日曜日, 9月 26, 2021

マリア・カラス イタリアのトルコ人 Il Turco in Italia 1954 Maria Callas 

 











マリア・カラス イタリアのトルコ人 Il Turco in Italia 1954

カラス、復活演目でのコミカルな役づくり

カラスのロッシーニ歌劇の取り上げは、本曲のほか『アルミーダ』全曲(1952年ライヴ録音)、『セヴィリアの理髪師』全曲(1957年スタジオ録音)の3曲でけっして多くはない。今日でこそ、ロッシーニの歌劇は一種のブームであり多くの蘇演があるけれど、本曲は1950年に、カラスによって復活演目化され、いわばその“はしり”ともいえる意義あるもの。かつ当オペラ初の全曲録音盤といわれる。カラスには珍しくコミカルなフィオリッラ役ながら、芸域の広さから難なくこなしている。カラスの多面性を知るうえでは面白い作品である。
<収録>
【ロッシーニ】
・『イタリアのトルコ人』全曲

 フィオリッラ:マリア・カラス(Sop)
 ナルシーソ:ニコライ・ゲッダ(Ten)
 セリム:ニコラ・ロッシ=レメーニ(Bs)
 ジェロニオ:フランコ・カラブレーゼ(Bs)
 アルバザール:ピエロ・デ・パルマ(Ten) 他

 ガヴァッツェーニ/ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団(1954年)

0 件のコメント: