(ジャケットは別です)
本来、男声の劇的な詠唱や深き懊悩が聴かせどころの演目ながら、個性的でしたたかなマクベス夫人も大変重要な役割を担っている。低音域の厚みに独特の強さをもつカラスは内的独自に満ちた本演目を得意としていた。ヴィクトル・デ・サーバタの“凄演”がいまも語り草の本盤は、スカラ座のこのシーズンの初日を飾ったものでカラス唯一の全曲盤である。
【ヴェルディ】
・『マクベス』全曲
マリア・カラス(マクベス夫人)
エンツォ・マスケリーニ(マクベス)
ジーノ・ペンノ(マクダフ)
イタロ・ターヨ(バンクォー)、他
サーバタ/ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団(1952年12月7日、ライヴ)
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