日曜日, 6月 07, 2020

Conducts Shostakovich Ormandy, Eugene


オーマンディは米国にあって、実はショスタコーヴィッチ演奏の先駆者である。残念ながら、その音源はあまり有名ではないが、以下のラインナップ等が知られている。

◆ショスタコーヴィッチ集(交響曲第1番、第4番、第5番、第10番、チェロ協奏曲第1番、組曲「黄金時代」作品22a‾第3曲:ポルカ) オーマンディ・コンダクツ・ショスタコーヴィチ
◆交響曲第1番&チェロ協奏曲第1番 Shostakovich: Symphony No.1, Cello Concerto No. 1 (このジャケット写真の両雄の表情は実によい)
◆交響曲第4番、第10番 Symphonies 4 & 10
◆交響曲第13番 「バービイ・ヤール」 ショスタコーヴィチ:交響曲第13番「バービイ・ヤール」
◆交響曲第14番 「死者の歌」 ショスタコーヴィチ:交響曲第14番「死者の歌」&ブリテン:「ピーター・グライムズ」‾4つの海の間奏曲
◆交響曲第15番 Symphony 15 in a Major / Piano Sonata 2

<以下は第5番について>
第5番はバーンスタイン盤とかぶるので、当時のレコード会社の方針もあってか、バーンスタインの第5番+オーマンディのチェロ協奏曲第1番(ヨー・ヨー・マ)のカップリングが主力で、オーマンディの第5番の存在の影はうすかった。

しかし、これはこれで素晴らしいものである。フィラデルフィア・サウンドを強調するあまり、各楽器を際立たせた録音になっており、その分全体の構成力が見えにくいが、よく耳を研ぎ澄ませば、全体のバランスもよく、熱情型とは異なるテンポの安定した冷静で分析的な演奏であることがわかる。曖昧さのない明解で、かつクリアなサウンドは、作曲家自身が高く評価したとおりショスタコーヴィッチの優れたオーケストレーションをよく描ききっていると思う。


https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2LMUDDM9BZ4YP/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B082BXFM9R

(参考)

20世紀オーケストラ作品集 オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団 Eugene Ormandy Conducts 20th Century Classics

オーマンディ Eugene Ormandy

ハンガリアン・ファミリー 再考




伝説の指揮者たち

伝説の指揮者たち[10枚組]


歴史的名盤の宝庫 (amazon.co.jp)

まず、ベートーヴェンでは「コリオラン序曲」と第3番はクナッパーツブッシュ。かなり個性的な演奏で、彼のファン向け。一方、第4番のクライバーは尊敬するベーム追悼の歴史的な名盤。第7番のクレンペラー盤は、録音はいまいちだが、魂魄の演奏。第9番のカラヤンは小生の好きな演奏だが、録音の古さを考えるとほかに多くの選択肢がある。

次にブラームスだが、これは聴き物。いずれも録音は古く要留意だが、チェリビダッケの第1番は迫真の逸品。バルビローリの第2番は彼の得意の演目。クレンペラーの第3番も堂々たる大家の風格がある。

ブルックナーでは、フルトヴェングラーの第4番。音は劣悪ながら、ほかでは味わえない深遠な精神性を感じさせる。一方、第5番のサヴァリッシュは比較的新しい音源だが、楷書体の手堅く緊張感ある佳演である。

その他、ベームの「英雄の生涯」も同曲きっての秀演。ギリシア出身のミトロプーロスは実は凄い指揮者で、彼なくしてNY後任のバーンスタインの活躍はなかったかも知れない。プロコフィエフの切れ味は抜群。最後に、フリッチャイの「悲愴」には才能にあふれながら早世した彼自身の因縁を思う。



【以下は引用】

内容紹介


『伝説の指揮者たち』 ~ ORFEOレーベル40周年記念
ベーム、サヴァリッシュ、C.クライバー、ミトロプーロス、クナッパーツブッシュ、クレンペラー、フリッチャイ、カラヤン、チェリビダッケ、バルビローリ、フルトヴェングラー

【DISC 1】 カール・ベーム(1894-1981)
・シューベルト: 交響曲 第2番 変ロ長調 D 125
・R.シュトラウス: 交響詩「英雄の生涯」 Op. 40
カール・ベーム(指揮)
バイエルン放送交響楽団
録音: 1973年9月29日 ヘルクレスザール、ミュンヘン (ライヴ)

【DISC 2】 ヴォルフガング・サヴァリッシュ(1923-2013)
・ブルックナー: 交響曲 第5番 変ロ長調 原典版
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
バイエルン国立管弦楽団
録音: 1990年9月28、29日、1991年3月18-20日 ミュンヘン大学

【DISC 3】
カルロス・クライバー(1930-2004)/ ディミトリ・ミトロプーロス(1896-1960)
・ベートーヴェン: 交響曲 第4番 変ロ長調 Op. 60
カルロス・クライバー(指揮)
バイエルン国立管弦楽団
録音: 1982年5月3日 ミュンヘン国立劇場 (カール・ベーム追悼コンサート ライヴ)
・プロコフィエフ: 交響曲 第5番 変ロ長調 Op. 100
ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)
バイエルン放送交響楽団
録音: 1954年7月9日 ヘルクレスザール、ミュンヘン (モノラル)

【DISC 4】 ハンス・クナッパーツブッシュ(1888-1965)
・ベートーヴェン: コリオラン序曲 Op. 62
・ベートーヴェン: 交響曲 第3番 変ホ長調 Op. 55 「英雄」
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音: 1954年1月17日(コリオラン)、1962年2月17日(英雄)
ムジークフェラインザール、ウィーン (ライヴ、モノラル)

【DISC 5】 オットー・クレンペラー(1885-1973)
・ブラームス: 交響曲 第3番 ヘ長調 Op. 90
・ベートーヴェン: 交響曲 第7番 イ長調 Op. 92
オットー・クレンペラー(指揮)
ウィーン交響楽団
録音: 1956年3月8日 コンツェルトハウス、ウィーン (ライヴ、モノラル)

【DISC 6】 フェレンツ・フリッチャイ(1914-1963)
・チャイコフスキー: 交響曲 第6番 ロ短調 Op. 74 「悲愴」
フェレンツ・フリッチャイ(指揮)
バイエルン放送交響楽団
録音: 1960年11月24日 ヘルクレスザール、ミュンヘン (モノラル)

【DISC 7】 ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908-1989)
・ベートーヴェン: 交響曲 第9番 ニ短調 Op. 125
リーザ・デラ・カーザ(ソプラノ)
ヒルデガルト・レッセル=マイダン(アルト)
ヴァルデマール・クメント(テノール)
オットー・エーデルマン(バス)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ウィーン楽友協会合唱団
ウィーン交響楽団
録音: 1955年6月25日 ムジークフェラインザール、ウィーン
(ライヴ、モノラル)

【DISC 8】 セルジュ・チェリビダッケ(1912-1996)
・リスト: 交響詩 「前奏曲」
・ブラームス: 交響曲 第1番 ハ短調 Op. 68
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
ウィーン交響楽団
録音: 1952年10月30日 コンツェルトハウス、ウィーン
(ライヴ、モノラル)

【DISC 9】 サー・ジョン・バルビローリ(1899-1970)
・ブラームス: 交響曲 第2番 ニ長調 Op. 73
・ヴォーン=ウイリアムズ: 交響曲 第6番 ホ短調
サー・ジョン・バルビローリ(指揮)
バイエルン放送交響楽団
録音: 1970年4月10日 ヘルクレスザール、ミュンヘン (ライヴ)

【DISC 10】 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)
・ブルックナー: 交響曲 第4番 変ホ長調 「ロマンティック」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音: 1951年10月29日 ドイツ博物館コングレスザール
(ライヴ、モノラル)