プッチーニ(『トゥーランドット』、『トスカ』)、ヴェルディ(『ファルスタッフ』、『リゴレット』)の4つのオペラの各1枚のハイライト集である。なお、各演目とも全曲盤でも比較的安価で入手可能。録音は1966~94年にバラけている。4演目は指揮者の競演でもあり、順にマゼール、ティルソン=トーマス、バーンスタイン、ムーティが振っている。
意外とお奨めは『トゥーランドット』か。カラフ王子役のカレーラスは全盛期、ほかにリュー:カーティア・リッチャレッリ(ソプラノ)、中国皇帝アルトゥーム:ヴァルデマール・クメント(テノール) と巧者を揃え、マゼールも熱演。
<収録情報>
・『トゥーランドット』
【演奏】
カラフ王子…ホセ・カレーラス(テノール)
リュー…カーティア・リッチャレッリ(ソプラノ)
中国皇帝アルトゥーム…ヴァルデマール・クメント(テノール) 他
ウィーン少年合唱団
ロリン・マゼール(指揮)
ハロルド・プリンス(演出)
【収録】1983年 ウィーン国立歌劇場 ライヴ収録
・『トスカ』マルトン、カレーラス他 ティルソン=トーマス/ハンガリー国立響(1988)
・『ファルスタッフ』
【演奏】
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br: ファルスタッフ)
ロランド・パネライ(Br: フォード)
グラツィエッラ・シュッティ(Sp: ナンネッタ)
イルヴァ・リガブエ(Sp: フォード夫人)
ヒルデ・レッスル=マイダン(S: メグ)
レジーナ・レズニック(Ms: クイックリー夫人)
、ファン・オンシーナ(T: フェントン)、マーレイ・ディッキー(T: バルドルフォ)
ゲルハルト・シュトルツェ(T: カイウス医師)
エーリヒ・クンツ(Br: ピストーラ)他
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
レナード・バーンスタイン(指揮)
【録音】1966年3~4月 ウィーン、ゾフィエンザール(ステレオ)
・『リゴレット』
レナート・ブルゾン(リゴレット)
ロベルト・アラーニャ(マントヴァ公爵)
アンドレア・ロスト(ジルダ)
ディミトリ・カヴラコス(スパラフチーレ)
マリアーナ・ペンチェーヴァ(マッダレーナ)、他
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
リッカルド・ムーティ(指揮)
【録音】1994年 ミラノ,スカラ座(ライヴ)
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