
信者や関係者の方々はこの日は大切な日、厳粛な気持ちで、あるいは心浮きたって教会へ。準備は大変だろうが、ミサとともに、プレゼントの交換、コンサートやコーラス、キャンドル・セレモニーなど楽しいイベントも待っている。
もろびとこぞりて
ハレルヤ・コーラス
荒野の果てに(グローリア)
少し前の時代だと、独身者にとってはこの日を誰とどこで過ごすかが大問題であったが、いまはそんな風説、臆断には単純にのらない。時代はかわって、普段と同様、ゆっくり“おひとりさま”で楽しもうという向きも多い。
きよしこの夜
神のみこは
しずかなクリスマス
でも、みんなが楽しそうにしているのは良いことだ。クリスマス停戦だって冷静になれる好機かも。
クリスマス・ソング、今年はどう愉しむか。古い音源ながら、大人の落ち着きと高き表現力のソプラノとして一世を風靡し、いまも根強い人気のあるエリーザベト・シュヴァルツコップで聴く選択。古式ゆかしいユーロピアン・タイプとでもいうべきアルバムで、いかにも蝋燭の火が似合いそうな雰囲気。バックは彼女と相性のよいマッケラス/フィルハーモニア管(1957年5月、6月の初期のステレオ録音)。
1945年に戦禍により焼失したウィーン国立歌劇場。1955年の再建時は、ベームが総監督に就任した。この時代の《ヴォツェック》は歴史的成果。次のカラヤンは、一度は辞任したものの、その後復帰し1964年まで芸術監督を務めた。再びベームが采配をふるい1965年、新演出にて上演された《エレクトラ》はこの時代のメモリアル。また、後年カラヤンは1979年《フィガロの結婚》をDECCAにセッション録音した。1988年アバドは《ランスへの旅》を蘇演したが彼の代表作となった。
ほかに、メストの《トリスタンとイゾルデ》、ネルソンスの《エフゲニー・オネーギン》、ティーレマンの《ナクソス島のアリアドネ》、ロペス=コボスの《仮面舞踏会》は全曲盤(★)などを収録している。
なお、本集は歴史的トレースを前提とした選集と考えるべきで、以下のラインナップを確認すればわかるが、各曲(全曲)のベスト名演集といった観点ならもっと別の選択肢があるだろう。
(収録情報/全曲盤以外はボーナストラック収録分の断片集)
【モーツァルト】
★歌劇
アルマヴィーヴァ伯爵…トム・クラウゼ(バリトン)伯爵夫人…アンナ・トモワ=シントウ(ソプラノ)スザンナ…イレアナ・コトルバス(ソプラノ)フィガロ…ホセ・ファン・ダム(バス)ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)1977年ライヴ
・歌劇《後宮からの誘拐》
エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ)カール・ベーム(指揮) 1979年
・歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》
アドルフ・ダラポッツァ(テノール)ヴァルター・ベリー(バリトン)エベルハルト・ヴェヒター(バス・バリトン)ヨーゼフ・クリップス(指揮) 1968年
・歌劇《ドン・ジョヴァンニ》
エディタ・グルベローヴァ(ソプラノ)ズービン・メータ(指揮) 2005年
【リヒャルト・シュトラウス】
★歌劇《エレクトラ》
エレクトラ…ビルギット・ニルソン(ソプラノ)クリソテミス…レオニー・リザネク(メゾ・ソプラノ)クリテムネストラ…レジーナ・レズニック(ソプラノ)カール・ベーム(指揮)1965年ライヴ
★歌劇《ナクソス島のアリアドネ》
執事長…ペーター・マティク(語り)音楽教師…ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(バリトン)作曲家…ゾフィー・コッホ(メゾ・ソプラノ)クリスティアン・ティーレマン(指揮)
2014年ライヴ
・歌劇《アラベラ》
リーラ・デラ・カーザ(ソプラノ)アンネリーゼ・ローテンベルガー(ソプラノ)ヨーゼフ・カイルベルト(指揮) 1964年
・歌劇《ばらの騎士》
セーナ・ユリナッチ(ソプラノ)マリア・ライニング(ソプラノ)ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮) 1955年
【ワーグナー】
★楽劇《トリスタンとイゾルデ》
トリスタン…ペーター・ザイフェルト(テノール)マルケ王…シュテファン・ミリング(バス)イゾルデ…ニーナ・ステンメ(ソプラノ)フランツ・ヴェルザー=メスト(指揮) 2013年ライヴ
・歌劇《さまよえるオランダ人》
ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)フランツ・グルントヘーバー(バリトン)ウルフ・シルマー(指揮) 1993年
・楽劇《ヴァルキューレ》
プラシド・ドミンゴ(テノール)ヴァルトラウト・マイヤー(メゾ・ソプラノ)クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮) 1992年
・歌劇《ローエングリン》
ヨハン・ボータ(テノール)チェリル・ステューダー(ソプラノ)シモーネ・ヤング(指揮)
1997年
【ヴェルディ】
★歌劇《仮面舞踏会》
グスタフ三世…ピョートル・ベチャラ(テノール)秘書レナート…ドミトリー・ホロストフスキー(バリトン)アメリア…クラッシミラ・ストヤノヴァ(ソプラノ)ヘスス・ロペス=コボス(指揮) 2016年ライヴ
・歌劇《シモン・ボッカネグラ》
エーベルハルト・ヴェヒター(バリトン)ニコライ・ギャウロフ(バス)ヨーゼフ・クリップス(指揮) 1969年
・歌劇《椿姫》
イレアナ・コトルバス(ソプラノ)ニコライ・ゲッダ(テノール)ヨーゼフ・クリップス(指揮)
1971年
・歌劇《ドン・カルロ》
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)フランコ・コレッリ(テノール)ホルスト・シュタイン(指揮) 1970年
・歌劇《アイーダ》
ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)マルヤーナ・リポヴシェク(メゾ・ソプラノ)クリスティアン・バデア(指揮) 1993年
・歌劇《アイーダ》
ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)ロベルト・アバド(指揮) 1990年
・歌劇《オテロ》
アンナ・トモワ=シントウ(ソプラノ)プラシド・ドミンゴ(テノール)ズービン・メータ(指揮)
1987年
【ベルク】
★:歌劇《ヴォツェック》
ヴォツェック…ヴァルター・ベリー(バリトン)カール・ベーム(指揮) 1955年ライヴ
【ベートーヴェン】
★:歌劇《フィデリオ》
フロレスタン…ジョン・ヴィッカーズ(テノール)レオノーレ…クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)ドン・フェルナンド…エーベルハルト・ヴェヒター(バス・バリトン)ドン・ピッツァロ…ヴァルター・ベリー(バリトン)ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) 1962年 ライヴ
【ロッシーニ】
★歌劇《ランスへの旅》コリンナ…チェチーリア・ガスディア(ソプラノ)メリベーア侯爵夫人…ルチア・ヴァレンティーニ=テラーニ(メゾ・ソプラノ)フォルヌヴィル伯爵夫人…レッラ・クベルリ(ソプラノ)コルテーゼ夫人…モンセラート・カバリエ(ソプラノ)クラウディオ・アバド(指揮) 1988年ライヴ
【チャイコフスキー】
★歌劇《エフゲニー・オネーギン》
ラーリナ…ゾルヤナ・クシュプラー(メゾ・ソプラノ)タチアーナ…アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)オリガ…アリサ・コロソヴァ(コントラルト)アンドリス・ネルソンス(指揮)
2013年 ライヴ
【プッチーニ】
・歌劇《ボエーム》
ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)ヴォルフガング・ブレンデル(バリトン)オラツィオ・モーリ(バリトン)マルデリータ・グリエルミ(ソプラノ)
カルロス・クライバー(指揮) 1985年
【ビゼー】
・歌劇《カルメン》
アグネス・バルツァ(メゾ・ソプラノ)プラシド・ドミンゴ(テノール)ピンカス・スタインバーグ(指揮) 1992年
【ショスタコーヴィチ】
・歌劇《ムチェンスクのマクベス夫人》
アンゲラ・デノケ(ソプラノ)インゴ・メッツマッハー(指揮) 2009年
【曲目】
『伝説の指揮者たち』 ~ ORFEOレーベル40周年記念
19世紀生まれの6名、20世紀生まれの5名の以下の計11名のラインナップ。生年順に並べ替えれば以下のとおり。ORFEOレーベルの限界があり、トスカニーニはじめ米国系、ミュンシュなどフランス系などは入っていない。その意味では、ドイツを中心とする・・・という枕詞がいるだろう。
1.クレンペラー(1885-1973)、2.フルトヴェングラー(1886-1954)、3.クナッパーツブッシュ(1888-1965)、4.ベーム(1894-1981)、5.ミトロプーロス(1896-1960)、6.バルビローリ(1899-1970)
1.カラヤン(1908-1989)、2.チェリビダッケ(1912-1996)、3.フリッチャイ(1914-1963)、4.サヴァリッシュ(1923-2013)、5.カルロス・クライバー(1930-2004)
3B主要な曲目別(交響曲)では、
・ベートーヴェン:第3番(クナッパーツブッシュ)、第4番(クライバー)、第7番(クレンペラー)、第9番(カラヤン)
・ブラームス:第1番(チェリビダッケ)、第2番(バルビローリ)、第3番(クレンペラー)
・ブルックナー:第4番(フルトヴェングラー)、第5番(サヴァリッシュ)
となっているが、3B作曲家別にみれば、ブラームス第4番、ブルックナー第7番などを入れるなど、もう工夫あってよかったと感じる。
(収録情報/太字は小生の気に入っているもの)
・ブルックナー: 交響曲 第4番 変ホ長調 「ロマンティック」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音: 1951年10月29日 ドイツ博物館コングレスザール(ライヴ、モノラル)
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・リスト: 交響詩 「前奏曲」
・ブラームス: 交響曲 第1番 ハ短調 Op. 68
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
ウィーン交響楽団
録音: 1952年10月30日 コンツェルトハウス、ウィーン(ライヴ、モノラル)
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・プロコフィエフ: 交響曲 第5番 変ロ長調 Op. 100
ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)
バイエルン放送交響楽団
録音: 1954年7月9日 ヘルクレスザール、ミュンヘン (モノラル)
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・ベートーヴェン: コリオラン序曲 Op. 62
・ベートーヴェン: 交響曲 第3番 変ホ長調 Op. 55 「英雄」
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音: 1954年1月17日(コリオラン)、1962年2月17日(英雄)
ムジークフェラインザール、ウィーン (ライヴ、モノラル)
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・ブラームス: 交響曲 第2番 ニ長調 Op. 73
・ヴォーン=ウイリアムズ: 交響曲 第6番 ホ短調
サー・ジョン・バルビローリ(指揮)
バイエルン放送交響楽団
録音: 1970年4月10日 ヘルクレスザール、ミュンヘン (ライヴ)
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・シューベルト: 交響曲 第2番 変ロ長調 D 125
・R.シュトラウス: 交響詩「英雄の生涯」 Op. 40ジェルジ・シフラ(1921-1994年)が再評価されている。インプロヴィゼーション(即興でのアドリブ)、トランスクリプション(指示とは異なる楽器で演奏用に編曲する。アレンジ)、パラフレーズなどは、原曲・原典重視の立場からは、かつては鼻白んで見られたが、グールド登場以降、いまや多くのプレイヤーであたりまえの時代。
シフラは超絶技巧派でならしたが、作曲・編曲のセンスも豊かで、こうした技法を思うさま駆使した。ゆえにメインロードからは異端児扱いされたが、一方、その経歴、風貌からライヴでは熱狂的に迎えられた。ショパン弾きとしては”正統派”サムソン・フランソワとともに、時代を反映し、ちょっぴりデカダンぼい魅力があったのかも。
監獄入りの悲惨な戦争体験、指揮者として期待されたご子息Jrの不慮の死、愛煙家から肺癌になるなど波乱の人生が、ライヴ演奏には投影されているように感じるのは先入主ゆえか。小生の愛聴盤は以下だが、単なる技巧派などと思ったら大間違い。そのピアニズムは大家の名にふさわしい風格とともにある。後進の育成にも熱心であったようだが、これはご子息を失った空隙を埋めるという心理的な働きもあったからかと勝手な想像を馳せる。
ベートーヴェンの9曲の交響曲と5曲のピアノ協奏曲、全14曲は「入れ子状」に作曲されている。1770年生まれのベートーヴェン。概ね1800年までを20才台とすれば、ピアノ協奏曲第1番(ハ長調)および第2番 (変ロ長調)の2曲が1795年、同第3番(ハ短調)および交響曲第1番(ハ長調)が1800年に作曲された。すなわち3曲のピアノ協奏曲は交響曲作曲のいわば「前衛」に位置している。
彼の30才台の作品では、交響曲第2番(ニ長調)1803年、同第3番(変ホ長調)「英雄」1805年、ピアノ協奏曲第4番(ト長調)1806年、交響曲第4番(変ロ長調)1807年、同第5番(ハ短調)および第6番(ヘ長調)「田園」1808年、ピアノ協奏曲第5番(変ホ長調)「皇帝」1809年と続く。2曲のピアノ協奏曲は交響曲作曲の「節目」に位置している。
40才頃には全聾になったとされるが、1827年(56才没)にかけて晩年の約15年の作品は、交響曲第7番(イ長調)および第8番(ヘ長調)1812年、同第9番 ニ短調 (合唱付き)1824年となる。
交響曲では全集で一気通貫に聴くのも選択肢。小生は、以下を好むが、各々の時代別特質を考えると、各番毎に慎重に選択するのも妙味。古い録音が多く恐縮だが以下ではそうした観点で選択してみた。
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次に、ピアノ協奏曲をあえて”ピアノ付き交響曲”といった視点でとらえると、ベートーヴェンの協奏曲ではオーケストラのバックがいかに重要かがわかろう。以下ではさらに古い音源も多いが、その点も加味している。なお、全集では以下を推奨。
ギレリス&セル/クリーヴランド管のベートーヴェンピアノ協奏曲全集
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第1番:マルケヴィッチ/ラムルー管弦楽団
第2番:セル/クルーヴランド管弦楽団
第3番:テンシュテット/ロンドン・フィル
第9番:小澤征爾/サイトウ・キネン・オーケストラ
パガニーニによる超絶技巧練習曲