Friday, September 09, 2016

Mahler People's Edition Box set, CD, Limited Edition, Import ザ・ピープルズ・エディション~ファンによるファンのためのマーラー交響曲全集(13CD)

People's Edition
People's Edition

 GUSTAV MAHLER EDITION ヘンスラー/マーラー・エディション(21CD)
 http://shokkou3.blogspot.jp/2016/01/gustav-mahler-edition.html

マーラー いまの お気に入り Mahler favorite
http://shokkou3.blogspot.jp/search?q=%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC

についで手にとる。ラインナップは充実している。順に回しているが録音は良い。アバド、カラヤン、ジュリーニらの演奏を聴くのが主目的。

土日で集中的に聴いて、愉しみつつも正直かなり疲れた。以下は以前書いたものを含めて、中間的な感想を。
 
・交響曲第1番ニ長調『巨人』 バイエルン放送交響楽団
ラファエル・クーベリック(指揮)
 
クーベリックには若き日のウィーン・フィル盤もありこれも佳演である。クーベリックにとって1番は相性の良い演目であったのだろう。本演奏は、バイエルン放送響との彼の代表盤といっていい(196710月、ミュンヘン、ヘルクレスザールでのセッション録音)。

力みのない自然体の構えであり、メロディは丁寧に美しく奏でられ、音色はバイエルン放送響の特色でややくすんでいるが明るさは失わない(第2楽章の素朴な躍動感、心地良し)。全体に鷹揚として、どこか懐かしいボヘミアンチック、じっくりと耳を傾けるにたる飽きのこない良き演奏である。

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・交響曲第2番ハ短調『復活』 イレアナ・コトルバシュ(ソプラノ)
クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ズービン・メータ(指揮)


マーラー:交響曲第2番「復活」



イレアナ・コトルバス(ソプラノ)、クリスタ・ルートヴィヒ(メッゾ・ソプラノ)、ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。1975年ステレオ録音。
ウィーン・フィルに注目すると、「復活」に関しては、古い録音だが、ケルツェ(ソプラノ)、ウェスト(アルト)、シェルヘン指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団、ウィーン・アカデミー合唱団の歴史的な名盤があったが、一般にはいまや忘却の彼方だろう。
しかし、このメータ盤がでて、アメリカの並みいる高度技術系オケの多くの演奏を押さえて、「流石、ウィーン・フィル!」の決定盤が登場し、かつその地位はいまも保たれているのではないだろうか。
メータ39才の才気溢れる演奏だが、メータとウィーンとの関係は意外と近い。1954年にメータはウィーン国立音楽大学に留学し、ハンス・スワロフスキーに学ぶ。1958年にリヴァプールの指揮者コンクールで優勝し翌年、その功績をもって幸運にもウィーン・フィルを指揮してデビューを飾る。難しいウィーン子もいわば近しい関係としてメータを迎え入れたとも言えよう。
そうした所縁もあってか、この2番では白熱の燃焼をウィーン・フィルがしているように感じる。テンポは早めだが音楽の濃度は高く、各パートの陰影に富んだニュアンスある響きは恐れ入るほどに見事である。しかも後半の3楽章に行くにつれオケが一体となった凝縮感が徐々に強まり、これは容易ならざる・・といったゾクゾクする緊張感が時にリスナーを貫く。
かってライヴ録音のような迫力と言われたが、指揮、オーケストラだけでなく独唱、合唱についても、たしかに数本の波長の異なるバイオリズムが、この演奏時だけぴたっと最高にシンクロし、一気に高揚点が上がったような偶発性を感じさせる。「一期一会」の名演といった深い感動がある。

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・交響曲第3番ニ短調 アンナ・ラーション(アルト)
ロンドン交響合唱団
バーミンガム市立少年合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバド(指揮)
滔々と流れる美音。機能主義的なドイツの優秀さを誇示するかの如く、ベルリン・フィルの妙技は、分厚い低弦から微細なニュアンスをあますところなく表現する木管まで、どのパートでもこれでもかというくらい見事。ライヴとはとても思えないノーミスの完成度。
アバドらしく柔らかく、抱擁的でかつ神経細やかな目配りがゆきとどいており、彼の得意の演目であったことがわかる。あえて言えば、ここにはマーラーの複雑な心情の襞には入り込まず、音の美しさ、音楽の楽しさ、オーケストレーションの秀抜さのみを掬い上げているような感もあるが、それもここまで徹底されれば至芸というべきだろう。好悪はあるだろうが、美し哉マーラー、楽しき哉マーラーという向きには格好の演奏だろう。

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・交響曲第4番ト長調 エディト・マティス(ソプラノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
マーラー:交響曲第4番
 
はじめ聴いて、ライナー盤との共有点を思った。ライナーもカラヤンもマーラーのなかではとりわけ「優しく典雅な」本曲をその線にそって表現せんとする姿勢は共通しているように感じる。しかし、カラヤンのほうが明るい色調と美音に徹底したライナー盤よりもより表情に深みを与えている。

(良い意味で)屈託のないアバドの演奏ともちがって、カラヤンには独自のマーラー観があるのだろう。パセティックな暗さも、マーラー特有の脱力的な空白感もときに顔をだす(そういう複雑な表現ももちろん周到に処理しているといった感じ)。文句の言いようのない見事な演奏なのだが、このどこか醒めているマーラー解釈には違和感を覚える向きもあろう。それゆえに、最後のマティスの詠唱がリスナーを暖かく包み込んでくれる癒しの効果は大きい。

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・交響曲第7番ホ短調『夜の歌』 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバド(指揮)
 

アバド/ベルリン・フィルのライヴ盤。上記マーラー3同様、熱のこもった演奏。アバドのマーラーには一切の張ったりがない。自然体の構えで屈託のなさこそ、アバドの魅力である。「生病老死」のなか、マーラーの音楽には、しばしば「生」の明るさのうちに「死」の翳がさすが、アバドのアプローチは、生きとし生ける物への愛着のまえに、「病老死」の不安を巧みにセーブしているかのようだ。聴いていて暗さも妙な深刻さもない。

その一方、ベルリン・フィルの能力全開に、オーケストラの饗宴とでもいうべき素晴らしい音響を引き出している。ベルリン・フィルはカラヤン時代に比べて、生き生きと思い切りよく臨場しているように思われる。特に声楽を伴わない7番ではそうした特質が遺憾なく発揮されている。大変優れた7番ライヴである。

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【以下は引用】
マーラー:ザ・ピープルズ・エディション
ファンによるファンのためのマーラー交響曲全集
ジュリーニ、バーンスタイン、アバド、カラヤンらの名演集!
ドイツ・グラモフォンのユニークなマーラー企画。音楽ファンの人気投票によって各曲の演奏を選んで交響曲全集をつくるというもので、投票はウェブサイト上で実施、DGとDECCAの音源を対象に、5000以上の票が集計されています。 結果は順当なもので、日本でも人気のあるジュリーニ&シカゴ響の第9番はじめ、カラヤン&ベルリン・フィルの第4番、アバド&ベルリン・フィルの第3番と第7番、バーンスタイン&ウィーン・フィルの第5番と第6番など有名な演奏が選ばれています。


【概要】
  • CD 1 交響曲第1番 クーベリック (DG)
  • CD 2 交響曲第2番 メータ (DECCA)
  • CD 3 交響曲第3番 アバド (DG)
  • CD 4 交響曲第3番 アバド (DG)
  • CD 5 交響曲第4番 カラヤン (DG)
  • CD 6 交響曲第5番 バーンスタイン (DG)
  • CD 7 交響曲第6番 バーンスタイン (DG)
  • CD 8 交響曲第6番 バーンスタイン (DG)
  • CD 9 交響曲第7番 アバド (DG)
  • CD10 交響曲第8番 ショルティ (DECCA)
  • CD11 交響曲第9番 ジュリーニ (DG)
  • CD12 交響曲第9番 ジュリーニ (DG)
  • CD13 交響曲第10番 シャイー (DECCA) 
【CD1】

・交響曲第1番ニ長調『巨人』 バイエルン放送交響楽団
ラファエル・クーベリック(指揮)

録音時期:1967年10月
録音場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール
録音方式:ステレオ(セッション)

マーラーの作品が孕むさまざまな要素をことごとく抽出しながらも、決して感情過多や音響過多に陥ることの無い演奏の背景には、クーベリックが、マーラーと同じくボヘミアの出身であること、バイエルン放送交響楽団の所在地であるミュンヘンが地理的にチェコに近く、ボヘミア的な要素の表現にも適性があったことが関係しているのではないでしょうか。
実際これらの演奏では、マーラー作品でよく聴かれる民謡風な旋律や民俗的な舞曲のリズムが実に魅力的であり、深刻な部分や大音量の部分も、そうしたディテール情報の蓄積・展開・再構築といったプロセス抜きには説得力を獲得することが難しいということを強く印象付けてくれます。
ヴァイオリンとピアノの演奏に長け、また、作曲を通じてもさまざまな楽器の特性を知り抜いていたクーベリックだけに、ここでもオーケストレーションへの配慮が実に高水準で、クレズマー・ミュージックや農村の草いきれを連想させるような素朴な質感から、新ウィーン楽派の到来を予告するような場面での鋭利な質感にいたるまで、巧みに描きわけられています。
ヴァイオリンを両翼に配した楽器配置も効果的。セッション録音で楽器間のパースペクティヴが適切なこともあって、各楽器の「歌」がより際立つことに繋がっています。
旋律表現をとても大事にしたクーベリックの演奏で聴くと、マーラーがなぜ交響曲と歌曲ばかり書いたのか何となくわかるような気がしてきます。それくらい、ここでの抒情的な美しさをたたえた表現は素晴らしく、なにげない旋律に込められた憧れや喜び、恋愛感情、失意といった要素が、名歌手が言葉に気持ちを込めて歌うかのように表されているのが印象的な演奏です。

・『花の章』 ボストン交響楽団
小澤征爾(指揮)

録音時期:1977年10月
録音場所:ボストン、シンフォニー・ホール
録音方式:ステレオ(セッション)

小澤征爾若き日の快演として知られるDGの交響曲第1番は、『花の章』つきで録音されながらも、当初LPでの発売は4楽章版で、CDになってから初めて『花の章』つきでリリースされました。マーラー自身によってカットされ、紛失したとされていたこの楽章の楽譜は、第二次世界大戦後に発見され、1968年になってようやく出版されたという経緯を持ちます。シューベルトの影響もみられる美しい音楽です。


【CD2】

・交響曲第2番ハ短調『復活』 イレアナ・コトルバシュ(ソプラノ)
クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ズービン・メータ(指揮)

録音時期:1975年2月
録音場所:ウィーン、ゾフィエンザール
録音方式:ステレオ(セッション)

メータの最高傑作との呼び声が高いデッカの名盤。オーケストラ、声楽陣ともにきわめてグレードが高く、微細な音から壮大なトゥッティに至るまで、常に曲線的な要素を孕みながら複雑な色彩を示すその音響には独特な魅力があります。
第1楽章展開部後半、強烈な迫力をみなぎらせて推進される部分でさえ、千変万化する音色の冴えがとても印象的で、ゾフィエンザール録音ならではの豊麗な音響もあって、鳴りきったウィーン・フィルの魅力を満喫することができます。
声楽陣も優秀です。コトルバシュの澄んだ美声、ルートヴィヒの深い歌、そしてウィーン国立歌劇場合唱団の表情豊かな合唱が感動的なクライマックスへといざないます。


【CD3 & CD4】

・交響曲第3番ニ短調 アンナ・ラーション(アルト)
ロンドン交響合唱団
バーミンガム市立少年合唱団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバド(指揮)

録音時期:1999年10月
録音場所:ロンドン
録音方式:デジタル(ライヴ)

1998年10月の来日公演でも大評判となったクラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるマーラーの交響曲第3番。
 CDに収録されているのは翌1999年10月11日にロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールでおこなわれた公演をライヴ録音(4Dオーディオ・レコーディング)したもので、合唱以外は同じ演奏者によっています。
 アバドは1980年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ともこの作品を録音しており、今回は19年ぶり2度目ということになります。
 まず驚くのは、ライヴ録音もついにここまできたかと唸らされる録音の良さ。通常の演奏会をそのまま収録しているため、オーディエンス・ノイズは当然存在しますが、質感がリアルなので、臨場感の高まりにかえって貢献してくれています。
「床を這うような」というオーディオ的な形容詞が即座に理解される重低音も魅力と迫力を兼ね備え、その他、高音の繊細な表情やトゥッティでの決してうるさくならない響きなど、現代屈指の技術力を持った超一流のオーケストラ・サウンドが実に克明に再現されています。ちなみにエンジニアはクラウス=ペーター・グロスです。
 もちろん演奏も非常に優秀なものです。
 膨大な情報量のスコアを的確に整理し、絡み合う動機・主題・裏主題などを絶妙に際立たせ、ほとんど分裂ぎみとも思える作品から、流れを見事に表出しているのです。
 激情に流されることなく、スコアの流れに沿って噴出されていくエネルギーは、聴く者に好感の持てる昂揚感を与えてくれる一方で、叙情的なパッセージにおける気品豊かな歌いまわしの美しさも強く印象に残ります。
 オーボエのポルタメントぎみの処理にアバドらしい研究成果が現れる第4楽章では、前年に日本でも歌ったラーションの、威厳を保ちながらも伸びやかな美声が見事で、続く第5楽章でも、弦とホルンのコラールに乗った祈りの表情はアバドの棒共々素晴らしいものです。
 第6楽章でコーダに向けて集約されてゆく緊張とその解放も大きく成功しており、終演後のブラヴォーにも思わず納得させられます。
 また、威容を湛えた冒頭のホルンから確固たる自信に満ちたベルリン・フィル・サウンドを満喫出来るほか、トロンボーンやポストホルンなど各楽器の正確さと豊かな表情も大きな聴きどころと言えます。


【CD5】

・交響曲第4番ト長調 エディト・マティス(ソプラノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

録音時期:1979年
録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
録音方式:ステレオ(セッション)


【CD6】

・交響曲第5番嬰ハ短調 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
レナード・バーンスタイン(指揮)

録音時期:1987年9月
録音場所:フランクフルト、ゼンパーオーパー
録音方式:デジタル(ライヴ)

映像含め、正規で3種残されているバーンスタインのマラ5の中で最も濃厚な演奏の聴けるDG制作になる録音。遅いテンポと粘るフレージングによって激情的に表現されたそのアプローチには独特な魅力があり、第2楽章と第3楽章では晩年のバーンスタインならではの表現レンジの広大さが作品に込められた慟哭やノスタルジーを深く深く描きだしています。オーケストラがウィーン・フィルということもあり、バーンスタインの直情的な傾向や粘りといった要素も豊麗なサウンドにうまく昇華され、両者の相性の良さが最高の充実感を生み出しているのが大きなポイントです。


【CD7 & CD8】

・交響曲第6番イ短調『悲劇的』 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
レナード・バーンスタイン(指揮)

録音時期:1988年
録音場所:ウィーン、ムジークフェライン
録音方式:デジタル(ライヴ)



【CD9】

・交響曲第7番ホ短調『夜の歌』 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバド(指揮)

録音時期:2001年5月
録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
録音方式:デジタル(ライヴ)

2001年3月の胃癌発表のあとということもあってか、どこか吹っ切れたような自信に満ちた演奏が聴かれます。ベルリン・フィルの7番といえば1992年に収録されたハイティンク盤(CD・DVD)が知られていましたが、アバドの演奏は、このオーケストラから歌と力に満ちた音楽を引き出していて、ハイティンクとはまた異なる感銘を与えてくれます。 DG制作。


【CD10】

・交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』 ヘザー・ハーパー(ソプラノ)
ルチア・ポップ(ソプラノ)
アーリーン・オジェー(ソプラノ)
イヴォンヌ・ミントン(メゾ・ソプラノ)
ヘレン・ワッツ(アルト)
ルネ・コロ(テノール)
ジョン・シャーリー=カーク(バリトン)
マルッティ・タルヴェラ(バス)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン楽友協会合唱団
ウィーン年合唱団
シカゴ交響楽団
サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)

録音時期:1971年8月&9月
録音場所:ウィーン、ゾフィエンザール
録音方式:ステレオ(セッション)

ショルティ&シカゴ響のヨーロッパ公演の際にウィーンでおこなわれた録音で、豪華なキャストが話題になりました。演奏も素晴らしいもので、長大で流動的な構造の第2部を、がっちりと構築的に仕上げるなど、いつもながらのショルティの造型志向はここでも健在。
第2部とは対照的に構造的求心性の強い第1部では、持ち前のダイナミックなアプローチが功を奏し、対位法的な部分の捌きを含めいたるところに爽快な山場がつくられていて快適です。デッカ制作。


【CD11 & CD12】

・交響曲第9番ニ長調 シカゴ交響楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)

録音時期:1976年4月
録音場所:シカゴ、メディナ・テンプル
録音方式:ステレオ(セッション)

旋律を気品高く歌わせることにかけて素晴らしい才能を発揮するこの巨匠ならではの、聴き応え抜群の演奏で、正規盤では最長の31分45秒をかけてじっくり構築した第1楽章は、遅いテンポにもかかわらず、息の長いフレージングのおかげで全く弛緩せず、実に美しい演奏を聴かせてくれます。
もちろん、展開部の大詰めでは、シカゴ響の強大なパワーが炸裂するため、表現レンジの広さはまさに無類です。DG制作。


【CD13】

・交響曲第10番嬰へ短調 ベルリン放送交響楽団
リッカルド・シャイー(指揮)

録音時期:1986年10月
録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
録音方式:デジタル(セッション)

デリック・クック第3稿第1版を使用。ラトルやザンデルリングと異なりヴァージョンに忠実な演奏で、作品紹介に徹する洗練された演奏が魅力的です。デッカによる優秀録音。
 

 

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