土曜日, 5月 17, 2008

ヘスス・ロペス=コボス ブルックナー6番 

 以前買ったヘスス・ロペス=コボス/シンシナティ交響楽団の6番を聴く。可もなし不可もなしといった演奏。ところどころ、「ここはなかなかいいな」と思うフレーズがある一方で、スウーと緊張感が緩んでいくような凡長な処理もあり、全体に胸打つ演奏とは言えない。
 聴き方の問題かな、と思いヨッフム/ドレスデンを次にかけてみる。違いは歴然。特に第2楽章のアダージョの深さなどは彼我の差は大きい。6番ではこれぞ、という名演に出会う機会が少ない。ロペスに、「あるいは・・・」と期待したが残念ながら<外れ>であった。

(参考)
ヘスス・ロペス=コボス(Jesús López-Cobos, 1940年2月25日 サモラ県トロ - )はスペイン指揮者カスティーリャ・レオン州の出身。マドリード総合大学哲学科にて学位を取得。卒業後にフランコ・フェラーラハンス・スワロフスキーに指揮を師事。
1981年から1990年までベルリン・ドイツ・オペラの総監督に、1984年から1988年までスペイン国立管弦楽団の音楽監督に就任した。1986年から2000年までシンシナティ交響楽団の、1990年から2000年までローザンヌ室内管弦楽団の首席指揮者も担当。2003年からはマドリード王立劇場の音楽監督に転身した。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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