土曜日, 5月 11, 2019

ニューヨーク・フィルで聴くブルックナー


Sony Classical SICC-1960

ブルックナー
交響曲第9番ニ短調WAB109[ノーヴァク版]

【演奏】
ニューヨーク・フィルハーモニック
指揮:レナード・バーンスタイン

【録音】
1969年2月4日、ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール
[オリジナル・プロデューサー]ジョン・マクルーア
ADD/STEREO

【以下は引用】
膨大なレパートリーを誇ったレナード・バーンスタインですが、ブルックナーの交響曲の演奏に当たっては非常に慎重で、セッション録音が残されたのは交響曲第9番のみで、1969年のニューヨーク・フィル、1990年のウィーン・フィルとの2種類しかありません。当アルバムは、ニューヨーク・フィル音楽監督としての最後のシーズン中、1969年1月下旬に行なわれた4回の定期でモーツァルトのピアノ協奏曲第9番(ソロはジョン・ブラウニング)との組み合わせでこの曲を取り上げた直後、2月4日にフィルハーモニック・ホールで行なわれたセッションで収録された第1回目の録音です。ノーヴァク版を使用し、遅めのテンポで堂々たる響きを一貫させながら、博覧強記で知られ作曲者としての視点も併せ持っていたバーンスタインらしい、緻密な分析が随所に光る個性的な名演です。

解説:黒田恭一、横原千史
タワーレコード (2015/09/25)


New York Philharmonic 2003

『ニューヨーク・フィル自主制作盤『バーンスタイン・ライヴ』
DISC8
 バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番/バーンスタイン(P)、スターン(VN)、ウンマー(FL)(1959.12.5)
 ブルックナー:交響曲第6番(1976.3.27)
 
 
Memories MR2574
 
ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」
(クリーヴランド管、1966年1月27日ステレオ・ライヴ)、
交響曲第7番
(ニューヨークフィル、1964年3月29日ライヴ)、
交響曲第8番
(コンセルトヘボウ管、1951年6月28日ライヴ)

【演奏】
ジョージ・セル指揮
 
【以下は引用】
 今なお高い人気を誇る大指揮者ジョージ・セルのブルックナー・ライヴを集成した好企画。第3番は、セルが愛奏した曲です。この当時も第3番を主要レパートリーにしている指揮者は世界的にもそう多くありませんでした。高名なソニーのスタジオ・セッションの前日のライヴで嬉しいステレオ録音!当然のことながらライヴ故に荒々しい雰囲気が横溢しております。クリーヴランドの妙技と共にはっとするような緊張感も素晴らしい演奏です。第7番は最晩年には、音楽顧問も務めたことのある馴染み深いニューヨークフィルがお相手です。若干のテープヒスや回転不備があります。1964年は当然のことながらバーンスタイン治世の時代ですが、セルは恰幅の良いあたかもヨーロッパのオーケストラのような渋みとコクのあるサウンドを引き出しております。クリーヴランドよりも温かみのある音色であることも注目です。第8番はオランダ音楽祭にコンセルトヘボウ管を率いて出演した際のライヴ。この1951年は奇しくもコンセルトヘボウ管、中興の祖メンゲルベルクが没した年です。セルは1951年9月には再びアムステルダムを訪れてデッカにブラームスの交響曲第3番とドヴォルザークの交響曲第8番をスタジオ録音しております。高名なソニーのスタジオ録音ではセルはノヴァーク版第2稿で演奏しておりますが、当ライヴでは改訂版です。かなりのカットが散見される点が惜しいものの、コンセルトヘボウ管の魅惑の音色は手に取るようにわかりますし、聴衆を前に燃える巨匠の姿が見事に記録されております。
ミューズ貿易
発売・販売元 提供資料 (2017/12/13)


Memories   MR2343

ブルックナー: 交響曲ライヴ名演集
第4番「ロマンティック」(NBC、1940年2月10日)
第7番(NYP、1954年11月23日)
第8番(NYP、1941年1月26日)

第9番(フィラデルフィア管、1948年2月28日)

【以下は引用】
ワルターはヨーロッパをナチズムに追われて辿りついた新天地アメリカに於いてブルックナーの交響曲の紹介に邁進しようと誓ったと言われております。その証拠に取上げる頻度は非常に多く、ライバルのトスカニーニ他がブルックナーに熱心でないことも強みとなり、ワルターはアメリカに於いてブルックナーの権威と目されておりました。特に、第4番、第7番の上品なアプローチが評価が高いようですが、ライヴともなると、本心を曝け出す凄絶な演奏を聴かせております。トスカニーニのオケ、NBCとの「ロマンティック」はその代表的な名演で、かなり速いテンポを採用し、テンポ変化によってドラマを生み出します。第7番は、流麗そのものですが、やはりテンポは意識的に早くソリッドな名演。第8番は1941年と言う年代らしい、癇癪玉のような感情表出を隠そうともせず、その特徴は第1楽章、第4楽章の荒々しさに顕著です。第9番は、戦後ヨーロッパに復帰後も演奏を繰り返した愛奏曲で珍しいフィラデルフィア管との演奏と言うのもそそられます。
ミューズ貿易
発売・販売元 提供資料 (2014/06/09)
 
Archipel ARPCD144
 
ブルックナー:交響曲第9番、ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集/フラグスタート(S)、ワルター(指揮,P)&NYP(1953.2.7(or12.27/1952.3.23)
 
ブルックナー: 交響曲 第9番 (自筆原稿に基づくオーレル版)
【演奏】
ブルーノ・ワルター(指揮)、ニューヨーク・フィルハーモニック
【録音】
1946年3月17日 Carnegie Hall
 
Sony Classical SMK64480
 
Bruno Walter Edition - Bruckner: Te Deum; Mozart: Requiem
 
指揮 : ブルーノ・ワルター                            
演奏者 : マーサ・リプトンDavid LloydWilliam Warfieldフランシス・イーンドジェニー・トゥーレルイルムガルト・ゼーフリートMack Harrellレオポルド・シモノー

Memories MR2247
 
ブルックナー: 交響曲第3番「ワーグナー」 (マンハイム国立管、1963年5月)
ブルックナー: 交響曲第7番 (ニューヨークフィル、1960年2月)
【演奏】
パウル・ヒンデミット(指揮)
 
【以下は引用】
指揮者ヒンデミット、しかもブルックナーの演奏を集成した好企画。指揮者ヒンデミットというと必ず語られるエピソードがあります。第一にウィーンフィル初来日は、ヒンデミットの指揮であったこと。1953年のバイロイト音楽祭の第9はヒンデミットが指揮したこと。しかもその演奏は凡演で凄まじい悪評を浴びたこと。クレンペラーはヒンデミットの指揮を見下していたこと。などです。しかし自作の指揮の評判は悪くなく真価は正に闇と伝説に包まれておりました。今回登場のブルックナーでは、第3番は確かに何というかギクシャクした、意図的なのか偶然なのか判然しない演奏です。ただし個性的という点では、評価されてしかるべきでしょう。ブル7はニューヨークフィル客演時のライヴ。当時のアメリカでブルックナーを携え客演したというのも自信の表れでしょうか。かなりの快速テンポでスイスイ進む異形のブルックナーです。
ミューズ貿易新社
発売・販売元 提供資料 (2013/04/23)
 
Memories MR2461
 
ブルックナー:
交響曲第4番「ロマンティック」(1964年3月8日フィルハーモニックホール)
交響曲第8番(1961年12月2日カーネギーホール)
交響曲第9番(1965年2月カーネギーホール)

【演奏】
ヨゼフ・クリップス指揮
ニューヨークフィル
 
【以下は引用】
巨匠ヨゼフ・クリップスと言うと、上品なウィーンの香りなどという色眼鏡と先入観で見られがちですが、戦後の主たる活躍の場所はアメリカとイギリスでした。特にアメリカではバッファローフィル、サンフランシスコ響の音楽監督となってアンサンブルを鍛え直し高い評価を得ております。芸風も実演ではゴツゴツとした荒々しさを持ち、リズム感抜群で推進力に富んでおります。ニューヨークフィルには1961年にデビュー(当盤に含まれるブル8)し、余程好評だったのか以後毎年のように客演しております。さて、今まで聴くことのできなかったクリップスのブルックナーは相性抜群のニューヨークフィルとの大作三曲。これが何と改訂版による演奏です。「ロマンティック」はかなり大袈裟な改訂がなされています。ブル8の終楽章は何と18分。ブル9も無理矢理素朴さを演出するかのようなあざとい書き足しがあります。こうなるともはや愉快としか言い様がありません。ひょっとするとクリップス自身のアレンジかもしれません。音質はヒスノイズが若干目立ちマアマアというレベルですが、久々に楽しく聴けるブルックナーとして一押しのセットと申せましょう。
ミューズ貿易
発売・販売元 提供資料 (2015/10/15)
 
Warner Classics 2564659422
 
ブルックナー:
『交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」』
『交響曲第7番ホ長調』
【演奏】
クルト・マズア(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
【録音】
1993年10月, 1991年9月(デジタル:ライヴ)
 
【以下は引用】
終始冷静で極端なダイナミック感は避け、冷たくも暖かく柔らかい音。基本的なアプローチを完璧に熟すことによって、これまでにないニューヨーク・フィルのみごとなロマンティックなブルックナーを作り出しています。
ワーナーミュージック・ジャパン
発売・販売元 提供資料 (2012/07/10)

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