火曜日, 9月 27, 2016

カラヤン ワーナーのボックス・セット 《Karajan Official Rematered Edition》

カラヤン101枚組BOX
https://www.amazon.co.jp/KARAJAN-COMPLETE-HERBERT-VON/dp/B01FTALI9M/ref=cm_cr-mr-title

カラヤンのboxsetはあまりにも多い。本集は、ワーナーレーベルから発売された13の既往boxを1つに集めた廉価盤集(101枚)である。

多様なカラヤン・ファンがいるので好み如何ながら、主要な録音はドイツ・グラモフォンレーベルに残されているので、まずは  Karajan Symphony Edition  が系統的にカラヤンの交響曲を聴くうえでは最もお買い得だろう。
一方で初期カラヤンも魅力に満ちており、補助的にワーナーレーベルを含む2つの廉価box  Maestro Vol. 1: Herbert von KarajanKarajan もお薦めである。これでシベリウスも一部入手でき、ほぼカラヤンのメインロードのかなりの部分を抑えることができるだろう(以上3セットで58枚。価格的には本日現在7,600円程度)。

本日の本集の価格(17,988円)を基準とすれば、これでもまだ、1万円以上の余裕があるので、そのうえで、協奏曲などは上記ワーナーレーベルの分売を聴くもよし、またデッカレーベルの素晴らしい選集 Legendary Decca Recordings を手に取っても十分におつりがくる。なお、とりあえずカラヤンのエッセンスを…という向きにはサンプラー的な Monumental Karajan! もお奨めである。

全体リストについては、以下を参照。
KARAJAN EDITION -COMPLETE Box set, Import, Original recording remastered カラヤン・オフィシャル・リマスター・エディション(101枚組)

(参考)
◆初期 カラヤンを聴く
http://shokkou3.blogspot.jp/2012/08/blog-post_1.html

◆1960年代 カラヤン / ウィーン・フィル 名演
http://shokkou3.blogspot.jp/2013/05/19601200-100.html

金曜日, 9月 16, 2016

不眠症やストレスを、音楽のチカラで解消するには?



【以下は引用】
音楽の効果効能は、様々なところで語られていますが、「I Heart Intelligence」に掲載された記事は、それをまとめて15個もまとめて紹介していました。
なかには「えっ、そうなの?」と驚く効果も。ココロだけでなくカラダにも作用するんですね、音楽って。
http://getnews.jp/archives/1521522

ーーーーーーーーーーーーー

以下、上の記事をベースに15について、小生の独断と偏見にもとづく「お薦め」盤を考えてみました(写真は適宜、同配信サイトからのものです)。

そうはいっても、できるだけ偏ることなく、幅広い選択肢からと思い、クラシック音楽の時代別・国別、演奏家別の分散もある程度、考慮してみました。また、廉価盤BOXセットも多く掲載しました(15→1の順に添付しています)。

 

<目次>

1.      音楽を聴いて不眠症を解消

~クラシック音楽の始原 女性作曲家ビンゲンの音楽

2.      いい意味でストレスに鈍感になれる

~デュトワによるプーランクの管弦楽、協奏曲、合唱曲の選集

3.      自己認識能力を高める

~トスカニーニのベートーヴェン:交響曲全集(1939年録音)

4.      好きな音楽を聴くと、痛みが和らぐなんて話も

~シノーポリのブルックナー選集

5.      不安も解消されるってホント?

~庄司紗矢香のヴァイオリンの清々しさ

6.      アップテンポな曲でパフォーマンス向上

~ゲルギエフのロシア音楽集

7.      体力の回復が早まる?

~クライバーのブラームス交響曲第4

8.      悲しみの感情も消えた…。(ヘビメタやテクノは効果ナシ)

~グールドのピアノの独創性

9.      血液循環の正常化にも効くらしい

~ハスキルのピアノの魅力

10.脳卒中の治癒を促せる?

~バルビオーリのシベリウス全集(北欧音楽)

11.ストレス値を下げる効果にも期待

~ストラヴィンスキーのバレエ・管弦楽集

12.食事がゆっくりできるので満足度も向上

~オッターのバロック・オペラ歌曲集(古き良きクラシック音楽の精華)

13.認知能力が向上し仕事の生産性が上がるかも

~ヤンソンスのショスタコーヴィチ全集(「板挟み」の仕事師としてのショスタコーヴィチ)

14.瞑想している時に近い精神状態になる

~デイヴィスの選集(最良の英国音楽もここで聴くことができる)

15.手術前後の心配が解消されたという報告も

~テンシュテットのマーラー全集(自身が癌を患いながら、それに負けずに素晴らしい録音を続けた)

ーーーーーーーーーーーーー
(最後にどこに入れるか悩んだ1点を。これもお薦め)
Pierre Boulez Conducts Schoenberg
https://www.amazon.co.jp/Pierre-Boulez-Conducts-Schoenberg/dp/B00AK3X3U6/ref=sr_1_13?s=music&ie=UTF8&qid=1474077845&sr=1-13&keywords=Boulez

Pierre Boulez Conducts Schoenberg                              

ブーレーズ壮年期から円熟期の1974〜86年にかけてセッション録音されたシェーンベルク集。この価格でほとんどの作品をカヴァーでき、かつ多くの演奏は首席指揮者を務めたBBC交響楽団との共演。小生は1970年大阪万博で『モーゼとアロン』を見て衝撃をうけ、また1975年来日時にこの組み合わせで、ブーレーズ「リチュエルーマデルナの追悼の為に」ほかを聴いたが、その前日演奏された5つの管弦楽曲も絶賛されたもの。ブーレーズはのちにシェーンベルクから距離をおくが残された本録音の質の高さはいまだに最高峰のもの。

【収録内容】

・歌劇『モーゼとアロン』 
ギュンター・ライヒ(Br/モーゼ)、リチャード・キャシリー(T/アロン)、フェリシティ・パーマー(Sp/少女)、ジリアン・ナイト(Ms/病める女)、ジョン・ウィンフィールド(T/若い男、裸の若者)、ジョン・ノーブル(Br/もう一人の男)、ローランド・ヘルマン(Br/エフライムの徒)、リチャード・アンガス(Bs/祭司)ほか オルフェウス少年合唱団
 
・『グレの歌』 
ジェス・トーマス(T/ヴァルデマール)、マリタ・ネイピアー(Sp/トーヴェ)、イヴォンヌ・ミントン(Ms/山鳩)、ジークムント・ニムスゲルン(Bs/農民)、ケネス・ボウエン(T/道化クラウス)、ギュンター・ライヒ(語り) BBCコーラル・ソサイエティ ゴールドスミス・コーラル・ユノン ロンドン・フィル合唱団の男声メンバー
 
・オラトリオ『ヤコブの梯子』 
ジークムント・ニムスゲルン(ガブリエル)、ケネス・ボウエン、イアン・パトリッジ、ポール・ハドソン、ジョン・シャーリー=カーク、アンソニー・ロルフ・ジョンソン、オルトルン・ヴェンケル、マディ・メスプレ

・『月に憑かれたピエロ』Op.21 
イヴォンヌ・ミントン(シュプレシシュティンメ)、ダニエル・バレンボイム(P)、ピンカス・ズッカーマン(Vn)、リン・ハレル(Vc)、ミシェル・デボスト(Fl)、アンソニー・ペイ(CL)

・モノドラマ『期待』 Op.17  ジャニス・マーティン(Sp)
・音楽劇『幸福の手』 Op.18  ジークムント・ニムスゲルン(Bs)
・4つの歌曲 Op.22  イヴォンヌ・ミントン(Ms)
・ワルシャワの生き残り Op.46 ジョン・シャーリー=カーク ギュンター・ライヒ(語り) ロンドン・シンフォニエッタのメンバー  BBCコーラス
・混声合唱のために編曲した3つのドイツ民謡  ジョン・シャーリー=カーク(語り)
・『地には平和を』 Op.13
・5つの管弦楽曲 Op.16
・4つの混声合唱曲 Op.27
・3つの諷刺 Op.28
・管弦楽のための変奏曲 Op.31
・『映画の一場面への伴奏音楽』 Op.34
・6つの無伴奏男声合唱曲 Op.35
・『コル・ニドライ』 Op.39
・3つのドイツ民謡 Op.49
・千年を三たび Op.50a
・詩篇第130番『深き淵より』 Op.50b
・現代詩篇 Op.50c
・2つのカノン
 
 (演奏)BBC交響楽団 BBCシンガーズ

・『浄められた夜』Op.4(六重奏版)
・室内交響曲第1番ホ長調 Op.9
・室内交響曲第2番変ホ短調 Op.38
・室内管弦楽のための3つの小品
・組曲 Op.29
・セレナーデ Op.24 ジョン・シャーリー=カーク(Bs-Br)
・『ナポレオンへの頌歌』 Op.41  デイヴィド・ウィルソン=ジョンソン(語り)
・『山鳩の歌』  ジェシー・ノーマン(Sp)
 
(演奏)アンサンブル・アンテルコンタンポランのメンバー

・『浄められた夜』Op.4(弦楽合奏版)

(演奏)ニューヨーク・フィルハーモニック

15.手術前後の心配が解消されたという報告も



【以下は引用】
イエール大学の研究結果によれば、心臓手術の前に音楽を流すと、その不安が和らぎ、術後のストレス緩和にも役立ったそうです。
音楽が持つ力って、じつは想像以上に大きいのかもしれませんね。Licensed material used with permission by I Heart Intelligence

http://getnews.jp/archives/1521522
ーーーーーーーーーーーーーーー
小生のお薦めは

Klaus Tennstedt Mahler: The Complete Symphonies
https://www.amazon.co.jp/Klaus-Tennstedt-Mahler-Complete-Symphonies/dp/B00000C2KM/ref=sr_1_4?s=music&ie=UTF8&qid=1474086731&sr=1-4&keywords=%E3%83%86%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%88%E3%80%80%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC++Box

Klaus Tennstedt Mahler: The Complete Symphonies Box set

マーラーの交響曲全集は多い。これを世に問うのは、いまや力量ある指揮者の「証」といった感すらある。さらに、各番別には、指揮者もオケも鎬を削る主戦場でもあり百花繚乱の状況である。

そのなかで全集としてどれを選ぶか。私はバーンスタインとテンシュテットを好む。各番別のベスト盤では種々の見解はあろうが、マーラーという世紀末に生き個人的にも深い懊悩をかかえた稀代の作曲家がなにを目指していたのかについて、明解に、かつ追体験的に迫るアプローチとしてこの2セットは共通する。

テンシュテットは交響曲の「完成」と同時に「崩壊」の過程、双方をマーラーにみて、その均衡と相克を各番に通底して全力で表現せんとしているように感じる。異様な迫力の部分、ゆくりなくも奏でられる美弱音の表情ともに緊迫し奥深い。彼自身、重篤な病気を圧しての足掛け16年の軌跡・・・といったセンティメントよりも、むしろ執念ともいうべき一貫した表現力への挑戦の記録に価値がある。傾聴すべき遺産と思う。

なお、テンシュテットのスタジオ録音は、1番(1977年)、5番、10番(1978年)、9番、3番(1979年)、7番(1980年)、2番(1981年)、4番(1982年)、6番(1983年)、8番(1986年)の順になされている(詳細下記)。

【収録情報】(カッコ内録音時点)

・第1番『巨人』(1977年10月4,5日)

・第2番ハ短調『復活』(1981年5月14-16日) 

エディト・マティス(ソプラノ)、ドリス・ゾッフェル(メゾ・ソプラノ)

・第3番(1979年10月27,29-31日)

 オルトルン・ヴェンケル(コントラルト)、ロンドン・フィルハーモニー合唱団女性メンバー、サウスエンド少年合唱団

・第4番(1982年5月5-7日)

・第5番(1978年5月10-12日、6月8日、10月5-7日)

・第6番『悲劇的』(1983年4月28,29日、5月4,9日)

・第7番『夜の歌』(1980年10月20-22日)

・第8番『千人の交響曲』(1986年4月20-24日、1986年10月8-10日)

 エリザベス・コネル(ソプラノI:罪深き女)、イーディス・ウィーンズ(ソプラノII:贖罪の女のひとり)、フェリシティ・ロット(ソプラノIII:栄光の聖母)、トゥルーデリーゼ・シュミット(コントラルトI:サマリアの女)、ナディーヌ・ドゥニーズ(コントラルトII:エジプトのマリア)、リチャード・ヴァーサル(テナー:マリアを讃える博士)、ヨルマ・ヒュニネン(バリトン:法悦の神父)、ハンス・ゾーティン(バス:瞑想の神父)、 デイヴィッド・ヒル(オルガン)、ティフィン・スクール少年合唱団

・第9番(1979年5月11,12,14日)

 アグネス・バルツァ(コントラルト)、クラウス・ケーニヒ(テナー)

・第10番嬰ヘ短調 第1楽章「アダージョ」(1978年5月10-12日、6月8日、10月5-7日)

14.瞑想している時に近い精神状態になる



【以下は引用】
音楽療法などでも研究がされているようですが、ゆったりとした音楽には、脳波を瞑想している時と同じ精神状態に近づける効果があるそうです。
家に帰って、音楽を聴きながらボーッとしている時間。知らず知らずのうちに精神統一をしているのと同じ状態になっていたのかも。
http://getnews.jp/archives/1521522

ーーーーーーーーーーー
小生のお薦めは

Philips Years
https://www.amazon.co.jp/Philips-Years-Colin-Davis/dp/B00CE6P26K/ref=sr_1_9?s=music&ie=UTF8&qid=1474086441&sr=1-9&keywords=%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%B9++Box

Philips Years Box set

 サー・コリン・デイヴィス(1927〜2013年)、ハイドンからティペット(英国の現代音楽作曲家)まで15名の主要作品を15枚のCDに収めたPHILIPSの録音記録。
 オーケストラは、ロンドン交響楽団に加えて、コンセルトヘボウ、バイエルン放送SO、シュターツカペレ・ドレスデン、ベルリン・フィル、ボストン響などが並び、ピアノ協奏曲では、1960年代のヘブラー(モーツァルト15番)、70年代を中心とするコワセヴィチ(バルトーク1〜3番)、80年代のアラウ(ベートーヴェン「皇帝」)とソリストも多彩。
 特に、ベルリオーズ、シベリウス、ストラヴィンスキーといった得意の演目が聴けるのが魅力。「幻想交響曲」(1974年1月)、「火の鳥」(78年11月)はコンセルトヘボウの至芸が光り歴史的名演の誉れ高く、シベリウスの管弦楽集、「大地の歌」、「惑星」なども定評のあるもの。デイヴィスの見事な足跡を改めて振り返るにたる優れた選集と思う。

<収録情報(括弧内録音年)>

【ハイドン】
・交響曲第94番ト長調 Hob.I:94 『驚愕』(1981年デジタル)C
・交響曲第101番ニ長調 Hob.I:101『時計』(1979年)C
・交響曲第104番ニ長調 Hob.I:104『ロンドン』(1977年)C
 → ハイドン:交響曲第94番&第100番&第101番

 
【モーツァルト】
・交響曲第25番ト短調 K.183(1961年)L
・交響曲第32番ト長調 K.318(同上)L
・交響曲第40番ト短調 K.550(同上)L
 → モーツァルト:交響曲第39&第40番

・ピアノ協奏曲第15番変ロ長調 K.450(P:ヘブラー、1964年)L

・ヴェスペレ(荘厳挽課)K.339(1971年)※
・キリエ K.341(1971年アナログ録音)※
・アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618(1971年)※
・エクスルターテ・ユビラーテ K.165(1971年)※
・『ツァイーデ』〜「やすらかにお休み、私のいとしい命よ」(1982年デジタル)※
・『魔笛』〜「愛の喜びは消え」(1982年デジタル)※
・『コジ・ファン・トゥッテ』〜「お願い、許して恋人よ」(1982年デジタル)※

※キリ・テ・カナワ(ソプラノ)、エリザベス・ベインブリッジ(メゾ・ソプラノ)、ライランド・デイヴィス(テノール)、グウィン・ハウエル(バス)、ロンドン・シンフォニー・コーラス、L

 
【ベートーヴェン】
・交響曲第5番ハ短調 op.67『運命』(1992年デジタル)D
・ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 op.73『皇帝』(P:アラウ、1984年デジタル)D
 → Piano Concertos 4 & 5: Emperor

【ベルリオーズ】
・幻想交響曲 op.14(1974年)C
→ ベルリオーズ:幻想交響曲
・レクィエム op.5(1969年)※※
・テ・デウム op.22(1969年)※※

※※ロナルド・ダウド、フランコ・タリアヴィーニ(テノール)、ロンドン・シンフォニー・コーラス、ワンズワース・スクール少年合唱団、L

【ドヴォルザーク】
・交響曲第7番ニ短調 op.70(1975年)C
・交響曲第9番ホ短調 op.95『新世界より』(1977年)C

【マーラー】
・大地の歌(ソプラノ:ジェシー・ノーマン、テノール:ジョン・ヴィッカーズ、1981年)L
 → Mahler: Das Lied Von Der Erde

【シベリウス】
・交響曲第1番ホ短調 op.39(1976年)ボストン交響楽団
・交響詩『フィンランディア』 op.26(同上)同上
・交響的幻想曲『ポポヨラの娘』 op.49(同上)同上
・交響詩『タピオラ』 op.112(1975年)同上

【バルトーク】
1. ピアノ協奏曲第1番 Sz.83(1975年)
2. ピアノ協奏曲第2番 Sz.95(1968年)
3. ピアノ協奏曲第3番 Sz.119(1975年)

 スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ)L
→ Bartok: Ctos P/Pno 1 & 3

【ストラヴィンスキー】
・3楽章の交響曲(1985年デジタル)B
・バレエ音楽『火の鳥』全曲(1978年)C
・バレエ音楽『オルフェウス』(1964年)L

【ムソルグスキー/リムスキー=コルサコフ編】
・交響詩『禿山の一夜』(1979年デジタル)C

【エルガー】
・エニグマ変奏曲 op.36(1965年)L

【ホルスト】
・組曲『惑星』 op.32(1988年デジタル)ベルリン放送合唱団、ベルリン・フィル

【レーガー】
・モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ op.132(1989年デジタル)B

【ヒンデミット】
・ヴェーバーの主題による交響的変容(1989年デジタル)B

【ティペット】
・歌劇『ザ・ノット・ガーデン』全曲 [1970年、デイヴィスによる世界初演](1974年)

イヴォンヌ・ミントン(メゾ・ソプラノ)、ジョゼフィン・バーストウ(ソプラノ)、ライムンド・ヘリンクス(バリトン)、ジル・ゴメス(ソプラノ)、ロバート・ティアー(テノール)、トーマス・カーリー(バス・バリトン)、トーマス・ヘムスリー(バリトン)、コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団

<摘要>
B:バイエルン放送交響楽団
C:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
D:シュターツカペレ・ドレスデン
L:ロンドン交響楽団

13.認知能力が向上し仕事の生産性が上がるかも



【以下は引用】
作業中に音楽をかけることで、集中力を上げて生産性を向上させると考えられているようです。ちなみに、ルーチンやクリエイティブなど、業種によっても相性のいい音楽は異なる模様。
http://getnews.jp/archives/1521522

ーーーーーーーーーーーーー
小生のお薦めは

Shostakovich Complete Symphonies
https://www.amazon.co.jp/Shostakovich-Complete-Symphonies-Philharmonic-Orchestra/dp/B000G6BJS0/ref=sr_1_fkmr0_2?s=music&ie=UTF8&qid=1474083096&sr=1-2-fkmr0&keywords=%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%81++Box

Shostakovich Complete Symphonies CD, Box set

 古い音楽ファンなので1970年、レニングラード・フィルの初来日で父アルヴィド・ヤンソンスのショスタコーヴィチの5番の熱演も聴いた。その子マリス・ヤンソンスも当年古希(ゲルギエフのちょうど10才上)。父の時代は、ムラヴィンスキー全盛期で一糸乱れぬといった厳しい軍律の支配するような演奏が中心だったが、マリス・ヤンソンスの演奏は全体構成もオーケストラの操舵も柔軟であり、響きの深みと美しさをより強調している。練られた演奏であり周到に準備された録音である。

  全10CDの構成(プログラム・ビルディング)も巧み。CD1で交響曲1番&15番をパッケージし、いわば「始め」と「終わり」を結合して、全体を通観するような仕掛けとなっている(ゲルギエフ盤なども同様。相性の良い組み合わせである)。

  オーケストラの<競演>といった視点からは、手兵だったバイエルン放送響、オスロ・フィル以外では、1番(ベルリン・フィル)、5番(ウィーン・フィル)、7番(サンクト・ペテルブルグ・フィル)、8番(ピッツバーグ響)、10、11番(フィラデルフィア管)、15番(ロンドン・フィル)と多彩、かつ人気・主力の番数での有力オケの起用はヤンソンスの実力を余すところなく示している。

<収録情報>
◆交響曲
・第1番へ短調 Op.10  ベルリン・フィル(1994年6月)
・第2番ロ短調 Op.14『10月革命に捧ぐ』※ (2004年6月)
・第3番変ホ長調 Op.20『メーデー』 ※ (2005年1月)
・第4番ハ短調 Op.43 ※ (2004年2月)
・第5番二短調 Op.47 ウィーン・フィル(1997年1月)
・第6番ロ短調 Op.54 オスロ・フィル(1991年1月)
・第7番ハ長調 Op.60『レニングラード』サンクト・ペテルブルグ・フィル(1988年4月)
・第8番ハ短調 Op.65 ピッツバーグ交響楽団(2001年2月)―リハーサル付
・第9番変ホ長調 Op.70 オスロ・フィル(1991年1月)
・第10番ホ短調 Op.93 フィラデルフィア管弦楽団(1994年3月)
・第11番ト短調 Op.103『1905年』 フィラデルフィア管弦楽団(1996年12月)
・第12番ニ短調 Op.112『1917年』 ※(2004年6月)
・第13番変ロ短調 Op.113  セルゲイ・アレクサーシキン(バス) ※(2005年1月)
・交響曲第14番ト短調 Op.135『死者の歌』 ラリッサ・ゴゴレウスカヤ(ソプラノ)、セルゲイ・アレクサーシキン(バス) ※ (2005年10〜11月)
・交響曲第15番イ長調 Op.141 ロンドン・フィル(1997年4月)

◆その他
・映画音楽『馬あぶ』からの組曲 Op.97a(ロマンス、定期市) ロンドン・フィル(1997年4月)
・ジャズ組曲第1番、第2番〜ワルツ第2番、タヒチ・トロット Op.16 フィラデルフィア管弦楽団(1996年12月)
 
※はバイエルン放送響(&バイエルン放送合唱団)