日曜日, 10月 10, 2021

モーツァルト:弦楽四重奏曲集(ジュリアード弦楽四重奏団)名盤探訪


 










ジュリアードのハイドン・セット、明燦にして緻密

ジュリアード弦楽四重奏団の代表的名盤。第1ヴァイオリン(1st Vn.) がロバート・マン、第2ヴァイオリン(2nd Vn.)がアール・カーリス、ヴィオラ (2nd Vla.)がサミュエル・ローズ、チェロ(Vc.)がジョエル・クロスニックのメンバーによる1977年、ニューヨークでの収録である。

テンポは軽快、表現に統一感があり、明るさは強く、陰影は控えめに演奏されるので、全体として暗さが抑制されている。音はクリアで甘ったるさはなく、テクニックは磨かれているがそれを誇示することはない。その総合により、全体の基調としては、「明燦」という言葉がふさわしく、モーツァルトの手塩にかけた傑作を緻密に研究し尽くして世に送っているという感想をもつ。

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ここは本当に多様な選択肢があるだろう。以下は参考まで

モーツァルト:弦楽四重奏曲第14~19番
  モーツァルト:弦楽四重奏曲第14~19番  
 ジュリアード弦楽四重奏団
リスト作成者のコメント:
 "アメリカニューヨークのジュリアード音楽院の
校長だった作曲家、ウィリアム・シューマンの
提唱により、ジュリアード音楽院の教授らによ
って1946年に結成された弦楽四重奏団である。
ヨーロッパ出身の弦楽四重奏団のような民族
色はないが、完璧なアンサンブル、緻密で明快
な音楽解釈、高度な統一感のもたらす音楽表
現の広さにより、現代の弦楽四重奏団の最高
峰の一つとされている"
 

モーツァルト:弦楽四重奏曲集
  モーツァルト:弦楽四重奏曲集  
 バリリ四重奏団
リスト作成者のコメント:
 "バリリについては別に取り上げよう"


モーツァルト : 弦楽四重奏曲第14番 ~第19番 (ハイドン四重奏曲全曲)
  モーツァルト : 弦楽四重奏曲第14番 ~第19番 (ハイドン四重奏曲全曲)  
 アルバン・ベルク四重奏団
リスト作成者のコメント:
 "77年から78年にかけて録音され,すでに
名盤としての評価を得ているアルバン・ベ
ルクSQによる「ハイドン・セット」"


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