ラフマニノフ 第4番の代表的な名演
以下はラフマニノフ ピアノ協奏曲第4番について。ミケランジェリの本盤はいまも代表的な名演とされるもの。第2番、第3番にくらべて取り上げられる機会は少ないが、亡命後に長期に推敲を重ねて世に問うた本曲は完成度の高い作品である。ときにラフマニノフらしい親しみのあるメロディも顔をだすけれど、全体としては、複雑な和音、軽快な律動の独特のリズム感、高度なピアノテクニックによる超速なパッセージ処理などで現代音楽的な色彩をもつ曲である。ミケランジェリがラフマニノフの協奏曲中、なぜ本曲のみの録音を残したのかはわからないながら、とくに第3楽章、いかにも彼らしいクリスタル輝くような均質な音色と抜群の技量をあますところなく表出しており、本曲との相性の良さを感じさせる。

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